わ行


空挺科ワーキア  

地上戦を専にする兵科。かつては地上軍という名称で星界軍とは指揮系統が独立していたが、ジムリュアの乱を機に解体され、一兵科になった。その性質上、兵士だけでなく翔士地上人が大部分を占める。

乗用艇ワーフ  

個人・家が所有する星系内航行船。

推進銃ワーリア  

無重力空間での移動に用いる銃。発射の反動で移動する。

ワカペール  

トライフ艦隊所属の突撃分艦隊

惑星改造  

地球以外の惑星を人間が居住可能な星にする技術。通常、資金を集めたあと(回収は確実なので戦時中でもない限り投資者には事欠かない)、惑星改造技師組合等により改造作業が行われる。
具体的には氷惑星を利用した水の循環、微生物による酸素生成、薄い大気の濃度を高め、あるいは高圧の大気の余分な部分を固定して薄める作業などをまず行う。それから単細胞微生物、多細胞生物を順番に撒き、その後高等植物による土壌生成、生態系の構築などを行う。帝国創設の頃は1世紀以上かかるのが普通だったが、現在では30年以上を要することは滅多にない(通常50年程度という記述もある)。
かつては代官とは別に熟達の惑星改造技師開拓代官に任命し、技術者の一段と共に常駐させるのが普通だったが、技術の進歩に伴い、200年頃から、専開拓代官が設置されることは珍しくなっている。ただし予定が狂うこともあり、その際に資金を貸し付けるための機関も複数存在する。

参謀長ワス・カーサレール  

商館長ワス・ゲカル  

記録長ワス・サクンソセール  

都市船時代の記録部の最高責任者。

侍従長ワス・ベイケブレール/侍従長ワス・ベイケブレル  

家などに仕える侍従たちの長。子供たちの躾なども担当する。

艦載艇整備班長ワス・ポネール  

艦載艇の整備を担当している従士達の長。

忘れじの広間  

忘れじの広間グレーシュ・フローネタラ

勝利の舞ワドロス・サーソト  

上空を制圧したことを告げる星界軍の示威行動。地上世界にも知られている。

戦闘配食ワニール  

栄養剤を練り込んで棒状に焼き固めた、高栄養の食品。一食ごとに異なる味だが、アーヴ好みの薄味で、地上世界出身者には人気がない。水なしで食べるともそもそする。

湖畔の間ワペス・グロニル・ビテュム  

クテール級輸送艦バトクテルに備えられた公園甲板の一つ、第四公園甲板ゾク・デウル・ゴナの通称。池と絨毯芝に覆われた部分から成り、芝の部分は疎らに木が植えられている。天井と壁面は幻影塗装で、抜けるような青空の下、広大な湖畔に佇んでいるかのような錯覚を与えるようになっている。鳥など本物の生き物もいる。

諸上皇の間ワベス・ファニガラク  

上皇会議が行われる、帝宮にある円形の広間。広間の床の中央には八頸竜が描かれ、正面には一段高い壇があり、諸上皇の立体映像が投影される。

謁見の広間ワベス・ベゾーロト/謁見の広間ワベス・ベローゾト  

  • 帝宮の都市船アブリアル部分にある広間。かつては皇帝が日常的な執務に用いていたが、時代と共に格が上がり、現在では重要で神聖な儀式や国事にしか使用されない。天井には梁がいくつも渡されているが、それが支えるべき屋根はなく、代わりに光繊維を通して導かれた恒星アブリアルと青空が、散乱面を輝かせている。梁からは領主紋章旗が下がっている。床は黒大理石。八王家紋章旗に取り囲まれた、ひときわ大きな帝国旗を背にして、翡翠の玉座が置かれている。玉座を見上げる位置には白い絨毯が敷かれている。
    第2次ラクファカール防衛戦時には帝都防衛団司令部が置かれた。
  • 969年当時の機動帝宮にある広間。1.と比べても遜色ない広さがあり、装飾が施されている。天井からは諸侯たちの紋章旗が下がり、人工的な光が注いでいる。
  • 969年当時の副帝宮殿にある広間。

飛燕草の広間ワベス・リゼル  

帝宮にある、儀式や皇帝の日常的な執務を行うための広間。飛燕草が花を咲かせている。中央には人が歩き回れるよう黒大理石の石畳になった部分があり、渦状銀河が銀で象眼してある。その一方は壇になり、四隅に八頸竜をあしらう柱で囲まれている。壇上には皇帝用の椅子が置かれている。

千日紅の広間ワベス・リホン  

クリューヴ王宮にある、クリューヴ執務室の一つ。謁見などに用いられる。
第2次ラクファカール防衛戦時には、クリューヴ王宮要塞の戦闘指揮所として用いられた。

始祖の間ワベス・ロファイル  

帝宮の中心部にある、旧式の人工子宮が保管されている空間。
アブリアルのもととなった探査船内で人工子宮を保管していた部屋。

重力制御機関ワムリア  

大型艦や軌道城館などに搭載される、重力を人工的に発生、調節する機関。これによりかなりの高加速にも耐えることが出来るし、無重力空間でも重力下で生活できる。砲撃の反動を緩和したり、疑似砲発射時の反動を創り出すのにも用いられる。

重力制御ワムロス  

無重力状態でも生活しやすいように、一定方向に人工重力を生み出すこと。加速によるもの、遠心力を利用するもの、重力制御機関を用いるものなどがある。

家徴ワリート  üaritec

アーヴにのみ見られる、一族共通の肉体的特徴。遺伝子に刻むことによって発現させる。アブリアルの耳が最も名高い。

我ら、ともに永遠を抱かん  

帝国国歌の曲名。

軍政長官ワロズ・ヴォソル  

軍政の長で統帥官の一人。皇帝幕僚。969年当時はレケーフ帝国元帥

使節庁長官ワロズ・ゲーカル・スコファリメール  

使節庁の長。

宮務長官ワロズ・フリソル  

位記の交付を担当する役職。

軍令長官ワロズ・リュアゾン  

軍令本部の長で統帥官の一人。皇帝幕僚。952年〜959年当時はファラムンシュ・ウェフ=ルサム・ラザス帝国元帥。969年当時はケネーシュ・ウェフ=ステューマル・キペール帝国元帥

統帥府ワロディアシュ  

  • 統帥府会議の略称。
  • 統帥府会議用の広間。
  • 機動帝宮にある2.。部屋は無重力に保たれており、球形で、壁に虹色の花を咲かせる木が植わっている。出入り口は四カ所ある。

統帥府ワロディアシュ会議  

帝宮にある軍組織の最高機関。皇帝と三人の統帥官で構成され、帝国全体の戦略策定を担当する。専従の職員はおらず、事務は侍従が執り行う。単に統帥府とも。

わんぴーす  

下着の上に直接着る貫頭衣。クラスビュールマルティーニュ地上世界で着用されている。マルティーニュ語。

英数

アルファベット


A派遣艦隊  

スファグノーフ侯国のために派遣された人類統合体平和維持軍所属の艦隊。約900隻。
スファグノーフ門沖会戦トライフ艦隊と戦い、ほとんどが撃破され、残った27隻も星界軍に鹵獲された。

DEV903  

人類統合体平和維持軍情報収集宇宙艦ラフィールたちの乗っていた着陸莢を発見した。

FLIST0223  

スィーヴ882門人類統合体側の呼称。

KEO3799  

人類統合体平和維持軍駆逐宇宙艦艦長カルツェン少佐で乗員は24名。ゴースロスとの戦闘で撃沈。帝国四ヵ国連合の戦争における最初の犠牲者となった。

VRGE1447  

ケイシュ193門人類統合体側の呼称。