人は一人じゃ
生きていけないし
一人で生きてちゃダメなんだ
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これまでのあらすじ
ときに西暦1889年。食糧不足のノーチラス号はとある島に立ち寄る。久しぶりに土を踏むことができて大喜びのジャンや三人組たち。
その夜。ジャンたちは狩りに出かけ小鹿をしとめるが、それを見たナディアは激怒し、キャンプを飛び出してしまった。
ストーリー
次の日。朝からナディアとジャンは大喧嘩。内容はもちろん昨日の子じかのことである。動物を食べないと人間は生きられないと説得を試みるジャンに対し、ナディアは動物がかわいそうだとにべもない。
一方、二人のケンカにまきこまれないように逃げ出したマリーとキングは、島を探検しているうちに道に迷い、ネオ・アトラン兵と鉢合わせしてしまう。偶然ガーフィッシュもこの島に停泊していたのだ。あわてて逃げ出すマリー。彼らは人間タンク(ていうかガラッパ2号?)を持ち出して追跡してきたが、偶然そばを通りかかったサンソンと共にトロッコでなんとか逃れるのだった。
その頃、ノーチラス号は引き上げの準備を始めていた。マリーが戻ってこないことに心配するナディア。そこにマリーとサンソン、人間タンクが崖の上から落ちてきた。その人間タンクからネオ・アトラン兵が這い出し、ナディアたちに向けて銃を撃つ。そこにいたネモはためらいなく自分の銃の引き金を引き、ネオ・アトラン兵を殺すのだった。ナディアは余りの光景にショックを受け、どんな理由があっても人殺しは人殺しだと叫ぶが、ノーチラスのクルーたちは死体を冷たい目でにらみつけるだけだった。
みどころ
すっごいギャグ満載でお気楽に見ていると、最後の最後でめちゃくちゃヘビーな展開が待っている…というなんともいえない回です。僕は大好きですけどね。ノーチラス号の乗組員は何らかの形でネオ・アトランティスに家族や仲間を殺されているので、その相手を殺すことにほとんど抵抗を感じてないんですが、やっぱり目の前で人が死んだときの反応はあれが自然ですよね…なんだかナディアはこの話の最初から「物分りの悪い女の子」みたいに描かれているので、ついついネモのほうに感情移入しちゃうんですが。
まあ重い話はこれくらいにして。心配しなくてもこれから重い話が増えますから。(え?
あとはやっぱりマリーとサンソンの逃走劇でしょう。今回はあらすじが短いですが、それは手抜きじゃなくて、途中で時間稼ぎがあった この逃走劇が半分ほどを占めているからです。この面白さはとても言葉では表現できないので、ぜひ実際に見ていただきたいですねぇ。「悔しかったら追いついてみやがれ〜」のくだりなんて、ベタベタなんですけど笑ってしまいました。もちろんサンソン×マリーのあなたにも一押しの話です。
あ、キングがマリーにこき使われるようになるのもこの回からですか?
次回はネモ船長大活躍ですぞ!
次回予告
ジャン「マリーとナディアがおそろしい熱病にかかっちゃったんだ。2人を助けるためにはどうしてもリーフ64の薬草が必要なんだ。ネモ船長はガーフィッシュの追跡をあきらめ、ノーチラス号の進路を変更してくれた。僕たちは薬草を求めてリーフ64にもぐったんだ。ところが、そこには大きな古代魚が住んでいた!不思議の海のナディア第14話『ディニクチスの谷』見てね」
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