ら行


光繊維束ラーヴ・イホス  

ガラスやプラスチックの細い繊維でできている、光を通す通信ケーブル。光ファイバー。

ラーシュカウ  

星界軍カウ級巡察艦幻炎第一艦隊旗艦

三頸竜ラーシュ・ビハレル  

艦隊司令長官職の象徴。

ラードビュルシュ  

偵察分艦隊フトゥーネ所属の巡察艦偵察艇を載せている。漂流中のラフィールたちを救出した。

真珠ラーフ  

カルシウムの結晶が貝の体内においてたんぱく質で接合され多層化することで形成される生体鉱物。そのたんぱく質に含まれる色素の種類や含有量によりさまざまな色彩をもつ。

珠玉ラーフ  

真珠とか、ダイヤなどの宝石で、小さくてすぐれたもの。アブリアルの女性の名に必ずつけられる。

雷撃  

機雷による攻撃。初期雷撃の目的は護衛艦部隊の壊滅。

ライサ  

アーヴ女性。スポール・アロン=セクパト・レトパーニュ大公爵・ペネージュ訓練生時代の同級生。

アプティック門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・アプティカル  raïchacarh üécr sauder aeuticer

955年にアプティック門沖で行われた、幻炎艦隊三ヵ国連合軍との会戦。
戦力は均衡していたが、星界軍が勝利。

イリーシュ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・イリク  

おそらく952年のラクファカール防衛戦において行われた会戦のひとつ。星界軍は甚大な損害を受け、クファディス・ウェフ=エスピール・セスピーの姉も戦死している。

クリューヴ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・クリュブ  

959年にクリューヴ門沖で行われた、近衛艦隊(8個分艦隊)と四ヵ国連合艦隊(200個分艦隊相当以上。人類統合体平和維持軍が約8割、人民主権星系連合体拡大アルコント共和国が約1割ずつ、ハニア連邦が2隻)との会戦。
圧倒的な戦力差をもって四ヵ国連合軍が勝利したが、不死鳥作戦のための時間を稼ぐという星界軍の戦略目標は達成された。

サルクス門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・サルクス  

956年にサルクス門沖で行われた、狩人第二一艦隊(43個分艦隊)と人類統合体平和維持軍サライ方面艦隊(推定戦闘力は狩人第二一艦隊の半分以下)との会戦。戦闘開始前にサライ方面艦隊が降伏し、星界軍の勝利で終結した。

スカレーシュ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・スカレク  

952年にスカレーシュ門沖で行われた会戦。

スファグノーフ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・スファグノム  raïchacarh üécr sodér sfagnomr

952年にスファグノーフ門沖で行われた、トライフ艦隊(7個分艦隊・約2100隻)と人類統合体平和維持軍A派遣艦隊(約900隻)との会戦。帝国四ヵ国連合の間で起きた大戦初の本格的会戦。
布陣的には人類統合体が有利だったが、圧倒的な戦力差のため星界軍が勝利。A派遣艦隊は降伏して鹵獲された27隻を残して航行不能になった。

バハメリ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・バハメリル  

969年にバハメリ門沖で行われた、霹靂艦隊及び人民主権星系連合体軍(レディ一〇〇)との会戦。
星界軍による予想戦力比はほぼ互角だったが、星界軍が勝利し、人民主権星系連合体軍は全て降伏した。

フアンボ門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・フアンボル  

969年にフアンボ門沖で行われた、アルレートサムスィル群との会戦。
戦力に勝る星界軍が完勝した。

ロブナス門沖会戦ライシャカル・ウェク・ソーダル・ロブナス  

956年にロブナス門沖で行われた、狩人第一艦隊所属の巡察艦部隊(6個戦隊・33隻)と人類統合体平和維持軍サライ方面艦隊(約40個分艦隊)との会戦。星界軍ロブナス門から移民を脱出させる時間を稼ぐためにを防衛すること、人類統合体軍はを制圧することを目的に交戦。
戦力で圧倒する統合体軍が勝利し、星界軍所属の33隻のうち26隻が完全撃破。しかし星界軍の目的は達成された。

ラウギューシュ  

大気圏突入が可能な民間輸送船。ラフィールがロブナスIIへの移動に利用した。

ラ・エディ・ポイ・ベブナ  

ドゥムイ委員会に参加するため、ラ・ゲルシスマから泊地四七にやってきた地上人男性。名前の「ラ」は冠詞で、「ボイ・ベブナ」は渾名のようなもの。自称エディ。
土の下に埋めてほしいという遺言を残したため、ロビート・ボイガにより後のクラベール・ソスに葬られた。
【性格】
 自分の身の周りのことに気を遣わない。壁に覚え書きをする習慣がある。
【経歴】
 ・時期不明 泊地四七に到達
 ・時期不明 ドゥムイ委員会理論部会委員に着任
 ・帝国暦前3年 アブリアル・ドゥムイによりエディリュアの氏姓を授けられ、地上世界出身者として初めてのアーヴになる
 ・帝国暦前2年頃 死亡

無名酒保街ラクネーヴ・ダダナ  

機動酒保街のうち、まだ名前が付けられていないもの。

機動酒保街ラクネーヴ・ホーカ  

軌道酒保街ラクネーヴ・ホーカ/機動酒保街ラクネーヴ・ホーカ

軌道酒保街ラクネーヴ・ホーカ/機動酒保街ラクネーヴ・ホーカ  racnébh hoca

帝国艦船の乗組員のため、軌道上に設置される軍営の休養施設。

ラクファカール  

アブリアル伯国にある、アーヴによる人類帝国帝都で、人類社会最大の都市。さしわたし300セダージュ(=30万km)とかなり巨大で、そのため人口密度が人類宇宙の都市で最も低い。おおむね鎌のような形状をして、恒星アブリアルから6ゼサダージュ(=6000万km)の軌道をめぐっている。
一つの惑星ではなく、帝宮王宮諸侯帝都城館士族国民集合邸宅、空間庭園、商店館星界軍施設、建艦厰といった人口惑星の集合体。それぞれがある程度機動力を有し、自動的に衝突を回避している。そのため市内を軍艦や大型船で高速移動することはできず、急ぐ時は小型の交通艇が用いられている。帝国では星間船を建造する能力のある施設はここにしかない。
豊かな貴族帝都にとどまっている限り、年に一度は饗宴を催すのを義務と心得、さほど豊かでないものも費用を出し合って饗宴を開いているので、毎日のようにどこかで饗宴が開かれている。
アーヴの都混沌の都竜の頸の付け根八門の都帝国の揺籃陥ちざるもの愛の都故郷とも呼ばれる。
不死鳥作戦時には、高加速を長時間維持できない大半の建造物は可能な限り武装してその場所に留まり、帝宮を含め高機動力を有する建造物はクリューヴ門バルケー門の間に布陣して、第2次ラクファカール防衛戦に加わった。四ヵ国連合艦隊侵入後は帝国の乳房と共に自爆し、艦隊に多大な犠牲を強いて消滅した。

ラクファカール・セラ  

ラクファカール防衛戦  

ケイシュ193門からのスファグノーフ侵攻を陽動とした上で、スィーヴ882門からイリーシュ門へ侵攻して来た四ヵ国連合軍120個分艦隊相当と、帝国艦隊司令長官アブリアル・ネイ=ラムサール・バルケー王・ドゥサーニュ率いる星界軍140個分艦隊との間で行われた会戦。
帝国側が一応の撃退に成功した。

ラ・ゲルシスマ  

アブリアル伯国から通常宇宙経由で8.1光年の距離にある有人星系。アーヴが、大放浪時代(前98年から前52年の間)に交易のため訪れた最後の星系。
クテス星系と同一の星系かもしれない。
【人口】
 約500万人弱(アーヴとの交易時)。

ラジェイ山  

ラジェイ島の中心部にある山。

ラジェイ島  

惑星ロブナスII唯一の有人島。惑星でもっとも大きな島。海洋性で温暖な気候。
南端、島の1割ほどが管理区で、行政庁を始めとする諸施設、刑務官たちの住宅、商店、公園、非常に美しい砂浜、海港と港務部庁舎(3階建ての瀟酒な建物)、宿舎などがある。
その他の場所は矯正区で、男性が収容される東部矯正区、不妊処置を受けた男女が収容される中央矯正区、女性が収容される西部矯正区に分けられている。

商業複合体ラダーヴ  

商店街か。

反物質燃料槽検査艇ラデウィア・ペケーカル  

反物質燃料槽の検査を行うための宇宙船

翔士適正審査ラデウラジュ・ブークラグ  

翔士修技生翔士として相応しいかの審査。上皇会議皇族に対して行う。

金剛石ラテクリル  

ダイヤモンド。その硬度からこの名で呼ばれる。

ラトゥーシュ  

ヴォベイルネー鎮守府所属の突撃分艦隊
【経歴】
 ・帝国暦955年 編成。3ヶ月の合同訓練後、アプティック星系で哨戒任務に当たる
 ・同年 アプティック防衛艦隊に編入

戦闘指揮卓ラトーニュ  

指揮官が戦闘指揮に用いる装置。指揮官の前に設置され、平面宇宙図が投影される。戦闘時に競り上がるようになっているのが一般的。指揮官は接続纓を接続する。

ラナ・ファズン  

ロブナス矯正施設の女性刑務官。配給隊責任者。

探査機械ラヒュリア  

肉眼や空識覚器官で探知出来ない物を発見するための装置。

ラフィール  

→アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵・ラフィール

星界軍ラブール  laburec

帝国の正規軍。帝国の軍事力を担うと同時に、平時には政治、行政の大部分を動かす、帝国そのものともいえる組織。帝国星界軍とも。
【組織】
 飛翔科特殊兵科である主計科空挺科軍医科技術科、警衛科、法務科、看護科、軍匠科造兵科造船科造機科光子科、航路科、軍楽科の15科、および掌兵科薬剤科などの術科から成る。
 現在の艦艇数は、突撃艦以上の戦闘艦だけでも約7万8000。構成人員は約1330万人。そのうち空挺科が最大で1000万人いるが、そのほとんどは地上世界出身者
 上下関係は階級のみによって律せられ、宮中序列を持ち込むことは許されていない。
 募集は主に地上の募集事務所でなされ、領民は自由意思により従軍できる。徴兵がされることはないが、他人の従軍意思を妨害する行為は禁じられている。退役も基本的には自由。ただアーヴの場合、交易者として生きることを選択した場合でも、しばらくは予備役で過ごし十翔長を目指すのが、分別ある嗜みとされている。
従士翔士には給料が支払われ、退役時には恩給も出る。ただし皇族領地を持つ翔士は無給。
部隊が孤立した場合はその場の最高指揮官が皇帝陛下の名代として指揮を執る。
【特色】
 確たる理由もなく他者へ戦闘を挑む無法者はおらず、戦不戦の選択権を握った時に、確実に勝てない戦いを始めるものもいない、というのが公式見解。非戦闘員を戦闘に巻き込むことを嫌う。
 演習や戦闘の後の饗宴では羽目を外す、部下を選ぶことができる、愛し合う二人が同じ部署を希望した場合、それを最大限に考慮する、守勢の際はともかく、ひとたび攻勢に出るや圧倒的な戦力で相手を叩きのめすなどの伝統がある。
 やる気がない翔士を排除し、指揮官の部下掌握能力を把握するため、部下の転属願いを上司が握りつぶすことは出来ない。転属願いは人事局で処理されることになる。
 星間船を住居とみなすアーヴが中心となって構成されているため、平時は戦列艦輸送艦についてのみ育児をしながらの勤務も認められている。
 自分たちのやり方に拘るため、他人が造ったものを兵站系に組み込むことはない。
【歴史】
 帝国創設前後の主力は一人から三人くらいが乗りこんだ高機動ユニットであり、その操縦士兼指揮士を翔士と呼んだ。当時は四機で菱形に並ぶ編成が基本であり、先頭に位置する指揮官が前衛翔士、後尾を固める次席指揮官が後衛翔士、左右の操縦士が列翼翔士と呼ばれていた。この編隊は二機ずつに分かれることもあったが、その場合は前衛・後衛翔士がそれぞれ一人の列翼翔士を率いた。
 さらに、この編隊二つに指揮官ユニットとその同僚機を加えた10機がより上級の戦闘ユニットを作ったので、指揮官は十翔長と呼ばれた。
 都市船アブリアルアーヴの領土の全てであったときには、戦闘ユニットは全部合わせて100〜200機ほどであった。そのため、やや不正確ながら総指揮官を百翔長と呼び、その補佐役として数人の副百翔長が置かれていた。
 やがて、星界軍の膨張に従い、より上級の階級として千翔長が設置された。この頃になると機数と階級の関係はあいまいになってくる。
 帝国創設後、アーヴは数隻の母艦を運用するようになり、統率者として提督が任命された。
 帝国の膨張と共に母艦も増え、提督の補佐として分艦隊を率いる准提督が置かれるようになった。
 そのうち、宇宙船技術の進歩により高機動ユニットは廃れ、大型艦艇が主力化、大砲巨艦主義の実現を迎えるに従い、百翔長以下の呼称は完全に階級名となり、職責との関係を喪失した。
 帝国の膨張がさらに続き、複数の艦隊が組織されるようになると、より上位の階級が必要となり、大提督元帥が置かれた。
 同時期、星界軍では十分に対応できない地上戦のために地上軍が置かれることになる。それまでの元帥は星界軍元帥となり、地上軍の統率者として地上軍元帥が置かれた。そして、その両者の上位者として帝国元帥が置かれた。
 しかし、地上軍が中心となり、帝国史上最大の反乱「ジムリュアの乱」が発生。帝国は苦労して鎮圧した後、直ちに地上軍を解体。これ以降、地上軍空挺科となり、一兵科として各鎮守府艦隊に所属することになった。
 地上軍元帥の職分は廃止されたが、空挺元帥として階級は残り、また星界軍元帥の階級も残された。さらに、各科の地位向上に伴って、主計元帥軍医元帥、技術元帥などの階級が登場し、現在に至っている。

判定委員ラベスィア  

模擬戦闘を行い、艦長の適格性を測る軍士。経験豊かな翔士が任命される。

ラ・マカルスル  

ラ・ゲルシスマが、ラ・エディ・ポイ・ベブナ泊地四七に送り届けるために発射した宇宙船。元の形状は涙滴型だったと思われるが、星間物質との衝突で表面は痘痕だらけになっている。減速能力がないため、乗員はアーヴにより救出された。

ラマシュディ  

ルーヌ・ビーガ市警察の巡査部長(952年当時)。

ラムケーム  Lamcœmec

根源29氏族の一つ。語源は「たまほめ」。
【都市船時代】
 培養工場で食肉の生産を行っていた氏族。
【特徴】
 明朗快活で楽天家。雑な性格で緻密な作業には向かない。軍士としてより交易者としての活躍が目立ち、富裕で名高い。
 もてなし上手でお祭り好き。素晴らしい饗宴の開催に氏族のプライドをかけている。
 あまり髪が伸びない体質。
【宗家】
 シュテュール大公爵家
家紋
 泉。
家徴
 ラムケームの冠ソピュール・ラムケーマルと呼ばれる毛の長さが不ぞろいな独特の髪型。

ラ・ラティプ  

ラ・ゲルシスマの第四惑星。星系唯一の有人惑星。
サロスと同一の惑星かもしれない。
【文化】
 科学技術文明をかろうじて維持している程度で、源泉粒子を失い、星系内移動にすら苦労している(前98年頃当時)。

ララ・ベイ・シャンガル  

955年当時のロブナスII西部矯正区代表。中年にさしかかったあたりの女性。女性囚人を引きつれて星系外へ移住した。

ラリューシュ  Larych

根源29氏族の一つ。語源は「たすき」。
【都市船時代】
 第三工場で搭載艇の製造・開発を担当していた氏族。凝集光砲やミサイルなど兵器の一部も彼らが担当した。大放浪時代が終わってもしばらくは兵器工業を担い、帝国最古の建艦廠ゴクロールの建設の中心ともなった。帝国安定後は兵器産業から手を引き、平凡な軍士や交易者としていきることを選んだ。
【特徴】
 各方面でまんべんなく活躍する。また、時に技術革新に足跡を残す。機雷凝集光砲の開発の中心となり、星界軍の大艦巨砲主義を決定的にした。
【宗家】
 ムルカーシュ大公爵家
家紋
 人魚。
家徴
 ラリューシュの紋章アージュ・ラリュクと呼ばれる手の甲にある菱形の痣。

ラルス  

八王家の当主。地位は形式的なもので、領主との支配関係はない。
主な仕事はの管理と、皇帝の名代となることと、種々の儀式をこなすこと。古くはを管理して通行料を徴収していたが、現在ではその役目は形骸化している。王宮に住み、そこを離れるのは公務に限られる。

船王ラルス  

都市船アブリアルの最高指揮官。アブリアルが代々務めていた。
その命令は絶対で、拒否権はない。

王子ラルソ/王子ラルトソー  

の息子。

王家ラルティエ  

八王家ガ・ラルティエ

イリーシュ王家ラルティエ・イリク  

八王家の一つ。家姓はネイ=ドゥスィール。

ウェスコー王家ラルティエ・ウェスコール  

八王家の一つ。家姓はネイ=ドゥエール。

クリューヴ王家ラルティエ・クリュブ  

八王家の一つ。ラフィールの出身家。家姓はネイ=ドゥブレスク。現当主はアブリアルネイ=ドゥブレスク・クリューヴドゥビュース。儀式嫌いで知られている。

スキール王家ラルティエ・スキル  

八王家の一つ。家姓はネイ=ラマラル。

スュルグゼーデ王家ラルティエ・スュルグゼーデル  

八王家の一つ。家姓はネイ=ドゥアセク。

バルグゼーデ王家ラルティエ・バルグゼーデル  

八王家の一つ。家姓はネイ=ドゥブゼル。

バルケー王家ラルティエ・バルケール  

八王家の一つ。家姓はネイ=ラムサール。現当主はアブリアル・ネイ=ラムサール・バルケー王・ドゥサーニュ
紋章
 八頸竜紋章旗の意匠は帝国旗と同じだが、赤地。

ラスィース王家ラルティエ・ラスィーサル  

八王家の一つ。家姓はネイ=ラムリュラル。

王女ラルトネー  lartnéc

の娘。

ウェスコー王宮ラルトベイ・ウェスコール  

ウェスコー王家王宮。一度、ジムリュアの乱の時に反乱軍の拠点として利用され、星界軍の手によって半壊した。

王宮ラルベイ/王宮ラルトベイ  lartbéïc

八王家がそれぞれアブリアル伯国に有する軌道城館。多くの人工惑星を引き連れて、各家の管理するの近くで恒星アブリアルを巡っている。元々要塞としての機能と役割が与えられている。

クリューヴ王宮ラルベイ・クリュブ  Lartbéïc Crybr

クリューヴ王家王宮。恒星アブリアルを巡る軌道上にある人口惑星。帝都とはやや距離があり、再接近時でも星系内航行船で2日程度かかる。5万人が生活できる空間があり、現在の人口は1万人ほど。四季の苑があり、生態系や気温がそれぞれの季節に合わせて調整されている。猫たちの餐堂、庭園形式の食堂、森林の間もある。外壁は壮麗に飾り付けられ、アーヴ達の視覚と空識覚を楽しませている。
第2次ラクファカール防衛戦では要塞化され、クリューヴ王宮要塞となった。

クリューヴ王宮要塞ラルベイ・クリュブ・ヘカ  

第2次ラクファカール防衛戦のため、要塞化されたクリューヴ王宮。指揮官は、帝都防衛団クリューヴ王宮要塞司令長官アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・上皇・ラメーム四ヵ国連合軍の攻撃により爆散した。
【組織】
 司令部
  ┣司令長官 アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・上皇・ラメーム
  ┗参謀長
   ┣通信参謀 (男爵
   ┗探査参謀
 クリューヴ王宮要塞
 ┗付属守備隊 3個
  ┗王宮要塞付属機動要塞 数百
   ┣第一九号要塞
   ┗第四二六号要塞

バルケー王宮ラルベイ・バルケール  

バルケー王家王宮アブリアル伯国バルケー門に寄り添うように位置する。
不死鳥作戦時は要塞化されたが、不死鳥第六艦隊脱出後に放棄され、四ヵ国連合艦隊バルケー門に近づくのに合わせて自爆した。

遺伝子提供者ラルリーヌ  larlinec

親が子供を作るときに、遺伝子を提供した者。

一等勲爵士ラローシュ  

士族宮中序列の一つ。士族の中では最も高い。主に艦長称号を受けている者が叙される。

藍藻植物  

ラフィールが鈍い人間の例えとして用いるものその1。


修技館生活規則集リウエール・クナソト・ケンルール  

修技館における礼儀作法などを集めた規則集。入学生は入学前に内容を記憶しておくことが望ましいとされているが、使い勝手は悪い。兵科ごとに存在すると思われる。

馬上試合リエ・ドレール  rïaic dorér

無重力空間でやるふたり遊び。
ルールは以下の通り。右手に棒を持ち、ふたりの左手首を弾性紐でつなぐ。そして、ひざを曲げて足の裏を合わせ、思いっきり膝を伸ばす。紐が伸びきって縮み始め、相手とすれ違う瞬間に相手の棒をはじき落とせば勝ち。

燻腿リオポス  

アーヴ料理。前菜。かきつばたの花をかたどったりする。

リクパル  

人類統合体公用語。文法がマーティン語に似ている。ラフィール曰く、「覚えやすいが潤いがない言語」。

リナ  

ディアーホセルクルカの間に生まれた雌猫。958年にジントからラフィールに譲られた。名前はリナ・コリントにちなんでラフィールが付けたもの。

エーフの銀髪リナージュ・エム  

エーフ氏の家徴。青髪に混じるひと房の白い髪。

リナ・コリント  Lina Corint

ティル・コリントの妻でジントの育ての親。

後衛翔士リニェール  

列翼翔士の上、前衛翔士の下に位置する位階(第11位)。襲撃艦監督補、巡察艦航法士など。列翼翔士は見習い扱いであり、この位階になってようやく一人前とみなされる。

リニューク  Lineucec

根源29氏族の一つ。語源は「ちりこ」。
【都市船時代】
 初期には推進剤や核融合燃料の管理、後期には法の運用と調整を担当した氏族。
【特徴】
 幼い頃から心理学と討論術を叩きこまれるため交渉術に長けている。そのため交易者として大成するものも少なくない。
【宗家】
 サンダテューシュ大公爵家
家紋
 蟹。
家徴
 リニュークの額ズューク・リニュクと呼ばれる秀でた額。

領地リビューヌ  

帝国が支配する、皇族貴族が封じられた場所。通常、一星系を指す。有人惑星を有するものを邦国、有さないものを所領と呼ぶ。所領の方が邦国よりも圧倒的に多い。
男爵リュームスコルが最も多く、以下伯国ドリュヒューニュ侯国レーバヒューニュ子爵ベールスコル(ただし時代によっては公国より少ないこともある)、公国レクリューニュ大公国ニーフューニュ(28星系)の順に数が多い。
よくよくの緊急性が認められない限り、領主の承認を得ずして領地に属する天体、特に有人惑星を攻撃することは許されない。

麻痺銃リブラスィア  

地上世界の警官の標準装備。撃たれると全身の筋肉が硬直し、失神する。近接して撃てば殺すことも出来る。

五等勲爵士リヘール  

士族宮中序列の一つ。四等勲爵士に次ぐ地位。主に士族として生まれ、成人しているが、まだ列翼翔士になっていない者が叙される。

リムゼール亭  cloge dac limzairh

クラスビュールグゾーニュ市にある旅亭。

軍令本部リュアゾーニュ  

戦況分析等を行う組織。最上級指揮官は軍令長官。ここから発せられる命令は勅命に等しい効力を有する。

結晶陶質リュアボン  

宇宙船の外殻等に利用される物質。

士族リューク  reucec

皇族貴族以外のアーヴ。準貴族一等勲爵士二等勲爵士三等勲爵士四等勲爵士五等勲爵士宮中序列を有する者も多い。国民から叙されるのが普通だが、例外的に領民から叙される者も存在する。翔士は自動的に、従士は長年勤めることによって叙される。

リューシュ  

帝国暦初期に皇族から分家した女系の家に与えられた姓。

男爵リューフ  

宮中序列の一つ。子爵に次ぐ地位を有する。可住化惑星のない無人星系の領主が叙爵される。

ソルゼーニュ男爵リューフ・ソルゼン  

ヌリゾ男爵リューフ・ヌリゾル  

総合芸術リューブライ  

空識覚芸術の一つ。空識覚、視覚、聴覚などを用いて楽しむ。

リュームコヴ  

第一蹂躙戦隊所属のコーヴ級襲撃艦艦長セルボス副百翔長

セズレーニュ男爵領リュームスコル・セズレン  

トリール幻炎第二艦隊参謀長(955年当時)の領地

フェブダーシュ男爵領リュームスコル・フェブダク  

イリーシュ王国に属する星系。青い恒星フェブダーシュと二つの気体惑星、それに無数の岩屑から成る。平面宇宙側ではケイシュ193門スファグノーフ侯国の間に位置する。隣の城館まで幾日もかかる田舎。恒星に間近い軌道で反物質燃料工場が、その外に燃料槽小惑星が、さらにその外に男爵館とが巡っている。月に二度ほど定期連絡船が来る。
【人口】
 50人ほど。そのうちアーヴは2人。(952年当時)
【産業】
 特に資源となるものはないが、反物質燃料の製造で男爵家は収入を得ている。
【交通】
 四隻の星系内航行船(水素運搬船連絡船2隻、フェブダーシュの淑女号)。空間戦闘能力はない。
【文化】
 年に二回防災訓練が行われる。
【単位系】
 フェブダーシュ男爵領暦が使われている。

ボデューム男爵領リュームスコル・ボデューマル  

クリューヴ王国に属する無人星系。若い星系で、微惑星の帯が幾重もあり、第三微惑星帯には直径約1.5セダージュ(=1500km)の原始惑星が存在する。

リュームセス  

星界軍セース級強襲輸送艦アプティック星系の降伏調印式典会場として用いられたり、ロブナスIIの移民運搬に使われたりしている。

リュームビルシュ  

狩人第一艦隊所属の巡察艦ロブナス門沖会戦で大破、放棄された。

フェブダーシュ男爵館リューメクス・フェブダク  

フェブダーシュ男爵が所有する重力制御機関搭載型の軌道城館フェブダーシュ門と同じ軌道を巡っている。
ひずんだ六角形の形をしており、そこから突き出る長い腕の先に宇宙港(立方体)が設置されている。三層構造で、生活区画や事務区画、倉庫、水耕農園(2階)、培養牧場(2階・3階)などに分割されている。寝室は2階。隠居区画は3階。
アトスリュア・スューヌ=アトス・前フェブダーシュ男爵・スルーフが設計したもので、設計者は思考結晶に対し最上級命令を発することが出来る。

第一九号要塞リュール・キュトソクナ  

帝都防衛団クリューヴ王宮要塞付属守備隊に所属する機動要塞。元々はクリューヴ王宮に付属する倉庫の一つだったが、不死鳥作戦時に電磁投射砲が据えられて要塞化された。第2次ラクファカール防衛戦で全弾撃ち尽くし、要員が脱出した後に敵艦に体当たりを仕掛けたが、撃破された。

第四二六号要塞リュール・ゴマスブナ  

帝都防衛団クリューヴ王宮要塞付属守備隊に所属する機動要塞。第2次ラクファカール防衛戦機雷の直撃を受けて爆散し、要員は防衛戦における最初の犠牲者となった。

リュト・セトゥーシュ  

フェブダーシュ男爵家リュミエ・フェブダク  

フェブダーシュ男爵領領主
【歴史】
 ・帝国暦906年頃(男爵領暦1年) 創設。初代男爵アトスリュア技術元帥
 ・時期不明 アトスリュア・スューヌ=アトス・前フェブダーシュ男爵・スルーフ、第二代男爵に叙爵
 ・帝国暦932年頃 アトスリュア・スューヌ=アトス・フェブダーシュ男爵・クロワール、第三代男爵に叙爵
 ・帝国暦952年(男爵領暦136年) クロワール死亡
 ・帝国暦955年以前 アトスリュア・スューヌ=アトス・フェブダーシュ男爵・ロイ、第四代男爵に叙爵

リュムソーフ  

突撃分艦隊ラトゥーシュ所属のソーフ級戦列艦

グレベーシュ男爵家リュメイ・グレベク  

コリュア一族に属する男爵家。初代当主はコリュア・ウェフ=エピーナル・レクゼク。毎年男爵領の創設記念日には、コリュア館に莫大な贈り物を届けている。

白椿リュルスペシュ  

勅禁湯殿の一つ。一面が雪に覆われており、望めば雪を降らせることもできる。

炭素結晶リュルドワ  

小惑星の牽引からロープまで広く使われる繊維。

領民  

領民ソス

領民代表  

領民代表セーフ・ソス

航法士リルビガ  

平面宇宙での航行を担当する船員及び軍士通常宇宙戦ではあまり仕事がないため忙しい通信士などの補助に回るのが普通。

操泡担当航法士リルビガ・フラクトロショサセル  

時空泡の運動を制御する軍士

航法野リルビドー  rilbidoc

生まれながらのアーヴにのみ存在する脳の領域。大脳の前頭葉に位置する。空識覚からの情報を再構成することで四次元時空を直感的に把握できる。肉眼に依らず空間を把握したり、宇宙船操舵時に無意識で軌道計算をすることが可能。

リン・ジント  

→リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵・ジント

リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵ドリュー・ハイダル・ジント  Linn ssynec raucr dreuc haïder Ghintec

本編の主人公。ロック・リンと鉱山技師だった母の間に生まれた地上人男性。マルティーニュ語、デルクトゥー語アーヴ語リクパルを話せる。射撃は全くダメ。軍籍番号は21-17-839951(958年当時)。
【容姿】
 茶髪。典型的な都市の青年。どことなく頼りなさそうでひよわな感じ。
【性格】
 素直。気が弱い。信条は「人間関係ははじめが肝腎」。代々の長老派基督教会の信徒だが神は信じていない。貴族らしからぬ貧乏性。
【嗜好】
 子供時代はメロン・オー・シューが好きだった。
【経歴】
 ・帝国暦935年(着陸暦164年)(0歳) 誕生
 ・帝国暦945年(着陸暦172年第1季84日)(10歳) 父の叙爵によりハイド伯爵公子
 ・同年(10歳) デルクトゥー留学。アーヴ言語文化学院入学
 ・帝国暦952年(17歳) アーヴ言語文化学院卒業
 ・同年(17歳) 主計修技館入学
 ・帝国暦954年頃 父の死によりハイド伯爵に叙爵
 ・帝国暦955年(20歳) 主計修技館卒業。主計修技生
 ・同年(20歳) 主計列翼翔士に叙任
 ・同年(20歳) バースロイル書記に着任
 ・同年(20歳) アプティック伯国領主副代行に着任
 ・同年(上記の半月後)(20歳) アプティック伯国領主副代行離任
 ・帝国暦956年頃 主計後衛翔士に昇進
 ・帝国暦956年(21歳) ロブナス伯国領主代行に着任
 ・同年 星界軍の休暇をとる
 ・帝国暦958年(23歳) マルティーニュ領民政府と条約締結
 ・帝国暦959年頃 休暇を終え、軍に復帰。主計前衛翔士に昇進
 ・帝国暦959年(24歳) フリーコヴ書記に着任
 ・同年 ガフトノーシュ・ドゥラド書記に着任
 ・同年 主計十翔長に緊急昇進
 ・時期不明 練習艦隊司令長官副官に着任。階級は主計千翔長
 ・帝国暦969年 霹靂艦隊司令長官副官に着任

リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵ドリュー・ハイダル・ローシュ  

ロック・リン

リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵公子ヤルルーク・ドリュール・ハイダル・ジント  Linn ssynec raucr ïarlucec dreuc haider Ghintec

→リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵・ジント

リンダ・ナルン  

ジムリュア・ボルジュ=フルク・フルーシュ

林檎酒リンメー  

飲み物。セムリューシュ伯国のものが有名。


船渠ルー  

船の修繕のための施設。ドック。

ルー  Ruc

根源29氏族の一つ。語源は「」。
【都市船時代】
 通信、交易相手との初期交渉、電子機器をはじめとする精密機械の整備などを担当した氏族。帝国時代初期には外交官を輩出したが、人類全体の水準から言えば外交下手であった。
 帝国初期までの存在感はアブリアルスポールに次ぐほどだったが、帝国が安定期に入ると目立たなくなっていった。
【特徴】
 家風は融通無碍で、つかみどころのない人物が多いとされる。
 諸侯が少なく、容易に姓を変えるため、目立たない存在。
【宗家】
 ハテューシュ大公爵家
家紋
 撫子。
家徴
 ルーの鼻カーニュ・ルールと呼ばれる丸みを帯びた鼻。

ルーイセス  

星界軍セース級強襲輸送艦。ロブナスIIの移民運搬に利用された。

副官ルーキア  

艦隊司令長官などの庶務の補佐を行う役職。一言で言えば秘書で、最も重要な役割は日程管理。生まれながらのアーヴであることは要求されない。

第一二七埠頭ルー・キュトマダナ  

ヴォベイルネー鎮守府埠頭の一つ。二代目バースロイルが就役前に係留されていた。

揚げ山羊肉の果実あんかけルーゲージュ  

クファディス・ウェフ=エスピール・セスピーが大好きな料理。

副長ルーセ  

中型艦以上における次席指揮官。

参謀副長ルーセ・カーサレール  

艦隊における次席参謀

ルーヌ・ビーガ  

クラスビュールローハウ州に属する市。市街を中心に半径3000ウェスダージュ(=300km)にわたって広がる広い都市。ほとんどが農地で、人口の8割が小さな集落や孤立した人家に散らばっている。市警察があり、管理官は選挙で選ばれる。

船団長ルーヒュール  

船団の借主。

船団長席ルーヒュリバシュ  

船橋に設置されている、船団長のための席。

ルー・ブレーシュ  

前120年頃のアーヴ女性。アブリアル・ムイセーヌカリュー・エレークとは連合学校時代の同級生。三期生。

帝国葬祭殿ルエ・イベイ  

ラクファカールにある帝国最大の葬祭殿。皇族と特に勅許を受けた者だけが使用できるが、皇族でも葬儀がここで行われるとは限らない。

国歌ルエ・オル  

帝国国歌のこと。

帝国国歌ルエ・オル  

帝国国歌我ら、ともに永遠を抱かん」のこと。帝国は永遠の繁栄を続け、宇宙の老衰する末を看取ろうという、いかにもアーヴ的な歌。
ジント曰く、『傲岸不遜で暴虎馮河な歌』。

帝国商船団ルエ・カソベールラシュ  Rüé casobérlach

帝国星間船の全てを管理している船団。会社貴族星間船を乗員ごと貸し出している。単に商船団とも。
最高責任者は商船団長で、皇帝が兼任する。

皇帝座艦橋ルエ・ガホール  

皇帝御座艦翡翠の玉座が置かれている場所。帝宮謁見の広間と同じくらい重要な場所だと考えられている。

勅令作戦ルエ・クファゼート  

帝国軍が行う作戦のうち、重要性の高いもの。原則として帝宮艦隊司令部の出征式が行われ、皇帝手ずから艦隊旗司令長官に渡し、口頭で命令を伝達するならわし。

帝国旗ルエ・グラー  

帝国国章ガフトノーシュが描かれた旗。

皇帝杖ルエグリュー  

皇帝が持つ杖。帝位、及び人類最大の軍事力を統率することの象徴。帝国宝物の一つで代々受け継がれてきたが、959年のクリューヴ門沖会戦ガフトノーシュが爆散した際に失われ、新しいものが作製された。

帝国暦ルエコス  

帝国成立を元年、1標準年を1年とする暦。

帝室ルエジェ  

皇帝の一族たるアブリアル一族のこと。

帝立生態園ルエ・スィタムローニュ  

帝都にある帝立の生態園。恐らく動植物園のような施設。ロック・リンが送ったマーティン原産の植物も保管されている。

帝国元帥ルエ・スペーヌ  

最上位の位階。紫の長衣をつけることが許されている。皇族の場合、同時に帝国艦隊司令長官に就任する。軍令長官など。

勅使ルエ・トゥセー  

皇帝の勅命を受けて紋章授与式などの儀式を行う使者。

帝国伯爵ルエ・ドリュー  

一代貴族の一つ。

帝国国章ルエ・ニグラー  

帝国の国章。辺を曲線で形作った二等辺三角形。金色の縁取りの中に黒地に金色のガフトノーシュが配置されている。

皇女ルエネー  

皇帝の娘。

帝国軍ルエ・ビース  

星界軍のこと。

帝宮ルエベイ  rüébéïc

機動帝宮ルエベイ・ホーカ  

ガフトノーシュ(3.)の別称。

帝国宝物ルエ・ベサール  

帝国伝世の宝である翡翠の玉座皇帝杖忘れじの広間にある英雄芳名碑の総称。

帝国宰相ルエ・ボーシフ  

帝国官僚機構の頂点に位置する官僚。貴族としての待遇を与えられ、退官後には男爵(めざましい功績を立てれば子爵)に叙爵される。歴代の中でも生まれながらのアーヴは少ない。955年当時はシドリュア・ボルジュ=シド・シーズ。959年に没し、使節庁長官ブラーシュが昇任した。

皇孫女ルエボグネー  

皇帝の孫娘。非公式の称号

帝国法ルエ・ラゼーム/帝国の法ルエ・ラゼーム  

帝国法。明文あり。領民は守る必要がないが、アーヴ国民領民政府は守る必要があり、違反すると帝都の法廷で裁かれる。また、領民といえどもアーヴが被害者になった場合はこれに基づいて裁かれる。貴族帝国の関係については慣習によることが多く、載せられていないことが多い。また、問題のある法律をなかったことにすることもある。
作中で確認できる内容は以下の通り。
アーヴの定義
・成人年齢の定義(20歳)
貴族家臣領民を見捨てることの禁止
アーヴの子弟に対する遺伝子調整義務
・人身売買禁止
領民政府による帝国の関知しない移民の受け入れ禁止
・遺伝的なアーヴ領民になることの禁止
・艦艇強奪罪
不敬罪
・誘拐罪(被害者が存命なら親告罪)
以下は明文法がない内容
星間船の私有禁止

帝国星界軍ルエ・ラブール  

→略:星界軍ラブール

帝国貴顕録ルエ・ララサ  rüé lalasac

皇族貴族に関する一般情報が記録されたもの。端末腕環から検索できる。

帝国の乳房ルエ・リポス  

恒星アブリアルを取り巻く人類宇宙最大の反物質燃料製造工場グーハル大公爵家によって管理され、工場長はトリーシュ氏から任命される。現在でもトリーシュ氏により拡張が継続されている。幅500ウェスダージュ(=50km)の帯状の構造物が丸い籠のように恒星をくるみこみ、その上に縦方向に直線加速器が一対ずつ並んだ構造。製造した反物質燃料は、無人の燃料槽小惑星や機動燃料槽などによりラクファカールへ運搬される。
第2次ラクファカール防衛戦では四ヵ国連合艦隊による接収の対象となっていたが、その前に自爆した。

帝国男爵ルエ・リューフ  

一代貴族の一つ。

皇帝御座艦リエ・リュール  

星界軍総旗艦ガフトノーシュのこと。儀礼的な意味が大きいが、帝都が戦場になりそうなときは皇帝が乗りこみ、近衛艦隊を率いて戦う。したがって、その時々の最新鋭の巡察艦を当てるのが習わし。958年当時はカウ級巡察艦

帝国公爵ルエ・レークル  

一代貴族の一つ。

帝国国民ルエ・レーフ  

国民のこと。

帝国侯爵ルエ・レーブ  

一代貴族の一つ。

準航路帯ルグビルパース  

帝国領のうち、使用していない調査済みのに継続的な調査がされていない領域。

ルズロイル  

突撃分艦隊ラトゥーシュ第1058突撃戦隊第一突撃隊所属のロイル級突撃艦アプティック方面強行威力偵察部隊殲滅戦で撃破された。

上皇会議ルゼー・ファニガラク  Luzœc Fanigalacr

8人の上皇により構成される、皇族たる翔士の昇進・査問・賞罰を司る機関。その査問は一般の翔士に対するものよりも厳しく、任務に失敗すれば容赦のない処分が待っている。また皇族翔士の周辺の人事権も有しており、軍務の間に腹心が得られるよう、多様な人材を配置している。

強襲輸送艦ルソーミア  lussomiac

大気圏に突入する機能を持った空挺部隊用の兵員輸送艦。海上ならどこでも着水できる。潜水能力もある。

ルティモンド  

とある動物(猫)の肉を使ったダクフォーの煮込み料理。

反陽子砲ルニュージュ  lunygh

  • 突撃艦の主戦兵器。反物質をぶつけることで目標を対消滅させる。当たり所によっては巨艦を一撃で葬ることも可能。ほぼ無反動。
  • 巡察艦の攻撃兵装。突撃艦のものに比べると火力に劣る。威力が中途半端なので、新型の巡察艦には設置されていない。

三等勲爵士ルフール  

士族宮中序列のひとつ。二等勲爵士に次ぐ地位。主に後衛翔士前衛翔士が叙される。

ルルケズ  

ヴォベイルネー鎮守府の有人惑星。軍士たちの休養場所となっている。星界軍の提供する健全な娯楽と、星界軍でない者が提供する健全でない娯楽を楽しめる。
アーヴのための娯楽施設は軌道上にあるため、もっぱら利用者は地上世界出身の従士翔士

ルレーフ  

幻炎第二艦隊司令長官(955年当時)。階級は大提督宮中序列帝国侯爵


冷凍野菜  

ラフィールが鈍い人間のたとえとして用いるものその2。

レイフ・エリクスン  

太陽系起源のユアノン推進式恒星間移民船。
居住地の調査、選定、入植を任務として出発(アーヴたちが太陽系に戻る前)。乗組員は酸素を大量に含む大気を有する星への入植にこだわり、出発から数世代後にG型の恒星を回る青い惑星に入植。恒星にハイド、惑星にマーティンと名付けた。
入植後は記念碑的な意味合いで軌道上に繋留されていたが、着陸暦172年第1季57日に推進源だったユアノン平面宇宙側から探査船ムークルソージュに開かれ、爆散した。
初代船長ハイド。入植時の船長マーティンで、星系名と惑星名は2人の名前から命名された。

レイリー散乱  

光の波長に比べて寸法が十分小さな粒子による光の散乱。空が青く見えるのもこの現象。

想人レー/想人ヨーフ  

想い人、恋人。結婚制度を持たない生まれながらのアーヴが用いる言葉。
※おそらく男性の場合は想人レー、女性の場合は想人ヨーフが用いられると思われる。

客船レーヴ/客船レーブ  

旅客などを運搬する宇宙船

兵員用輸送艦レーヴァス  

兵員用輸送艦イサーズ・レーヴァトのこと。

公爵レークル  

宮中序列の一つ。貴族の中で大公爵に次ぐ地位。

レーシュ  

ラポーク公国の有人惑星。伝統的な子供への脅迫は「アーヴにつれていってもらうよ」。

真っ白レージュ  

真っ白な猫の毛並みのこと。

護衛艦レート  laitec

多数の小口径可動砲(凝集光砲反陽子砲)を搭載し、機雷迎撃に特化した戦艦。一個隊六隻で一つの時空泡を作り、機雷を撃滅する。

スファグノーフ侯国警固隊レートフェクラシュ・スファグノム  

スファグノーフ公爵家の私兵。人類統合体クラスビュール占領時にも最後まで抵抗した。

位階レーニュ  

星界軍における階級。上から順に帝国元帥元帥大提督提督准提督千翔長百翔長副百翔長十翔長前衛翔士後衛翔士列翼翔士翔士十二階と、最先任従士長先任従士長従士長、一等従士、二等従士、三等従士、四等従士、一等錬兵、二等錬兵の従士九階(錬兵が従士に含まれるのかは判然としない)。飛翔科の場合、元帥星界軍元帥と呼ばれる。飛翔科翔士以外の兵科に属する場合、位階の前(アーヴ語だと後)に兵科名をつける(例:主計列翼翔士フェクトダイ・サゾイル)。

ウルーブ侯国レーバヒューニュ・ウルーバル  

スキール王国に属する星系。

ウルーブ侯国レーバヒューニュ・ウルーバル攻防戦  

967年より前に、星界軍とおそらく四カ国連合軍との間で行われた攻防戦。

エルカーシュ侯国レーバヒューニュ・エルカク  

有人惑星ロワムガムを有する星系。

スファグノーフ侯国レーバヒューニュ・スファグノム  

イリーシュ王国に属する星系。恒星スファグノーフに、有人惑星クラスビュールを含む7つの惑星を有する。星界軍の通信艦隊スファグノーフ基地がある。
【歴史】
 ・帝国暦648年 スファグノーフ子爵領創設。初代子爵ソスィエ・ウェフ=サイラル・ダグレー
 ・帝国暦729年11月29日(入植暦0年1月1日) 三代子爵ソスィエ・ウェフ=サイラル・エトレーの代に入植開始
 ・帝国暦729年頃 スファグノーフ伯国に。初代伯爵はエトレー
 ・入植暦93年 人口一億人突破。スファグノーフ侯国に
 ・帝国暦952年 人類統合体により占領
 ・同年 星界軍が空間領域を再占領

ダルマプ侯国レーバヒューニュ・ダルマパル  

ラスィース王国スュルグゼーデ王国に挟まれた領域に位置する星系。人類統合体に属する。主惑星は有人惑星ダルマプIVダルマプIVは双子惑星といってもいいほどの大きな衛星を有する。元はダルマプ星系と呼ばれていたが、955年、幻炎作戦により帝国に占領されてダルマプ侯国となり、有人惑星はセーバ、衛星はムティローヴと名付けられた。現在はアーヴの幕営地となっており、将来的に恒久的な軍事拠点にすることも検討されている。

ラクテーシュ侯国レーバヒューニュ・ラクテク  

有人惑星サデーを有する星系。数十年前に経済破綻を起こし、領民は困窮している(ペネージュが16歳の時)。レトパーニュ大公国商館を置いている。

国民レーフ  

帝国のために働く、アーヴ以外の人間。帝国国民とも。領民政府との関係はなく、帝国の庇護を直接受ける。帝国との関係を喪失すると、領民になる。領民と同格。従士家臣、官僚など。

侯爵レーブ  

宮中序列の一つ。公爵に次ぐ地位を有する。人口1億人以上の有人星系の領主が叙爵される。

エルカーシュ侯爵家レーブジェ・エルカク  

エルカーシュ侯国領主エミュールに属する一族。

スファグノーフ侯爵家レーブジェ・スファグノム  

スファグノーフ侯国領主ソスィエ氏に列なる。私兵スファグノーフ侯国警固隊を有する。お金持ち。
【歴史】
 ・帝国暦648年 スファグノーフ子爵家創設。初代子爵ソスィエ・ウェフ=サイラル・ダグレー叙爵
 ・帝国暦700年頃 第二代子爵ソスィエ・ウェフ=サイラル・ディスクレー叙爵
 ・帝国暦729年頃 第三代子爵ソスィエ・ウェフ=サイラル・エトレー叙爵
 ・帝国暦729年頃 スファグノーフ伯爵家に。初代伯爵はエトレー
 ・入植暦93年 人口一億人突破。スファグノーフ侯国
 ・帝国暦952年 全員が人類統合体の捕虜に
 ・同年 スポール准提督により解放
家紋
 銀の枝と蝸牛ヤーズ・シュレンナ・ル・クラスビュール

レーリア  Rairïac

952年当時におけるゴースロス副長先任航法士。男性。同年戦死。戦死時の階級は十翔長
【容姿】
 水色の口髭。彫りの深い顔立ち。にこやかで親しみやすそうな人物。

レクシュ・ウェフ=ローベル・グレーリア  

レクシュ・ウェフ=ローベル・プラキアの姪。不死鳥作戦の際に配置を失い、伝手をたどってラフィールの艦にやってきた。
【容姿】
 黝い髪。黄金色の虹彩。レクシュ・ウェフ=ローベル・プラキアと面差しがとてもよく似ており、ラフィールともどことなく似ている。
【経歴】
 ・帝国暦959年頃 翔士修技生として近衛艦隊に配属
 ・帝国暦959年 不死鳥作戦に伴い、近衛艦隊を離任
 ・同年 列翼翔士に緊急昇進
 ・同年 ガフトノーシュ・ドゥラド通信士に着任
 ・同年 ガフトノーシュ・ドゥラド通信士を離任
 ・帝国暦969年 霹靂艦隊作戦参謀に着任。階級は十翔長

レクシュ・ウェフ=ローベル・プラキア  Laicch üémh lobér Placïac

巡察艦ゴースロスの初代艦長アーヴ女性。ドゥビュースのかつての想人ラフィール遺伝子提供者レクシュ・ウェフ=ローベル・グレーリアの叔母。星界軍の中でも優秀な翔士といわれている。
列翼翔士のときにドゥビュースに出会った。
ちなみにレクシュはローフに連なる家。
【容姿】
 眉と肩で切りそろえた青鈍色の髪。黄金を湛えたような虹彩に黒い瞳孔。青鈍色の眉。容貌はラフィールにどことなく似通っている。
【経歴】
 ・帝国暦936年 十翔長に昇進。突撃艦長に着任
 ・時期不明 百翔長に昇進
 ・帝国暦952年 ゴースロス艦長に着任。一等勲爵士に叙爵
 ・同年 人類統合体との交戦により乗艦爆散、戦死

アプティック防衛艦隊レクポリア・アプティカル  

幻炎作戦における主戦場アプティック星系防衛のために編成された臨時艦隊司令長官ビボース・アロン=ネレム・公子・ネレース提督旗艦スカーカウ。12個分艦隊
主力艦隊到着までのアプティック星系防衛を任され、多大の犠牲を出しながらも任務を完遂した。
【組織】
 司令部
 ┣司令長官 ビボース・アロン=ネレム・公子・ネレース提督
 ┃┗副官
 ┗参謀長 ビボース・アロン=ネレム・公子・ネフェー千翔長
  ┣補給参謀
  ┣機関参謀
  ┗通信参謀
 旗艦 巡察艦 スカーカウ
 突撃分艦隊 ラトゥーシュ
 突撃分艦隊 他6個
 偵察分艦隊 2個
 補給分艦隊 2個
 打撃分艦隊 1個
【経歴】
 ・帝国暦955年 編成
 ・同年 アプティック門防衛戦
 ・同年 解散

ミスケル防衛艦隊レクポリア・ミスケラル  

幻炎作戦においてミスケル星系防衛のために編成された臨時艦隊司令長官ムルスファー提督。主戦場がアプティックになったのち、幻炎第一七艦隊としてアプティック門沖会戦に参戦した。

ロブナス防衛艦隊レクポリア・ロブナス  

ロブナス門の防衛を引き受けた狩人第一艦隊の別名。

ウェーレ公国レクリューニュ・ウェーレル  

ラスィース王国に属する有人星系。

エストート公国レクリューニュ・エスタートル  

イリーシュ王国に属する有人星系。

ガムヴ公国レクリューニュ・ガムブ  

有人星系。

セスファール公国レクリューニュ・セスファル  Laicerhyne Saisfarr

有人星系。実在するかは不明。

ラポーク公国  

有人惑星レーシュを有する星系。

前衛翔士レクレー  

後衛翔士の上、十翔長の下の位階(第10位)。

レケーフ  

アーヴ宮中序列帝国公爵(955年当時)。
【経歴】
 ・帝国暦955年 幻炎第五艦隊司令長官に着任。階級は星界軍元帥
 ・帝国暦959年 双棘艦隊副司令長官に着任
 ・同年 双棘艦隊バルケー王国方面艦隊司令長官に着任
 ・帝国暦959年 帝国元帥に緊急昇進
 ・帝国暦969年より前 軍政長官に着任

司令座レシェーキバーシュ/司令座レシェキバシュ  

司令官の座席。

司令官レシェーク  

軍団・分艦隊戦隊の最上級司令官。分艦隊の司令官は艦長とは分離され、指揮のみに専念する。

司令官座乗艦レシェーク・ドーリア  

戦隊などが正式に発足するまでの旗艦の呼び名。

レシェークリュア  

952年当時のゴースロス航法士。男性。同年戦死。戦死時の階級は後衛翔士

レジステ  

恐らく戯曲家。作品に「ケビンとクシャトリア」。

巡察艦レスィー  Résic

通常空間戦における主力艦。操舵は航法士が担当するが、戦闘時は砲術士に委ねられることが多い。質量は約1000セボー(=10万t)。6隻で戦隊を組む。半個戦隊時空泡は鉄壁といわれる。
主戦兵器は電磁投射砲凝集光砲反陽子砲も搭載しているが、本来的には対機雷用で、突撃艦級ならともかく巡察艦級には太刀打ちできない。機雷も有するが、これは防御用のものではなく艦艇撃破のためのもの。
時空泡発生機関艦橋の下に設置され、共通の球体壁で頑丈に守られている。
内部に余裕があるため、便乗者のために居住区が広くとられている。

レズワン  

  • 惑星マルティーニュの海に棲息する淡水性の有毛魚類の一種。その毛で光合成も行う。泳翼を持つため鳥のようにも見える。その食生活は悲惨極まるらしい。
  • ハイド伯爵家家紋

ビュセークの鬣レセーフ・ビュセーカル  

ビュセーク氏の家徴。濃淡二色になった髪。

列翼翔士  

列翼翔士フェクトダイ

レディ一〇〇  

霹靂第三艦隊フアンボ星系に駐屯中、バハメリ門からウェスコー王国方面に向けて発進した大規模な時空泡群に付された仮称。人民主権星系連合体軍のみで構成された艦隊で、その戦力の9割近くが動員されている。バハメリ門沖会戦霹靂艦隊と交戦。霹靂第一艦隊の突破により、レディ一〇一レディ一〇二に分断された。

レディ一〇一  

レディ一〇〇霹靂第一艦隊により2つに分けられた後、霹靂艦隊から見て右側の集団に付された仮称。レディ一〇二の2倍の質量がある。霹靂艦隊に包囲され、降伏した。

レディ一〇二  

レディ一〇〇霹靂第一艦隊により2つに分けられた後、霹靂艦隊から見て左側の集団に付された仮称。霹靂艦隊に包囲されたレディ一〇一の救援を試みたが、失敗。バハメリ方面に撤退中、第一・一艦隊第一・二艦隊及び霹靂第一艦隊の攻撃を受け、降伏した。

幻炎レニーヴ  

幻炎作戦クファゼート・レニブ

貨客船レビサーズ  

貨物や旅客を運搬する平面航行宇宙船

給糧艦レブボニア  

星界軍軍艦補給艦の中でも主に食料を搭載するもの。

レペス  Rœpœss

根源29氏族の一つ。主整備子の末裔。語源は「そい」。
【都市船時代】
 出産以外の医療や保健衛生をつかさどった氏族。イーデフと協力関係にあった。
【特徴】
 「名もなきアブリアル」と呼ばれる最初の伝説的な船王を殺した(正確にはそのための薬剤を調合した)アーヴの子孫として知られる。その際使用された皮下注射器は家宝として伝えられている。さらに、この注射器は原アーヴ母都市で作られて現在にまで伝わる数少ないものの一つである。
 感情を面にあらわすことをめったにしない。ものに動じず、並みの人間なら逡巡することも、必要とあらば躊躇う素振りさえ見せない。しかし、一旦怒ると手が付けられなくなる。
【宗家】
 ファリヘー大公爵家ファリヘー大公国には帝国最大の医療研究教育機関がある。
家紋
 毒蛇。
家徴
 レペスの指ギューヴ・レペトと呼ばれる細く繊細な指。ただ、長く細い指を持つアーヴはいくらでもいるのでやや判別しにくい。

レペス  

959年当時のガフトノーシュ艦長。階級は百翔長クリューヴ門沖会戦で乗艦が爆散、戦死した。

ノヴ・キンシャス攻略戦レムコス・ノヴ・キンシャス  

969年にノヴ・キンシャス門で行われた、霹靂艦隊と四カ国連合軍(ハニア連邦軍(4割程度)と人民主権星系連合体軍(6割程度)との合同軍)との会戦。星界軍の推定によれば戦力比は10:8。ハニア連合軍は早期に撤退したため、残された人民主権星系連合体軍を星界軍迂回挟撃し、人民主権星系連合体軍は降伏した。

バハメリ攻略戦レムコス・バハメリル  

969年にバハメリ門で行われた、霹靂艦隊バハメリ防衛軍ハニア連邦軍(8割程度)と人民主権星系連合体軍(2割程度)との合同軍)との会戦。敵艦隊の2倍以上の戦力を有する星界軍が勝利し、バハメリ防衛軍は降伏した。

レムフェーク  

帝国商船団配船官(958年当時)。

林檎火酒レルテル  

アーヴが飲む酒。リンゴを発酵させ、蒸留したブランデーと思われる。

レンガーフ・グローソ  

エストート公国ヴォーラーシュ伯国の惑星デルクトゥーをつなぐ客船

連合派  

ハニア連邦において、帝国との交戦を主張する、軍人や星間輸送業者を中心とする派閥。

階級章レンスィムスィア/階級章レンリムスィア  rénsimesiac

軍衣の胸に付いている、星界軍における階級を示すもの。辺を曲線で形作った二等辺三角形。銀色の縁取りの中に銀色のガフトノーシュが配置されている。地色は兵科を表し(赤(緋)は飛翔科、緑は軍匠科、白は主計科)、線や星が階級を示す(修技生は無地)。

連絡管  

個隊に属する艦艇を連結する通路。内部は六角形の空間になっている。

連絡船  

反物質燃料工場や燃料槽小惑星に保守要員を運ぶために用いられる星系内航行船。無人。

連絡筒  

艚口と与圧区画と接続する通路。


次席参謀ロイ・カーサリア  

先任参謀に次ぐ地位を有する参謀戦隊などに置かれる。

領主副代行ロイクファリア  

領主代行の補佐役。

副司令長官ロイグラハレル  

艦隊の次席指揮官。幕僚本部戦隊を率いていて、臨時編成の艦隊を率いることもある。

鎮守府副長官ロイグラハレル・シュテューマル  

鎮守府の次席指揮官。大規模な作戦・演習時に司令長官を務める。平時には指揮する艦艇は持たないが、有事に備えて幕僚は従えている。

副情報集積室ロイ・ザベール・リラグ  

予備の情報集積室。何らかの理由で主情報集積室が使用できなくなった際に使用される。カリュー氏居住区の外にあり、他の氏族が警備を担当している。

副帝ロイスピュネージュ  

ラクファカール陥落後、帝国中枢から切り離されたスキール王国において、最高の帝位継承順位を持っていたドゥビュースが名乗った称号

次席通信士ロイ・ドロキア  

大型艦等における第二位通信士戦列艦などに置かれる。

ロイフェーシュ  

霹靂第一艦隊所属の偵察分艦隊

遷都計画官補ロイフリフキア・アロク  

遷都計画官の部下。3人おり、そのうちの1人は筆頭遷都計画官補と呼ばれる。

准提督ロイフローデ  roïfraudéc

千翔長の上、提督の下の位階(第5位)。分艦隊司令官など。

副百翔長ロイボモワス  

十翔長の上、百翔長の下の位階(第8位)。

姿勢制御機関ロイラーガ  

宇宙船の姿勢制御や微移動等を行うための機関。

ロイリュア  

第一蹂躙戦隊の先任艦長スィールコヴ初代艦長。階級は百翔長
演習終了後に千翔長に昇進し、第二蹂躙戦隊司令官に補任された。

次席航法士ロイ・リルビガ  

大型艦等における第二位航法士戦列艦などに置かれる。操舵の容易な戦列艦等では操舵を担当する。

似我蜂ロイル  

ロイル級突撃艦紋章

ロイル級突撃艦ゲール  

星界軍突撃艦の一つ。
【乗員】
 艦長
 先任翔士
 次席翔士
 書記
 ┣司厨従士
 ┣経理従士
 ┗衛生従士
 監督
 ┣従士
 ┗従士 11名
 当直要員は飛翔科翔士3人の三交代制。
【攻撃兵装】
 反陽子砲
 可動連装凝集光砲
【防御兵装】
 防御磁場
【特殊機関】
 重力制御装置
【艦載艇】
 短艇
 救命莢 十数個
紋章
 似我蜂ロイル

艚口ロー  

連絡艇等の開閉扉。

フェブダーシュの淑女ロージュ・フェブダク  

アトスリュア・スューヌ=アトス・フェブダーシュ男爵・クロワールが私有する乗用艇アーヴ専用機。フェブダーシュ男爵領唯一の武装艇。
アーヴであることを忘れないよう、1日に一度はこの船を駆るのがクロワールの日課。
【型番】
 ダテーフ造船所製のセグノー947型。
【攻撃兵装】
 レンガーフ40艦載凝集光銃特別仕様 二挺

惑乱の淑女ロージュ・ラビュルナ  logh labyrena

クファディス・ウェフ=エスピール・セスピースポール・アロン=セクパト・レトパーニュ大公爵・ペネージュに贈った称号

有翼竜ロース  

ロース級巡察艦紋章

ロース級巡察艦レスィー  

星界軍巡察艦の一つ。952年当時の最新鋭艦。艦橋は半円形で床は二段になっており、外側が一段低くなっている。高い部分は艦長階床と呼ばれ、平面宇宙図が投影される。
【乗員】
 艦長
 副官先任航法士
 監督
 書記
 先任砲術士
 先任通信士
 航法士
  他艦橋要員5名
  乗員約220名
 当直要員は4名。
【外観】
 全長12.82ウェスダージュ(=1282m)
【攻撃兵装】
 ・電磁投射砲 6門(艦首4門、艦尾2門)
 ・機動時空爆雷 10基
 ・可動凝集光砲
 ・可動反陽子砲
【防御兵装】
 ・外殻(結晶陶質
 ・内殻(重金属)
 ・防御磁場
【特殊機関】
 ・重力制御装置
【搭載艇】
 ・短艇 艦載数不明(2つ以上)
 ・連絡艇 複座型
艦章旗
 有翼竜ロース

閣下ローニュ  

貴族勅任翔士に対する敬称。

主君ローニュ  

家臣領主に対して用いる敬称。

ローハウ州  

クラスビュール21州の一つ。州都はグゾーニュ

ローフ  Lomh

根源29氏族の一つ。語源は「もと」。
【都市船時代】
 電気系統の保守作業を担当する氏族。発電機やモーターの整備、船内の照明に関する仕事なども手がけていた。
【特徴】
 生真面目さではアブリアル並とさえ言われるが、冷静沈着にして果断で、優秀な軍士を輩出しており、典型的な提督といえばローフの出身と思われほど。一方で、交易者としては今一つセンスにかけ、『艦長としては最高、船長としては最低』といわれる。
 武功により諸侯となったものも多いが、その邦国に繁栄しているものは珍しい。
 技術氏族であったことから科学者も多く、平面宇宙航行技術の工学的応用に大きく貢献した。
 宗家以外はローフを名乗らない。
【宗家】
 ゲンダウ大公爵家
家紋
 炎。
家徴
 ローフの金瞳キリーフ・エンピュカ・ロムと呼ばれる、黄金を湛えたような瞳。

檸檬ロープ  

レモン。

ローフ・ライギア  

前120年頃のアーヴ女性。
【嗜好】
 演説をするのが好き。演説の際に机の上に乗るクセがある。

寒いローマ  

アーヴの間では絶対3度の真空を形容する言葉。

ローマセル  

ドゥビュースレクシュ・ウェフ=ローベル・プラキアが交易のために借りていた小型交易船。935年頃プレアーヴたちの探査船を発見した。

ロームカウ  

狩人第一艦隊所属のカウ級巡察艦ロブナス門沖会戦で爆散した。

建艦廠ロール  

宇宙船の建造を行う施設。帝国では、時空泡発生機関を製造できるのはラクファカールにある五大建艦廠(レスポー、ベートゥール、ヴォービノート、スュール、ゴクローシュ)のみ。
訓練甲板には建造する艦の模型があり、宿舎兼訓練施設になっている。

工廠ロール  

高度の宇宙船補修能力を有する施設。鎮守府付属。

ヴォービノート建艦廠ロール・ヴォービノータル  

五大建艦廠の一つ。ソーフ級戦列艦などを担当する。

ゴクローシュ建艦廠ロール・ゴクロク  

五大建艦廠の一つ。

ゴクロール建艦廠  

帝国最古の建艦廠ラリューシュ氏が中心となって建造した。

スュール建艦厰ロール・スューラル  

五大建艦廠の一つ。ガムフ級突撃艦ヘージュ級護衛艦などを担当する。

第7022特設工廠ロール・ディファカ・ダンボルマトマータ/第7022特設工廠ロール・ディファカ・ダンボルマスマタ  

ラクファカールの外れ、ベートゥール建艦廠の近くにある工廠。14(増設の余地あり)の船渠を束ね付属施設をつけたもの。

ベートゥール建艦廠ロール・ベートゥル  

五大建艦廠の一つ。いくつもの球が重なり、巨大な管を触手のようにうごめかせているように見える。ロース級巡察艦の建造などを担当しており、955年頃からカウ級巡察艦の竣工に入った。コーヴ級襲撃艦も生産される予定。ラクファカール陥落後はリムセズ泊地に展開している。

レスポー建艦廠ロール・レスポール  

五大建艦廠の一つ。ロイル級突撃艦などを担当する。

十翔長ローワス  

前衛翔士の上、副百翔長の下の位階(第9位)。突撃艦艦長護衛艦艦長など。

錨星四七ロキー・ゴダナ  

泊地四七の中心に位置する黄色矮星。現在の恒星アブリアル

ロク・セトゥーシュ  

小惑星や退役軍艦などを改造した軍事要塞。通常宇宙側のの側に設置されていることが多い。

ログドーニュ  

旧ボークビルシュ船長(958年当時)。

ロケール  

トライフ艦隊所属の突撃分艦隊

ロスィ・バーナ  

恋するアーヴたちに人気の客船。船内には無数の娯楽施設があり、日替わりで行事が開催されている。多数の交通艇も搭載し、遊覧航行を楽しむこともできる。

ロセーシュ  Losaich

根源29氏族の一つ。語源は「とかさ」。
【都市船時代】
 都市船内部の通信網を保守管理していた氏族。また船内設備の配置についても大きな発言力を持ち、しばしば大規模な内装工事の指揮を執った。交易好きとしても知られる。
【特徴】
 信念に忠実だが、その余り強引な面もある。また、他人の気持ちを忖度することに注意を払わないので図々しいと思われるきらいがある。
 帝国創設後は軍士としてよりも交易者としての活躍が目立ち、交渉によって邦国を一つ獲得したこともある。
 ロセーシュに関わると不幸になる、と一部のアーヴたちは頑なに信じている。
【宗家】
 ビデール大公爵家
家紋
 白鳥が多い。
家徴
 ロセーシュの目ネ・ロセクと呼ばれる茶褐色の虹彩に青い縁取りのある目。

ロセーシュ  

偵察分艦隊デクスファ司令官(955年当時)。階級は准提督

ロセーシュ・セーダ  

アブリアル・ラムステューム侍従

翔士ロダイル  lodaïrh/lodairh

星界軍の上級士官。位階列翼翔士以上のもの。叙任と共に成人と認められる。法定の最低賃金は月16スカール
軍艦勤務の者には翔士個室が与えられる。

飛翔科翔士ロダイル・ガレール  lodaïrh ggarér

飛翔科に属する翔士真の翔士とも呼ばれる。空識覚を持つ生まれながらのアーヴでないとなれない。軍では艦長参謀司令官などを務める。

予備役翔士ロダイル・キサイナ  

現役を外れて通常は他の仕事に就いているが、召集命令を受けた場合には部隊に参加する義務をもつ軍士。現役よりはゆっくりだが昇進もするし、現役復帰も容易。

真の翔士ロダイル・ノークタ  

飛翔科翔士のこと。

星界軍翔士ロダイル・ラブーラル  

翔士のこと。

官記ロダイロン  

軍人の辞令。軍政長官の名で交付される。

ロック・リン  Rock Lynn

ジントの父親。アーヴ艦隊マーティン来襲時に政府主席だった。その対応を一任され、対宇宙兵器のコードを渡すことと引き替えに、帝国貴族に叙され、リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵・ローシュになった。三ヵ国連合侵攻時に処刑された。
【経歴】
 ・時期不明 ハイド星系議会議員に就任
 ・時期不明 ハイド星系政府主席に就任
 ・着陸暦172年(帝国暦945年)第1季84日 ハイド伯爵に叙爵
 ・帝国暦952年 処刑

円遊祭ロナローヴォス  

毎年帝宮を開放して行われる、帝国でもっとも盛大な饗宴フレーグ

空間機動要塞ロニーデ・ホーカ  

の防衛等を行う施設。重すぎてそのままでは平面宇宙を移動出来ないため、設置場所で建造するか、分解して平面宇宙を輸送し、再組み立てする必要がある。

軌道要塞ロニード  

小惑星などを改造した軍事要塞。の側に設置されていることが多い。

空間要塞ロニード  

の防衛等を行う施設。通常空間での機動力は持つが、平面宇宙航行機能は有さない。空間機動要塞と同一と思われる。

通信基地ロニード・ドロク  

通信艦隊の基地。

捕虜収容所ロニューグヴィ  

戦争によって捕虜となった者を、その故郷がまだ帝国に併合されていない場合に待機させる場所。領民政府に対し武装蜂起した人々なども収容される。一旦収容されても、帝国臣民として帝国領内であれば自由に移住できる。ただし通常の移民同様、移住先の領民政府の許可も必要。
955年現在、14の地上世界が指定されている。初めの1年は生活費が支給されるが、その後は普通の地上世界と同じく自活する。治安維持や大規模施設の建築などは全て帝国負担のため税金がない。代わりに政治的自由もない。中心産業は開拓。最初は帝国総督府を通じて統治しているが、援助なしにやっていけるようになれば帝国は手を引き、捕虜収容所の指定も解かれ、領民政府に統治が引き継がれる。
その性格上問題が起こりやすいため、いくらか厳しめの刑法が施行されている。(ある標準的な捕虜収容所では、全ての犯罪の最高刑は死刑。詐欺は10年以上の重労働刑、殺人は25年以上の重労働刑、執行猶予という概念はない。)

コーザイ捕虜収容所  

コーザイ地上世界全体を占める捕虜収容所

スィトゥール捕虜収容所ロニューグヴィ・スィトゥル  

ウェスコー王国にある捕虜収容所

ロビート  Lobitec

根源29氏族の一つ。語源は「とみて」。
【都市船時代】
 船の運行上必要な様々な雑務をこなした氏族。都市船の応急処置も担当した。マンパワーを必要とするため、人口は最大だった。帝国創建後も繁栄を続け、軍士の供給に貢献した。
【特徴】
 家風は平凡。どのような仕事でもそつなくこなすので重宝される。軍士としては指揮官よりも参謀副官などのスタッフ向き。歴史に名を残したものはあまりいないが、大事業の成功した経緯を調べればたいていこの一族のものが関わっている。
【宗家】
 マンブース大公爵家
家紋
 百足。
家徴
 ロビートの髪ヒュス・ロビータルと呼ばれる緑色の髪。

ロビート・ボイガ  

帝国創建前後のアーヴラ・エディ・ポイ・ベブナの収容後はその生活の面倒を見ることになった。
【経歴】
 ・時期不明 ドゥムイ委員会書記部に配属
 ・時期不明 書記部次席書記に昇進
 ・帝国暦前19年から3年の間 委員会を退任。恋をし、子供をもうける

ジムリュアの乱ロブーショス・ジムリュアル  Robuchoth Ghimrÿar

帝国史上最大の反乱。地上世界出身者が大半を占める地上軍が中心となり、帝政の廃止を求めて起こした。帝国は散々な苦労の末に鎮圧、直ちに地上軍を解体した。ジムリュアとは首謀者であるジムリュア・ボルジュ=フルク・フルーシュリンダ・ナルン)のこと。
【歴史】
 ・時期不明 革命軍を組織
 ・時期不明 対アルハミド星間帝国戦中に蜂起
 ・時期不明 帝都帝宮王宮の全てと艦艇の3割弱を掌握
 ・時期不明 帝都の残存兵力が非戦闘員と共にスキール門から退去。帝都を完全に制圧
 ・時期不明 人類連邦創建。ジムリュアが暫定大統領に就任
 ・時期不明 革命軍対レトパーニュ大公国戦。革命軍は戦力の半分を失う
 ・時期不明 星界軍帝都奪還
 ・時期不明 革命軍解散

ロブナスII   

ロブナス伯国唯一の有人惑星。ほとんどが海に覆われており、陸地はわずかな島のみ。そのうち最大のものがラジェイ島で、唯一人が住んでいる。
もともとは惑星改造に失敗した星で、海ばかりの上、地質が不安定なため、人類統合体矯正施設惑星として利用されていた。
【人口】
 120万人(957年当時)。うち刑務官、職員、非職員が2万(非職員は1867人)。西部矯正区に10万。
【組織】
 最高責任者は中央政府任命による行政長官。
【産業】
 刑務所管理。自給できるのは水と塩のみ。
【単位系】
 自転周期11.8標準時間、公転周期417.8標準日。
 表面重力1.87標準重力

ロブナス輸送隊スューフ・サリュグ  

956年にロブナスIIへの援助物資を送るために編成された輸送隊司令ガボート百翔長旗艦強襲輸送艦ダークセス
【組織】
 司令部
 ┗司令 ガボート百翔長
 旗艦 強襲輸送艦 ダークセス
 輸送艦 2隻

ロブナス洋  

惑星ロブナスIIを覆う海。

ロベルト・ロペス  

「地球に生きた幻獣たち」の著者。

次席書記ロヤルム・ウィグ  

ドゥムイ委員会書記部の次席責任者。8名。

次席翔士ロヤルム・ロダイル  

突撃艦における艦長先任翔士に続く第三位翔士

葡萄酒ロルテク  

アーヴが飲む葡萄で作った酒。

近衛艦隊ロワボリア  

ロワムガム  

エルカーシュ侯国の歴史ある有人惑星。

連絡艦ロンギア  longiac

平面宇宙航行機能を有する軍艦。小型貨客船のような構造をしている。情報と共に貴賓や伝令使を運ぶことを想定しているので、衛生設備の完備した客室が12あり、ささやかな談笑室も備えられている。平面宇宙の偵察にも用いられる。イリーシュ門-スファグノーフ門なら3ヶ月程度で移動可能。

情報連結ロンジョス・リラグ  

思考結晶を接続することで行う情報通信。1光秒以上離れると行えない。

近衛隊ロンボレシュ  

帝宮の警備の担当者。