The Secret Of
Blue Water
A to Z
■ ナディアな事典 03

 □ さ行

サンソン
グランディスの忠実な部下その1。下町育ち。元はグラン家の運転手だったが、家を追い出されたグランディスに付き従っている。グラタンではドライバーを務める。その鍛え上げられた肉体でグランディスを支える義理人情に厚い男。
男としての生き様を体を張ってジャンたちに教えたりもしていた…が、基本的にはマリーのおもちゃ。エピローグでそのままゴールインしてしまったために、今でもロリコン疑惑が絶えない人。
本名はサンソン=レーヴェンブロイ…かもしれない。
【年齢】
 27歳。
【容姿】
 茶髪。水色の瞳。スーツの着こなしにこだわる男である。いつもかぶっている帽子で銃口を定めている…わけではないようだ。
【性格】
 少々きざなナルシスト。スラム街育ちのせいで皮肉屋っぽいところもあるが、根は紳士。いつもは冷静を装っているが、一度ハンドルを握ると野獣化し、あたりが見えなくなってしまうのにはグランディスも呆れ気味。が、それを差し引いてもカッコイイ!
【特技】
 人間タンクとも渡り合える怪力。卓越した運転テクニック。そして射撃。特に射撃は神業の域まで達しており、殲滅爆弾からキングののどぼとけまで、狙えないものはない。
【初期設定】
 世渡りがうまい、現実主義の皮肉屋。ひそかにグランディスのことをいいなと思っている。


シーサー・シーサー
ハマハマの村の守り神。銀の柱が祭られた神殿の入り口にも石碑が置かれ、足元の台座にはトリスメギストスの継承者についての文章が刻まれている。

沈める寺院
海底にあるアトランティス人の共同墓地。本来はアトランティス人が地球にやってきたときに乗っていた三基の宇宙船のひとつだが、彼らが滅亡した際に炎で焼き尽くされて海に沈んでしまった。
現在はアトランティス人と、ネオ・アトランティスに殺された者たちの墓地となっており、ジャンの父親の墓もここにある。
入るにはブルーウォーターとキーワードが必要。もちろん深海まで移動できる装備も。

しもべの星
古代アトランティス人が建造した、地球の衛星軌道上にある反射衛星。バベルの光を任意の場所へ反射するためのもの。全部で12個浮かんでおり、それぞれに名前がつけられている。本編中に出てきたのはミカエルルシファーの二つ。

ジャガイモを薄く切って油で揚げたもの
ノーチラス号の非常食メニューのひとつ。ポテトチップス。
ナディアが主食にしていた「肉の味がする」ものは「サッポロポテトバーべQ味」とほとんど同じもの。

灼熱病
#14でナディアマリーがかかった病気。高熱を伴い、発症から72時間程度で死に到る。治療にはリーフ64にある薬草が必要。
ネモ船長も専門家なら手元に薬草のひとつも置いておけばいいのに。

ジャンの家
ル・アーブルジャンが一人で住んでいる家。もともとは家族で住んでいたものだが、ジャンが発明で好き勝手に改造しているため原形をとどめていない。家の前の道は飛行機用の滑走路も兼ねている。
風車による風力発電やエレベーターなどかなりハイテク化されているように見える…が、おばさんが発明に厳しいのがわかるような気もする一品。

ジャンのおじさん
ル・アーブルジャンの家の近くに住んでいるジャンの叔父さん。ジャンの発明のよき理解者で、協力者。船と奥さんが苦手。
【性格】
 明るく、楽天的。口癖は『一度しかない人生だ。パーッと行こう!』

ジャンのおばさん
ル・アーブルでおじさんと一緒に住んでいるジャンの叔母さん。ラウルの実の妹で、両親がいないジャンの面倒を見てくれている。
【性格】
 現実的、保守的。夢を追ってばかりのジャンやおじさんの発明に対しても厳しい。

ジャン=ロック=ラルティーグ
本編の主人公にしてヒーロー。ラウル=ロック=ラルティーグの一人息子。母は幼い頃に亡くなり、父親も航海中に行方不明になったため、フランスのル・アーブルに叔母夫婦と住んでいる。ナディアに一目ぼれして、その故郷を探すために共に旅に出る。フランス人。獅子座のO型。
【年齢】
 14歳。
【容姿】
 茶色の髪。紫の瞳。メガネは父親に買ってもらった唯一の物。近視なのに、メガネをかけると目が大きくなることにつっこんではいけない。サスペンダーと蝶ネクタイを忘れない、なかなかのおしゃれさんである。
【性格】
 いい人。ナディアのワガママを受けとめられるほとんど唯一の人物。これが惚れた弱みか。割と豊かな生活をしていたため少々世間知らずなところもある。純粋で、正義感が強く、思いこんだら一直線で行動力にあふれた、典型的な主人公である。能天気なところもあるけど。口癖は『僕の理論は完璧なんだ!』。ただ、実践との間には狭いが深い谷があるのだ。
【特技】
 発明。ノーベル賞級の科学者であるハンソンに勝るとも劣らない天才である。
【初期設定】
 ほぼ同じ。
 暗算と数式を覚えるのが趣味。科学というものに夢を抱いている。

重力子爆弾
空中戦艦の攻撃兵装。ネオ・アトランティスが開発したものではなく、アトランティスの遺産を発掘したもの。
きわめて威力が高く、旧タルテソスを一撃で完全に破壊した。

ジュール=ヴェルヌ
19世紀後半に活躍したフランスの小説家(1828〜1905)。代表作に『海底2万マイル』『神秘の島』『80日間世界一周』『十五少年漂流記』など。

消磁爆薬カプセル
ガーフィッシュUの攻撃兵装。艦尾より大量に射出され、潜水艦の吸水口から入りこんで爆発する。ノーチラス号の超電推進機の磁場をくるわせ、航行不能に追いこんだ。

女性秘書
#10で出てきたガーゴイルの側近。これ以来姿を見ないのはもしかして…

人造オリハルコン
ガーゴイルが命じてマハル支部で作らせていた、ブルーウォーターオリハルコン)の模造品。ブルーウォーターと共鳴する性質がある。バベルの塔の中枢制御に用いられていたが、過負荷に耐えられず砕け散ってしまった。

神秘の島
海底2万マイル』の続編。ジュール=ヴェルヌ作。リンカーン島エアトンネモ船長などが登場する。


水準操作員
ノーチラス号の水準操作員…というか、メインクルーなのに仕事内容がよく分からん。一応副操舵手という肩書きも持っているのだが、操舵シーンはなし。舞台がN−ノーチラスに移ってからはますます存在意義がわからない。男性。
グランディスに二度も逆らった、気骨のある人。もちろん一睨みで黙らされたが。エーコーさんのマブダチ。
【容姿】
 青髪を伸ばしている。細い目。
【趣味】
 ボトルシップ作り。

スーパーキャッチ光線
ネオ・アトランティスが開発した、スペースチタニウムノーチラス号の主要材質)を牽引するための磁力光線。
ガー様のネーミングセンスのよさがうかがえる一品。

スーパーキャッチ光線砲
空中戦艦の特殊兵装。ブリッジ下部に設置されている、巨大なU字型磁石。スペースチタニウムにのみ反応する光線を発射できるのだが…本来の用途は不明。

スカラブ号
ゴンザレスが乗っている装甲車。強制空冷のエンジンをフロントに積んでおり、後部には2輪のキャンピングカーを接続している。砲塔を1門装備。
スカラブとは「コガネムシ」の意味。

スペースチタニウム
ノーチラス号の船殻に用いられている宇宙金属。精製法はヒミツ。


世界樹
大地すべてに根を張るという巨大な樹。現在は南極で氷漬けになっている。

潜水球
ノーチラス号に搭載されている深海作業用小型艇。通常は船体下部に固定されており、作業時にはワイヤーロープで吊り下げる。単独航行能力は持たない。操縦席は一人乗り用だが、船外に数人しがみつくことも可能。簡単な作業アームが二本ついている。レスキューポッドも兼ねる。
このデザインのダサさから言ってネモたちが自分たちで作ったものだろう。

潜水服
1.ノーチラス号で使用される、深海作業用の耐圧・耐水服。頭部には強力ライト、右肩には緊急浮上用のエアバックがある。近距離なら無線で会話できるが、遠距離の場合は頭部のライトを使い、モールス信号で通信する
デザインがダサいのはアトランティス人の使っていたものではなく、ネモたちが作ったものだから。
2.ジャンハンソンが1.を参考に作ったキング用の潜水服。後姿が情けないのは以下略。

船長室
ノーチラス号の船長室兼ネモの私室。デスク、ベッド、二つの書棚、ジャイロコンパス、パイプオルガンなどが置かれており、他の区画とは後部のエレベーターと、床下の非常階段によってつながっている。メインブロックと分離することが出来るが、推進力は有さない。

戦闘ブロック
ノーチラス号のうち、メインブロック以外の部分。潜水艦の大部分を占める。
ノーチラス号沈没時にメインブロックと分離され、ガーフィッシュをまきこんで自爆した。

殲滅爆弾
空中戦艦の攻撃兵装。推進力を持たないいわば巨大(全長約80メートル)な爆弾で、ブリッジ下部にあるシリンダー状の射出口からから発射、自由落下して目標に接触する。ノーチラス号の艦首を一発で破壊するほどの高威力だが、N−ノーチラス号のバリアーの前には無力だった。


装甲列車
マハル支部に設置されていた重装甲の列車。使用目的は不明。

操舵長
ノーチラス号の操艦を一手に引きうける操舵長。いつもブリッジで操縦桿を握っている。そのおかげかクルーの中ではセリフは多め。逆に私生活はまったくの謎だが。
【容姿】
 黒髪。口ひげ。かなりマッチョ。いつも黒いランニングシャツ。クルーの中でもっとも背が高い。