The Secret Of
Blue Water
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■ ナディアな事典 06

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バベルの塔
1.アトランティス人が用いていた惑星間光速通信用の塔。出力が強いため、近距離では反射衛星砲として転用することが可能。
元ネタは旧約聖書に出てくる、神に反逆した人間が建てた天まで続く同名の塔。
2.1.のうちレッドノアに搭載されていたもの。現在稼動する唯一の物でもある。動力は縮退炉のエネルギー。グラタン突入ボルトを破壊したことにより機能停止した。
3.1.のうちブルーノアに搭載されていたもの。太古から封印されていたが、ガーゴイルが復活させた。それを阻止しようとするネモが制御装置のブルーウォーターを引き抜いたため、自爆した。
4.ネオ・アトランティスが1.を模して作り出した複製品。マハル基地で開発が進められていたが、基部の人工オリハルコンが過負荷に耐えきれず圧壊、塔自体が暴走して消滅した。動力は火力発電とオリハルコンのエネルギー。
5.4.崩壊後ネオ・アトランティスが建設に着手した(#20)複製品。本編中ではどうなったか語られないが、おまけ劇場で登場。マリーがうっかり自爆スイッチを押したせいで消滅した。

ハマハマ
グラタンが墜落したアフリカの村に住む青年。ブルーウォーターとその継承者ナディアについて知っている。1887年1月3日生まれ。

バラクーダ号
アメリカ海軍所属の戦艦。海獣(ノーチラス号)を退治するために派遣されたアメリカ連合艦隊の旗艦。艦長はメイビル
派遣自体はネオ・アトランティスの策略によるもの。戦闘になり、ノーチラス号に3名の犠牲者を出すことになってしまった。
元ネタは松本零士作『オーロラの牙』でUボートと戦ったイギリスの同名の戦艦。

パリ万国博覧会
#1で開催されていた万国博覧会。ジャンナディアの出会いの場となった。
1889年5月5日から10月31日までフランス革命100年を記念してパリで開催された第11回万国博覧会(歴史上の史実)。このために建設されたエッフェル塔や、エジソンの白熱電球による初の夜間照明などが目玉だった。

パルスジェット機
#20でジャンが発明した小型飛行機。燃料を燃焼させた反動で飛行する。出力が弱く人間はまだ乗れない。自動開閉式の空気吸入口がポイント。プロポで遠隔操作する。
ジャンは2機作っていたが、1機は飛行実験中に事故で爆発、墜落し、もう1機は空中戦艦トラクタービーム発生装置を破壊して爆散した。

ハンソン
グランディスの忠実な部下その2。ノーベル賞級の頭脳を持つ天才科学者で、元はグラン家の技師をやっていた。グラタンではナビゲーター役を務める。発明を通じたジャンのいい兄貴分で、地質学や物理学などにも詳しい。
ノーチラス号ではエレクトラに一目ぼれしたが、思いは届かず。エピローグでは自動車会社を設立し、大金持ちになった。
【年齢】
 27歳。
【容姿】
 茶髪。青い瞳。少々小太りなのは頭脳派の証。サンソンほどではないが身だしなみにも気を使っている。
【性格】
 発明家らしく探究新旺盛。意外と照れ屋な一面もある。サンソンに比べて要領が悪いため、グランディスのヤツ当たりに合うこともしばしば。口癖は『僕のグラタンが〜!』『もうすぐ20世紀という科学時代の世の中に』
【特技】
 いうまでもなく発明。グラタンに代表される超発明はもっと脚光を浴びてもいいはず…なのに、舞台が超科学対超科学なためなかなか目立たない悲劇の人。
【初期設定】
 科学万能主義者。世渡りが下手で女性にもてた経験もない。

万能銃
ネモが#14で使用した水中用万能銃。水中銃として使用できるのはもちろん、移動用のハーケン代わりにもなる。缶切りやフォークもついてる…かも。おそらく高圧ガスによって作動。


飛行爆雷
ノーチラス号の主兵装。基本的には射出後、空中を放物線を描いて移動し、上空から対象に命中する対潜用兵器だが、対空兵装としても利用可能。ランチャーベイ(発射口)は8基あり、自動装填システムにより連射もできる。
ガーフィッシュなら一発で撃沈できるが、空中戦艦バベルの塔ののバリアーは破壊できなかった。

ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために
#07の次回予告でグランディスが言ったセリフ。ナディアの前番組「アニメ三銃士」で繰り返し使われていた同じセリフが元ネタ。One for All, All for One.

ビナシス=ラ=アルウォール
ネモの息子でナディアの兄。ネオ皇帝と同一人物。
ネオ=イコン=エピファネス

百科事典
ノーチラス号船長室にあったもの。別名マリーの絵日記帳。

ひょうたん島
ガーフィッシュに撃墜された三人組が、漂流の末流れ着いた無人島。実は島ではなく、レッドノアが偽装した姿。海の上を漂ううちに偶然リンカーン島に接近し、ナディアたちも移住することになった。
元ネタはもちろん「ひょっこりひょうたん島」。ディテールもそっくり。


フェイト
#15で登場したノーチラス号の機関部員。通常は機関部でエンジンの整備・補修を担当している。アメリカ連合艦隊との戦闘後、ノーチラスの秘密と他の乗組員の命を守るため、毒ガスが充満する隔壁内に閉じ込められて死亡した。

ふしぎの海のナディア
言わずと知れたこのアニメ。もはや説明は不要ですよね。
「不思議な海のナディア」は間違いですのでご注意。

浮遊機雷
カルカロドンからルメール海峡の地下水道に投下された、ネオ・アトランティスの新型機雷。接触、磁気、水圧で爆発する複合起爆式。

ブラックキング
ジャンが作成したアイアンキングサンソンの趣味が多量にねじ込まれたため、同じ設計図から作ったはずなのに微妙にレッドキングとは違う。ボディはレッドキングと同じだが、頭頂部に角、尻尾の先にドリル(レッドキングは毛)、背中にエアファンネル(レッドキングはエアクリーナー)が付けられている。性能は互角。
元ネタは『帰ってきたウルトラマン』に登場した角の生えた怪獣。

ブルーウォーター
1.アトランティス人オリハルコンから作り出した宝石。光エネルギーが固形状態で凝縮されている。光コンピューターの役割も果たしており、レッドノアバベルの塔の制御にも用いられる。しかし、旧アトランティス王家の血を引く者しかその力を発揮できない。
内部の光コンピューターの基板となっている部分は三次元模様に見える。
アトランティス人は、死ぬと魂がその中へ帰っていくと信じており、その力を全て使うことで死者を甦らせることもできる。マリー曰く、『お墓が万能ナイフになっているようなもの』。
別名「トリスメギストス」「賢者の石」。
2.ナディアの胸にいつもかかっている八面体のペンダント。持ち主に危機が迫ると点滅して知らせるが、実際に役に立ったことは皆無。
3.ネモが自室においている宝石。2.よりも一回り大きく、中央部がくぼんでいるのが特徴。鉛の内張りをした青銅のケースに収められている。
4.沈める寺院の中央部に奉られている巨大な青い宝石。本来の用途は不明。

ブルーノア
アトランティス人が地球に来たときに乗っていた三隻の宇宙船の一つ。アトランティス人が滅亡した際にアフリカ大陸に墜落し、生き残った人がその上にタルテソス王国を築いた。


ペンギン宮殿
南極基地イリオンの棲む湖の間にある宮殿。ペンギンが多数生息している。


ホム・ガード
ノーチラス号の対魚雷防御兵装。円筒状の弾が炸裂して小型の徹甲弾を散布し、敵魚雷を到達前に爆破するデュプレックス弾。

ホランド
アメリカ軍人で、エイブラハム号副長。

ホログラフ
1.通常二次元でしか現れない画像を立体的に構成し、360度どこからでも認識できるようにしたもの。もしくはそのための装置。
2.船長室にあったコンパクトタイプの立体映像投影装置。ナディアが生まれた日に撮影されたもので、エルシスネモ)、ナディアの母親、ビナシスネオ)、ナディアネメシスガーゴイル)の5人が写っている。ノーチラス沈没後はナディアが持っている。
どうでもいいが、この写真ではネモの髪は短いのに、次の日(クーデターがあった日←CD"Bye Bye Blue Water"収録"第22.5話「記念写真」"参照)にはロンゲになっていた(#22参照)のは一体…。