2020-06-13
【コミック】ダンジョン飯 8 レビュー
しばらくレビューするのを失念しているうちに9巻まで出てしまったorz
ダンジョン飯 8
あらすじ
狂乱の魔術師シスルに対抗するには、迷宮最深部に囚われている「有翼の獅子」の力を借りなければならない―ようやく迷宮攻略の足掛かりを得たライオスたち。チェンジリングというキノコを踏んだことでそれぞれの種族が変化してしまうというハプニングもあったが、ついに今で人類が足を踏み入れていない区画への進入に成功する。その中でライオスたちは、竜と融合してしまったファリンを助けるためには、竜の部分を食べてしまえばいいのではないかという仮説にたどり着いた(かつて倒された竜が魔術で再生した際、既に食べられていた肉は再生に巻き込まれなかったため)。
一方カプルーは、迷宮にエルフたちが介入するのを避けるため、つてを頼って迷宮を一時的に閉鎖しようとするが失敗。そうこうしているうちに迷宮の入口にシスルが操る魔物が押し寄せる。エルフの体調ミスルンは、その機会を逆に利用してシスルとファリンを追い詰めるが、ファリンが殺されることを望まないカプルーがミスルンを妨害し、4人は床の崩落に巻き込まれて迷宮へ転落してしまう―
レビュー
今回はライオスたちとカプルーたちの2チームに分かれて話が進みます。ライオスたちの方は完全にギャグになっています(まあ大体ライオスたちの冒険はギャグテイストですが)。彼らの目的は、竜と融合したライオスの妹ファリンを救出することなんですが、狂乱の魔術師を倒してファリンの洗脳をといても問題は解決しないんですよね。竜と融合した人間が生きていく場所はないですから。
いや社会的にもそれはアウトでは…?
そしてその問題を解決するのが、今まで趣味と実益を兼ねてやってきた魔物食だったという奇跡のような展開。最近はすっかり「マンガで分かる魔物の美味しい食べ方」みたいになって魔物食が本筋っぽくなってましたが、その寄り道もファリンを救う方法を見つけるための必然だった…と思えば納得できますかねぇ。
カプルーの方は超シリアスですね。彼はライオスたちに生命の危機が迫っているのを知っていて、それを止めようとしているので当然ですが。しかし迷宮調査のためにやってきたエルフの隊長ミスルンは、てっきりお高くとまったいけ好かないキャラかと思いきや、自ら最前線に立って仲間を守るリーダーシップもありますし、手で触れているものを別の空間と入れ替えてしまう転移術を使った戦闘もビジュアル的に面白くていいですね。
一気にファンになりました。
というかこれほとんどの生物を触れるだけで即死させるのも拘束するのも自由自在(壁の中などに飛ばせるため)なので強過ぎますね。実際狂乱の魔術師もほぼ抵抗できないままやっつけてますし。これからの活躍にも期待できそうです。
今回為になった話。バイコーンはペルソナでも登場しているので存在は知ってましたけど、二角獣のことだったのか…ユニコーンも知ってたのになんでいままで気付かなかったんだorz
あとこれはめっちゃ同意。酢豚にパイナップル、サラダに果物、ご飯に芋や栗、全部嫌いなんだー!
※画像はコミックスより引用