テイルズ オブ ザ ステージ 大阪公演初日に行ってきました!
《公式サイト》
テイルズ オブ ザ ステージ ―最後の預言―
会場について
会場は新大阪の駅前にあるメルパルクホールでした。地方から来る人のためなのか、新大阪駅付近のロケーションということにまずは感謝したいです。
開場は午後6時。少し早めに行って斜向かいのスタバで時間をつぶしました。多少行列は出来ていたものの、開場後は待たされることもなくすぐに建物内に入れたのですが、ホールが開くまで30分ほど待たされました。
物販列もそれほど多くはなく、窓口も十分な数がありましたので、購入もスムーズでした。ただしパンフレットとブロマイド以外のグッズの当日分は事前物販で売り切れていましたので、他のグッズ狙いの方は事前物販に行った方が良さそうです。
座席はほぼ最後尾の端の方でしたが、観劇に支障はありませんでした。
舞台について
カゲナレが開演前に2回、終演後に1回ありました。いずれもルーク役の人とティア役の人のメタ的な掛け合いになっています。
以下、ゲーム本編や舞台のネタバレがあるので隠します。
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舞台は全部で2時間20分程度(休憩なし)。前半1時間20分は、TOF2017で上演されたのとほぼ同じ内容で(ステージの大道具や演出が若干変わっているような気がしました)、後半1時間が新規分でした。後半はゲーム展開が大分端折られていて、「外殻大地降下後に吹き出してきた瘴気を中和するには、ルークが超振動を使う必要があるが、それを使うとルークの体は瘴気に蝕まれて命を落とすことになる」というシナリオになってました。(なおTOF2017で流れた次回予告は大体その通り上演されましたが、フリングス将軍の出番はカットされてました(演者の人が出演できなくなったため?))
とはいえ、
- アニスの裏切りとイオンの死
- 最終決戦前夜のジェイドとルークの会話
- ティアとリグレットの死闘
- アッシュのラストバトル
- ラスボスとのバトルで秘奥義演出
- ルークと仲間達の別れ
- エピローグ
あたりはかなり忠実に舞台化されていて、かなり見応えがありましたね。殺陣の回数も多く、内容も洗練されていましたし、序盤の戦いと終盤の戦いではルーク達が強くなっていることが分かるように立ち回りに差違も付けられていたのでよかったと思います。「最後の預言」のサブタイトルも上手に回収されましたし(これゲームでもありましたっけ?)。
逆に気になった点としては、
- やや音響がよくないのと、早口のセリフが多いため、セリフが聞き取りにくいところがある
- ゲームを知らないとシナリオがわかりにくいところがある(モースとヴァンの関係、終盤に唐突に名前が登場するローレライ、使用人だったガイがなぜか伯爵と呼ばれている、エピローグの演出など)
- ヴァン師匠のダンスが…
あたりでしょうか。もっとも原作ありきの舞台化ですから、あまり大きな問題ではないです。なおヴァン師匠の件について誤解の無いように申し上げますと、ヴァン役の方のダンスの切れっぷりはすごかったです。周囲のバックダンサーの人と比べてもその切れ具合は群を抜いていました。…が、いかんせん動きがヴァンのイメージに合ってないんです。ヴァンは20代後半で既に悟りを得ているような感じで、いつも冷静沈着なキャラなのですが、それとは合ってない気がしました(要するに役者サイドではなく演出サイドの問題です)。特にルークを洗脳するときと、ローレライの力で復活するシーンのへんてこダンス、あんなに長い尺いりましたかね?
とはいえ、総合的に見ると非常に良質なエンターテイメントだったと思います。派手な演出があったわけではありませんが、ストーリーを上手にまとめ、名場面をきっちり抑えていて、よい舞台化だったのではないでしょうか。見に行く前は、声が違うのが気になったり、コスプレのちゃちさが気になったりしたらどうしようかと思っていましたけど、杞憂でしたね。これはこれで一つの「ジ アビス」として成り立っていました。
もし別のテイルズ作品が舞台化するならまた見に行ってもいいと思えるくらいです。大阪まで行ったかいがありました。
ロビーに置かれていたパネル。みなさん再現度高かったですが、特にナタリア,イオン、アニスは演技も含めなかなかでした。
ミュシャ展もよかったですよ。こちらも明日(か明後日)レビューします。
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