ポケモンSVのランクバトル、シーズン3が終わりましたね。今回の目標は5桁でしたが…
やったぜ。勝率も順位もレートも過去最高ですが、まだまだ満足はいきません。…まあ構築記事を書くような順位でないのは分かってますよ。せめて4桁は行かないと。ただ記録を残しておくのは大切だと思うのです。
シーズン |
勝 |
敗 |
勝率 |
順位 |
レート |
3(R5.2) |
56勝 |
51敗 |
52.3% |
63,481位/720,134人(上位8.8%) |
1579.499 |
2(R5.1) |
78勝 |
78敗 |
50.0% |
114,810位/870,536人(上位13.2%) |
1543.773 |
1(R4.12) |
90勝 |
90敗 |
50.0% |
153,165位/1,277,984人(上位12.0%) |
1553.995 |
ということでうちのパーティを紹介します。今期からパラドックスポケモンが加入したので最初はいろいろいじりましたが、それ以降はほぼ固定でしたね。今回のパーティは結構自信あったんだけど、まだまだプレイヤーの読みが甘いんだよなぁ。
構築上のコンセプト
シーズン1と2でうちのエースを張っていたカイリューですが、使っているプレイヤーの数が半端なく、最近は対策もかなり進んでいるので、なかなか活躍させてあげられませんでした。だからほかのメンバーを強くしよう…ではなくて、だったらすべてのリソースをカイリューに突っ込んでカイリューを強化すればいいんじゃね?というネジが飛んだワールドトリガーで学んだ構成をすることにしました。
※ワールドトリガー17巻74ページより引用 ⓒ葦原大介
カイリューはマルチスケイルを盾にりゅうのまいを積むのですが、1回積んだだけだと火力も素早さも中途半端なので、2回積むのが肝です。マルスケで1回積むのは楽ですが、さすがに2回積むと隙が大きくなりすぎます。また2回でもまだ微妙に火力が足りないこともあるので、さらに火力補助がほしいところです。そこで、ステロで火力補助をしたり、両壁を張ってカイリューの耐久を上げたりできるポケモンはいないかなーとさがし、条件にぴったり合ったサケブシッポを投入しました。
さらにカイリューが苦手とするポケモン対策として、前シーズン同様電気と鋼に強く出られるガブリアスを入れました。さらに物理受け対策としてサーフゴーと特殊型ドラパルト、大はやりのハバタクカミ対策にドドゲザンを入れました。特殊型ドラパルトはすり抜けでみがわりに強く何かと重宝したのですが、カイリューとのシナジーがいまいちだったので、ハバタクカミを入れることにしました。サーナイトがお留守番になったことで不足していたかわいい成分も補充できたし。これで完成です。
ドドゲザン
主に猛威を振るった先発ハバタクカミにあと投げする要員。後述するサケブシッポが相手のハバタクカミと対面した場合、ハバタクカミは上からシャドーボールかマジカルシャインを撃ってきます。サケブシッポは1回は耐えますが、ひかりのかべを貼っても2ターン目に上から倒され、1回しか仕事が出来ません。そこで壁を貼ったらドドゲザンに引きます。ドドゲザンは壁+チョッキでシャドボやマジシャを余裕で耐えられます。相手がこだわりメガネの場合(サケブシッポのHPが80~90%削れてたら間違いなくこれ)、打点がなくなったハバタクカミは十中八九交代するので、こちらもサケブシッポに交代すれば、サケブシッポがまた仕事が出来ます。相手がブーストエナジーかタスキ(メガネでもブーストエナジーでもなければほぼこれ)の場合、相手は交代するか、もしくは居座ってマジフレを撃ってくるはずです。マジフレも余裕で耐えられる上に、まけんきで攻撃が上がるので美味しい。そんなわけでアイアンヘッドを撃っておけば、居座っていればそのまま突破できますし、交代されても交代先に負荷がかけられます。おかげでハバタクカミに困らされたことはありませんでした。ハサミギロチンも物理受け相手にワンチャン狙えるのでおいしい。
テラスタルは鋼ですが、一度も切ったことはないです。
ハバタクカミ
今シーズンのかわいい枠。もちろん色違いを厳選してきました。今シーズンではカイリューを抜いて使用率1位になってましたね。やっぱりかわいいは正義。ただこごえるかぜもおきみやげも、採用率は7%以下なので例によって変態型です。yukkun20はかわいい子を変態型で使わないといけない病気なのです。
とはいえネタではないです。おきみやげは敵の攻撃と特攻を2段階下げる自主退場技です。2段階下がると火力は半減なので、これはある意味両壁を貼ったも同然です。そこですかさずカイリューを出せば、カイリューが積む隙を作れるわけですね。そんなわけでサケブシッポが先発できないとき(主にステロが刺さってないとか、相手が受け構築とか)に先発してもらっていました。もちろん裏から投げても普通に強い。
ただおきみやげは先手を取らないとなかなか厳しいものがあります。ハバタクカミは一応最速なのですが、ブーストエナジーは持っていないので、スカーフ持ちやさらに素早いポケ(ドラパルトとテツノツツミ)にも2ターン目は先手を取れるよう、こごえるかぜを入れたわけです。あとはオーソドックスに一致技2つ。カイリューとのシナジーもよく、使いやすかったです。来シーズンも続投予定。
テラスタルはフェアリーですが、これも1回も切ってません。
ガブリアス
シーズン2で使ったガブがそのまま続投。カイリューが弱い電気や鋼が多い時はカイリューの代わりに選出していました。ハチマキ+じしん/げきりんは極めて高火力で何度も助けられましたが、どちらも無効の相手がおり、こだわっているが故に止められてしまうことも多かったです。
今回先発枠が非常に安定していたので、ステロをガブに撒いてもらうことは1回しかありませんでした。なので技構成を変更した方がいいような気がしてきています。
相手にセグレイブがいる時だけは先発させます。セグレイブは大抵先発で来る上、ガブには圧倒的に有利なのでまず突っこんでくる(じめんテラスタルの場合はテラスタルも切ってくる)のですが、こちらもテラスを切って地震を撃てば、無振りセグレイブなら高乱数で撃破できます。ただ先発読みを外すと温存するため引っ込めないといけないし、読みが当たってもセグレイブが耐久に振ってるとまず負けるし、仮に突破できてもカイリューはテラバが切れなくなり役に立たなくなるので割と致命傷。でもこれ以外にセグレイブの対処法がなかったんや…
カイリュー
うちのパーティ不動のエース。すべてのポケモンはカイリューのために。前期に使ったカイリューをそのまま使っていたのですが、はねやすめを押した回数がかなり少ないことに気づき(回復しているより壁がある間に殴った方が良い)、敵の先制技に強く出られるしんそくに切り替えました。基本は飛行テラバ、通らない鋼にはほのパン、ミリ残ししたときの神速とうまくかみ合ってました。
…が、冷静に考えると、鋼に通るほのパンより、鋼と地面に通るじしんの方がいいですよね。実際ほのパンの方がダメージが出るのはアーマーガアとロトムとハッサムくらいですね。アーマーガアとロトムはほのパンくらいでは対策になってないので意味ないです。急激に増えてきたハッサムに強いのはありがたいけど、じしんのメリットの方がでかいな…。ちなみにこのことに気づいたのはシーズン終わってからでした。次回はここをどうにかします。
それはさておき運用ですが、とりあえずりゅうのまいを2回積み、あとは攻撃技連打で3タテ量産しましょう。ほのパンをじしんに変えた場合、龍舞2回+ステロで確1に出来ない主なポケモンは以下の通りなので、あとは個別に対策しましょう。(型はメジャーなものを想定。テラスタルは検討外です)。なお中でもアーマーガアとロトム系列は対面だとほぼ勝てません(他は型次第ではワンチャン)。
- アーマーガア
- カバルドン
- ガブリアス(HB型)
- キョジオーン
- サケブシッポ
- テツノカイナ
- ドヒドイデ
- ハッサム
- バンバドロ
- ブラッキー
- 天然ヘイラッシャ
- 天然ラウドボーン
- ロトム系列
サーフゴー
シーズン1でパーティに入っていたもののあまり活躍しなかったサーフゴーがここに復活。特殊火力が弱いパーティなので頑張ってくれました。スカーフ込みで素早さ実数値214は最速ドラパルトを抜いているので、スカーフ持ち以外は上から殴れて安定感がありました。トリックは苦手な受けポケモンを機能停止に追い込むために役立っています。きあいだまはドドゲザン対策に入れてるんですが、こだわっている状態で命中70%は怖すぎてなかなか押せませんでした。
あとこいつがいるとキョジオーンがでて来にくいのも地味に助けられていた気がします。キョジオーンマジ苦手。
テラスタルはゴーストですが、これもカイリューがテラスキル前に事故死した時くらいしか切ったことないな。
サケブシッポ
多分カイリューの次に選出率が高いポケモン。全体使用率でいうと55位と、このパーティの中では圧倒的に低い(あとは全員15位以内)のですが、yukkun20の中では極めて優秀な起点作成ポケモン扱いなので安定先発です。ステロが全然刺さらないときと、相手も起点ポケモンを出してきそうなときはお留守番。
使い方も簡単で、まず対面の攻撃に対応した壁を貼ります(両刀型が来たら択ですが)。2ターン目ですが、相手の攻撃でやられそうなら、裏のポケモンを考えて、ステロかもう一方の壁か有効そうな方を貼って退場します。相手の攻撃を耐えそうならならほろびのうたを歌います。サケブシッポは火力がないので、積みポケモンが遠慮なく積んでくるのですが、これで流せるので起点にならないのは偉すぎる。3ターン目と4ターン目はステロを撒いてもう一方の壁を貼ります。5ターン目(ほろびのうたのラストターン)は適当にほろびのうたでも歌ってそのまま倒れてカイリューにつないでもいいですし、敵の交代読みでこちらも交代しカイリューを出してもいいでしょう。HPが少ないサケブシッポも残しておけば、壁を貼りなおしたりクッションにしたり、相手がラス1になったところでほろびのうたを歌って絶望させたりいろいろ活躍できますよ。
ちなみにほとんどの相手には3回は仕事が出来ます。4回できることもざら。1回しか仕事が出来ないのはハバタクカミとドラパルトくらいでしょうか。両方とも上から高火力技を撃ってくるので要注意。ドドゲザンがいる場合は交代するといいですね。ただしこの子には攻撃技がないので、ちょうはつ持ちにだけはご注意を。その場合も先手で壁を1枚貼れるので最低限の仕事は出来ますが(オーロンゲはしらん)。
テラスタルはフェアリーですが、これも野生のままで、切ったことはないです。カイリューを中心にすると、ほかのポケモンでテラスを切る頻度が激減するので、テラピースの消費量が少なくてすむのは隠れたメリットですね。
苦手な相手
一番きつかったのはアーマーガアです。抜群で入る技がカイリューのほのパンくらいしかありませんが、出てくるまでに3回舞っていてどうにか勝負になる程度です。実際はカイリューを出すとすぐアーマーガアが飛んでくるので絶望的。
それからセグレイブもきつい。前シーズンまで苦戦した覚えないのになぜ…と思ったんですが、ブラッキーのイカサマが刺さっていたからですね。
無振りセグレイブはカイリューの龍舞1回+ステロで(電気/鋼テラスタル以外なら)確1なのですが、大体セグレイブは先発で来る上に、いかさまダイスつららばりで飛行テラマルスケカイリューが一撃死するのでこちらはカイリューを先発させられません。そのほか
- ドドゲザン→打点がない上に地震が飛んでくる
- ハバタクカミ→つららばりでタスキ貫通されてやられる
- ガブリアス→じめんテラバでもつららばりでやられる
- サーフゴー→地震でやられる
- サケブシッポ→やられはしないがこちらも打点がない
あー詰んだわ。ていうか採用率3位のセグレイブの対策が不十分で勝てるわけないんだよなぁ。サケブシッポは耐久しやすいので、リフレクターを貼ってほろびのうたで流し、その隙にカイリューを降臨させて積むくらいか…?
あと地味ながらカバルドンも苦手です。カイリューのマルスケもハバタクカミのタスキも削られるし。カイリューがいる関係で、相手パーティにカバルドンが入っている場合はほぼ選出されるんですけど、その対策が不十分で(以下略
まとめ
今回は割と自信のある構築で、実際思い通りにカイリューを動かせた試合も多かったです。しかしアーマーガアとセグレイブへの明確な答えがないままだったのが問題でしたね。特にセグレイブは本当未だに対策が分かりません。つららばり、地面テラじしん、電気テラバを全部耐えて返り討ちに出来るポケモンいますかね…?ヒートロトム?
今回前半はサケブシッポ+カイリュー+あと1体、後半はハバタクカミ+カイリュー+もう1体という選出が安定していたと思います。既にシーズン4も始まっていますが、このままサケブシッポ、カイリュー(ほのパンをじしんに変更)、ハバタクカミは続投かな。カイリューで見られない鋼、電気、物理受け、セグレイブを全部まとめて面倒見てくれる方お待ちしています。
来期は5万位以内を目指して頑張ります!