2014-07-22
今回は初めて書店で購入しました。
温泉回あり、水着回ありとあざとさ全開!だがそれがいい。
放課後さいころ倶楽部3
著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円
レビュー
アナログゲームを題材に女の子のキャッキャウフフを楽しめるコミックス第3巻です。全7話でゲームが5つですね。ストーリーは夏休み期間に入ったので旅行に行って温泉やら海水浴やらでたのしみつつ、カードゲームやボードゲームに熱中する3人娘がうらやましい…僕も学生時代はこんな感じだったか?それからゲームデザイナーになりたいという翠の物語も具体的に動き始めましたね。最後に出来るのは(メタ的なことを言えば)作者が暖めているゲームなのかなぁ。
今回題材になっているゲームは、
全員一斉に数字が書かれた手札から1枚選んで場に出し、場に出ている4枚の場札に数の小さい順にくっつけて並べて列を作り、列の6枚目をプレイした人がその列のカードを全て引きとる、ということを繰り返し、最後に引き取ったカードの得点が低い者が勝ち、という単純ルールで楽しめるカードゲーム「ニムト」。
これ友達が持っているので何度かプレイしたことあるんですけど、こういう戦略があるとは知りませんでした。勉強になった。
それぞれが東京を襲撃する大怪獣となり、サイコロを振って敵を攻撃したりアイテムで自分を強化したりしながら東京制圧を目指す、豪快なボードゲーム「キング・オブ・トーキョー」。
これは以前プレイしてレビューを挙げているのでそちらぞどうぞ。拡張パックもおもしろそう。
→【ボードゲーム】キングオブトーキョー レビュー | Y.A.S.
親が出した駒と同じ駒を出して「受け」、受けられたら新たな親となって駒を出し、すべての駒をプレイし終わったら勝ちになる、1900年頃に能登で生まれたペア戦4人用のゲーム「ごいた」。
これトランプやウノとかでも代用出来そう。
8つの絵柄が描かれたカードから、それぞれ共通の絵柄を素早く見つけるだけなのに、複数のゲームが楽しめるカードゲーム「ドブル」。
作中でも描かれていますが、子供と大人の差が付きにくく一緒に楽しめそう。
手札を組み合わせてポーカーのような役を作り、9本の軍旗を奪い合う2人用カードゲーム「バトルライン」。
の5つでした。ごいた以外は知ってるゲームでした。キング・オブ・トーキョーはルールが単純ですけど、デカいキャライラストにデカいさいころというアイテムが男心をくすぐる上に、派手に怪獣を改造して東京で大暴れというテーマのざっくりさがパーティにぴったりなので、是非プレイしてみてください。僕もお盆休みにもう一度プレイしたい…
2014-02-14
1巻も入手に苦労したので、今回はAmazonで予約して手に入れました。
放課後さいころ倶楽部2
著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:590円(税別)
レビュー
みんな大好き(かどうかは知らない)ボードゲームを題材にしたコミックスの2巻です。待ってました。今回は全8話でゲームが5つ取り上げられています。3人娘の過去話も出てきたり、新たなゲーム仲間が登場したりと、意外とボードゲームと関係ないところの展開もおもしろいんだよなぁ…。ぼくも学生時代はカードゲームにずいぶんはまったものでしたが、さすがにボードゲームは学校に持ち込めなかったしなぁ。近所にボードゲーム好きの子が住んでいたので、その子とゲームするのが楽しみでした。今どうしてるんだろ。
今回題材になっているゲームは、
正体を隠したオバケのコマをチェス盤のようなボード上で交互に動かし、味方の「良いオバケ」をゴールマスまで到達させるか、敵の「良いオバケ」をぜんぶ取るか、味方の「悪いオバケ」を全部敵に取らせるかすると勝ち、という、単純なルールと深い読み合いが楽しめる二人用ボードゲーム「ガイスター」。
山札から1枚ずつカードをめくり、お宝が出たら参加者全員で山分け、ゲームから降りるとそれまで獲得したお宝がポイントになるが、山札から同じ障害カードを2枚引いてしまうとそれまで手に入れたお宝を全部失ってしまう、というチキンレースが楽しめる「インカの黄金」。
ドイツゲームに革命を与え、今なお多数のファンを持つ超有名なボードゲーム。サイコロを振って資源を集め、集めた資源を他のプレイヤーと交渉で交換しながら島を開発していく「カタンの開拓者たち」。
イラストを使った伝言ゲームでお題を伝えるパーティゲーム。絵心と勘の良さが問われる「テレストレーション」。
世界の珍獣たちの生息地、体重、体長、しっぽの長さを考えるクイズゲーム「ファウナ」。
の5つでした。今回は有名どころが多かったですね。カタンもボードゲーム好きとしては一度プレイしてみたいんですけど、結局プレイ友達がいないという最大にして解決困難な袋小路に…あーまたどうにかしてメンツを集めるしかないか。
2013-12-05
あっという間にAmazonで瞬殺されて(現在は入手可能)、本屋を5軒巡ったけど全く入荷されていなかった一冊です。やっぱりニッチなのかなぁ…
放課後さいころ倶楽部1
著者:中道裕大
レーベル:ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
価格:552円(税別)
あらすじ
京都に引っ越してきた女子高生の綾(表紙中央の少女)と、その初めての友達で少し引っ込み思案な同級生の美姫(左)。ある日の放課後、繁華街を歩くクラス委員長の翠(右)のあとをこっそり付けた二人が行き着いたのは、アナログゲームの専門店「さいころ倶楽部」だった。3人はゲームを通じて次第に仲良くなっていくのだが―
レビュー
以前もチラッと話に出したんですけど、ぼくはボードゲームが大好きで、定期的に巡回しているボードゲーム関係のサイトも結構あります。その一つで話題になっていた、アナログゲームを題材にしたコミックです。
失礼ながら作者の方のお名前はこの作品で初めて知ったのですが(数年前にサンデーで連載されていた「ハルノクニ」の作者みたいですね)、絵が非常に達者というかボク好みで、それだけで満足感ありましたけど、それだけじゃなく話の転がし方がすごく面白いんですよね。
こういうゲームを題材にした漫画だと、ルールの解説で何ページも使っちゃったり、勝負自体に重きが置かれてしまうのが普通ですが(別にそれを否定するつもりはありません)、この漫画はそれよりも、ゲームを通じて生じる人間関係に重きが置かれています。ゲーム描写も十分ありますが、プレイ描写は基本的に1つのゲームにつき1話だけと短く、複雑なルールの説明は省略されています。ゲームをしない話も結構あります。でも面白い。出てくるゲームを買ってみたくなること請け合いです。あとはプレイしてくれる友達がいればな…
アナログゲームが好きな人にしっかりお勧めです。1巻では「マラケシュ」「ごきぶりポーカー」「ねことねずみの大レース」「ハゲタカのえじき」「ミラーズホロウの人狼」の5ゲームが取り上げられています(全10話なのでゲーム話は半分ということですね)。