2013-08-18
榊ガンパレ2ヶ月ぶりの新刊です。今回もAmazonで購入。
あと久々に年表も更新してepisode TWOを反映させました。次は「あんたがたどこさ」なんですけど、あれはパラレルっていう設定だからめんどくさいんだよな…かといってその他の作品につながる場面も多いから、無視するわけにも行かないし…あと年表自体が長くなってしまったので、そろそろページを分けたほうがいいかも。5冊前後で切るとすると「前史」「小隊結成~熊本城決戦」「九州撤退戦」「山口防衛戦・ガンオケ」「九州奪還戦」「日本内乱編」「新大陸編」の7分割くらいか?
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編②
著者:榊涼介
レーベル:電撃ゲーム文庫
価格:600円(税別)
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表紙など
表紙は左から田代、中村、岩田、狩谷の整備班4名。シリーズ初の1巻との続きイラストになっています。なお今回は整備班の出番はほとんどありませんけどね…
帯は「国境の都市で小隊が局地戦に打って出る!!」となっています。裏には、「ガンパレード・マーチ アナザー・プリンセス」の最終第4巻が8/27に、小説版が9/10に発売予定との告知が。旅行前発売だから旅行中に読む事決定かな。
巻頭付録はシアトル共和国領域図。軍の動きはあまりないので、あくまで地図的な位置づけです。残念ながら描き下ろしキャライラストはありません。
今回も著者・絵師のあとがきはありませんでした。
あらすじ
日本視察団としてサンディエゴ戦線に到達した5121小隊は、視察の名目で使い潰されようとしていた補助兵の救出を始める。戦線の正規兵―銀狼師団は、補助兵を囮程度の存在しか見なさず、また幻獣との戦いに本腰も入れていなかった。やがて小隊の動きを快く思わない銀狼師団は、小隊を抹殺しようと不穏な動きを見せ始めるが、強烈な反撃に遭い戦力の多くを失う。
それに並行して、サンディエゴ戦線の幻獣軍は大規模侵攻を開始。もはや人間同士で争っている場合でなくなったシアトル軍だが、これまでにない組織だった侵攻に前線の補助兵は総崩れになった。善行はその原因が知性体の出現による事を突き止め、幻獣による精神汚染への対策を取るようシアトル政府に求めるが、突如好戦路線に転換した政府のオルレイ代表はこれを拒否し、事態は混迷を極めていく―
感想
前半は銀狼師団との戦いが描かれます。対人戦闘をタブーにしている5121小隊が、策略と謀略で師団を手玉に取っていくのが面白かったです。口先参謀の茜の面目躍如でした(今回はマジ活躍です)。
後半はいよいよ幻獣との戦いが始まります。日本では小隊が強すぎて完全に敵の爆薬庫扱いだったゴルゴーンとかがここまで恐ろしい敵だったとは。これからは再び幻獣の恐ろしさが見られるんでしょうか。小隊相手だと「二百、三百のデーモンなら、5121小隊は問題なく撃破出来る」(97ページ)だからな…昔はミノタウロス(デーモンとほぼ同格)が3体くらい出てきただけで即絶望だったのに…
最後に小隊はサンディエゴからシアトルへの撤退を命じられるんですけど、また九州撤退戦の時のように敗残兵を吸収しながら下がっていくのかな。絶望的なシチュエーションが楽しめそうな次の巻に期待大です。
ただいくら何でも攻撃の可能性があるというだけで、一師団の航空戦力を壊滅させたのはさすがにやり過ぎでは…これシアトル軍全体からしても相当程度の戦力だと思うんですが…あそこまで出来るんならもうちょっと穏便に処理出来なかったんでしょうか。
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2013-08-06
エスカ&ロジーのアトリエの2週目はようやく1年目が終わりました。
ウィルベルさんも加入したのはいいんですけど、好感度の調整がちょっと大変かも(ウィルベルさんにも好感度が存在するようなんですけど、好感度を持つ6キャラの内少なくとも1人は好感度がほとんど上がらない控えに回さないといけないため)…男子会エンドを見るために頑張らねば。
今日は簡易更新で申し訳ないのですが、
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編の2ヶ月ぶりの新刊(2巻)が8/10発売予定です。
なんでこのシリーズは発売直前まで情報出さないんだろう…
それはさておき、今回の表紙は狩谷、岩田、中村、田代の整備班メンバーですね。1巻のイラストとつながっているようです。今回は整備班メンバーの1枚絵になるのかなぁ。あと残りは茜、森、ヨーコなので全3巻かも知れませんね。
遠坂、田辺の元整備班メンバーもいるし、オペレーターのののみが入っているということは同じ役職の瀬戸口も入るかも知れないし、そう考えると全4巻もあり得るかも。
ストーリーなどについては特に情報を見つけられませんでしたけど、あと4日だし大人しく待ちましょう。
ところで榊ガンパレ年表のことなんですが、どう考えても3月中に起きた出来事の整合性がとれない件について。どう考えてももう3月は終わってないとおかしいのに、作中ではまだ3月中旬だという。
とりあえずその辺りのことはぼかして書こうと思います。深く考えたら負けだ!
2013-07-17
新しい企画として、僕が大好きな、榊涼介先生のシリーズ物小説「ガンパレード・マーチ」(通称「榊ガンパレ」の年表の作成を始めました。現在仮公開中です。
仮なのは、まだページのデザイン自体がきちんと決まっていないからです。日本語ではこれを見切り発車と言います。(なのでサイドバーにもまだリンク貼っていません)
本当はWikiを使った用語集的なものを考えていたんですが、既にまとめWikiが存在しているので、ちょっと自重する事にしました。まとめWikiに年表がないのが以前から気になっていたので、それだけこっそりこちらで作成する事にしました。
シリーズは既に40冊近く刊行されているので、こちらの編集が追いつくのはいつになるかわかりません。ファンの方は気長にお待ちください。
2013-06-25
榊ガンパレ3ヶ月ぶりの新刊です。待ってました!なのですが近くの書店では軒並み置いてなくてAmazonで購入しました。
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編①
著者:榊涼介
レーベル:電撃ゲーム文庫
価格:600円(税別)
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表紙など
表紙は左から加藤、原、東原、新井木の女性陣4名。ただし本編には東原と新井木はほとんど出てきません。ちなみに今回本編で一番活躍したのは狩谷です。
帯は「アメリカ大陸での最後の戦いが幕を開ける!!」となっています。
巻頭付録は今回登場した脱走兵4名。シアトルのごく一部で物語が展開するため、戦局図などはありません。
今回も著者・絵師のあとがきはありませんでした。
あらすじ
過酷な戦闘を生き延び、シアトルに移動した5121小隊は、つかの間の休息を楽しんでいた。そんな中、西海岸最大の激戦区サンディエゴ戦線から脱走してきたハイティーンの少年少女4人は、銀行に立てこもり、5121小隊のパイロット壬生屋・滝川との面会を要求する。彼らが戦争の悲惨さを訴えようとしていることを知り、修羅場をくぐってきた小隊の面々は当初冷ややかな反応を見せるが、実は彼らの真の目的は、シアトル軍の陰惨な真実を暴くことだった。
軍警察は軍の威信を賭け、国家反逆罪を盾に4人を拘束しようと動く。当初は巻き込まれた形だった小隊のメンバーも、己の信じる正義を成すため、それぞれの立場で戦い始める。しかし事態の進展は早く、軍警察は特殊部隊を送り込み4人を抹殺しようと画策。内政干渉に及び腰の日本政府に対し、善行がとった作戦とは―
感想
シリーズの導入としては十分面白かったです。これから4人を良く思わないサンディエゴ戦線の面々、戦線に殺到する幻獣軍、シアトル軍と小競り合いが起こりそうなワシントン軍などが入り組んでどろどろした戦いが繰り広げられるんでしょう。
ただ、さすがに今回の小隊の行動を「正義」というには問題があるのではないかな…たしかに4人は困っていて、「5121小隊は救いの手を求めている人たちを、見捨てることはしません」というお題目はいいと思うんですけど、4人の告発の正当性と、脱走ないし機密漏洩を天秤にかけると、後者が勝つんじゃないかな…
最終的には政治的決着が図られるんですけど、これだと軍の規律が崩壊する恐れがあるし、それによって西海岸全体の安全が脅かされる危険性もあるんですよね…。第一、他国の(しかも同盟国の)軍なり政治なりにここまで介入するのは内政干渉の域を超えているかと。というわけで今回の話の流れについてはやや否定的です。
しかしすっかり狩谷も性格が丸くなったなぁ。初期の彼ならこんな所には絶対出てこないでしょう。交渉役としての今回の活躍は、「論理と秩序を重んじる」彼の面目躍如でした。…あぁ、茜も頑張ってましたけどね。
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2013-03-20
風邪で休んでいる間に読み終わりました。榊ガンパレ4ヶ月ぶりの新刊です。
ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊の日常III
著者:榊涼介
レーベル:電撃文庫
価格:630円
表紙など
表紙は速水、舞、中村、遠坂、ののみ、田辺の6人。遠坂が星条旗を持ち、中村はおそらく隊旗を持っています。帯は「7年の沈黙を破って”日常”シリーズ復活です♪♪♪舞台はアメリカだ~」とハイテンション。
巻頭付録はなし。作者、絵師あとがきもありませんでした。つうかきむら女史のイラストは表紙だけじゃん。なんで挿絵ないの?
あらすじ
アメリカでの過酷な戦いの日々は終わり、5121正体は日本艦隊が待つ西海岸のシアトルにたどり着いた。すぐに帰国できるものと思っていた小隊に、シアトルでの長期休暇が命じられる。隊員たちは思い思いの休日を過ごすのだが―
久しぶりに5121に合流した善行の決意を描く「善行忠孝の困惑」、暴走した森が引き起こした滑稽な逃走劇を描く「森精華の抵抗」、小学校で武道を教える壬生屋を描く「壬生屋未央の憧れ」、完璧主義の狩谷がひどい目に遭う「狩谷夏樹の献身」、休暇の過ごし方が分からない舞を描く「芝村舞の孤独」、看護師になって帰ってきた田代と茜が再会する「茜大介の試練」、そしてソックスハンター達の変な友情を描く「遠坂圭吾の不思議な愛情」の短編7本におなじみ原日記6本を収録した短編集。
感想
今回は久々の日常シリーズということで、戦場以外の隊員たちの様子を描いた短編集になっています。ただ国外にいるということでI、IIとはやや趣が異なり、全体的にシリアスな物語が多いです。
ここんところ不安定な森や壬生屋がかなり回復したのはファンにはうれしい展開でしたが、逆に平時には舞や速水の不安定さが異常に目立つな…普段それをフォローする瀬戸口やののみ、無理矢理ギャグ展開に持ち込める岩田や若宮の出番が少なかったせいで余計にそう感じました。
久々に田代の勇姿が見られたのもオススメポイントですね。つーか茜は完全に飼い慣らされてるし。原、ヨーコ、森に続いてまた頭が上がらない女性が増えたな…
罪悪感は残る。しかし、かつて自分が指揮を執った学兵たちの不屈とも言えるたくましさを誇りに思えた。(中略)
懐かしい家族。まるで家出息子が久しぶりに実家に戻ったような気分だな、と隊員たちと離れていた時間に思いを馳せた。
※37、40ページより引用
2013-03-06
3ヶ月ぶりに、COMICメテオさんのWebコミック「星界の紋章」が更新されましたよ。現在連載開始から半年で、まだ原作1巻の真ん中あたりです。
星界の紋章
第5話はゴースロスが敵艦隊を発見してから、実際に戦闘が始まったところまでですね。しかし今となってはラフィールの「我らは戦争を中途半端に終わらせるのは好きじゃない 私が死ぬまでに終わるかどうか…」というセリフは重いな。私が死ぬまでに(小説が)終わるかどうか…
さすがに1話に時間をかけているだけ会って、書き込みがすごいです。というかあの複雑な巡察艦をいろんな角度で描けているだけで正直驚きなんですが。3Dモデリングとかしているのだろうか。
今回は完全にレクシュ艦長が主役でした。ラフィールに「私の可愛い殿下」と呼びかけるところはもちろんなんですけど、やっぱり艦長としての凛々しい姿がいいですね。この艦長になら付いていきます!
ただ、ジントの「殿下が僕に頼るほど絶望的な状況はちょっと思いつけないですが その時は微力を尽くして」というセリフが個人的に好きなんですけど、その扱いが軽くて残念でした。振り向きざま肩越しに軽く言う台詞じゃないんだけどな…原作でも「深々と頭を下げ(た)」ってあるのに。
※画像は第5話10ページから引用
あと、独立の記事を書くほどでもないのでこちらで。
3月9日に、榊ガンパレ最新作「ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊の日常III」が発売されます。おお…まさかの小隊日常シリーズか。I、IIと同じなら、小隊の日常を描く短編集になりそうですね。
Iが2001年、IIが2005年だからこちらもある意味8年ぶりの続編ということですね。あー楽しみ。
2012-11-14
榊ガンパレの最新刊が2ヶ月ぶりに来ました。今回で新大陸編は完結です。
※既刊の感想はこちらから。
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表紙など
表紙は瀬戸口と舞。帯は「5121小隊は不死身ではない 死闘決着!生き残れるのか!?新大陸シリーズ最終巻」となっています。
巻頭付録は市内戦局図。キャライラストは新大陸編で登場した人物の総まとめで、新規イラストはありません。
また作者、絵師あとがきもありませんでした。
あらすじ
降着した状況を打開しようと5121はレイクサイドヒル港への強襲を計画する。しかし一方フェルナンデス隊は国防長官から待機命令を受けていた。命令の正当性に疑問を持ったフェルナンデスは上官に意見具申するも、逆に反逆罪で拘束されてしまう。浅井と5121小隊スカウトの活躍でレイクサイドヒルに多数の市民が残存していることを対外的にアピールすることには成功し、大統領が味方についてことで形勢は逆転するが、黒幕である国防長官はミサイル発射を強攻しようと画策する。
5121はついに港に上陸するも、幻獣はそこに異常とも思える戦力を集中させていた。激しい攻撃に、軍人、民間人双方に多大な犠牲を出しながらもついに住民の避難に成功する一同。しかしついにミサイル発射スイッチが押されてしまう。最後に市内に残った速水と舞の運命は。
感想
いよいよ新大陸編も完結です。今回は幻獣が存在感を見せましたね。といっても最近の5121は強すぎて、久々に登場したスキュラでさえただの的扱い、幻獣が勝っているのは単なる物量のみというのは辛いところです。榊ガンパレも始まった頃はスキュラが1体出てくるだけで大絶望でしたからね。
ただ、今回は強い強いという5121もさすがに物量に押されてピンチを迎える場面も何度かありました。助けに来れそうな登場人物も使い切って、これマジどうなるんだ…と思ったシーンもありましたけど、意外なところから助け船が。なかなかに意表を突いた(といっても伏線は十分張っていたのだが)展開だったので、ぜひ読んで確かめてみてください。
エンディングは「僕ら、これからどうなるんだろう?」「我らは戦場で生き、戦場で死ぬ定めだ」という速水と舞のやり取りでしたから、まだまだ続いていくと思ってよろしいんですよね。榊先生、きむら先生、ひとまずお疲れさまでした。
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2012-10-14
アナザー・プリンセスも3巻です。ただでさえ濃いメンツのガンパレ世界で主人公達の影は薄いのに、今度は表紙も舞に乗っ取られる始末。
以下ネタバレありなのでたたみます。
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あらすじ
戦闘の翌日。4333小隊に人型戦車での出撃の命が下る。とはいえ現時点での人型戦車の稼動率は絶望的。しかし神楽の命を受けた秋草と深沢の助けにより、なんとか2機の稼動を確保することが出来た。
その翌日。5121や4333を含む一団は行軍中の戦闘訓練を行っていた。そんな中、5121小隊司令善行は命令を無視して出撃、不意を突こうとしていた幻獣軍の迎撃に成功する。見守る秋草たちの前で、人型戦車の圧倒的な運用を見せる5121。それに釣られるように全軍も戦いだし、ついには観察のために来ていた秋草も騎魂号で幻獣と戦うのだった。
神楽は帰ってきた人型戦車の無残な姿を見るが、命令違反をとがめることなく、「命令より正義」と一同をねぎらった。しかし神楽は間もなく始まる幻獣との大規模戦闘により学兵の6割以上が死亡すると予想。戦死者を少しでも減らすため、5121の強さを分析するための次なる作戦に移るのだった。
感想
すっかり主役が5121に奪われてしまいました。今回は戦闘シーンが主なのでしょうがないんですけど…しかしこうやってまじめに描かれると、ヒトウバンとかキメラも強敵感があるなぁ。ゲームでも小説でもこの辺は完全にザコ扱いですからね。
そして殺伐とした世界に深澤君が笑いをたくさん提供してくれました。まぁ自分の世界に入ると周りが見えなくなる典型的なオタクですけど、根はいい人だし、コミュ障でもないのでこれを機に友達が出来るといいですね。「僕ほど清い生き物だと女性触れられると死んでしまう」とか言ってる間はだめですけど。
あとこれまで通り伏線メモ。
- 米軍が提供したレーザー照射技術はなぜガンパレ本編の世界では登場しないのか
- なぜ小山と菊池(もしくは4333)は「選ばれた」のか(「人が竜になるためには悲しいことも必要なのさ。彼女(小山)は僕の秋草君を強くしてくれると思うよ。その身を捧げてね」秋草が「人中の龍」であることをほのめかす描写もある)
- 秋草と彼が所属する部隊(二度寝天国)は何者か
→軍事情報の統合・分析を行う小隊。
- 秋草と5121の関係は
- 対馬の正体と目的は(神楽の養育係?)。また「君(秋草)は誰よりも重い鎖で戦場に繋がれている」とはどういう意味か
- 人型戦車の超高性能な火器管制装置は何か(秋草「彼らは幻獣が好きじゃない」)
- 秋草が幻獣に向ける憎しみの理由は何か
- 芝村神楽の進めている「準備」とは
- タイトルの「アナザー・プリンセス」とは誰のことか(普通に考えれば末姫「芝村舞」に対する芝村一族の長女「芝村神楽」のことか)
- 芝村神楽の「妹」とは(これも普通に考えれば舞だと思いますが)。またなぜ「妹は死なねばならぬ」のか。
- 秋草と速水の関係は→本当の速水厚志は秋草の友人だったが、徴兵後に何らかの事情で死亡した。5121にいる速水はその名前を奪っており、秋草は5121の速水を憎むと同時に、本当の速水を殺害したのではないかと疑っている。
- 「私たちの平均寿命は3週間程度」(菊池)とはどういう意味か。
それから登場人物メモ。
- 熊本五高佐々木支隊 C41 0101(二度寝天国)
- 隊長…対馬(対島?ロン毛の優男)
- 長谷川(メガネの老け顔)
- 秋草一郎 技術万翼長
- 赤澤(バンダナ)
- 深沢 万翼長(深澤?オタク)
- 末網安種(女装少年)
- 芝村神楽
- 福音女学院 4333戦車小隊
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2012-08-30
榊ガンパレの最新刊が3ヶ月ぶりに来たよー。待った待った。アンダーリンも買ってるけどこっち優先するよ。
※既刊の感想はこちらから。
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表紙ほか
表紙は壬生屋と来須。それに謎の機体。当時は何とも思いませんでしたが,壬生屋の服装(巫女装束…じゃないや道着か)は確かに目立ちますね。暗殺とかの格好の的になるような気がする。謎の機体は胸に国連?のマークが付いていてかなり細身の感じですけど…これ今まで出てきてましたっけ?
帯は「なんの前触れもなく突如進路を変えた幻獣の群れ―幻獣はいったい何処へ往こうとしているのか!?」になってます。
巻頭付録はおなじみ戦局図と,新キャラが4名。ジュディ・コールドウェル,ケヴィン・マクベイン,ヘンリー・パーシバル,アーロン・バーナードと癖のあるおっさんばかりでした。戦局図の方は前巻のミスが修正されています。
あとがきやきむら先生のコメントは今回もありません。
あらすじ
レイクサイド奪還はその直前に幻獣からの執拗な波状攻撃を受け,頓挫していた。舞は迂回して洋上からレイクサイドに接近する作戦を立案し,5121はフェルナンデス特殊作戦郡を一時離れることとなった。この間,主戦線で米軍は苦戦しながら後退,前線はボストンに迫ろうとしていた。敗色濃厚となったその時,幻獣は突如退却を始めた。5121の抹殺をはかったバーナード国務長官は,退却した幻獣がレイクサイドに集結したことを利用し,レイクサイドにミサイル攻撃を行うことを大統領に進言し,72時間後の攻撃開始が決定。5121は上陸を急ぐが,幻獣は5121を殲滅しようと待ち構える。
感想
共生派が民間人を人間の盾にしたり,ののみが撃たれてしまったりとヘビーな展開に加え,長期間の籠城や戦闘からくるストレスで人間関係が壊されていったりと,読むだけで胃がきりきり来る内容でした。前巻とはだいぶ空気が変わってますね。
そんな中で空気を読まない整備班のマニアっぷりとかは相変わらず笑えます。靴下は言うまでもなく,士魂号用の水上バイクとか,浮きドックとか。そして巻末には特別短編「ソックスハンター列伝 ソックスギャルソーンの罪と罰」が。ちょwプラッターwwwそして相変わらず安心のオチ担当のギャルソーン。
あと気絶するほどの消耗状態から,フェレット人形一つでしあわせ光線を全身から放射できる舞に萌えた(立ち読みしている人は41ページの挿絵をどうぞ)。
舞「私はカード・ゲームは強いぞ。全て記憶できるからな」
フェルナンデス「そういう問題ではない…それはイカサマとみなされる。ネイティブ居留地のカジノでそんなことをしたら生きて帰れんぞ」
舞「その反対だ。その時は,居留地のカジノは廃墟と化している。」
…物騒すぎ。
※136ページより抜粋
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2012-08-03
最近検索で来られる方が多いので。
「ガンパレード・マーチ 2K 新大陸編③」が8月10日に発売予定です。現在Amazonでも予約受付中。3ヶ月ぶりの新刊ですね。しかし表紙のイラストが…なんかきむら先生はどこへ向かっているのだろう。きむら先生は萌え絵書かなくていいと思うんだけど…
壬生屋は「北海道独立④」で表紙を飾ってましたけど、来須が表紙を飾るのって結構久々じゃないかなぁ。そのうち誰が表紙を飾ることが多いのか統計とってみたら面白いかもな。