2011-10-24

【映画】とある飛空士への追憶 レビュー

映画「とある飛空士への追憶」を見て来ました。仕事が長引いて間に合わないかと思ったぜぃ…なんとか映画前のCM中に潜り込めました。

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2011-10-18

いいものはやっぱりいいのだ

漫画版「とある飛空士への追憶④」を読みました。このサイトでも何度か紹介している、小説「とある飛空士への追憶」のコミカライズ版です。ゲッサンで連載されていました。

正直この作者の方(小川麻衣子先生)についてはまったく知らず、また小説のコミカライズ版と言えば作品としてもいかがなものかとしか言いようのない作品も多く、正直最初はまったく期待していなかったのですが、完結して振り返るとこれはなかなか出来が良かったように思います。

最終回の別れのシーンは、やっぱりじーんと来てしまいました。小説を読んだときに心の中に思い描いたとおりの風景がきちんと絵になってましたからね。これをカラーページで掲載しているところはさすが小学館という事でしょうか。そんなわけで小説を楽しめた人にはお勧めできますし、小説はちょっと苦手だと思われる方は、ぜひ漫画だけでも読んでみてください。

あと、コミックスの後半部分には作者のオリジナル短編が2本掲載されています。それなら帯なり背表紙なりに一言書いておけよ…と思うのは僕だけなのでしょうか。これも全然期待せず読み始めたのですが、かなり面白かったです。1本目の「8月の面影」はありきたりなオチと言えばそれまでなんですけど、直前まで展開を予想することが出来ず(まぁこれは僕自身の読解力のなさも原因ではありますが)ドキッとさせられました。2本目の「ひとかどのまちかど」も高校生同士のかわいらしい恋愛を描いたもので、舞台設定の奇異さに最初は目を奪われますが、最後はほのぼのと読み終えることが出来ました。

今後伸びていく方だと思いますので、少し注意して見守ろうと思います。

 


2011-09-21

本当にオーディションしてるのか

そろそろこれに触れておいた方がいいように思いますので。

映画「とある飛空士への追憶」10/1(土)ロードショー公式サイト

http://www.youtube.com/watch?v=ZN2yAG4Kmhs&feature=channel_video_title

 原作はガガガ文庫から発売された同名の小説です。あまりにも見事な風景描写と、ファナのかわいさと、エンディングのさわやかさは小説界で長く語り継がれるべき作品だと思います。私もネット上の評判を聞いて購入し、見事にはまりました。その時の感想はこちらで。

 さて、その映画化と聞いてもちろんうれしいんですけど、手放しで喜べない理由が幾つか。

  • ファナのキャラデザが可愛くない
    「光芒五里に及ぶ」とされているヒロイン・ファナの美貌は非常に大事なポイントなのに…この子、可愛いか?ていうかなんで小説版とキャラデザこんなに違うの?漫画版もだいぶ違ったけど、それでもかわいさには変わりなかったよ?キャラデザの松原さんはわりと好きなんですが、この映画には向いていないと思う。
  • 声優がどうしようもない
    主人公の神木さんはまぁいいとして、ヒロインがモデル!ライバルが芸人!しかも両方とも声優経験無し!PV見ましたけど正直ヒロインの演技は期待できそうにありません。どうしてこうなった…ていうかスタッフはバカじゃないのか。カルロ皇子に小野大輔とか完全に声優の使い方間違ってるとしか思えない。

 ホント原作に泥を塗るような真似だけはやめてくれよ…マッドハウスさん。