2011-04-30
名探偵コナン 沈黙の15分 レビュー
GWのお約束、劇場版「名探偵コナン 沈黙の15分」を見に行ってきました。去年はうっかり見そびれてしまったんですけど、今年はばっちりですよ!
で、感想ですけど、一言でいえば超駄作でした。過去僕が見た映画の中でも一二を争う駄作。どれくらい駄作だったかというと、毎年劇場版に足を運んでいる僕に、来年から行くのやめようかと本気で思わせるくらいのダメさです。
まぁトリックがしょぼいとか、展開がご都合主義とか、その辺は劇場版のいつものことなのでとりあえず目をつぶります。しかし、
- 犯人が地下鉄テロを起こした目的が不明すぎる。あんな大がかりなことしなくても、爆弾を1個脅迫状付けて都庁に送りつければそれで事足りるはず。
- ダムを爆破するほどの強力な火薬の入手経路が不明。
- コナンが何かをする動機に「単なる勘」が多すぎる。もはや推理ですらなく、勘に従って動いたら偶然手がかりを見つけましたレベル。脚本家は推理小説100冊読んでこい。
- 少年探偵団がアホすぎて見てていらいらする。特にスノーモービルを公道で走らせたのは完全に犯罪なのに、誰もそのことをとがめない。
- 冬馬が記憶を取り戻すきっかけがこじつけすぎる。ダイヤモンドダストでそれはないだろ。
- みずきは絶対殺意があったと思う。狙いがぎりぎりすぎる。
- 最後の大アクションがいくら何でも現実感なさすぎる。旧作でジャンボジェットを飛ばしたのが可愛く見えるくらいの出来。
などなど、本当びっくりするくらいのひどい出来でした。
それはさておき、小五郎の中の人が変わって以来初めてその声を聞いたのですが、それほど悪くはなかったです。ただ小山さんは声が低すぎて、小五郎の軽い演技にはぴったり来ないんだよな…