2014-05-28
【映画】アナと雪の女王 レビュー
ディズニー映画を久々に劇場で鑑賞してきました。僕はディズニー映画の最高峰は「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」あたりだと思っているちょっと古い人間ですので…ちなみに鑑賞したのは吹き替え版です。
アナと雪の女王
製作:ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
監督:クリス・バック/ジェニファー・リー
あらすじ
氷の魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女エルサは、ある日誤ってその力が妹のアナを傷つけてしまったことをきっかけに、力を隠して生活するようになる。
それから13年。成人したエルサの戴冠式が行われる日。アナは他国の王子ハンスと恋に落ち、その日のうちに婚約をしてしまう。妹の性急すぎる決断に動揺したエルサは魔力を暴走させて国を冬にしてしまい、他人に迷惑がかからないように北の山でありのままに生きて行こうとする。
エルサの事情を知ったアナは、エルサと仲直りして魔法を解いてもらうため、北の山を訪れる。そこで知り合った氷売りのクリストフとトナカイのスヴェン、エルサが魔法で作り出したしゃべる雪だるまオラフと共にエルサと再会したアナだったが、エルサの他者を拒絶する意志は強く、その魔法によりアナは心を凍らされてしまう。心の氷を溶かせるのは「真実の愛」だけ。クリストフはアナをハンス王子の元に送り届けるため奮戦するのだが―
感想
素直に「おもしろかった!」といえる映画でした。エンターテイメントはこうでないと。子供でもわかりやすい物語であると共に、大人には「真実の愛」というものについて深く問いかける作品で、まさにディズニーの真骨頂と言えるのではないでしょうか。「風立ちぬ」もよかったけど、たしかにアカデミー賞にはこちらの方がふさわしいと僕も思いました。見るだけでちょっと元気になれました。
ストーリー自体はものすごく奇をてらったものというわけではなく、勘のよい方なら先の展開は読めると思います。ただ普通に王道ストーリーと見せかけて、最後のオチが王道に(そして古典的なディズニー映画に)ありがちな展開にはなっておらず、予想をうまく裏切るもので感心しました。これから見に行こうとされている方は、是非ネタバレ抜きで行ってください。
最近散々町中で流れている”Let It Go”(「ありのままで」)も、映像の美麗さと併せてすばらしかったですね。松たか子さんの歌唱力ももちろんですけど、魔法のエフェクトがかっこいい!これからはやっぱり氷魔法の時代だ!(ただあのシーンに至るエルサの心境はちょっと唐突に感じましたが…僕だけでしょうか)
それから吹き替えについて。主人公のエルサとアナの姉妹は、松たか子さんと神田沙也加さんが声を当てていましたけど、ふたりとも(そしてその他のキャストも)すばらしい演技で不満はありませんでした。yukkun20は吹き替えではなく字幕派ですが(吹き替え版を鑑賞したのは、映画館に行ったタイミングの問題です)、これは許せる。ジブリもこれくらい人選きちんとすればいいのに…。
また原題「FROZEN」を「アナと雪の女王」と訳しているあたりが日本人らしいと感じました(「氷の女王」と訳すべきだったような気がしますけど、これは原作であるアンデルセンの「雪の女王」に引っかけてるんでしょうね)。
なおyukkun20はエルサ(女王バージョン)派です。Kingdom Hearts 3に登場しますように。