2018-05-23
9月まで更新ないのかと思ったわ…Ivanさんありがとうございます。
星界の紋章 第27話
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
反帝国クラスビュール戦線の面々と共に宿を離れたラフィールたちは、メンバーの一人である葬儀屋の家にやってきました。
といっても、「アーヴを人質に取った」と思っている反帝国戦線の面々に対し、ラフィールとジントにはさらさら人質になったつもりはない様子。まあ本気で戦うとラフィール一人で全員まとめて輪切りに出来るくらい戦力差があるからしゃーない。
ジントは、反帝国であるマルカたちが、なぜ帝国の敵国である人類統合体に協力していないのか疑問を抱きます。マルカによると、彼らは独立がしたいので、独立を明確に否定する人類統合体とは相容れないと答えます。
結局、食肉を運搬する冷凍車に乗って、市外へ脱出することに決まりました。作戦決行は3時間後。寝ているところをたたき起こされた殿下は、二度寝に入ります。
今回のシーンはストーリー的にはあまり重要でないシーンだったのでもしかすると端折られるかも…と思っていましたが、ほぼ原作通り、省略なく描いてくださいましたね。ストーリー的は重要でなくとも、森岡節を堪能できるポイントではありますので、これはGJというしか。
しかし今回葬儀屋は本当ひどい目に遭ってますね。殿下には歯牙にもかけられていませんが、それでもめげずにツッコミを入れ続けるところが彼の魅力ですね。基本的にボケ要員の方が充実しているこの世界でがんばって生きてほしいです。
次回はついにペネージュさんの蹂躙戦ですね。そして葬儀屋以上に苦労人の「彼」が初登場です。
今回の殿下
前回はむさいおっさんのツーショットでページを埋められてしまったので、今回は殿下成分多めでお願いします!
ひとまず一番座り心地のよさそうな椅子に座る殿下(人質)の図。これが生まれながらの王女の風格というものか…!(ちなみにこの後のシーンでジントもさりげなくよさげな椅子に座っているところも笑える)
奇妙な生き物(=葬儀屋)の研究者のような表情。
カラーページじゃないのに色の話をされてよく分からない顔をする殿下。(ミンの髭は赤と黄色に染められているという設定)
葬儀屋に「絶望的な表情」をさせてしまった殿下。
まあ今回だけ見ると、殿下がかなりヤバイ人みたいですけど、元々マルカたちはラフィールとジントを誘拐しようと武装して乱入したわけですから、こうなったのも自業自得ですよね。殿下は悪くない。
※画像は第27話より引用
2018-02-28
2ヶ月連続更新&コミックス発売の反動なのか、今回大分待たされましたね…4ヶ月ぶりですか。でも待てば待つほど、殿下にお会いした時の喜びもひとしおというものです。
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
ラフィールたちがしでかした浮揚車強奪事件を捜査中のエントリュア警部とカイト憲兵大尉。もっとも、どっちもイライラ状態です。
しかも強奪事件の犯人が、ラフィールたちかも知れないことがバレてしまいました。
今回はカイトの人間らしいところが見られますね。思った以上に表情豊かです。彼はアーヴと同じ、遺伝子改造された種族ですが、人類統合体では冷遇どころか差別されているんですよね。この後の展開がアレすぎてあまり同情する気がしないんですが、まあ歪んでしまった経緯には同情の余地があるか。
原作にはないオリジナルのセリフですね。若干森岡節の余韻が削られている&ニュアンスが変わっている気がしますが、わかりやすさはあっていいと思います。
今回はおっさん二人の会話で終わってしまいました。もしかしてこのシーンは端折ってさっさと開戦するのかと思いましたが、思った以上にじっくり描いてくださいました。ここをきちんと描いておくと、終盤のカイトの豹変に説得力が出てくるので良かったと思います。そのせいでセリフ量がすごいことになってますけど。
次回はついにペネージュさんの蹂躙戦かな?そこまで行くのは間違いなさそうですけど、終戦までいけるかどうかが微妙なところ。しかしあのシーンは作画が大変そうなので、もしかすると次回もちょっと先になるかもしれませんね。掲載期間が9/30までってぞんざいすぎるのも気になる。
今回の殿下
今回殿下の出番ないじゃん!
仕方ないので回想シーンの横顔だけでも…
※画像は第26話より引用
2017-10-21
またもや1年ぶりの新刊です。今年もAmazonで購入。
星界の紋章⑤
著者:米村孝一郎
レーベル:フレックスコミックス
価格:650円
あらすじ
正体を隠しクラスビュールに潜伏するジントとラフィール。敵兵と現地の警察官による包囲網は次第に狭められてくるが、そこで手助けしてくれたのは意外な組織だった。
一方ゴースロス爆散から始まった帝国と四カ国連合の対立は悪化の一途をたどり、遂に皇帝は四カ国連合に宣戦を布告する。スファグノーフ侯国に向けて出発したトライフ艦隊は、この戦争初めての大規模会戦に挑もうとしていた―
感想
原作小説で言うと第2巻の終盤に当たる部分のコミカライズです。⑤でも第2巻分は終わらないのではないかと思いましたが終わりましたね。第1巻分が①②、第2巻分が③~⑤なので、あと3年くらいで完結するんじゃないですかねぇ。超大作ですな。
今回は皇帝と大使達、ジントと統合体兵士、ジントたちとクラスビュール戦線の面々など、丁々発止で会話が進むシーンが多かったですね。
また大使達、ファラムンシュ、エントリュア、カイト、クラスビュール戦線組など新キャラが多く出てきたのも目を惹きました。基本的にキャラデザはアニメ版を踏襲していましたが、米村先生風に良い感じに味付けされてましたね、その中でもやはりポイントはラマージュ陛下でしょうか。連載中に、もしかして次のコミックスで表紙を飾るか?というくらい気合の入ったカラーイラストがありました。残念ながら表紙にはなりませんでしたが、カラーイラストはばっちりカラーのままで収録されてますよ。
表紙と言えば、ジントが持ってるのが何か一瞬分からなかったんですけど、これ④巻で登場した炭素結晶繊維紡錘ですよね。マニアックすぎるだろ…。
第21話「万芽に」は誤植ではないかと連載当時感想に書きましたが、「一身に」に修正されてましたね。
このイラストは修正されてませんでした。
2017-10-18
まさかの2ヶ月連続更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!まあ発売中の5巻にはこの話は掲載済みなんですけどね。コミックスもすでに入手していますが、ようやくネタバレ気にせずレビューできるや。Ivanさんありがとうございます。
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
前回派手に乗り込んだのに寝起きラフィールにあっさりボコられた面々の自己紹介が始まります。
彼らの目的は帝国からの独立。そのために…
ということのようですね。アーヴの地獄が手招きしてますよ…。
と言っても空気が読めるジントくんは、彼らの夢を壊さないよう気を使います。といってもここにジントがいなければ普通に彼らは銃殺されているはずなので、ひざまずいて感謝してもいいくらいだぜ。
それはさておきここのジントと葬儀屋のやり取りいいですよね。森岡節前回です。こういう一言多いキャラは見ていて面白いですよね。
一方こちらはスファグノーフ奪還のために派遣されたアーヴ艦隊です。彼我兵力差は3:7。星界軍の圧倒的優勢ですが、艦隊を率いるトライフ提督は、無為な艦艇喪失を避けるため慎重策を採用します。
それはそうとアニメ版の時から気になってたんですけど、なんで会議室には椅子がないんですかね。やっぱり宇宙船だからその辺りは適当なのでしょうか。
そしてペネージュさんのチラ見せキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!牙突?
というわけで今回はここまで。いよいよ原作2巻に相当する部分が終わりました。次回からいよいよ最終巻ですね。派手な宇宙艦隊戦が開幕…するかしないか微妙なラインですね。
今回の殿下
左が前回登場した寝起き殿下、右が覚醒殿下ですね。この顔で銃向けられたらそりゃ怖いわ。
寝間着で外出したがる殿下。心配しなくてもこの後最終回直前までわんぴーす姿だからがんばって生きてください。
※画像は第25話より引用(下から3枚目のみ第24話より引用)
2017-09-25
更新ペース速いよ!旅行とかぶって感想が遅くなっちゃったじゃないか!(なんという勝手な言いぐさ
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
今回は、ラフィールが語る「アーヴの出自」についての話から始まります。
母都市の命で深宇宙探査に出た原アーヴたちですが、途中でユアノンを捕獲し無限の軌道を得たことで、母都市との訣別を決意します。
そして母都市の復讐を恐れた原アーヴたちは、強大な軍事力を得て、遂に母都市を滅ぼしてしまうのでした。そっかー日本沈没ならぬ日本爆散だったのか…。
そして自ら葬ってしまった母都市の文化を種族として伝えることを使命とし、現在までを生きてきたわけです。
話も終わりましたが、二人の部屋に「チップくれよ」と従業員が乱入してきたので驚くジント。しかし客室係の服装はセクシーすぎませんかね。男爵家と同じ香りがするわ。
一方こちらは浮遊者強奪を追っている警察+カイト大尉。ようやく手がかりを見つけました。ところで原作通りなのですが、
このやり取りはちょっと引っかかるものが…。警察官は指揮系統を問題にしているのに、カイトが上下関係を指摘しているのは的外れなような気がします。
そして遂に警察の手がジントたちの元にも…ああ、地上に不慣れな姫様どうなっちゃうんでしょうか。
この顔である。この後の「眠りから引き剝がされればだれしも機嫌を損ねる。アーヴといえども例外ではないのだな。これは新しい発見だ」っていうセリフホント好き。というかラフィールは寝ていたわけですから、ジントの抵抗あったからこそ迎撃準備を整えられたということですね。無駄な抵抗じゃなくて良かった。
さて、次回はこの偽警官達との交渉が始まります。ここのセリフのやり取りもすばらしいので超期待。
今回の殿下
いい顔です。原作には「要領を得ない顔でうなずいた」ってありますけど、やっぱり自分たちの生き方を(実質的には)部外者であるジントが肯定したことにホッとしたと思うんですよね。そういう機微がよく出てる顔だと思います。
ラフィール無双。そして原作ではラフィールに抵抗して撃たれるというおいしい役目を、漫画版では葬儀屋に取られてしまった若者(ビル)に敬礼。
※画像は第24話より引用
2017-07-05
4ヶ月ぶりの更新きましたわー。
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
前回敵国の検問に引っかかってしまったジント。ラフィールが見つかると即命の危機ですが、すばらしい言い訳を展開して切り抜けようとします。
なんとラフィールを助手席用の人形扱い。自らのプライドを粉砕するわりにやや無謀な言い訳でしたが、どうやら兵士達には通じたようです。
ちょろい(血の涙を流しながら
まあもちろん殿下には怒られるんですが。だって恋人人形なのにあんなしかめっ面されたら、そりゃ美貌以外褒めるところないでしょうに。もっとにこやかに!
ジントは結構うまいこと言っちゃいましたけど(しかもこのドヤ顔である)、それをさらにうまいこと返す殿下はさすがです。ここのやり取り大好き。
一方その頃、敵軍はジント達が起こした浮揚車強奪事件にアーヴが絡んでいるのではないかと目星を付け始め、現地の警察を使って犯人を捜そうとします。
カイトはかなり嫌味っぽい造形になってましたね。アニメ版ではどちらかというと小心な人物っぽい顔つきになっていましたけど。エントリュアは全然変わってないですけどね。やはり現地警察の警部と言えばこれなのか。
一方ジント達は、グゾーニュにあるホテルに潜伏中。
可愛い女の子とホテルの部屋に2人きりとか、なんというラブコメ展…開…
ああ、うん、そんな状況じゃないよね。
ラフィールは、アーヴの出自について語り始めます。アーヴは元々深宇宙探査のために作られた人工生命体であり、それゆえに人類ではあり得ない青い髪を遺伝的に与えられたのだと。そしてその髪の色は、出自と、種族としての罪の烙印なのだと。
次回、いよいよアーヴの源罪が明かされます。
このカット、さらっとぶち込まれていますけど結構重要な情報だと思う、「火山性の弧状列島」が日本を指していることは原作を読めば明らかなんですけど、直接的に示されたことはなかったはずですので。でもここでは明らかに日本と特定されてますよね。
今回の殿下
悪そうな顔してるなぁ。
殿下のこのカット、なんとなく色気を感じませんか?
※画像は第23話より引用
2017-03-16
すっかり季刊更新だけど気にしない!
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
今回も巻頭カラーだ!しかしこうやってみると迫力ありますね。帝国駐在大使とか絶対やりたくないわ。でもこれは5巻表紙に皇帝陛下、あると思います!
さて、前回四カ国連合に対して宣戦を布告した皇帝陛下でしたが、話し合いはもう少し続いています。
理念がない帝国に未来などないという大使達に対してこのセリフ。
そして皇帝の言うような恒久平和など実現したためしがないという大使達に向かってこのセリフです。さすが「その性、傲慢にして無謀」と言われるだけのことはあります。
そりゃこうなるわ。
大使達との会見を終えた皇帝は、軍令長官、そして司令長官(皇太子)と今後の対応を協議します。現在の敵の攻撃はあくまで囮、本命は帝都を急襲することにあるのでは…そう考えた皇帝は、帝都防衛を命令します。
一方、こちらは無事浮揚車を強奪したジントとラフィール。ところがその先には軍の検問が待ち構えていました。
とりあえず前回の経験を通して、ラフィールが嘘をつくのに慣れていないことに気づいたジントは、彼女に余計なことをしゃべらないよう釘を刺します。しかし統合体の検問にあまりに無反応なため、逆に怪しまれる始末。そんなジントが付いた起死回生の言い訳は…
というところで以下次号です。
あとこれは原作を読んだ時から理解できなくて、星界事典からも意図的に省いている情報なのですが、
これってどういう意味なんですか?説明によれば、それぞれの環に含まれる門の数はほぼ同じなんですから、通常宇宙側から門を開いた時にどの環に出るかはほぼ等確率になるはずで、中央部(この場合の中央部とは第7環より内側のこと)に出る確率がことさら高いとは思えないのですが…。
あとこれも原作準拠なんですけど、戦旗1の付録では「中心領域」という言葉は、第1環よりも内側にある、平面宇宙の中心部分(別の箇所によれば「中心円」。以下「中心円」という)を指しているのですが、紋章2では第7環より内側の領域を指して用いられています。
この絵では7つの門が中心円に繋がっていたかのように描かれているのですが、実際には7つの門は中心円ではなく第2~第7環に通じていたはずなので、ミスかな…。
あと司令長官殿下の耳が1巻の時よりだいぶ小さくなっている件について。
今回の殿下
珍しく自分のミスについて反省する殿下。もちろん反省の対象はちょっとずれてます。
※画像は第22話より引用
2017-03-14
ペルソナ5の2周目プレイ中。結構イベントスキップしてるつもりですがやっぱりボリューム半端ないです。ようやく最初の1ヶ月が終わった…
さて、今週も更新予定に上がっていなかったコミック版「星界の紋章」です。
前回更新から3ヶ月たってるのにまだか…とやきもきしてたんですが、公式Twitterで、
という情報が出てますね!明後日(かその翌日)にはレビュー書くつもりです!
2016-12-14
普通に更新されてるー(ガビーン
星界の紋章
漫画:米村孝一郎
レーベル:コミックメテオ
レビュー
今回も巻頭カラーです…が、殿下はこういうポーズはしないんじゃない?
さて、前回柄の悪い少年達に囲まれてしまったジントとラフィールですが、きっちり反撃し、ついでに必要な物資を提供してもらうことにします。
唐突に殿下はノリノリである。なおいたいけな現地民から浮揚車を徴発…じゃなくて強奪中です。それはそうと米村先生ー髪の毛染めたはずなのに青すぎじゃないですか?
ジントも釣られてノリノリである。浮揚車のついでに現金も集金中です。こうして二人は浮揚車に乗ってさらに遠くの街へ。
一方こちらは帝都ラクファカールにある帝宮。帝国に駐在する大使たちは、自国の艦艇が帝国の艦艇の攻撃を受けたことについて皇帝に抗議します。もちろん、先制攻撃を仕掛けられたのは帝国側ですから、これは事実に反する話ですね。
しかし皇帝は、「星界軍に正当な理由なく戦闘を仕掛ける無法者がいるわけないし、仮にいたとしたら負けるはずがない」とにべもなくそれを虚偽と断定します。
大使達は食い下がろうとしますが、皇帝は宣戦を布告します。全宇宙の半分を支配する帝国と、残りの半分を支配する四か国との、人類史上最大の戦いが、今幕を開けようとしていました。
今回の殿下
「殺せばいい」という発言に対し、ジントが「効果的なはったりだったね」と褒めた時の殿下。この後のジントの反応は最高です。
強盗の本分を果たしたジントを褒める殿下。
今回殿下の出番は少なかったですが、かつてないくらいの生き生きぶりでしたね。地上に来てからの殿下はなにかと可愛すぎる。
それからついに皇帝陛下がご登場です。最後のシーンを良く見るとわかるのですが、長衣の下には軍衣を纏っているんですよね。軍人でもある皇帝の性格をよく示していると思います。陛下と大使達の丁々発止のやり取りは原作の中でも好きなシーンの一つですね。ほぼ原作の台詞を省略なくコミカライズしてくださっていて嬉しかったです。
この「万芽に」っていう表現、初めて聞いたのでググってみたんですけど、どうも誤植っぽいですね。原作では「一身に」となっているので、多分「一」と「身」の1~3画目がひっついて「万」に、残りが「芽」に読まれちゃったんだろうなと予想。
※画像は第21話より引用