2018-10-09
【ゲーム】世界樹の迷宮X レビュー
PQ2への期待が存分に高まりました。
世界樹の迷宮X
プラットフォーム | ニンテンドー3DS | |
ジャンル | 3DダンジョンRPG | |
価格 | 6,480円(パッケージ版/DL版) | |
公式 | 世界樹の迷宮X(クロス) – 公式サイト | |
プレイ時間 | 1周目:83時間(図鑑コンプまで) |
ストーリー
- 飛行都市「マギニア」の王女ペルセフォネの呼びかけで集まった冒険者達は、浮遊する大地にそびえる世界樹を中心とした絶海の孤島「レムリア」にたどり着く。そこに眠る、国を繁栄させると言われる秘宝を求め、さあ、冒険者達よ、未知なる迷宮に挑むのだ!
- まあDRPGのストーリーなんてただの飾りですよ!…と言いたいところですが、わりと話の出来も良かったです。中盤以降の盛り上がりもありましたし、あまり複雑な話ではありませんでしたが、ダンジョン探索のスパイスとして十分楽しめました。過去作からの登場人物も多いので、シリーズファンはなおのこと楽しめたのでは内でしょうか(yukkun20は過去作は1しかプレイしてません)
システム
- オーソドックスな主観視点の3Dダンジョンです。昔から主観視点の3Dダンジョンはあまり好きではないのですが(クォータービューとかの方が好みです)、ただ操作も分かりやすく、画面も見やすく、カニ歩きもできますし、オートで進路を決めることも出来るので、ストレスを感じることはありませんでした。
- また世界樹の迷宮と言えばやっぱりマッピングですね。迷宮を踏破しながら、自分だけの迷宮地図を作り上げるのはやはり楽しいです。yukkun20みたいなずぼらな人のために、オートマッピング機能もあるので、全ての床を踏破し壁を確かめないと!という人はそういう冒険もできますし、サクサク自動で床や壁をマッピングしてもらうことも可能です。
- また、キャラメイクも幅が広いです。今回は職業だけで19あり、それぞれに男女2種×ビジュアル2種×色違い2種=8種類のキャラグラが用意されており、髪や目の色などのカラーリングもかなり自由に決められます。また無料(いずれ有料化されます)DLCを使えば過去作のキャラグラを使用することもできます。職業とキャラグラは必ずしも一致させなくてもいいので、ビジュアル優先でも、設定優先でも好きなようにキャラを作ることが可能でした。
- ただし今回は転職のシステムがないため、職業を変えようとすると引退(当該キャラを抹消し、ステータスにボーナスの付いた別キャラを加入させるシステム)させるしかありません。幸い有料DLCで経験値稼ぎを簡単に行えるようにしておけば、レベルを元に戻すのもたやすいのですが、そうでないとなかなか大変だと思いますので、最初から計画的なプレイを求められるのは善し悪しかと。
- というか、たった300円で経験値稼ぎというルーティンから完全に解放されるので、特に社会人の方には有料DLCマジおすすめ。ちなみに300円で金稼ぎが楽にできるようになるDLCもありますが、本作は金稼ぎは結構効率的に行う方法があるので、そっちはなくてもどうにでもなります。
キャラクター
- PCは前述の通りキャラメイクによるため、個性は全く設定されていません。時々簡単な選択肢が出ますが、特にルート分岐などはありません。脳内補完しましょう。
- NPCが17人います。どのキャラクターも個性的で、出番が少ないキャラもいましたが、印象に残りにくいキャラはいませんでしたね。しかしあの酒場のマスターだけは(いい意味で)壊れすぎてたような。
バトル
- 通常攻撃とスキルを使って戦う、オーソドックスなコマンドバトルになっています。基本的に敵味方合わせて素早いキャラから順に行動し、全員が行動を終わると次のターンに移ります。
- 難易度は4段階準備されています。yukkun20は一番上のHEROICで挑みました。パーティも攻略サイトなどをあまり参考にせず、バランスを重視して適当に組んだのですが、意外とかみ合わせが良く(あとで攻略サイト見たら、まんま初心者おすすめパーティでしたが)、表のラスボスまでは比較的危なげなく到達出来ました。もっとも、有料DLCで経験値が多めに入るアクセを手に入れていたので、推奨レベルを常に上回りながらプレイしていたのが大きそうです。
- ただ、その後に控えている隠しボスと裏ボスは異常な強さでした。正直なところぎっちり戦略を練ればこのパーティでも突破出来たのかもしれませんが、もう試行錯誤するだけの力が出せなかったので、攻略サイトのテンプレパに頼ってしまいました。さすがアトラスの最高難易度は甘くなかった…というかyukkun20のパーティはバランスが良すぎて、短期決戦には向かないんですよね。
- とはいえ、道中のボスはかなり強く、初見殺しも多かったです。状態異常の強さとありがたみを感じる、アトラスらしいバランス調整でしたね。不意打ち食らうとすぐパーティに死者が出るのもさすがという感じ。それだけに迷宮を開拓していく喜びも十分味わえました。
- ちなみにyukkun20のパーティは、
- ヒーロー/ガンナー(メイン火力。ヒーローは新職業だけあって明らかに強キャラ調整でした)
- インペリアル/ハイランダー(サブ火力。最高火力はヒーローも凌ぐが、事前準備が結構大変)
- プリンセス/ゾディアック(バフ担当。ゾディアックは先見術のためだけ)
- ガンナー/セスタス(封じ担当。瞑想+アクトブースト+縛弱の瘴気で2ターン目には確実に封じを入れられる)
- リーパー/ナイトシーカー(状態異常担当。石化以外の全ての異常を1人で撒ける)
でした。もし今からプレイするなら、インペリアルは別の火力職(ショーグンあたりか)に変えて、サブのハイランダーとナイトシーカーは入れ替えるかな。
総評
- 1は三龍に勝てず途中で挫折しましたが(当時はまだネット上の攻略情報もそんなに充実してなかったのですよ)、今回は自分の考えたパーティで三龍も無事倒せて、満足感は十分ありましたね。トロフィーもないのに、結局エンディング(表ボス撃破、裏ボス撃破、図鑑コンプの3種)も全部見るまでプレイ出来ました。
- 過去作の良いところを集めて作っただけあって、システム的にも洗練されていて、DRPGの面白さを十分味わうことが出来ました。マップが過去作の使い回しだという批判があるようですけど、過去作をほとんどプレイしていないyukkun20には関係ないぜ。
- 分かりやすいシステム、癖のないストーリー、難易度を調整出来るバトルと、DRPGの入門用におすすめ出来ます。もちろん極めると切りがない奥深いシステムでもあるので、アトラスの高難易度ゲーが好きな人も十分楽しめるのではないでしょうか。
- 同じシステムを使っているPQ2も今から楽しみです!しかしMiiverseがなくなったせいで、ゲームのスクショを撮る手段がなくなったのは痛い。有料でもいいので、その辺何とかしてもらえませんかねぇ。