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■ 2005-06-30 |
ある意味時間厳守
今日はほぼ一日法廷傍聴。うちの部長に付いて、10余件の法廷を傍聴しました。2分で終わる事件もあり、2時間以上かかる事件もあり、判決を読んでいるのに誰もいない法廷あり、でなかなかおもしろかったです。途中だれちゃって眠くなったけど、さすがに書記官のとなりの席では居眠りをするわけにもいかず、がんばって耐えた…つもりだったんですが、となりに座っていた修習生に、「途中危なかったですよね?」とツッコミを受けました。トホホ…
暇な時間はパソコンの設定で大忙し。どうもプリンターをなかなか認識してくれなくて、その設定に1時間、僕のひとつ前の先輩が残してくれていたフロッピーに入っていた、、僕のいる民事第1部の裏話を読むのに1時間、ほとんど仕事しないままで終わりました。
明日から起案をがんばらないと。しかし一番最後に登庁し、一番最初に退庁するボクを、みんなはどう思っているのだろうか…
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■ 2005-06-29 |
専用、それは通常の3倍
いよいよ今日から実務修習の始まりです。とりあえず岡山地裁民事第1部に配属になり、専用のデスクも与えてもらいました。それから地裁、家裁、地検、弁護士会館にあいさつ回りに行き、飯も食ってやれ一休み。今日は初日だし、ガイダンスかオリエンテーションで終わりかな〜なんて思ってましたけど、甘かった。
いきなり裁判記録(ちなみにA4サイズで厚さは5cmほどある)を1冊渡されて、「これを読んで、判決書きを起案しておいてね。2週間くらいで」。これ読むだけで1日仕事ですよ…(実は3時間ほどで済んだ)。
「それから、来週月曜にある裁判の記録にも一応目を通しておいてね」っておい!来週月曜には10以上も裁判が入ってるんですよ。その記録(もちろんどれも5cmくらいある)全部?しかも、記録は裁判所から持ち出せないため、どう考えても明日あさってで終わらせないといけません。まじっすか。
とはいうものの、仕事は9:30〜17:00で楽だし、ボクの修習担当裁判官は民事第1部部長だけあってなかなか面白そうな人です。少なくともお酒の席では。明日から3ヶ月、前向きにがんばっていきましょう。
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■ 2005-06-28 |
天然
いよいよ明日から実務修習です。とりあえず明日は9時までに岡山地裁に登庁しないといけないわけで。うわさによると朝は道が死ぬほど混むらしいので、本来なら30分程度で移動できるところを、1時間半くらい前に出ようと思います。
普段はスクーターで行くつもりなんですけど、引越しの荷物が明日届くので、明日だけは車で送ってもらいましょう。
今日の昼ごはん。母と妹の三人で地方裁判所の偵察にいきがてら、ラーメン屋でお昼を食べました。
そこにあるのは食券機。あいにく誰も1000円札を持っていません。なかなか気が利くラーメン屋で、となりには両替機が。母が万札を持って入れようとしたのですが、「新札の両替を希望される方は店員まで」の文字が。しょうがないなぁと母が店の中へ入ろうとしたとたん、妹が一言。
「新しいお札がだめなら折り目をつけてから入れれば大丈夫なんじゃないの?」
そーじゃねーだろ。
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■ 2005-06-27 |
懐かしい本が邪魔をする
ということで、司法研修生の私は、一年間の実務修習のためここ、生まれ故郷の岡山に帰ってきたわけでありまして。とりあえず6月末〜9月末は岡山地裁民事部に配属され、そこでまぁ裁判官見習いみたいな仕事をすることになります。もしあなたが裁判所にいく用事があって、そこで法服を着て一段低いところに座っている、裁判官のような裁判官じゃないような人がいたとしたら、それは研修生と思って間違いないです。もし寝ていたとしても、あなたの裁判には何の影響もない人ですから、知らん顔してくださいね(←言い訳)。
これから地裁民事部、地検、地裁刑事部、弁護士事務所をたらいまわしにされつつ、就職活動もやって、人脈も形成して、自分の勉強もし、と忙しい生活が始まりそうです。
とりあえず仕事はあさってからなので、今日は部屋の片付けに専念しました。実家に帰ってきたのはいいけど、僕の部屋は家族の物置状態。一刻も早くプライベートな空間を取り戻すため、僕は戦います。
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■ 2005-06-26 |
なんだか恒例の行事みたいになりましたが
今年もサーバーの更新料を払いそびれていたせいで、ここんとこ接続できなくなってしまっていたことをまずお詫び。もしかして閉鎖!?と思われたかもしれませんが、とりあえずあと一年は続けていくことにします。Blogに乗り換える時機を逸したなぁ…
それから、いろいろあって(ここら辺の経緯はおいおい)実家にある岡山に戻りました。最近はその準備で忙しく、ついつい更新も怠りがちに…近いうちに、未更新分は補完しますのでご容赦を。
とりあえず今日はこの辺りで。
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■ 2005-06-25 |
みんなとの別れのときが近づきました
今日が、実質的な、埼玉にいる友達との別れの日になりました。
いろんな人からプレゼントをもらったり、手紙をいただいたり、色紙をもらったりしたんですけど、一番うれしかったのは、子供たちがくれたアルバム。こっちでよく遊んであげた子供たちが、それぞれのメッセージと写真を貼り付けたもので、不覚にもジーンときてしまいました。
でも、それを渡しに来た子供から、「つまんな〜い。だって泣かないんだもん」というきついコメントが。
ごめんね、感情表現が下手な人間で。
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■ 2005-06-24 |
人間はそもそも水上で生活するようには設計されていないからどうのこうの
「民事弁護講義」「刑事弁護講義」「前期修習終了式」。これにて前期修習はおしまいです。
前二つの講義は実務に向けての心構え。民事弁護の教官に言わせれば「漫談」だそうですけど。積極性をもつこととか、何か目標を設定しろとか、そんな感じ。
そして修了式。仕切っていっても、所長が話すだけ。さぞ眠気を誘うような長い話が展開されるのだろうと覚悟を決めてはいたんです。が、話自体は15分ほどで終わり、しかも面白かった。所長、空気が読める人ですよまったく。
そして前期修習修了と言えばこれ、屋形船で飲み会ですよ。品川からお台場の方へぐるりと遊覧。海はきれいだし、食事はおいしいし、みんなとの別れ話は盛り上がるし。最高の夜でしたよ。ボクが船に耐性があればね…
実は極度に船に弱い僕。船のサイズ、波の大きさ等にかかわらず、船に足を踏み入れた瞬間に気分が…。ぶっちゃけ、波打ち際に立って波を見つめているだけで調子が悪くなる人間です。屋形船なんてだめに決まってますよ…
とはいえ、人前で無様な姿をさらすわけにも行かないので、なるべく外を見ないようにして、船で酔うより酒に酔えとばかりにビールを飲み、友達との話に集中することで、船の中にいることを忘れるようがんばりました。
船の上から見る夜景は、それはもう美しかったそうですよ。
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■ 2005-06-23 |
春眠なんとやら
「刑事裁判講義」「検察講義」「民事共通選択講座」でした。
もう明日で終わりということもあって、講義といってもこれからの諸注意みたいなことをうだうだ。実務中にはああしろこうしろとか、これまでの復習はどうのとか。非常にためになるお話だったのですが。
眠い。
これは教官の話がつまらないわけではなくて、個人的な問題の感じ。なんだか異常なまでに眠く、きちんと睡眠をとっているにもかかわらず、一瞬でも気を抜くと瞬殺、みたいな。コーヒー飲んでもガムをかんでもだめで、今日は日がな一日夢と現の世界をさまよいました。
明日は最後だし、今日はもう寝ます。
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■ 2005-06-22 |
有終の美
「民事弁護起案講評」「民事裁判起案講評」「民事裁判講義」でした。
民事弁護起案は9日にやった最後の一日起案の講評。今回は教官が起案の末尾に一人一人に向けたコメントを付けてくれている模様。ありがたやありがたや。
…ってあれ?僕の起案にはコメントが付いていませんよ?ここここれは一体どういうことなんですか、教官!
「あー、ごめん。忘れてたわ」
なんですとーっ!いやいや、それなら今この場で付けてくださいよ。
「うーん。ま、君には言うことないよ。よくできてたから。」
え?まじ?と喜んで席に戻ったのですが、どうもやっつけ仕事だったと言う疑惑もぬぐえないのですが…。とはいえ、起案の表紙には「このちょうしで!」というかわいい判子が押されていたことからも、実際評価は悪くなさそうなので一安心です。
民事弁護はかなり苦手だったですからね…せめて最後だけでも。
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■ 2005-06-21 |
それでも5つ書いてる人はいたらしい
「公判演習講評」「検察事例研究講評」で終わりました。
公判演習講評は昨日の講評。やっぱり一回ひとつの事件を通しで見るのは勉強になります。修習中じゃ、ひとつの事件を終わりまで追うなんてどだい無理ですからね。
検察事例研究講評は、16日の起案の講評。制限時間から考えるに、「業務上横領」について書けばいいんだろ?とそのときはコメントしたんですが…
模範解答を見ると、成立させるべき罪名は「有印私文書偽造」「同行使」「電磁記録不正作出」「同供用」「業務上横領」の5つだったそうです。ぜってーむり。
でも、電磁記録云々に触れていた人とか、偽造と横領が牽連犯(手段と結果の関係にある二つの罪のこと。住居侵入と窃盗とか)じゃなくて併合罪(そういう関係にない複数の罪のこと)に気づいた人はあんまりいなかったようで、ちょっと気分は良かったですけど。検察は自由がきく分、考えることも多い。
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■ 2005-06-20 |
逆転公判演習
「刑事公判演習」×3でした。
他力本願作戦は見事成功し(成功?)、ほかのメンバーがきちんと計画を練り上げてくれたようです。ありがとうみんな!
公判演習とはその名のとおり、刑事裁判のシミュレーション。第1回公判(冒頭手続、証拠調べ)第2回(証人尋問…目撃者)第3回(証人尋問…被害者)第4回(被告人質問、論告)第5回(判決)からなっており、全部で5時間程度でした。
うちの班の担当は第3回の証人尋問。検察官として、有利な証言を引き出すのが目的です。とはいえ、あらかじめ作成された筋書きに基づいて行われるのでスムーズに終了。
そのあとは弁護人の反対尋問。こっちは事前に筋書きを作るわけには行かないので(弁護人は事前に証人と接触できないという設定のため)、結構大変そうでした。人事だけど。僕はその間メモを取るのを担当していたんですが、途中からとても追いつかなくなって職務放棄したので、結構のんびりと観戦できました(それじゃだめだろ!)。
でも、ひそかに狙っていた
yukkun20「異議あり!今の質問は前提が間違っており、誤導だと思いますが?」
裁判官「弁護人、ご意見は?」
弁護人「〜の理由から、異議には理由がないものと思料します」
裁判官「…異議を認めます。弁護人は質問を変えてください」
っていうやり取りができたので、個人的には満足です。
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■ 2005-06-19 |
しっかし茨城も結構いなk(以下略
今日は別の友達が旅行に誘ってくれて、みんなで茨城県のひたちなかの方へ遊びにいってきました。全部で20人くらい。
ひたちなか海浜公園に行ってサイクリングしたり、近くの港でおいしい海鮮料理を食べたり、温泉でまったりしたり、ともりだくさんな一日でした。
特に海浜公園は、遊園地あり、子供用水遊び場あり、バラ園あり、サイクリングコースあり、海の見える展望台あり、広大な芝生公園ありと充実した施設がついて、お値段たったの400円(子供は80円)!(ちなみにアトラクションは別料金ですが)さすが国営、太っ腹です。大人から子供まで楽しめるこの施設、もっと宣伝してもいいと思います。ただ海浜公園のキャラクターはお世辞にもかわいいとはいえなかったけど。
このメンバーで旅行に来ることは最初で最後でしょう。でも、ボクの心の中に思い出として刻まれました。大事にします。
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■ 2005-06-18 |
思い出が走馬灯のように…(死?)
こっちにいられるのもあと一週間。今日はお昼と夜、どっちも友達にごちそうになってました。
夕食に招待してくれたのは、こっちに越してきて以来5年の付き合いになるお友達。思い起こせば五年前、初めて彼のうちに招待されたときは、そのなれなれしさというか暑苦しさに圧倒されてしまったものですが、それ以来ずっと、ボクのことを常日頃から気にかけてくれた人でした。僕の持っていないものをいろいろもっている人で、「あぁ、世の中にはこんな人もいるんだな〜」とちょっとカルチャーショックでした。年は少し離れているけど、ボクにとっては「兄」というより「友達」って感じかなぁ。
20歳になったとき、大学を卒業したとき、司法試験に合格したとき、いつも彼の家で飲んでいたような気がします。僕が彼との別れを惜しんでいるように、彼がボクとの別れを惜しんでくれるといいなぁ。
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■ 2005-06-17 |
しばらくご無沙汰でした(事故の怪我の治療中だったってことで)
まあそんなわけで今日ははじめての電車通所です。初めてのことで通所にかかる時間が不明のため早めに出てみました。9:00前に着いちゃった(9:35までに着けばよい)。バカ。
「刑事弁護起案講評」×2でした。
本当は3限もあるんだけど、例によって選択性だったのでパス。
起案講評は1日の起案の講評。だめだめだと思ってたんですけど結構な高評価でしたよ。とくにあれこれ展開したアリバイの話は好評をいただけたみたいです。自分で無理があるなぁ、と思ってたところは「まぁこういう考え方もあるよね」っていうがっかりコメントでしたが。
せっかく3時に終わったんですが、放課後は月曜にある公判演習(刑事裁判のシミュレーション)の打ち合わせをしました。うちのグループの担当は検察官。窃盗事件の被害者に証人尋問するのがお役目です。そのため、事前に証人役の人と面談し、尋問事項を準備し、弁護人に「異議あり!」を言わせないようにする質問方法を考えて…
2時間くらいで終わるかと思ってましたが、3時間たっても終わりませんでした。ボクは6:30からどうしてもはずせない用事が入っていたのでその時点で逃亡。でも大丈夫。うちのグループは優秀な人多いから。他力本願。
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■ 2005-06-16 |
ひとつの不幸は次の不幸を呼び込む
「民事裁判起案」×2「検察事例問題研究」でした。
名前は違えど両方とも起案。前期最後の起案です。昨日の怪我で左手と右肩が痛いことには目をつぶろう。
民事裁判起案の方は事実認定の練習だったのですが、これまたさっぱりな出来でした。昨日褒めてもらったのにすいません。
検察起案の方は、事例を与えられて、「この事案なら何罪で起訴すべきか」という課題が。どう考えても2時間じゃ出来ません。「電磁的記録不正作出罪」なんて罪があるのはじめて知ったよ(簡単に言うと、データの偽造罪)。結局それと、「電磁的記録不正供用罪」「業務上横領罪」の3つで起訴することにしたんですけど、制限時間から考えるに、課題意図は「業務上横領」だけだったぽいです。おかげで3つとも不完全燃焼に…
帰りがけに雨が降り出しました。まあスクーターにレインコートあるからいいや、と思ってたら、今日に限って忘れてきたことが発覚。さすがにこの雨の中帰るのは無理そうだったんで、初めてバス→電車→バスで帰りました。
感想:みんなよく毎日こんな乗り物に乗ってるなぁ
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■ 2005-06-15 |
主体性がない子ってよく言われます
「民事共通演習」「民事共通演習講評」「刑事弁護特別講義」でした。
民事共通演習は模擬争点整理。争点整理とは、民事訴訟で「訴訟に時間がかかりすぎるんだよ!」という皆様からの苦情を受けて、近年重視されている手続です。
非公開の法廷で、当事者と裁判官がひざを交えて話し合い、どういうことを争っているのか、どうやってそれぞれ立証活動をするつもりなのか、ほかにどういう証拠があるのか、ということを話し合い、主な書証も取り調べることで、法廷での他の手続を迅速に進めようということらしいですね。争点整理手続が終われば、あとは法廷で1回か2回証人尋問を一気にすれば判決が出せる状態になるわけで、だいぶ民事訴訟も早くなったらしいですよ。昔の制度は良く知らないんだけど。
前振りが長くなりましたが、結局それのシミュレーションですね。はっきり行って僕はほとんど役に立たなかったんですが、うちのグループには優秀な人がたくさんいたので助かりました。座右の銘、他力本願。
それから放課後は裁判教官との面談。刑事裁判のほうは、「君の成績は中の上くらいだね〜」と言われちょっとショックです。上の下くらいかと思ってたからな…(変わんないよ!)。なんでも、「最初二つの起案は相当良かったのに、最後の起案が悪かった」そうな。たった1回で順位が真ん中辺りまで下がる起案ってどんなだよ…
民事裁判のほうは「君は優秀なので、いうことは何もないよ」って言ってもらえてラッキー。「しかも起案がどんどん良くなってるのがすばらしい。裁判官になる気ないの?」と過分なお褒めの言葉を賜りまして。ルンルン気分で帰宅〜
とうかれていたせいなのか、帰り道でスクーターごと初めての転倒事故を起こしました。後続車がなかった、曲がり角だったのでスピードが相当落ちていた、雨なのでレインコートを着ていた、などさまざまな幸運が作用し、擦過傷3箇所、捻挫2箇所の軽症ですみました。スーツも痛まなかったし。ただどういうわけか、下に来ていたカッターシャツの袖はずたずたに避けた挙句血まみれになってしまいましたけど。
それにしても滑った車体から投げ出された瞬間は、「もしかして僕死ぬのかな…」なんて考えてしまいました。あきらめ早いよ。
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■ 2005-06-14 |
EはexcellentのEと信じたい
「民事共通演習」×2「検察起案講評」でした。
民事共通演習は以前やった起案を題材に、原告代理人として原告が勝てるように理由付けをしろ、それもグループで。という課題をやらされました。が、直前になってグループの全員が「被告の言い分が正しい」という観点で以前の起案を書いていたことが判明。なんか敗色濃厚だなぁ…と思ってたら、案の定負けました。ま、仕方ないね。
検察起案講評の方は以前やった起案の講評。最後に教官からのコメントがあって、末尾に<E>の文字が。E!?まさか、E評価ですか!?得意なはずの検察でこの体たらく。もはや腹を切ってわびるしか(誰に?)。あ〜講評も頭に入らない…
と思ったら、なんとOEAPDの5段評価だったことが判明(Eは全体の上位7〜26%)。っていうかそれは何の頭文字なんですか?
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■ 2005-06-13 |
人命は地球より重い!?
「刑事共通特別講義」「全科共通講義」「全科共通討論」。
刑事共通講義は「司法精神医学」でした。ボクはてっきり法医学的なことでもするのかと思ってましたが(精神はどこ行ったんだよ!)、精神鑑定の話でした。
最近は問題になってますよね…凶悪犯が何でもかんでも精神異常で無罪になっちゃうケース。そんな精神鑑定をしているのはどんな人なのか、とか、どういう形式でやっているのか、とか、なかなか興味深いお話でしたよ。
まぁ一番興味深かったのは、今や日本の人口の16%が何らかの精神病を患っているという事実でしたが。きっと風邪ひいてる人より多いよね。
でも、精神病というとすぐ犯罪に結び付けがちですが、実は全犯罪者に占める精神病患者の割合は1%以下。こういう事実はもっと一般の人に知られるべきだと思いますよ。不当な差別をなくすためにもね。
全科〜のほうは司法倫理について。弁護士として人命と職務上の義務、どっちを選ぶかという話でした。人命だと思うでしょ?人としての倫理は当然そうなんですけど、弁護士としての倫理は一概にそうとも言えないところがあるんですよね…秘密を守って人の命を見殺しにするか、人の命を救って依頼人を裏切るか。これを突き詰めるとそもそも倫理って何なのかという哲学的な問題に…ま、結局答えは出ないってことですね。(そんな結論でいいのか)
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■ 2005-06-12 |
初めてナディアの薄着を恨んだ
もうすぐ埼玉を離れるので、心残りがないように買い物に行ってきました。
その途中、ガチャガチャ「ガイナックスヒロインズ」(一個200円)が。ラインナップは「リイクニ・ノンデライコ」(王立宇宙軍)「綾波レイ」(エヴァンゲリオン)「朝比奈あるみ」(アベノ橋魔法☆商店街)「月之森小夜子」(忘却の旋律)そしてもちろん我らがナディア嬢!ていうか、ナディアと綾波以外知らない。
ところが、回せど回せど、ナディアだけが出ない。なぜか「ノンデライコ」ばかり出るわ出るわ。やはりこれは比重の問題か?分厚いコートを羽織った上にバッグまで担いでいるから、ガチャガチャの底の方に沈殿しているのか?そりゃナディアは布面積が少ないですけど、それにしても出ない!ナディアが出たらそれでOKなのに!コンプ狙ってないから!
結局12個目でようやくナディアが出ました(言うまでもなくコンプリートも達成)。
フィギュア自体はかなり造形的にも出来が良く、満足でした。(写真を撮ろうとしたら、携帯の電池が切れたのでまた明日にでも)
…そのとなりのトレードセンターで、コンプリートセットを2200円で売っているのを見るまでは。
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■ 2005-06-11 |
いわゆる天才だとボクが思う数少ない人
和光(研修所があるところ)の友達のところへ遊びにいってきました。
友達というか大学の先輩かつ同じ仕事を目指している人。大学時代から頭がいい人だな〜と思ってたんですけど、最近は研修所の勉強が大変だって言ってました…。そんな頭がいい人に言われると危機感をあおられます。
でも、今までの起案の話とか聞いていると、なんだか似た者どうしだな〜と。クラスで3人しか採らないような説を採ってたり、あんまりメジャーじゃない意見を強硬に主張したり。お互いに傷をえぐったりなめたりしてお別れしました。
ちょっと弱気になってたみたいでしたけど、僕が初めて会ったときから目標にしてた人だからがんばってほしいなぁ〜。いつまでも越えられない壁でいてほしい。
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■ 2005-06-10 |
昼から雨が降らなきゃもっと良かった
「民事共通選択講座」「刑事共通問題研究」×2でした。
民事選択のほうはその名のとおり選択科目なんですが、僕は何も選択していなかったためお休みでした。
せっかくふってわいたこの休み、何か有効に使おう!と、課題の予定とか、引越しの準備とか、いろいろ計画は立ててたんですが、朝寝・朝湯・朝洗濯で終わりました。朝酒しなかったところは褒めてください。
刑事共通問題研究は3週連続でやっているグループ起案の最終回。今まで3週間にわたってやってきたチームもこれで解散です。ほかのメンバーが優秀な方ばっかりだったんでだいぶ楽させてもらいました。いろんな人と集まって意見を出すと、自分の頭からはとても出てこないようなユニークな意見が聞けて、ホント勉強になりますよね。自分の頭で考えなくなるので結果的にはトントンですけど。l
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■ 2005-06-09 |
今朝も7時過ぎに起こされました…怒怒
「民事弁護起案」×3。お疲れ。
しかし、これで一日起案は終了です。少なくとも前期修習は。起案自体はまだ少し残ってますが、とりあえずこれで終わりかと思うと少しさびしい気も…しないね、やっぱり。
今日の起案は最終準備書面の起案。最終準備書面とは、民事裁判の判決直前に、それぞれの当事者が言いたいことを全部まとめて文字にしたもの。ほかの書面と違って、何を書くか、どうやって書くかは弁護士が自由に決めることが出来るので、ある意味腕の見せ所です。修習生に(少なくともボクには)見せるような腕はないですけど、とりあえず納得のいくものが出来た…かな。
ここからは関係ない話。ワールドカップ出場決まりましたね。それにしても日本はホント強くなりましたよね。開催国特権で出た初めてのワールドカップでは、「もうこれを逃がしたら向こう20年くらいは日本が出場することはないんだろうね〜」なんて思ってましたけど、今では押しも押されぬアジアの雄ですもんね。昨日も北朝鮮に快勝して、すっきりしました。っていうか、あんな政治とスポーツの区別もつかないような国が世界の舞台に出るのは早いです。ってことを言ったら、がんばっている北朝鮮の選手に悪いかな。
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■ 2005-06-08 |
中継用カメラがあるのが悪いのか
「民事裁判起案討論」「民事弁護演習討論」「局長講話」×0.5でした。
民事裁判起案は昨日の講評の続き、民事弁護演習はおとといの続き、局長講話は話を聞くだけ…と朝からテンションが上がらないのも無理はないです(となりの住人がうるさくて、朝6時に起こされたことも無関係ではないが。怒)。1限、2限と授業を流し、最後の局長講話。どうせ中継で流れて来るんだし、寝てても分からないよね。
まさかうちの教室がメイン会場だったとは…って言うか二回目ですよね?何で20もクラスがあるのに、うちがメインなのか。これじゃ眠れないじゃないですか。
とはいえ、さすがに研修所の事務局長を名乗るだけあって、話自体は面白かったです。「今年はまれに見る優秀な学年ですね…まあ冗談ですけど」「去年は修習中に、法廷で酒盛りした人がいました…そんなところで飲んでもおいしくないのに」「交通事故でつかまって、当番弁護士の世話になった人がいました…修習とはいえ、そんな体験はいりませんから」って、突っ込み厳しいなぁもう。
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■ 2005-06-07 |
最近研修所の自販機は品揃えが悪い
「民事裁判起案講評」×2「民事共通特別講義」でした。
起案講評は5月25日の起案の講評。こっちは結構手ごたえがあったので返ってくるのが楽しみですよ。
と思ってたんですけど、意外と細かい点で問題の奥が深く、あちこちで細かいミスが出てしまいました。
でも、休憩時間に分からないところを聞きにいったら、教官から「君の起案はよく考えられていたよ〜」と褒めていただいたのでルンルン気分です。裁判起案はきちんとしたマニュアルがあるから書きやすい、と根っからのマニュアル世代である僕は思うわけであります。でもきっと実務の荒波にもまれたら、マニュアルが役に立たないことを思い知るんだろうなぁ…
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■ 2005-06-06 |
ようやく冷房が入ったようです
「民事弁護講義」「民事弁護演習」「刑事裁判起案講評」でした。
民事弁護演習は、交通事故の被害者側弁護士としてどれだけお金が取れるか、という話。交通事故は誰が加害者で誰が被害者になってもおかしくないと言う怖さもありますが、たった一人亡くなったり後遺症が残ったりすると、たちまち数千万円から1億程度の賠償金が課されるというのも恐ろしい…。普段から安全運転を心がけるとともに、きちんと保険に入っておくことも大事ですよ、ほんと。
刑事裁判起案講評は5月19日の起案の講評でした。出来としてはそこそこでした…けど、よくある間違いとして教官が指摘したところ、ほとんどきれいにはまってたのはどうよ。やっぱ枚数が多いだけじゃだめなんですね…
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■ 2005-06-05 |
久々に本物の人間が動く映画を見た(ぇ
というわけで、ようやく見れました「世界の中心で愛を叫ぶ」。何でこれを見ることになったのかということは5月22日の日記で。
んで見た感想なんですが、なんか思ったほど感動しませんでしたね…いや、確かにジーンと来る話だったんですけど、泣くほどじゃないって感じ。それでも、あの年頃の感情の機微というか、何というかをうまく表現できている、なかなかの名作だったと思います。ちょっとプラトニックすぎるかもしれないけど。
あと、ヒロイン役の女の子の演技が良かったと思うよ。普段ドラマ見ないから基準が良くわかんないんだけど。
まぁそんなわけで、ちょっとしんみりしたい人にはおススメです。ほかの映画見ることないから(以下略
あと、中学時代に図書室で読んだ小説「いちご同盟」を思い出しました。確か病気の15歳の女の子を励ますため、同じ年の少年二人の提案で「いちご同盟」(いちごとは15のこと)を組んで、残された生を精一杯生きようとするストーリー。でも彼女、死んじゃうんですよね…ってアバウトにも程があるあらすじですよ。そ、そうだ!女の子の名前は直美だった!…ような気がする。とにかく、それを読んで以来、彼女の死が脳裏に焼きついて、感動物が見れなくなった記憶があります。もう一度読んでみようかなぁ…
昨今の「いちごといえば100%」な人はぜひ読んでみてください。
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■ 2005-06-04 |
はじめての2ch
うちのサイトがはじめて(少なくとも僕が気づいたのは)2chに載ってました。星界がらみで。うちの星界年表がチェックされたみたいです。
SF・ファンタジー・ホラー板の星界の紋章スレ。
67 :66:2005/05/19(木) 19:46:50
狩人じゃなくて幻炎作戦だったな、スマソ。
年表まとめてる人もいるみたいだからこっちもどうぞ。
ttp://yukkun20.cool.ne.jp/seikai/chrono.html
2chに貼られるとろくなことがない…らしいですが、初めてのことなので一応記念に残しておこうかな、と。そろそろ日記以外の部分も更新しないとなぁ…。星界シリーズ最新作が出ないことに文句言える立場じゃないですよ(←何様?)。
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■ 2005-06-03 |
今日は結構しゃべったと思う
「検察起案討論」「民事共通演習」「刑事共通演習」の演習3本立てでした。
演習は基本的に研修生主導で進めていくので、だれなくていいんですけど、さすがに3コマ目ともなると睡魔が…
「検察起案演習」は昨日の講評みたいな感じ。結局何罪が成立するのかということをみんなで討論したんですが、強盗を成立させる人と窃盗にとどめる人はほぼ半々で安心…のはずだったんですが、僕が考えていた強盗理論はちょっと特殊だったようで、ほかに賛同者がいませんでした…トホホ。おまけに最後教官から「ちょっとその考えには無理があるんじゃないかと思いますね」って言われたしー。
誰も有効な反論を持ち出してこなかったので、これはかなりいけてるんじゃないかな〜なんて思ってたのに、誰も歯牙にもかけなかったというのが真相みたいです。
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■ 2005-06-02 |
こんなことでも楽しまないと
「検察起案」×3でした。正直二日連続はやめてほしい。
今回の事件は強盗の共犯。そろそろ出るんじゃないかと思ってましたよ共犯事件。でも、思ってるだけじゃいい出来にはならないんですよね。ちゃんと予習しないと。
ということで今回のは正直微妙です。多分みんなこんなもんだと思う…んだけどな…前回の起案が結構良かっただけに、ちょっとショックです。
それはそうと、検察の起案で書くべきことは主に二つで、「この事件を起こしたのは誰なのか(これを犯人性という)」ということと、「この事件は何罪に当たるのか」ということ。ボクは前者はそこそこ出来るんですが、後者がさっぱりです。今回も強盗致傷事件だってことは一目で分かる事案なんですけど、共犯者がね…強盗の故意を否定してるんですよね…
もし強盗の故意が認められれば強盗致傷罪の共同正犯なんですが、それがないとなると窃盗罪の共同正犯になっちゃうんですよね…。起案を書くほうとしては、窃盗罪にしてくれた方が書くこと少なくて楽なんですけど、問題文の趣旨が「二人とも強盗致傷にしろよ〜」という感じだったので、無理やり強盗の故意を認定してしまいました。おんなじ事案でも、好きな犯罪を構成できるのが検察官の楽しいところです、ね。
さて、僕たちが起案に使う資料(通称白表紙)は、実際にあった事件を多少アレンジした記録です。だから、出てくる人物の名前は変えてあるわけですよ。その変え方にもいくつかのパターンがあるんですが、今日のは野球・サッカーシリーズでした。事件の関係者は野球選手(松井、高橋、小久保とか)、検察側はサッカー選手(中田、柳沢とか)。
こんなところに注目して記録を読むのも面白いもんです。
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■ 2005-06-01 |
想像力より創造力が大事
「刑事弁護起案」×3でした。だんだん慣れてきてる自分が怖い。
今日の事案は窃盗事件。お風呂の脱衣場で荷物を荒らしていたおっさんが捕まって、以前にもあった似たような事件とあわせて起訴されちゃったっていうお話。おっさんは今回のについては認めてるんだけど、前回のにはアリバイがあるからって言って認めてないんだよね…もちろん刑事弁護なのでアリバイを証明するために東奔西走ですよ。
こういう事件では、いかに説得力のあるアナザーストーリー(ここではアリバイね)を裁判官の前で展開できるかが勝負なんですが、自分の出来上がった起案を読んでみたら、アナザーストーリーどころかただの創作物語ですよ。説得力なし。
ボクが裁判官だったら迷わず有罪の事件でしたね。どうも弁護科目は相性が悪い…
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