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これまでのあらすじ
無人島でジャンたちが築き上げてきた科学文明は、突如上陸した台風の雨、風、津波によりたった一晩で崩壊してしまいました。そして台風は、なんと新しい島まで持って来てくれたのです。驚くべきは大自然の脅威。早速その島に行ったジャンたちはなつかしのエアトンと、彼の言う恐怖の大王に出会ったのです。
ストーリー
恐怖の大王はグランディスたちだった。思わぬ再会に大喜びの一同。
その晩、みんなはたき火を囲みながらこれまでの経緯について話し合った。グランディスたちは気球が破られたあと海をさまよい、エアトンと同じこの無人島にたどり着いたのだ。エアトンはグランディスたちの酒を勝手に飲んでしまったため砂漠に埋められていたらしい。話の最中、エアトンは虐待に耐えかねて逃げ出してしまう。それを追いかけた一同が見たものは、水平線の彼方へ遠ざかろうとしているリンカーン島の姿だった。やはりこの島は動いているのだ。ジャンたちは思いきって動く島へ移り住むことになった。
動く島（以下ひょうたん島）での新しい生活が始まった。ジャンは久しぶりにかいだ科学の香りに喜び、ナディアはグランディスに料理を習う。ところが、なかなか料理はうまく行かず、それが原因でみんなの間に緊張が走ってしまう。それをとりなしたのは、やはりジャンだった。
ナディアは海岸でグランディスに思いを打ち明ける。人を好きになるのがこんなに苦しいこととは思わなかった…と。ほのかな恋心を育むナディアを、グランディスは温かく見守るのだった。
みどころ
【１８９９年７の月、世界は滅亡するんだ】
微妙に古いです。まぁ当時（１９９０年）は『まだあと９年もあるよ』でしたけど。
【逃げたつもりが一周して捕まってしまうエアトン】
お約束。
【科学者にとって一番大切なものは勘だよ！】
偉そうに言ってますがネモの受け売りですね。＃１９で大陸移動説について説明した時のセリフ。うまくリフレインされてます。
【水力発電】
一瞬のカットで見落としがちですけど、グランディスたちのキャンプは水車による水力発電が行われてます。それで掃除機とかが動いてたのか〜
【たくましくなったこの俺を、バカにするやつはもういない！】
この通信販売のような白々しさはなんなんでしょうか。
【まぁ、ナディアが初めて作った料理だ。食べてやろうじゃないか】
実は２回目です。１回目は＃１１で作ったワカメの盛り合わせ。
【太陽の動くのが遅いってことは、この島は東に向かって動いてるんだ】
何回考えても西だと思うんですが。
【あいつらは、月みたいなもんだからね…】
グランディスさんのセリフはいつも決まってます。
次回予告
マリー「サンソンとハンソンがケンカを始めたの。そしたらエアトンがめずらしく建設的な提案をしたの。サンソンは本当のキングで、ハンソンは機械のキングを作って、競争して勝った方の言うことを聞けばいいって言うの。でもねぇ〜。
不思議の海のナディア第29回『キング対キング』見てね〜」
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