わ行
乗用艇
個人・家が所有する星系内航行船。
推進銃
無重力空間での移動に用いる銃。発射の反動で移動する。
惑星改造
地球以外の惑星を人間が居住可能な星にする技術。通常、資金を集めたあと(回収は確実なので戦時中でもない限り投資者には事欠かない)、惑星改造技師組合等により改造作業が行われる。
具体的には氷惑星を利用した水の循環、微生物による酸素生成、薄い大気の濃度を高め、あるいは高圧の大気の余分な部分を固定して薄める作業などをまず行う。それから単細胞微生物、多細胞生物を順番に撒き、その後高等植物による土壌生成、生態系の構築などを行う。帝国創設の頃は1世紀以上かかるのが普通だったが、現在では30年以上を要することは滅多にない(通常50年程度という記述もある)。
かつては代官とは別に熟達の惑星改造技師を開拓代官に任命し、技術者の一段と共に常駐させるのが普通だったが、技術の進歩に伴い、200年頃から、専門の開拓代官が設置されることは珍しくなっている。ただし予定が狂うこともあり、その際に資金を貸し付けるための機関も複数存在する。
商館長
記録長
都市船時代の記録部の最高責任者。
艦載艇整備班長
艦載艇の整備を担当している従士達の長。
忘れじの広間
→忘れじの広間
湖畔の間
クテール級輸送艦バトクテルに備えられた公園甲板の一つ、第四公園甲板
謁見の広間
- 帝宮の都市船アブリアル部分にある広間。かつては皇帝が日常的な執務に用いていたが、時代と共に格が上がり、現在では重要で神聖な儀式や国事にしか使用されない。天井には梁がいくつも渡されているが、それが支えるべき屋根はなく、代わりに光繊維を通して導かれた恒星アブリアルと青空が、散乱面を輝かせている。梁からは領主の紋章旗が下がっている。床は黒大理石。八王家の紋章旗に取り囲まれた、ひときわ大きな帝国旗を背にして、翡翠の玉座が置かれている。玉座を見上げる位置には白い絨毯が敷かれている。
第2次ラクファカール防衛戦時には帝都防衛団司令部が置かれた。 - 969年当時の機動帝宮にある広間。1.と比べても遜色ない広さがあり、装飾が施されている。天井からは諸侯たちの紋章旗が下がり、人工的な光が注いでいる。
- 969年当時の副帝宮殿にある広間。
飛燕草の広間
帝宮にある、儀式や皇帝の日常的な執務を行うための広間。飛燕草が花を咲かせている。中央には人が歩き回れるよう黒大理石の石畳になった部分があり、渦状銀河が銀で象眼してある。その一方は壇になり、四隅に八頸竜をあしらう柱で囲まれている。壇上には皇帝用の椅子が置かれている。
千日紅の広間
クリューヴ王宮にある、クリューヴ王の執務室の一つ。謁見などに用いられる。
第2次ラクファカール防衛戦時には、クリューヴ王宮要塞の戦闘指揮所として用いられた。
重力制御機関
大型艦や軌道城館などに搭載される、重力を人工的に発生、調節する機関。これによりかなりの高加速にも耐えることが出来るし、無重力空間でも重力下で生活できる。砲撃の反動を緩和したり、疑似砲発射時の反動を創り出すのにも用いられる。
重力制御
無重力状態でも生活しやすいように、一定方向に人工重力を生み出すこと。加速によるもの、遠心力を利用するもの、重力制御機関を用いるものなどがある。
我ら、ともに永遠を抱かん
帝国国歌の曲名。
使節庁長官
使節庁の長。
宮務長官
位記の交付を担当する役職。
軍令長官
軍令本部の長で統帥官の一人。皇帝の幕僚。952年〜959年当時はファラムンシュ・ウェフ=ルサム・ラザス帝国元帥。969年当時はケネーシュ・ウェフ=ステューマル・キペール帝国元帥。