ネオ・アトランティスの実質的指導者。本名はネメシス＝ラ＝アルゴール。旧タルテソス王国の宰相で、ネモとは親友だった。
世界をアトランティス人の手によって支配することをもくろみ、ネモと対立。クーデターを起こし、王国崩壊後はアトランティス人の遺産を使ってネオ・アトランティスを一大組織へ築き上げていった。アトランティス人の末裔であることを誇りに思っているが、実はアトランティス人ではなく、本人がそのことに気付いたのはブルーウォーターの力で塩の柱になったときだった。
【年齢】
　46歳。ネモと同じ。
【容姿】
　常に仮面をつけており、黒いフード、黒いシャツ、白いネクタイに真っ赤なコート。手袋も忘れちゃいけません。レッドノア復活後はフードがでかく固くなっていましたが。
【性格】
　悪役の鑑。血も涙もない冷血漢であるが、実は結構なロマンチスト。ただしおまけ劇場では単なるいじられ役である。豪快なキレっぷりは必見。
【特技】
　手袋をしたままで指パッチン。

１．ネオ・アトランティスが古代アトランティスの超科学を利用して開発した主力潜水艦。無印と�U型の二種類が存在する。
２．１．のうち旧式のもの（無印）。主にネオ・アトランティスの通商破壊工作に用いられており、謎の大海獣として世間の噂になっていた。船体全部の大型ラムが特徴。＃３でエイブラハム号を破壊した。
【外観】
　全長１４８メートルの紡錘型。ブリッジは艦底に設置されている。
【攻撃兵装】
　艦首魚雷発射管４基
　艦尾魚雷発射管４基
　速射砲（船体上部の大型ガトリング砲）４基
　対空砲３基（各２砲身）
　爆雷投下口２門（艦底）
　ラム（衝角）
【防御兵装】
　外殻（特殊合金製。鉄より硬い）
【最大速度】
　不明（少なくとも３２ノット以上）
【推進装置】
　Ｌ動力機関
【推進】
　水流ジェット推進

＃１５から登場したネオ・アトランティスの高速攻撃型潜水艦。主に対ノーチラスを想定して設計されている。船体前部にある槍状のラムと大型のインティークが特徴。ブリッジは旧型と違い船体上部に設置されている。
【外観】
　全長１４８メートル。ガーフィッシュ（無印）に比べて細長い。前面の吸水口が大きく、後部の安定舵も大型化した。
【攻撃兵装】
　魚雷発射管
　消磁爆薬カプセル射出口（艦尾）
　ラム（衝角）
【防御兵装】
　外殻（スペースチタニウムよりもろい）
【推進】
　水流ジェット推進

＃２４でジャンが発明した、海水から飲料水を作るための装置。海水を熱してその蒸気を集め、それを冷却することで真水を作り出す。が、マリーにもナディアにもその価値をわかってもらえなかった悲劇の発明。

機雷除去のため新たに水密機能を付加されたグラタン（＃１０〜＃３６）。大型バラストタンクを車体下部に設置したことで潜水能力を持つ。操縦はテレビカメラによる映像を通して行っている。後部シリンダーによるプロペラ推進。ノーチラスとは有線電話で連絡を取り合っている。
ハンソンとノーチラスクルーがわずか２時間５０分で改造したものであり、その技術力の高さがうかがえる。

『ふしぎの海のナディア』の原案。ジュール＝ヴェルヌ作。ノーチラス号、エイブラハム号、ネモ船長などが引用されてはいるが、ストーリーは全くの別物。１９１６年以降何度も映像化されている。

南極大陸の地下にアトランティス人が建築した、南極基地に通じる海底通路。

グラタン改に搭載されたレーザー砲。威力だけは高いが電池式のため無駄撃ちするとすぐに空っけつに。

ノーチラス号の科学技術部長。科学技術の開発・設計を担っている。とはいえ、その超科学を完全に理解しているわけではない。最終決戦時には、自分には生き延びてやることがあるはずだと考え、船を下りた。
本当は出番が多くあるはずだったが、尺の関係で真っ先に出番を削られた悲劇の人。ドラマＣＤではただのエロ親父としてその片鱗を覗かせている。

グランディスがグラタンに付けた愛称。グランディス以外には全く浸透していない。

＃１３に登場した、ネオ・アトランティスが所有する巨大なカニ型ロボット。人間タンクと異なり、二足歩行が可能で、制御部も一体化している。一人乗りで、コクピットは足の付け根。通常は人間タンクに足が生えたような形状だが、作業時には上部が大型カッターになる。主用途は森林伐採。その高性能ぶり（人間タンクとくらべて）から考えて、アトランティス人の遺産か？
正式名称は「ガーゴイルロボ　カラッパ３号」「ガーゴイル特製森林バッサイロボ　カラッパ３号」。サンソンとマリーのキューピッドと言っても過言ではない…か。

＃８などでガーゴイルが使用していた大型高速飛行船。
カルカロドンとはラテン語でメジロザメ科の魚のことを指す（たとえばカルカロドン・カルカリアスとはホオジロザメのこと）。
【外観】
　二つの気球によりゴンドラを吊り下げた飛行船。ゴンドラの先端部がブリッジ、下部は展望客室となっている。
【推進】
　８基のエンジンによるプロペラ推進。

ノーチラスクルーに支給される制服。ナディアは勝手にヘソ出しにアレンジして着ている。

ノーチラス号の機関長。対消滅機関を始めとする機械の専門家で、ネモ船長の信頼も厚く、相談役もしている。旧タルテソス王国出身で、ノーチラス号のオリジナルメンバー。男性。
【容姿】
　白い口ひげ。褐色の肌。左腕に錨の刺青。

軌道上で用いるために改造された人間タンク。指揮車部分は一体化して車体後部にある。車輪によってレール上を移動する。

約一万二千年前に全世界を支配していたアトランティス人による帝国。争いにより一日と一夜で滅び去ってしまい、生き残った人がタルテソス王国を築いた。

１．１８９９年７の月、世界を滅ぼすといわれている存在。エアトンの話なので真偽は不明。
２．ひょうたん島に突如として現れた謎の生命体。赤毛の魔女と長身の悪魔、太った魔物を乗せて走る（エアトン談）。正体は歩行モード状態のグラタンをヤシの葉で擬装したもので、もちろん魔女たちは三人組。つかなにゆえ擬装を？

ナディアと一緒にサーカスで活躍していたライオンの子供（♂）。ナディアのことを大切に思っており、ナディアが唯一心を許せる友達。マリーの良き遊び相手（というか犠牲者）でもあり、保護者でもある。
【容姿】
　ホワイトライオンなので毛並みはグレー。首筋の赤いスカーフはサーカス時代からのもの。
【性格】
　動物のくせに意外と嫉妬深く、ナディアが他の男の子と仲良くしているのを見るといじけて家出しちゃうことも…。本来ならマスコットキャラとして可愛さを振りまいてもおかしくないポジションなのに、なぜかおっさんくさい言動が目立つ。
【特技】
　二足歩行できる。しっぽで立つことが出来る。缶詰を開けることが出来る。足し算ができる。雨乞い、座禅、ロープ結び、しりとり、釣り、なんでもござれ。

ハマハマの村に代々伝わる秘宝。タルテソス王国からもたらされたもので、実はアトランティス印の缶詰。これを巡ってハマハマたちとゴンザレスの間で激しい戦いが繰り広げられたが、いつの間にかキングの胃袋に納まっていた。

１．ネオ・アトランティスが誇る空中大型戦艦。ネオ・アトランティスは２艦保有している。二番艦の名はデウス・ウキス・マキナ。
【攻撃兵装】
　殲滅爆弾（ブリッジ下部）
　大型殲滅爆弾（ブリッジ下部）
　重力子爆弾
　原子振動砲（ブリッジ下部）
【特殊兵装】
　スーパーキャッチ光線砲（ブリッジ下部）
　トラクタービーム発生装置（ブリッジ下部）
【防御兵装】
　電磁バリアー（下部）
【推進】
　驚きの火力発電による反重力推進。ブリッジから３方向に広がる部分が反重力システムで、その上面に開けられた２４基の穴は火力発電用の煙突。
２．１．のうち先に建造されたもの。ガーゴイルの座乗艦でもある。

マハル支部の本部屋上にある庭園。ネオ・アトランティスの超科学で人工的に作られた花が咲き乱れている。周囲は硬化テクタイトによりすっぽりと覆われている…が、なんのために覆っているのかは不明。

１．グランディス・ファミリーが誇る万能戦車。ハンソンによる設計・製作。ドライバー役をサンソン、ナビゲーターをハンソンが務める。もちろん６ＷＤ、独立懸架、ハイドロニューマティック。
　パンチカードで各種モードを切り替え、陸、海、空を自在に駆ける。後に水中活動機能が追加され（＃１０）、レーザー砲やドリル、ジェットエンジンも装備された（＃３７）。
　正式名称はグランディス・タンク。グランディスは勝手にカトリィヌと名付けて可愛がっている。
　「タイムボカン」のメカ「メカブトン」をイメージしてデザインされている。パンチカードで変形するのは昔のおもちゃのオマージュ。
【エンジン】
　強制空冷＋油冷直６ＳＶ（僕もよくわかりません）
【攻撃兵装】
　６センチ砲（車体上部）
【モード】※ＧはグラタンのＧか
　・Ｇ−１…通常走行モード（いつもの状態）（＃１など）
　・Ｇ−２…直立歩行モード（４本の蒸気エンジン式シリンダーで直立。歩行も可能だが乗り心地は悪い）（＃２）
　・Ｇ−３…射撃モード（車載砲で砲撃）（＃４など）
　・Ｇ−４…水上モード（タイヤを収納してプロペラで推進）（＃３など）
　・Ｇ−５…飛行モード（気球を出し、プロペラで推進）（＃１など）
　・Ｇ−６…マジックハンド…（油圧式マジックハンドを使用）（＃８など）
【設備】
　油圧式マジックハンド（車体左右）、油圧式シリンダ、強力サーチライト、ＴＶカメラ（車体前面）、ストロボスコープ（上部ハッチ）、バスタブ（後部シート裏）、スチームヒーター
２．グラタンのうち特に改造前（＃０１〜＃０９）のこと。
　改造後については→改造グラタン、グラタン改

＃３０でジャンとハンソンが発明した「グラタンを追うための、グラタンを超えた性能を持つ」乗り物。その実態はどこからかつかまえてきた野ブタを利用した戦車（タンクじゃなくてチャリオットね）。例によってドライバー（というか御者）はサンソン。車体前方に取り付けた巨大回転のこぎりで、森の中でもスピードを落とさずに走ることが出来る。
頑丈さはグラタンに比べるまでもなく、硬化テクタイトの壁と、本物のグラタンに衝突し、大破した。

最終決戦のため打撃力、機動力を大幅に強化したグラタン（＃３７〜）。ハンソンとノーチラスの科学技術部の手によるもの。怪力光線砲（電池式）、ドリル（前部シリンダー）、ジェット噴射口（シリンダー）、ガスタービンエンジンを搭載。
最終決戦でバベルの塔の突入ボルトと共に自爆した。

イタリア名門貴族グラン家出身の女性。18歳の時にゴンザレスにだまされて全財産を失い、元使用人のサンソン、ハンソンと共にヤクザ稼業を続けており、ナディアのブルーウォーターを狙って邂逅した。ナディアたちと和解したあとは一行の保護者として立ち回っている。ネモに恋していたが、その思いが届くことはなかった。名セリフ率高し。
【年齢】
　28歳。あたしゃまだ２０代だよ！
【容姿】
　腰まで届く長い赤毛。青緑の瞳。赤っぽい服を好む傾向がある。ナイスバディ。
【性格】
　口は悪いが根は素直。お嬢さま育ちのせいか少々ワガママで惚れっぽいところもあるが、裏表のない性格で部下たちの信頼も厚い。ナディアの良きお姉さん。
　エレクトラとはネモを巡るライバル関係にあるため仲が悪い。
【特技】
　お嬢さま育ちのわりに料理、裁縫など女性らしいことが結構得意。
【初期設定】
　日和見。ワガママ。基本的に男性を信用していないので、二人の部下も金の上の付き合いだと割り切っている。苦労知らずだが、ナディア同様愛に飢えている。

略してグラタン。
→グラタン

空中戦艦の攻撃兵装。ネオ・アトランティスが発掘した旧アトランティスの古代兵器。ブリッジ下部に３基設置されている。中心部から原子と原子の結びつきを弱めるビームを、パラポナから揺さぶりをかける超音波を出すことにより、特定の物質の固有振動数と対応した音波を発生させ、その物質のみを破壊する。＃２１でノーチラス号のスペースチタニウムを破壊するため用いられた。
殺人超音波光線砲という笑えるネーミングもある。

ブルーウォーターのかつての呼び名。
→ブルーウォーター

ノーチラス号の航海長。ノーチラス号の針路や位置を、海図や羅針盤から読み取る役目。プライベートなセリフは『ヘンな連中…』（＃１０）だけだった気も。男性。
【容姿】
　オレンジのターバンに丸めがね。褐色の肌。
【趣味】
　ヨガ。一説では空中浮遊も出来るとか。

ノーチラスの外殻透明部分に用いられている鉱石。
テクタイトとは隕石の衝突によって生じたとも言われるガラス質の鉱石（実在する）。
そのほかマハル支部の空中庭園などでバリアー代わりにも用いられている。きわめて透明度が高く、肉眼でも注意しないと気づかないほど。

レッドノア侵入時に、エレクトラがジャンに渡した携帯用火器。ボルトアクションで６連発。別名コスモガン。

Ｎ−ノーチラス号の艦載機。メインブリッジ下部にあるリボルバー式の回転発進口から射出される。反重力推進。

ノーチラス号のコック長。料理は愛情という信念の持ち主で、ナディアやグランディスに料理を教えたりもしていた。
【容姿】
　灰色の髪。口ひげ。褐色の肌。どんな時でもコック帽と包丁は手放しません。

銀の柱を奪うためにハマハマの村に現れた男。美術品を（非合法な方法ででも）集めるのが趣味。
昔グランディスをだました詐欺師。