2012-09-14
2012 スペイン旅行記 3日目
- 07:50
起床。スペインは夕食のレストランが午後8時頃から始まるなど夜はずいぶん遅いんですが、その代わり朝も遅いので旅行者には助かります。 - 08:30
ホテルのビュッフェで朝食。バイキング形式だが、メニューがスペイン語、英語、そして日本語の3ヶ国語で表示されていることに驚愕。そして白米と味噌汁もあることに驚愕。しかしここで和食は何かに負けたような気がするので、シリアルとクロワッサンで洋食を食べました。 - 09:15
ホテルを出発。最寄のGran Via駅から1号線でAtocha駅へ。隣のAtocha RENFE駅と間違えないように注意して降りましょう。今日の目的地はプラド美術館です - 09:30
Atocha駅に到着。外に出ると大きな建物がすぐ見えるのでそちらへ吸い寄せられそうになりますが、それは隣のAtocha RENFE駅という罠。目的地はその反対側の緩やかな坂道を上がった先です。 - 09:45
プラド美術館へ到着。10:00開館ですがすでに結構な行列ができています。美術館はチケット売り場と入場口が別になっているので、まずはチケット売り場へ。 - 10:00
入場開始。入場券は12ユーロ、入場券とガイドブックのセットで22ユーロ。残念ながら日本語のオーディオガイドはないので、ガイドブックを買うのはありだと思います。しかし付属のガイドブックは10ユーロとは思えない、電話帳のような厚み(480ページ)の超大作。ガイドブックというよりは作品集だよこれは。ちなみに館内の売店では単品で19.95ユーロなので、ほしい人は必ずセットで買いましょう。値段だけの価値はあります。重い荷物を持つ覚悟があるのなら。 - 10:10
ようやく入場。チケット売り場は結構混んでましたが、中はそれほどでもなく。順列どおりにすべての展示室を回りますよー。そういえば今はRafaelの特設展をやっています。 - 12:00
ミュージアムカフェで休憩。館内は結構有名な絵画もあったのですが、なんというか全体的に陰鬱な感じが強く、明るい印象派が好みの僕には合いませんでしたね。全体的に人死にの絵が多すぎる。
カフェではサンドイッチとマキアートを注文(7ユーロ)。隣にレストランもあるんですが、日本人には量が多すぎてあきらめました。そのガスパチョが入っている器は日本ではスープ皿じゃなくて丼って言うんだよ…! - 12:20
美術館の裏にあるレティーロ公園を散策。朝晩はだいぶ寒いですが昼はTシャツでも暑いくらい。日差しも厳しく帽子は必須です。 - 13:00
ちょっと寄り道が過ぎた上に道に迷いましたが、次の目的地ティッセン・ボルネミッサ美術館に到着。なぜかすげ行列です。毎回毎回チケット売り場の窓口が少なすぎるんだよ。
展示品はプラドよりだいぶ明るい感じでしたが、今度はこれといった展示物がなくちょっと残念。まぁ一番残念なのは、中学の美術教科書レベルの知識しかない僕自身なんですが。一方お土産ショップが非常に充実しています。 - 14:15
美術館を出発。スペインの昼食は2時からなので、空気を読むボクの胃袋もすでに空腹状態です。 - 14:30
Atocha駅のすぐそばにあるレストラン「Casa Luciano」で昼食。日本語のパエリアメニューがあるのがうれしい。パエリアは普通の店だと2人前からしか売ってないことがありますが、ここは大丈夫です。ミックスパエリアを頼みましたが、味がしっかりとしていて思ったよりスープが多く、本場の味を堪能できました。うまい。あと店内で流れているスペインのバラエティ番組にガチャピンが映っていたんですが… - 15:30
駅に程近いソフィア王妃芸術センターへ。ここは現代美術の美術館です。キュビズムとかシュールレアリズムがメインです。ちなみに現代美術にはまったく興味のない僕がなぜわざわざ行ったかというと、ここにはかの有名なピカソの「ゲルニカ」が展示されているから。
…でなんぼのもんじゃーいと見に行ったんですが、やっぱすげーな本物は。これまで教科書とかで何度見ても、よくわからない絵という認識しか持てませんでしたが、実際に本物を見ると、なんかこう鬼気迫るものがあるんですよ。いやマジで。
子供の頃読んだ偉人学習マンガで、ピカソの絵は散々芸術家たちには馬鹿にされたのに、普通のおばさんがそこから伝わる悲劇と悲しみに衝撃を受けた、というエピソード(もちろん偉人マンガ用のエピソードだとは思いますが)を思い出した。 - 16:30
とりあえず今日の予定は消化できました。足がさすがに痛くなってきたので、いったんホテルへ戻り、余計な荷物を置いてきます。 - 17:00
ホテルに到着。足をマッサージしながらしばし休憩。 - 17:50
ホテルのすぐ隣にある書店へ。いつもどおり現地語の日本マンガを探しました。結構充実しているけど、買いたい本はなかった。まぁここはジャブみたいなもんですし… - 18:00
そこから程近いfnacへ。ヨーロッパ中に店舗を持つ有数の書籍・CD・DVDショップですね。ここで現地語の鋼の錬金術師20巻(ブックケースがついている限定版だったので)とネギま!36巻(エヴァ様が活躍するので)を購入。DVDも探したけど、あまり琴線に触れるものはありませんでした。
ところで今スペインって「Dr.スランプ アラレちゃん」が流行ってるの!? - 19:00
そのすぐ近くの大型デパートエル・コルテ・イングレスへ。7階に土産屋があったり、地下にスーパーがあったりと、お土産品をまとめ買いするには向いています。まぁ僕は何も買いませんでした。 - 20:10
夕食のため、歩いて10分ほどのレストラン「ラ・ボラ」へ。この店は例によって20:30オープンなので気をつけましょう。カジュアルなお店でTシャツでも大丈夫です。お店は路地の奥でわかりにくいですが、真っ赤な外壁を目印にしましょう。 - 20:20
到着。他に日本人のグループが一組。しかも同じガイドブック持ってる。こういうのって本と恥ずかしい。 - 20:30
オープン。ここでラ・ボラでのマナーを。- 店に入ったら「オラ!」と挨拶。人数を聞かれるので答えると、予約ある?と聞かれます。
- ここの名物はコシード(肉や野菜を土鍋で煮込んだマドリッドの伝統料理)20ユーロ。
- テーブルにあらかじめ置かれたパンは食べてもいいですがしっかり別料金(1.4ユーロ)です。
- コシードを頼むと、土鍋と、そうめんみたいなのが入ったスープ皿が運ばれてきます。どうやって食べるのか悩むところですが、すべてウエイターさんがやってくれるので待ちましょう。
- 食べ終わるとウエイターさんがデザートや飲み物を勧めてきますが、これも別料金。
- クレジット使えません。
- 21:30
いやはやマジうまでした。肉の出汁がしっかりあふれるスープに、出汁を出した後なのにものすごい存在感の肉たち。付け合せの豆や野菜も最高です。ただし味が濃い上に量が多い。
デザートにプリンを頼んだら、ビッグプッチンプリン並みのでかさで中までぎっちりつまったプリンが出てきます。コシードは残した僕も、甘さが程よくするっと食べちゃいました。腹ごなしもかねてホテルまで歩きます。 - 21:50
ホテル到着。よく歩きました。明日は今回のたびのハイライトでもあるクエンカに行きますよ。
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