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これまでのあらすじ
ときに西暦１８８９年。ブルーウォーターを狙う悪の三人組に追われ、海上を漂流していたジャンとナディアとキングはアメリカの戦艦に助けられた。しかし、謎の大海獣に襲われ戦艦は大破。ジャンたちは再び海の上をさまようことになってしまった。
ストーリー
海上を漂流していたジャン、ナディア、キング。そこへあの海獣が現れ、二人と一匹は飲みこまれてしまう。
しかし、海獣だと思ったそれは潜水艦だった。そこに用いられている科学のすごさに感心するジャン（当時はまだ潜水艦は一般的ではなかった）。そこへエレクトラと名乗る仮面をかぶった女性が現れ、二人を自室に招待する。どうやらエレクトラはナディアという名に聞き覚えがあるようだ。
彼女の話によると、この潜水艦は海賊を追っているのだという。そして今は重要な目標を追跡中のため二人を陸上に戻すことは出来ないが、それが終われば地上に戻すことを約束する。
その３日後、ナディアがなかなか部屋から出してもらえないことについて不満をぶつけていた頃、潜水艦のブリッジには緊迫感が漂っていた。彼らが追っていた海賊、ガーゴイルの潜水艦が捕捉されたのだ。潜水艦の船長であるネモは、敵潜水艦をやり過ごしたあと追跡し、海賊の基地をたたくという作戦をとる。エンジンを停止し、無音潜航に入るノーチラス号。
ところが、部屋から通風孔を伝って脱出しようとしたジャンのせいで、敵に見つかってしまう。直上から爆雷攻撃を受けるノーチラス号。辛くも脱出するが、敵は魚雷を放ってきた。これもなんとかしのぐノーチラス。しかし、魚雷に含まれていた妨害物質により敵艦には逃げられてしまうのだった。
次の日、エレクトラはジャンとナディアを甲板に呼び、水上機に改造されたジャンの飛行機を見せる。この潜水艦、『万能潜水艦ノーチラス号』からのプレゼントだという。エレクトラに礼を言って去っていくジャンたち。エレクトラはそれを見送りながら、『さようなら…お姫様』とつぶやくのだった。
みどころ
やっぱり今回一番のみどころはナディアのシャワーシーン…ではなくて、潜水艦対潜水艦の水中戦でしょう！肉眼ではほとんど見えない狭い視界の中、ソナーだけを頼りに行う雷撃の応酬は男心をくすぐります。宇宙戦もそんな感じですけど、艦隊戦じゃなくて一対一ってとこがまた…くぅ〜！
そして初登場のノーチラスクルー。彼らはまだこれからも出てくるので、きちんと名前を覚えておきましょう。船長が、ネモ（仮名）。副長が、エレクトラ（仮名）。白いひげのじいさんが機関長。金髪で一番セリフが多いのが探査測的長。黒シャツでがたいがいいのが操舵長。黒い長髪の兄ちゃんが水準操作員。この６人ですね。…あれ？名前は？
あとノーチラス号のいつもの方針からするとむやみやたらと遭難者を救助したりはしないんで、今回エレクトラがジャンたちを救助した理由がよく見えなかったんですが。
それはさておき、それを差し引いてもこれからの話に期待を持たせる一話でした。
次回予告
ジャン「ノーチラス号から飛び立った僕たち２人と１匹が乗った飛行機は、突然銃撃されて墜落しちゃったんだ」
ナディア「平和だった島は、侵略者に占領されて恐怖の島に変わっていたの」
ジャン「ナディア！この子はまだ生きてる！生きてるんだよ！」
ナディア「マリー、マリー！しっかりして！」
ジャン＆ナディア「不思議の海のナディア第５回『マリーの島』見てね」
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