2016-02-02
若き織田信長を描く、重野なおき先生の歴史漫画「信長の忍び外伝 尾張統一記」の2巻が2/29発売予定です。Amazonでも予約が始まってます。
重野先生はたくさん歴史漫画を書かれていて、その内の一部はWeb連載をされているのですが、この作品は雑誌ベースだけの販売なので、yukkun20もコミックスでまとめ読みするようにしています。楽しみだなー。
重野先生の作品はギャグも面白いんですが、歴史の勉強にもなっていろいろドヤ顔できるようになるので、是非ご一読ください。現在連載中なのは…
- 信長の忍び
テーマ:織田信長
掲載媒体:ヤングアニマル(公式サイト)
- 信長の忍び外伝 尾張統一記
テーマ:織田信長
掲載媒体:ヤングアニマル嵐(公式サイト)
- 軍師 黒田官兵衛伝
テーマ:黒田官兵衛
掲載媒体:ヤングアニマルDensi(公式サイト)
- 真田魂
テーマ:真田一族
掲載媒体:ヤングアニマルDensi(公式サイト)
- 政宗さまと景綱くん
テーマ:伊達政宗
掲載媒体:戦国武将列伝(公式サイト)
ちなみに先生はこれ以外に連載を3つお持ちです。…重野先生、仕事しすぎじゃね?
2015-08-16
ルミナスアーク インフィニティ始めました。結構出来ることが多そうなSRPGで楽しみです。まだチュートリアルが終わっただけですが、速攻でお姫様ヒロインのブリジッタがデレてました。もっとツンツンしてもいいのよw
しかし最近週末がそこそこ忙しく、ゲームをちょっとやってると一日終わってしまいます。おかげで今度は小説の積ん読が…榊ガンパレとか1ヶ月くらい放置してますし、サモンナイトU:Xの登場人物紹介についてはもう…本当にすみません。
信長の忍び9
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)
あらすじ
今作では最大の敵・武田信玄の死を機に、ついに信長が室町幕府を滅ぼし、帰す刀で朝倉氏を滅ぼすまでが描かれています。室町幕府は予想通り瞬殺されましたが、朝倉氏滅亡までをほぼ1巻使ってみっちり描いてくださるとは…。今回も濃すぎるだろ。日本史とかだと浅井氏のついでのようにあっさり滅ぶ朝倉氏ですが、こんな熱いドラマがあったことを初めて知りました。読んでて良かった。
感想
9巻も全く衰えないどころか、さらに面白くなっています。今回は朝倉氏との戦いが描かれているわけです。朝倉氏といえば、信長の前にあっさり敗れ、本拠地の一乗谷も瞬殺されたイメージしかなかったのですが、これほどまでに熱い戦いがあったとは…。特に斎藤龍興(信長の義父・斎藤道三の孫)が朝倉家に身を寄せ、そこで大将を守って討ち死にしたとは知りませんでした…そもそもこのマンガを読む前は、美濃を追い出されたところまでしか知らなかったからな!このマンガではギャグっぽく、追い出されるまではただのアホとして描かれていたのに、追い出されてからは突如美形の切れ者として再登場していて笑いましたけど、この結末を見たらもう笑えないよ…あんた男だよ…イケメンに描かれる資格あるよ。
そして逃げ延びた朝倉義景の娘が次の戦いの火種となるというのもこれまたドラマですねぇ。
朝倉義景の最期も涙無しには読めませんでした。裏切られたのは知ってましたけど、ここも1話使ってしっかり盛り上げてくださいました。見届け役を果たした千鳥もいい役でした。
まだ大丈夫
千鳥「あなたは朝倉義景の従兄弟で筆頭家老なのに寝返った…でも戦国乱世なら理解出来る」
千鳥「あなたは寝返ったあげく…主君を騙して呼び寄せ討ち取ろうとした!!自分の出世のために!!」
千鳥「そして降伏を受け入れず 戦意の無い昔の同僚をも皆殺しにしようとする!!」
千鳥「…というのもありっちゃありなのが戦国乱世…」
モブ(まだ許すんだ)(さすが織田家ひどいのに慣れてるな)
※115、116ページより引用
信長こういうの嫌いそうなイメージでしたけど、よく見逃しましたね。やはり朝倉の力は認めていたのでしょうか。
2015-08-13
やっぱり重野先生の歴史漫画はサイコーだぜ!でおなじみの(なじんでない)最新刊が来たぞー!
政宗さまと景綱くん
著者:重野なおき
レーベル:SPコミックス
価格:617円
レビュー
伊達政宗とその忠臣・片倉景綱を中心に描かれる、重野先生お得意の戦国ギャグ漫画です。既に重野先生は「信長の忍び」で信長の時代を、「軍師 黒田官兵衛伝」で秀吉の時代を描いていますが、この話もおおむね「黒田官兵衛伝」と同じ時代が舞台になっています。
名前を知らない人はいないくらい有名な武将・伊達政宗ですが、片目だったこと以外にどのような人物だったかをご存じの方はそれほど多くないと思います。かくいう自分もあまり知りません(大人になったあとにやらかした数々のDQN行為については多少知ってますが…)。そんな政宗の生涯を楽しみながら勉強出来ます。歴史考察もきちんとしているので、勉強用にもばっちりです。
政宗はまだ若いですけど、既に大物の片鱗を見せています。そしてその政宗に命がけで使えると心に決めている景綱ですが、やっていることはドS心丸出しの愛の鞭なので、そのギャップがいちいち笑えます。そして女性陣がやっぱり可愛い。政宗の妻・愛姫も、景綱の妻・やっち(※本名ではない)も影ながら夫を支える良妻すぎるだろ。(しかし戦国時代に「やっち」のようにアイドルの愛称みたいに呼ばれている女性がいたんですね)
ただ、一番面白かった話はこれ(↓)なのですが。
※64ページより引用
しかしWeb上の連載では現在8話。この量でどうやって単行本化するのか…と思ってましたが、雑誌の方ではとっくに19話まで連載していたんですね。読んでない話も多くて十分楽しめましたので、Web派の方も是非ご購入ください。Kindle版もあるし。
トーチweb 政宗さまと景綱くん
2015-07-05
重野先生の最新作、「信長の忍び」の新刊が、昨年8月以来1年ぶりとなる7/29に発売予定です。
こっちはコミックス派なので、今連載がどの辺りまで言ってるのかは知らないのですが、そろそろ「のだ~」将軍が痛い目見るあたりでしょうか。
それから、新連載「政宗さまと景綱くん」の第1巻も同日発売です。
こっちはWebコミックス版を読んでますけど、伊達政宗の幼少期のことについてはほとんど知らないのでかなり楽しく読めています。
重野先生のマンガはどれも歴史考証がしっかりしていて日本史の勉強にもいいと思います。学生の皆さんにもお勧めですよ。
2014-12-11
このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊がでました!1か月以上前に。
軍師 黒田官兵衛伝②
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円
レビュー
2巻は、官兵衛が有岡城に幽閉されてから、秀吉の軍師になるまでが描かれています。
官兵衛と言えば有岡城に幽閉されていた時に、官兵衛が裏切ったと勘違いした信長が官兵衛の長男の処刑を命じたというエピソードはかなり有名です。このエピソードをどう描くのか楽しみにしていたんですが、期待以上のものでした。まさかギャグマンガで泣く日が来ようとは。鼻の奥がいたいわ。
しかしこの時代に一年土牢につながれながらも生き延びたとか、その時の牢番が親切にしてくれて、のちに家臣に取り立てられたとか、その間に死んでしまった官兵衛の尊敬する竹中半兵衛最後の策が官兵衛を救ったとか、本当ドラマチックな人生です。あと秀吉の器のでかさも知った。
そんなわけで今回はギャグ成分薄目ですが、その中でも奥さんの光がツンデレ(というより今回はデレデレ)キャラとして場を和ませてくれました。そして最後には明智光秀登場です。「信長の忍び」では完全な天然ボケ要員と化してしまった彼ですが(もともとツッコミ役として織田家に登用されたのに…)、その彼がいかにして本能寺の変を起こすに至ったのか、重野先生の解釈を楽しみにしたいと思います。
データキャラの定番
石田三成「(鳥取城へ)攻め込む時期はいつ頃でしょう」
官兵衛「敵の米が最も減る…来年六月かと」
三成「敵兵力…村の人口…米の流通量から導くと…(パチパチ←そろばん)来年十月には九割の確率で鳥取城を落とせます!!私の算術に狂いはありません!!」
官兵衛(こいつ いつか「ヤツらの強さは算術では計りきれないのか」とか言って負けそうだな…)
※92ページより引用
現在、第1話、最新話4話分がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。
2014-02-19
ここ数日、ゲームとかアニメとか小説がらみで更新するネタがないんですよね…。
ということで、今日はこの記事を紹介させていただきます。
“歴史とギャグの融合”重野なおき『軍師 黒田官兵衛』『信長の忍び』そして、みなもと太郎の存在 – 素晴らしい日々
歴史物はもちろん大きな外してはいけない流れが存在するわけですが、その一方でよくわからない、つまり想像の余地のある分野もあったりして、それをどううまく膨らませるかが作品のキモだと思うんですけど、この記事の作者の方がおっしゃるとおり、
最も一般的にメジャーでみんなが知っているような信長にしても秀吉にしてもオーソドックスなステレオタイプキャラクターにはなっていませんが。「残忍で怖い人」「猿みたいだけど頭が切れる人」みたいなステレオタイプではなく、感情のある「重野版信長」「重野版秀吉」になっています。こも解釈もまた読んでいて楽しい。
ということで、キャラクターを魅力的に描いているのがこの作品のすばらしいところだと思います。信長も秀吉も戦国の世の習いでかなり(現代の価値観からすると)非道な行為もしているんですけど、そこら辺を正面から描きつつ、かつギャグ漫画の範囲を逸脱するほど深刻な話にしないで進めているところに、作者の深い技量を感じます。
「風雲児たち」も最近立ち読みしているんですけど、こちらも歴史の裏側がわかりやすく描かれていて結構おもしろいです。さすがに今から全巻そろえるのはつらいので、そのうち漫画喫茶にお世話になろうと思っていますが…というかこの漫画ぼくが生まれる前から連載してるのかよ!
2014-02-03
このサイトでもおなじみ「信長の忍び」の作者重野なおき先生の最新刊です。
今はやりの「黒田官兵衛」を主役に据えた歴史物です。基本的に「信長の忍び」のスピンオフと考えればいいのではないかと(歴史物にスピンオフもへったくれもありませんが)
軍師 黒田官兵衛伝①
著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円
レビュー
1巻は官兵衛が仕える小寺家が、東から迫る織田家か、西に陣取る毛利家のどちらに身を寄せるかを決める場面から始まります。織田信長が武田勝頼を長篠の戦いで破ったのと同時期なので、「信長の忍び」よりは4年くらい先の話です。信長はもちろん、秀吉や半兵衛など「信長の忍び」でおなじみの面々ももちろん登場します。
ストーリー展開も相変わらずうまいですね。やっぱり歴史を動かす人にはドラマがあるなぁ…ということを思い知らされます。もちろん全体としてはギャグ展開多めなので、気軽に歴史の勉強をしたいあなたにもオススメです。「官兵衛?ああ、あの秀吉の部下で病弱な…え?それは竹中半兵衛?」くらいの歴史ぼんくらな自分も少し賢くなれました。
あと奥さんの光(てる。表紙の一番左の人物)がツンデレでいい感じです。
気にしてませんよー
光「そうですか 織田家の支援をとりつけましたか…」
官兵衛「うむ これで肩の荷がおりたぞ!!」
光「それだけですか?隠し事はおやめ下さい」
官兵衛「…すまん!!旅先で秀吉殿の奥方に見とれてしまった!!」
光「そんなことでは…見とれたんですかへえーふうーん」
※50ページより引用
1巻は官兵衛が有岡城に幽閉されてしまうところまでですね。今後のドラマティックな救出劇と、官兵衛の長男をめぐる半兵衛の策がどう描かれるのかが楽しみです。
現在、第1話、最新話と特別編がヤングアニマルDensiで公開されていますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ立ち読みしてみて下さい。
今後の関連作品の発売予定は以下の通り。
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- 信長の忍び8巻…2014年夏頃
- 軍師黒田官兵衛伝2巻…2014年秋頃
- 信長の忍び外伝尾張統一記…2014年初夏