第5巻”狂界戦争”終了時

第5巻(狂界戦争)終了時

ミコト一行
  説明 ミコトを中心とする一行。
  目的 世界の救済。
メンバー
ミコト
(望月命)
地球レゾンデウム・那岐宮市に住む高校二年生。カイロスとシャリマの血肉を基礎素材に、制練石を宿すための素材として合成された【制錬者ストレイジャー】。共界線を介して様々な亡魂を操り、武装として憑依させることで生前以上の力を引き出す追想の制練石を右手に宿す。またリィンバウムとレゾンデウムを行き来する門を開く力を持つ。 制練石の素体として生まれ、能力の暴走によりレゾンデウムへ流れ着く。そこで自らの出自を知らず、カイロスの甥として育てられたが、リィンバウムにつながる門を開く能力に目覚め、シャリマ救出の際に亡魂を操る能力に覚醒。カイから制御籠手を受け取ったことで完全に制錬者としての能力に目覚める。キールの仇と勘違いして襲ってきたハヤトとも戦いを通じて和解。
メルギトス再誕後は、マグナと共にゼラムへ向かう。途中トリスやシャリマたちの襲撃に遭うがこれを退け、ゼラムに到着。ゼラムではギブソンの指導を受け能力を使いこなす訓練をしていたが、ツェリーヌの誘いに応じて依り代となり、サイジェントで行われていたキールの解呪にも協力した。その後習得した転移術でラウスブルグ襲撃に駆けつけ、レイと対峙し退ける。ゼラムに転移中、メイメイにより強引に呼び出され、現状の説明を受ける。ラウスブルグに移動し、ライ・フェアと共にシャリマに捕らわれたケンタロウを奪還。シャリマが残した冥土を消滅させた。
デュウ シャリマに養育されている少女。リィンバウムに迷い込んだミコトの命の恩人であり、最初の友人。シャリマが、バルレルから奪った兇嵐の魔眼で作り出した移植式魔眼兵器。 シャリマと行動を共にしている。シャリマがレイに接触してからは、彼女の命でミコトと戦わされるが、シャリマの攻撃からミコトをかばって死亡。その直後、ミコトの能力によりその守護霊となり、ミコトの左手に自らの魔眼を継承した。制練石そのものを依り代としているため、憑依武装はできない。
  カノン リィンバウム出身の響界種(父が鬼神で母が人間の半鬼人)。無色の乱の際、バノッサを妄執から救おうとしたが、激昂したオルドレイクに殺害された。 故人。ミコトの能力により憑依し、ハヤトとバノッサを救いたいという思いで彼に協力している。憑依武装は、巨大隕石さえ破壊するほどの怪力を誇る「鬼神力の憑依武装バーサーカーアーム」。
  スカーレル リィンバウム出身の人間。元々は紅き手袋の暗殺者「珊瑚の毒蛇」だったが、グラート一家の客分となる。若かったカイル達の後見人として後事を託され、カイル一家の航海士になった。忘れられた島での戦いの後に、カイル達と別れヘイゼルの行方を追う。人質に取られた彼女の子供を救うためにグラート一家と共に紅き手袋の幹部ヴェノアと戦い、片腕と引き替えに奪還。その後サイジェントに流れ着き、幼いローカスの世話をして暮らした後、戦いの傷が元で死亡した。
遺体はローカスにより、サイジェントに埋葬されている。
故人。ミコトの能力により憑依し、デュウを守ってシャリマと戦うミコトの力となった。憑依武装は、他者に毒を注入したり、体内の毒を分解したり、蛇の危機感知能力を使った高速回避を可能にしたりする「幻毒蛇の憑依武装トキシックアーム」。ミコトの力でパッフェルとも再会できた。
ツェリーヌ・セルボルト リィンバウム出身の人間。無色の派閥の名門セルボルト家の血を継ぎ、死霊の女王と呼ばれるサプレスの召喚師。クラレットとキールの実母。魔王の依り代となる子を生むべく、投薬と魔術儀式を受け続けた結果、キールの出産後に精神を病み死亡した。死の間際、クラレットにキールのことを託した。 故人。ミコトの能力により憑依し、クラレットに協力してキールを解呪する。ミコトに転移術を教えた。憑依武装は、周囲のマナを吸収し、制練石の基本性能を高める「霊冥妃の憑依武装ネクロマシアアーム」。
ゼルフィルド ロレイラル出身の機械兵士。かつて黒の旅団に所属していた。正体を現したメルギトスからルヴァイドたちを守るために自爆した。 故人。ミコトの能力により召喚され、界のエルゴと自ら戦うためにミコトに力を貸している。憑依武装は、輝創光刃を動力源に、ミコトの右腕を強力な光学兵器と化す「轟鉄輝の憑依武装スレイピアアーム」。
ライ一行
  説明 ライを中心とする一行。
  目的 世界の救済。
メンバー
ライ リィンバウム出身の響界種(父ケンタロウが人間で母メリアージュが古妖精の半妖精)。トレイユの町外れにある忘れじの面影亭の店主で、帝国最年少の有名料理人。堕竜を鎮め、人と召喚獣との全面戦争を未然に防いだ、【越響者クロスレイヤー】と呼ばれる勇者。あらゆる武器を使いこなす。またケンタロウの血を引いているため、四属性の召喚術が使える。 帝都で料理修業に励んでいたが、レイのクーデターの報を聞き帝都を脱出。トレイユへ向かう途中で帝国軍の検問に引っかかり、アズリアの元へ連れて行かれ、スバルたちと再会する。シャリマのラウスブルグ襲撃時には状況確認のためスバルたちと共に臨場。ケンタロウを人質に取られ戦意を失っていたが、ミコトの叱咤で立ち直った。その力で戦場を離脱したが、転移中にメイメイに呼び出され、現状の説明を受ける。ラウスブルグに戻り、ミコトと共にシャリマを追跡、ケンタロウを奪還した。
  ミルリーフ リィンバウム出身の至竜。卵の時にライに拾われ、それ以来ライの元で成長した。現在はラウスブルグの守護竜となり、はぐれ召喚獣たちの保護を続けている。 ライと行動を共にしている。ラウスブルグが襲撃された際にレイに捕まり、殺害されそうになったが、ミコトの介入で解放された。
ケンタロウ・ダイバ
(台場健太郎)
レゾンデウム出身の人間。冒険者で、ライとエリカの父親。妻メリアージュに託された妖精の剣・水鏡の魔剣を持つ。古妖精である妻により不死身の加護を得ており、強力な再生能力の持ち主。かつてトレイユに別荘を誘致しようとした皇族の計画を潰そうと軍相手に戦ったため、帝国からは指名手配されている。 娘エリカの病気の治療法を探すため、各地を旅していた。ゲックたちと合流後、レイの襲撃を受け、足止めのために交戦したが、圧倒的な力の前に敗れて捕獲された。その不死身性を逆手に取った魔力の供給源として、瀕死の状態でシャリマに拘束されていたが、ライたちにより救出された。
フェア一行
  説明 フェアを中心とする一行。
  目的 何か目的があるようだが不明。
メンバー
フェア ライの一つ年上の少女。ライに負けず劣らずの料理上手で、シャオメイの紹介で忘れじの面影亭にやってきた。ライと同じ武器と妖精樹の腕輪を持つ。
正体は、並行世界にいたケンタロウの娘。怒りに飲み込まれたことで制錬者と界のエルゴに利用され、リュームの力で人間の姿に戻るも、世界の崩壊を招いて死亡したが、その世界のミコトとメイメイの力でかりそめの身体を与えられている。
ライの留守中は忘れじの面影亭の店長代行を務めている。
シャリマのラウスブルグ襲撃の際、城の中心に侵入、リビエルに共闘を持ちかけ、その魔力でラウスブルクを異界に移動させた。戻ってきたライ・ミコトと共にシャリマからケンタロウを奪還した。
  リューム フェアが連れてきた亜竜。人間の姿になったり人語を話したりすることはできない。 フェアと行動を共にしている。
 
ハヤト一行
  説明 ハヤトを中心とする一行。
  目的 世界の救済とバノッサの救出。
メンバー
ハヤト
(新堂勇人)
レゾンデウム出身の人間。那岐宮中央高校の生徒。二代目【誓約者リンカー】。魔剣サモナイトソードを持ち、4属性の術を使える召喚師。
キールの儀式失敗によりリィンバウムに召喚される。無色の乱による魔王降臨を阻止し、リィンバウムの護りの結界を張り直した。その後家族に別れを告げ、リィンバウムを異世界の侵略から人知れず守っている。
キールと共にサイジェントを襲撃したソルたちと戦うが、オルドレイクによりキールが狂骨の呪いを受け、自身の攻撃もレイに易々と受け止められたことで落胆。キールの身柄を仲間達に託し、一人旅立つ。シャリマからミコトが制錬者であることを教えられ、ミコトをレイと誤解して狙っていたが、その後アルミネスの森でミコトと再会した際に自分の過ちに気づき、和解した。
メルギトス再誕を知りサイジェントへ向かう途中、レルムの村に立ち寄ってレックスと合流。メイメイに異界に呼び出され、現状の説明を受ける。リィンバウムのエルゴの欠片を継承すべきか、自分の進むべき道に迷いながらも戦場に戻り、キールのためにバノッサを救おうとしている。
 
ラウスブルグ
  説明 呼吸する城ラウスブルグの住人たち。
  目的 はぐれ召喚獣の庇護。城の防衛。
メンバー
アロエリ リィンバウム出身の有翼亜人セルファンの弓使い。クラウレの妹。隠れ里の守護竜(現在はミルリーフ)を補佐する御使いの一人で、実質的な防衛責任者。 ラウスブルグを襲撃してきたシャリマに応戦した。
  リビエル サプレス出身の知識の天使。隠れ里の守護竜を補佐する御使いの一人。 シャリマがラウスブルグを襲撃してきたため、ラウスブルグを操り応戦。侵入してきたフェアの共闘の誘いを受け、城を異界に撤退させた。
  フー シルターン出身の人虎。人間の武術の稽古にいそしんでいる。  
  クノン ロレイラル出身の看護人形フラーゼン 忘れられた島から、亜人たちの巡回検診に来ている。ラウスブルグに滞在中、シャリマの襲撃に巻き込まれ、ラウスブルグを守るため交戦した。
ユエル メイトルパ出身の犬狼型亜人オルフル。暗殺者として召喚されたが脱走。はぐれ召喚獣となったところをマグナに保護された。
現在はレルムの村に住んでいるが、集落間を行き来する同胞たちの引率役として、一定周期で巡回の旅をしている。嘘を見破る嗅覚が鋭い。
クノンの巡回検診に同行している。ラウスブルグに滞在中、シャリマの襲撃に巻き込まれ、ラウスブルグを守るため交戦した。
クラウレ リィンバウム出身のセルファン。かつて隠れ里の守護竜を補佐する御使いの長だったが、仲間を裏切ってギアンに味方して戦った。現在はギアンと共にやり直そうとしている。先の戦いで戦闘能力を喪失し、現在は呪術師として援護に回っている。 エニシアたちの力でトレイユに召喚され、ライたちと共にラウスブルクの救援に協力。風の呪術を使い、カイロスを救出した。
レオルド ロレイラル出身のLD型機械兵士。トリスの護衛獣。年代物だが、マグナの魔力付与した一撃をはじくほどの装甲と、格闘戦・射撃戦両方に対応できる武装を持つ。 ネスティを襲撃し、マグナらと交戦。撤退後再度トリスと共にマグナたちを襲撃、バルレルと交戦する。その後はトリスに同行し、ラウスブルグを襲撃するも、カイロスの術により凍結、無力化された。トリスによる回収が間に合わず、自己増殖式召喚兵器機構の暴走に巻き込まれたが、機械人形三姉妹たちに救われる。ネスティの消息をミコトに伝え、輝創光刃(ジェネレイター)を託した。
スバル一行
  説明 スバルを中心とする一行。
  目的 忘れられた島を出て見聞のための旅をすること。当面の目的はラウスブルグの救援。
メンバー
スバル リィンバウム出身の鬼人。父リクトと母ミスミの息子。父から受け継いだ轟雷の妖術の使い手。 旅を終え、島に戻ろうとしていたところ、アズリアと行動を共にしている。
シャリマのラウスブルグ襲撃時には状況確認のためライたちと共に臨場、シャリマたちと交戦した。
パナシェ 犬型亜人バウナス スバルと行動を共にしている。
シャリマのラウスブルグ襲撃時には状況確認のためライたちと共に臨場、シャリマたちと交戦した。
マルルゥ ルシャナの花の妖精。 スバルと行動を共にしている。
シャリマのラウスブルグ襲撃時には状況確認のためライたちと共に臨場、シャリマたちと交戦した。
ウィル・レヴィノス リィンバウム出身の人間。メイトルパの召喚師。ベルフラウの軍学校時代の同級生。首席で卒業後、幹部候補として陸戦隊に配属。アズリアの養子になった。現在は紫電所属でギャレオの副官を務める。 クーデター後、国境付近をうろついていたライとミルリーフを拘束しようとするが、マルルゥたちの仲介で非礼をわびた。シャリマのラウスブルグ襲撃時には状況確認のためライたちと共に臨場、シャリマたちと交戦した。
テコ ウィルの護衛獣。 ウィルと行動を共にしている。
 
ゲック一行
  説明 ゲックを中心とする一行。
  目的 旧王国の救援。
メンバー
ゲック・ドワイト リィンバウム出身の人間。ロレイラルの召喚師で「教授」の異名を持つ。かつては帝国軍の強化兵実験施設局長で、カイロスの師だったが、自身の研究に疑問を抱き、カイロスの脱走事件に乗じて逃走。現在は実験の犠牲者への贖罪の旅をしている。身体の各所に延命のための機械手術を施している。 ケンタロウと合流するため移動中、ミコトの力で飛ばされてきたカイロスを発見、保護。彼からシャリマの目的を知らされてた。ラウスブルグに戻り、界のエルゴが送り込んだ機械要塞を止めるため、旧王国に向かおうとしている。
ローレット ロレイラル出身の機械人形。ゲックが廃棄部品から再生し、身辺警護や身の回りの世話をしている。三姉妹の長女。 ゲックと行動を共にしている。シャリマのラウスブルグ襲撃の際に、カイロスと共にアロエリたちの援護に駆けつけ、交戦した。
アプセット ロレイラル出身の機械人形。ゲックが廃棄部品から再生し、身辺警護や身の回りの世話をしている。三姉妹の次女。 ゲックと行動を共にしている。シャリマのラウスブルグ襲撃の際に、カイロスと共にアロエリたちの援護に駆けつけ、交戦した。
ミリネージ ロレイラル出身の機械人形。ゲックが廃棄部品から再生し、身辺警護や身の回りの世話をしている。三姉妹の三女。 ゲックと行動を共にしている。シャリマのラウスブルグ襲撃の際に、カイロスと共にアロエリたちの援護に駆けつけ、交戦した。
  グランバルド ロレイラル出身の機械兵士。ゲックが廃棄部品から再生した。砲撃戦を得意とするが、電子頭脳が正規品でないため、言動はどこか幼い。 ゲックと行動を共にしている。シャリマのラウスブルグ襲撃の際に、カイロスと共にアロエリたちの援護に駆けつけ、交戦。現在は冷却のため休眠中。
カイロス・ウォルバング
(望月戒)
リィンバウム出身の人間。ロレイラルの召喚師。軍学校の選抜召喚課程を修め、軍事秘密施設の研究者となった俊才。
かつてシャリマと共にミコトやレイを作り出したことを後悔し、実験施設ごと破却しようとした際に、ミコトの力により共にレゾンデウムに飛ばされる。それ以来ミコトを甥として育ててきた。
シャリマとミコトが接触したことを知り、シャリマを止めようとしているがデュウの攻撃で負傷。ミコトの暴走に巻き込まれてリィンバウムに飛ばされたところ、偶然通りかかったゲックに保護された。その身柄を狙うレイの襲撃を受けるが、ケンタロウたちの足止めにより逃れる。かつての師であるゲックとの再会で過去の過ちと向き合う覚悟を持ち、シャリマのラウスブルグ襲撃の際に、ローレットたちを指揮してアロエリたちの援護に駆けつける。一時シャリマに拘束されたが、クラウレにより解放された。再会したミコトに輝創光刃を託し、ゲックと共に旧王国に向かっている。
 
マグナ一行
  説明 マグナを中心とする一行。
  目的 世界の救済。
メンバー
マグナ・クレスメント リィンバウム出身。蒼の派閥所属の召喚師で、調律者と呼ばれたクレスメント一族の末裔。メルギトスが引き起こした傀儡戦争の終結に尽力した、【超律者ロウラー】と呼ばれる勇者。魔力を完全調律することで、他者の魔力を極端に上げる召喚支援を得意とする。現在はアルミネスの森にある聖なる大樹の番人をしている。
本人も知らないが、実際は最後のクレスメント一族の血肉からメルギトスが魔術的に培養した人造生命体ホムンクルス。失敗作として放置されていたが、彷徨していたアルスの魂が宿って覚醒した。
ハヤトの攻撃から逃れ、アルミネスの森にたどり着いたミコトを保護。ミコトから事情を聞き、彼を逃がすためにハヤトと戦っていたが、ネスティと合流後トリスたちの襲撃を受ける。メルギトス復活を知り、途上トリスたちの襲撃を受けるもこれを退けて、ゼラムで派閥に事態を報告。レイの宣戦布告も知り、ギブソンたちやフォルテたちと今後の対応を協議していたが、その最中にルチルによりメイメイの元へ連れ去られる。メイメイから現状の説明を受けた後、界のエルゴが顕現した大平原に戻り、フォルテたちと共に至源の泉へ向けて撤退中。
  バルレル サプレス出身の悪魔。マグナの護衛獣。正体は、他者の刹那の破壊衝動を力の源とする、兇嵐の魔公子と呼ばれる魔王。十数年前にシャリマに魔眼を奪われたことで、全盛期よりは力が落ちている。 マグナと行動を共にしている。ハヤトと戦うミコトを逃がす時間を稼ぐため、ハヤトの足止めに回ったが、ハヤトにはかなわず深手を負った。その後ハヤトの憎悪を吸収して回復。トリスと交戦中のマグナに合流し、彼女を撃退。その後もマグナと行動を共にしている。
  ハサハ シルターン出身の妖狐。マグナの護衛獣。肌身離さず宝珠を携えており、それを用いて簡単な予知や読心ができる。 ネスティと行動を共にしている。レオルドの襲撃で負傷し、アメルに保護された。その後はマグナと行動を共にしている。
  アメル サプレス出身の豊穣の天使アルミネの生まれ変わりで、聖なる大樹の化身。天使の治癒の奇跡を使うことができる。 マグナと行動を共にしている。ハヤトから逃れたミコトを保護し、その傷を治癒した。ミコトを狙うハヤトから逃げている最中、負傷したハサハと合流。再誕したメルギトスが聖なる大樹に呪詛をかけたため、衰弱しているが、その後はマグナと行動を共にしている。
  アルス・クレスメント クレスメント一族の召喚師。かつて天使アルミネと恋人関係にあった。 故人。亡魂はメルギトスが放置していた人造生命体に宿り、マグナとなった。
ゼラム
  説明 聖王国・聖都ゼラムの住民たち。
  目的 聖王国の防衛。
メンバー
スフォルト・エル・アフィニティス リィンバウム出身の人間。聖王国を治める聖王。エルゴの王の遺産である至源の剣を操る。 帝国軍迎撃のため出陣。至源の剣を使いレイとの一騎打ちに臨むも敗北。その軍門に降るのをよしとせず、首を差し出したが、直後に界のエルゴが侵攻してきたため、レイと共闘し、撤退者の援護に当たっている。
  ディミニエ・エル・アフィニティス リィンバウム出身の人間。聖王国の王女。  
ファミィ・マーン リィンバウム出身の人間。金の派閥の議長を務めるサプレスの召喚師。かつて身分を知らないまま、スフォルトと共に旅をした事がある。 派閥を率いて王国に侵攻してきた帝国軍を迎撃。大規模召喚術で召喚兵器の足止めをしつつ、暗殺者と交戦した。
ミニス・マーン リィンバウム出身の人間。金の派閥所属のメイトルパの召喚師。ファミィの娘。フィズの親友。 マグナたちと情報交換のためにゼラムに来ていたが、帝国侵攻の報を聞きファミィと共に迎撃に当たった。
ケルマ・ウォーデン リィンバウム出身の人間。金の派閥所属のメイトルパの召喚師。ウォーデン家の長女(当主)で、ファミィの秘書官。ウォーデン家の至宝である召喚武装「纐血蘭蔓ブラッド・スタッド・オーキッド」で戦う。カザミネに好意を寄せている。 王国に侵攻してきた帝国軍を迎撃。主にカシスとその召喚する悪魔の軍勢と交戦した。
カザミネ シルターン出身のサムライ。 ケルマのピンチに駆けつけ、カシスや彼女が召喚した悪魔たちと交戦した。
エイム・ウォーデン リィンバウム出身の人間。ウォーデン家の次女で、ピエヌの双子の姉。  
ピエヌ・ウォーデン リィンバウム出身の人間。ウォーデン家の三男で、エイムの双子の弟。  
エクス・プリマス・ドラウニー リィンバウム出身の人間。蒼の派閥の総帥。100歳を超えているが、パッフェルを救うために行使した禁術の代償として時の流れから切り離され、少年の姿で生きている。かつて試練の末にメイメイと誓約を結び護衛獣としている。 マグナたちから事態を聞き、アメルの解呪に全面的な支援を約束している。帝国軍侵攻時にはスフォルトと共に出撃し、カシスと交戦した。
ラウル・バスク リィンバウム出身の人間。蒼の派閥の幹部で、ロレイラルの召喚師。マグナとネスティの師。 アメルの世話と身辺警護を引き受けている。開戦後は王城を守護していたが、スフォルト出陣に合わせて前線に出て、ギブソンたちを後退させた。
グラムス・バーネット リィンバウム出身の人間。蒼の派閥の幹部で、サプレスの召喚師。ギブソンの師。 アメルの解呪に協力した。開戦後は王城を守護していたが、スフォルト出陣に合わせて前線に出て、ギブソンたちを後退させた。
フリップ・グレイメン リィンバウム出身の人間。蒼の派閥の元幹部で、メイトルパの召喚師。召喚術の悪用やネスティへの脅迫などに手を染め、幹部としての地位を失う。その後メルギトスに操られて重傷を負うが、アメルの治癒で一命は取り留めた。グラムスの監督下で、派閥の裏方を務めている。 開戦後は王城を守護していたが、スフォルト出陣に合わせて前線に出て、ギブソンたちを後退させた。
パッフェル リィンバウム出身の人間。元は紅き手袋の暗殺者「茨の君」で、スカーレルの妹分。当時はヘイゼルと名乗っていた。忘れられた島での戦いの後、ゼラムの小さなパン屋で、夫と赤ん坊と一緒に暮らしていた。しかし十数年前、紅き手袋により夫は死亡、子供を人質にされエクスを暗殺しようとするが失敗。瀕死になった彼女を救うためにエクスが行使した禁術により、時の流れから切り離される。その後は我が子と離れ、エクスの密偵として働きながら、副業で稼いだお金を養育費として送金している。 エクスの命で、アメルの身辺警護に就いている。ミコトの力でスカーレルとも再会した。帝国軍侵攻時にはエクスと行動を共にしており、カシスや彼女が召喚した悪魔たちと交戦した。
ギブソン・ジラール リィンバウム出身の人間。蒼の派閥所属のサプレスの召喚師。ミモザの夫。結婚を機に派閥幹部となった。極端な甘党。 王国に侵攻してきた帝国軍を迎撃。ラウルたちの出撃に合わせて後退、エクスから現状の説明を受け、その後は王城の守りについている。
ミモザ・ロランジュ リィンバウム出身の人間。蒼の派閥所属のメイトルパの召喚師。ギブソンの妻。結婚を機に派閥幹部となった。 王国に侵攻してきた帝国軍を迎撃。ラウルたちの出撃に合わせて後退、エクスから現状の説明を受け、その後は王城の守りについている。
  ラミ リィンバウム出身の人間。フィズの妹。ロランジュ家の養女になった。  
  レナード レゾンデウム(ステーツのロス)出身の人間。元刑事。召還後に召喚師が戦死したため、元の世界に戻る方法を探すためマグナの仲間になった。4属性の召喚術を使える。  
  シオン シルターン出身の忍者。アカネの師匠。マグナの密偵として潜入調査に従事している。  
フォルテ一行
  説明 フォルテを中心とする一行。
  目的 聖王国の防衛。
メンバー
フォルテ リィンバウム出身の人間。冒険者。野盗退治で共闘したことがきっかけでマグナと知り合い、共に傀儡戦争を戦った。
正体は廃嫡された聖王子フォルディエンド・エル・アフィニティスだが、対外的には死亡扱いとなっているため、周囲には正体を隠している。自由騎士団の協力者。
レイの宣戦布告を受け、聖王国で編成された義勇兵団に志願。仮面の男フォルテッシモとして冒険者たちを率い、帝国軍と交戦。主に召喚兵器やソルたちと戦っていたが、界のエルゴの顕現に際してマグナと共に至源の泉へ向けて撤退中。
ケイナ シルターン出身の巫女。フォルテの相棒。ホクトの妹で、カイナの姉。不慮の事故により過去の記憶を失っていた。 フォルテと行動を共にしている。
ロッソ・ウォーデン リィンバウム出身の人間。ケルマの弟でウォーデン家の長男。かつては貴族の若者を率いて好き放題していたが、武闘大会でフォルテに敗北したことをきっかけに、彼に心酔し冒険者に転身した。その際にフォルテの正体を知っている。ウォーデン家の至宝の一つである脛当てを装備している。 志願した義勇兵団でフォルテに再会。ギブンと共にフォルテに協力し、義勇兵団で帝国軍と戦っている。
ギブン・ウォーデン リィンバウム出身の人間。ケルマの弟でウォーデン家の次男。金の派閥所属のメイトルパの召喚師。派閥で商売の勉強をしている。 フォルテに半ば脅される形で派閥に保管中の低級召喚石を横流しし、義勇兵団と共に戦っている。
巡りの大樹リィンバウム自由騎士団
  説明 傀儡戦争後に結成された、どこの都市にも属さない騎士団。
  目的 帝国軍の迎撃。
メンバー
シャムロック リィンバウム出身の人間。騎士団団長。メルギトスに壊滅させられたトライドラ騎士最後の生き残りであり、聖王国の武闘会を制したこともある実力者。 レルムの村を無色の派閥が狙っていることを知り、救援に駆けつけた。レイの聖王国侵攻時には聖王国の防衛に当たっている。
レイド リィンバウム出身の人間。養護院フラットの後見人。無色の乱の鎮圧後は、自由騎士を目指し、ゼラムに旅立った。現在は騎士団の教官を務めている。  
  ルヴァイド リィンバウム出身の人間。騎士団所属の特務騎士。 レルムの村を無色の派閥が狙っていることを知り、救援に駆けつけた。
  イオス リィンバウム出身の人間。騎士団所属の騎士。ルヴァイドの忠実な部下。 ルヴァイドと行動を共にしている。
アルバ リィンバウム出身の人間。フィズの幼なじみ。自由騎士を目指し、ゼラムに旅立った。先日正式な騎士となっている。 シャムロックと行動を共にしている。
リューグ リィンバウム出身の人間。ロッカの双子の弟。傀儡戦争後は闘戯都市グライゼルで、賭け試合の闘士として修練を積んでいた。正規の騎士団員ではないが、有事における協力者として、身分と行動を保証する免状をもらい受けている。 帝国軍の聖王国侵攻を聞いて義勇兵団に志願しようとしていたが、シャムロックに誘われ、行動を共にしている。
キール一行
  説明 キールを中心とした一行。
  目的 カシスの救援。
メンバー
キール・セルボルト リィンバウム出身の人間。サプレスとシルターンの召喚師。オルドレイクとツェリーヌの間の子で,無色の派閥の名家セルボルト家の跡継ぎとして魔王召喚儀式の実行責任者に選ばれたが、儀式に失敗し、ハヤトをリィンバウムに召喚。その後セルボルト家を裏切り、ハヤトの協力者となった。護界召喚師を名乗っている。 ハヤトと共に養護院フラットで生活していたが、彼から後継者の座を奪おうとするソルたちの襲撃を受ける。再誕したオルドレイクとの戦いで、ハヤトをかばって狂骨の呪詛を受け、石化していたが、姉クラレットにより解呪され回復した。ミコトを捜索すると共に、父オルドレイクを止め、異母兄バノッサを救おうとしている。界のエルゴの顕現の際には、転移で戦場に現れ、魔玉の暴走に飲み込まれそうになったカシスを助け出した。
クラレット リィンバウム出身の人間。サプレスの召喚師。オルドレイクとツェリーヌの間の子で、キールの実姉。 キールに宝鍵の返却と次期当主の座の辞退を迫り、キール・ハヤトと交戦。その後も恐怖からオルドレイクに従い、ハヤトを呪殺するための儀式にも参加。しかしその呪いをキールが受けたことで、弟を守るという亡き母との約束との間で悩み、派閥を出奔。カシスの追撃を逃れてサイジェントにたどり着き、騎士団に投降。キールの解呪を成功させた。その後はキールと行動を共にしている。
ナツミ
(橋本夏美)
レゾンデウム出身の人間。ハヤトの同級生。 クラレットの護衛獣たる魔人形としてレゾンデウムから召喚され、キール・ハヤトと交戦した。その後派閥を出奔したクラレットに連れられていたが、カシスの攻撃がきっかけで意思を取り戻し、自らの意志でクラレットと共闘。その後もクラレットと行動を共にしている。
 
レックス一行
  説明 レックスを中心とする一行。
  目的 世界の救済と忘れられた島の防衛。
メンバー
レックス リィンバウム出身の人間。ディエルゴの暴走を食い止めた、【抜剣者セイバー】と呼ばれる勇者。魔剣「果てしなき蒼ウィスタリアス」を持ち、単純な戦闘力では勇者の中でも随一。忘れられた島で、教師をしている。 メイメイからスカーレルの最期について聞き、その墓参のためサイジェントを訪ねる。キールの呪詛のことを知り、失踪したハヤトの行方を捜していたが、レルムの村を無色の派閥が狙っていることを知り、自由騎士団と共に救援に駆けつける。ハヤトとも合流し、共にメイメイに呼び出されて現状の説明を受けた。忘れられた島に戻り、イスラ・ベルフラウと共にホクトと交戦中。
アルディラ ロレイラル出身の融機人。忘れられた島にあるラトリクスの護人。 レックスと行動を共にしていたが、レックスがメイメイに会いに行った際に、ルチルにより島に送られる。島民たちを遺跡に避難させ、防衛システムの制御を担当している。
ヤッファ メイトルパ出身の虎型亜人フバース。忘れられた島にあるユクレス村の護人。 レックスと行動を共にしていたが、レックスがメイメイに会いに行った際に、ルチルにより島に送られる。島民たちを遺跡に避難させ、防衛線を構築中。
忘れられた島
  説明 南海の孤島の住人たち。
  目的 島の防衛。
メンバー
ミスミ シルターン出身の鬼姫。シルターンの風雷の鬼神を親神に祀る鬼人の眷属。鬼妖界集落の二代目郷長で、島の学校(青空学校)の二代目校長。島のまとめ役も務めている。 島を襲撃してきたホクトたちと交戦中。
ベルフラウ・マルティーニ リィンバウム出身の人間。青空学校の教師。マルティーニ家の跡継ぎだったが、恩師レックスの手助けをするため、島に留まり教師になった。炎の魔剣「不滅の炎フォイアルディア」の【抜剣者】。登校拒否になってしまったオウレンに手を焼いている。 島を襲撃してきたホクトに敗北し負傷。イスラの治療を受けた後、再び侵攻してきたホクトたちと交戦中。
  オニビ シルターン出身の召喚獣。ベルフラウの護衛獣。  
キュウマ シルターン出身のシノビ。鬼忍匠と呼ばれ、風雷の郷の護人を務めている。レックスたちと共に戦った仲間だが、一時ミスミへの忠誠心のあまり、レックスと対立したことがある。 島を襲撃してきたホクトたちと交戦。その後島民たちを遺跡に避難させ、遊撃手として不測の事態に備えている。
セイロン シルターン出身の龍人。龍神イスルギに仕える龍人族の若長。イスルギの命で行方不明の竜姫オウレンを探す旅の途中、先代の守護竜に客分として迎えられ、隠れ里の守護竜を補佐する御使いの一人となっていた。 浮遊城事件解決後、忘れられた島でオウレンと再会。彼女がシルターンへの帰還を拒否したため、島で暮らしながらオウレンの様子をイスルギに報告している。ホクトたちの襲撃の際には、親神イスルギの命でホクトの補佐役を務めていたが、その策略で味方であるホクトを欺き、一晩の猶予を得た。
ヤード・グレナーゼ リィンバウム出身の人間。青空学校の教師。 島を襲撃してきたホクトたちと交戦。その後島民たちを避難させた遺跡の防衛を担当している。
オウレン
(黄蓮)
シルターン出身の龍神。龍神イスルギの娘だが、世話役だった巫女の死をきっかけに棲んでいた神域から迷い出て世界を放浪していた。旧王国でグラートに保護され、スカーレルの伝で島に連れられてきた。島に来た初めての転校生。 迎えに来たセイロンと合流したが、リィンバウムを離れることを拒み、忘れられた島に逗留中。ホクトたちの襲撃の際に青空教室に避難し、オウキーニ夫妻に保護されている。
ファリエル・コープス
(ファルゼン)
リィンバウム出身の幽霊。島の霊界集落の護人。かつては人間だったが、無色の派閥との戦いで死亡し、フレイズの力で霊的生命として生まれ変わった。普段は霊力の消耗を防ぐ鎧に身を包み、冥界騎士ファルゼンと名乗っている。 ホクトたちの襲撃に際し、島民たちを避難させた遺跡の防衛を担当している。
フレイズ サプレス出身の堕天使。ファリエルの副官で、戦闘を得意とする戦天使。 島を襲撃してきたホクトたちと交戦。その後島民たちを遺跡に避難させ、遊撃手として不測の事態に備えている。
オウキーニ リィンバウム出身の人間(正確にはシルターンの召喚獣の血が流れる響界種)。海賊ジャキーニ一家の元副船長。忘れられた島での事件の時に出会ったシアリィと結婚し、共に島で暮らしている。島唯一の食堂の料理人で、ヤッファの代理を務めることもある。 島の襲撃に際し、青空教室で避難者の保護に当たっている。
シアリィ 亜人の女性。忘れられた島での事件のときに出会ったオウキーニと結婚し、島で暮らしている。 島の襲撃に際し、青空教室で避難者の保護に当たっている。
イスラ・レヴィノス リィンバウム出身の人間。アズリアの弟。かつては帝国諜報部と無色の派閥の一員であり、島の派遣を巡って激しくレックスたちと争った。オルドレイクの攻撃で負った傷が原因で一時記憶を失い、島で生活をしている。炎の魔剣「紅の暴君キルスレス」の適格者。紅の暴君が不滅の炎としてベルフラウに継承されてからめざましく回復しており、過去の記憶とも向き合い、風雷の郷で荒れ地を開墾している。 島の襲撃に際し、風雷の里の子供たちを率いて避難。襲撃者に立ち向かうため、島で浄化中の魔剣「紫紺の蛇刀バルバリーア」を継承して、風の魔剣「翠遠の息吹ヴェルディグリオン」の【抜剣者】として覚醒する。ベルフラウと共に、島に侵攻してきたホクトたちと交戦中。
  オヅヌ 風雷の郷に暮らす鬼人。イブキの父親。 島を襲撃してきたホクトたちと交戦中。
  イブキ 風雷の郷に暮らす少女。オヅヌの娘。母は足が不自由。 島の襲撃に際し、イスラと共に避難した。
  ゲンジ 名も無き世界出身の人間。青空学校の初代校長。 おそらく故人。
 
トレイユ
  説明 帝国・宿場町トレイユの住人たち。
  目的 町の防衛。
メンバー
  テイラー・ブロンクス リィンバウム出身の人間。金の派閥所属のロレイラルの召喚師。リシェルとルシアンの父。妻とは別居中。
派閥の駐在特使兼トレイユの顧問召喚師であり、実質的に政務を取り仕切っている。ライのことをケンタロウに託されており、その成長を見守ってきた。
帝国からやってきたメルギトスの相手をしていた。
  ルシアン リィンバウム出身の人間。リシェルの弟。軍学校に進学した。  
  ポムニット リィンバウム出身の響界種(父が悪魔で母が人間の半魔)。ブロンクス家のメイドだが、ランチタイム時はライの手伝いをしている。父から受け継いだ略奪の能力を持ち、周囲の生物から生命力を吸い取ってしまうことがかつてはトラウマになっていたが、現在は克服している。 メルギトスのトレイユ襲撃の際に、エニシアを連れて脱出。エニシアを逃がすため、半魔化し帝国軍と交戦した。
  グラッド リィンバウム・ファルチカ出身の人間。トレイユの駐在軍人。 メルギトスのトレイユ襲撃の際に、逃亡中のエニシアと合流。ミントを人質にしたレイムと戦うも弄ばれ、体術と召喚術で重傷を負った。
  ミント リィンバウム出身の人間。蒼の派閥所属のメイトルパの召喚師。異界の植物研究が専門。 メルギトスのトレイユ襲撃の際に、メルギトスに拘束され、グラッドに対する人質にされた。レイムが立ち去ったため、重傷を負ったグラッドを治療した。
  オヤカタ ミントの護衛獣。  
  エニシア リィンバウム出身の響界種(父が人間で母キティシスが月光花の古妖精)。ラウスブルグの主。フルートの演奏に優れる。現在はミントの家に下宿中しながら、ライの手伝いをしている。 メルギトスのトレイユ襲撃の際に、浮遊場事件の主犯として拘束されそうになったところ、ポムニットと共に忘れじの面影亭を脱出。足止めを買って出たポムニットやグラッド、カサスの援護でメリアージュの元へたどり着き、その協力でコーラルとギアンを召喚した。
レンドラー リィンバウム出身の人間。元は旧王国バラム騎士団を率いる将軍で、浮遊城事件の際にはギアンに従っていた。現在は開拓事業の人足として、トレイユの復興に尽力している。 メルギトスのトレイユ襲撃の際に、エニシアを脱出させ、街を守るため帝国軍と交戦した。
メリアージュ メイトルパ出身の、泉に弾ける光の滴の古妖精。ライとエリカの母。空間制御の要であったラウスの妖精樹が伐採されたため、今は町外れにある亡月の泉の底にある異界の檻に捕らわれている。ライには死んだと伝わっていたが、浮遊城事件の際に再会した。メイトルパではコーラルの姉代わりだった。 メルギトスに追われるエニシアに呼びかけ、彼女たちと協力してコーラルたちを召喚。コーラルとギアンによって、異世界から救出された。
エリカ リィンバウム出身の響界種(父ケンタロウが人間で母メリアージュが古妖精)で、ライの双子の妹。治癒の奇跡を行使できる。 ケンタロウと行動を共にしている。レイ襲撃時にセクターに連れられ避難。保護されたカイロスの治療に当たった。異界から救出されたメリアージュと再会し、共に家に戻った。
シャオメイ トレイユの裏通りで占いの店を開く少女。メイメイと同一人物。  
コーラル一行
  説明 コーラルを中心とする一行。
  目的 トレイユの救援。
メンバー
コーラル メイトルパ出身の至竜。深叡の護法竜と呼ばれる、メイトルパの竜尋郷(ドライブグルフ)の束ね役。星詠みの能力を持つ。 キティシス、エニシアとメリアージュの協力でトレイユに召喚され、街を襲撃したメルギトスを退散させる。ギアンと協力して、メリアージュを異界から助け出した。
ギアン・クラストフ リィンバウム出身の響界種(父が聖なる幽角獣モノケウロスで母が人間)。かつてはぐれ召喚獣からなる組織の盟主として浮遊城事件を引き起こした。最後は堕竜と化して暴走したが、ライたちに救われる。現在はメイトルパにある竜の郷でコーラルに師事し、元の姿に戻る方法を探している。堕竜と化した影響で、幽角獣の力を他人に発揮できなくなっている。 キティシス、エニシアとメリアージュの協力でトレイユに召喚され、街を襲撃したメルギトスを退散させる。その後はコーラルと行動を共にしている。
  カサス メイトルパ出身の獅子型亜人リオネル。かつてはギアンに従っていたが、浮遊城事件の後にはぐれ召喚獣の子供達と共にメイトルパに戻った。自分の血を見ると凶戦士と化す兇血の呪いを受けており、獣皇と呼ばれる。現在では呪いの制御にも成功している。 帝国兵に捕まったエニシアの召喚に応じてトレイユに現れ、帝国兵を一掃。その後はコーラルたちの到着までメルギトスを足止めした。
 
ケンタロウ一行
  説明 ケンタロウを中心とする一行(現在ケンタロウは不在)。
  目的 不明。
メンバー
  ナイア ケンタロウと共に旅する召喚師。 ケンタロウと行動を共にしていた。レイの襲撃時にセクターと共に撤退。
  トライゼルド ロレイラル出身の機械兵士。 ケンタロウと行動を共にしていた。突如現れたレイの攻撃で頭部を破壊され、無力化されている。
  セクター リィンバウム出身の人間。帝国の諜報部に所属する軍人だったが、任務中に瀕死の重傷を負い、ゲックの手により融機強化兵士に改造された。そのことでゲックを恨んでいたが、現在は和解している。 ゲックと行動を共にしていたが、ケンタロウと合流後、レイの襲撃を受け、撤退。
 
サイジェント
  説明 聖王国・紡績都市サイジェントの住民たち。
  目的 特になし。
メンバー
  ラムダ リィンバウム出身の人間。「断頭台」の異名を持つサイジェントの元騎士。現在は軍事顧問として後進の育成に当たっている。 キムランと共にカシスとクラレットの戦闘に介入、カシスの残した魔獣を掃討した。クラレットによるキールの解呪にも警備として立ち会った。
  セシル リィンバウム出身の人間。ラムダの妻。元医師。 キールの解呪に立ち会い、治癒功によりその補助を務めた。
  イリアス リィンバウム騎士団団長。既婚。  
  イムラン・マーン リィンバウム出身の人間。金の派閥の召喚師でファミィの義弟。サイジェントの顧問召喚師兼議員。 ハヤトたちとソルたちの戦いに参戦した。
  キムラン・マーン リィンバウム出身の人間。イムランの弟で、その補佐兼護衛役。元憲兵隊長で、現在は義勇兵を率いている。 ハヤトたちとソルたちの戦いに参戦。その後街に接近してきたカシスとクラレットの戦闘に介入、カシスを追い返し、クラレットの投降を受け入れる。キールの解呪にも立ち会った。
  ガゼル リィンバウム出身の人間。養護院フラットで暮らし、街で日雇いの仕事をしている。 ハヤトたちとソルたちの戦いに参戦。キールの解呪にも立ち会った。
  リプレ リィンバウム出身の人間。養護院フラットの家事全般を取り仕切りながら、その技能を生かして料理や裁縫の教室を開いている。 キールの解呪に立ち会った。
  フィズ リィンバウム出身の人間。ラミの姉。養護院フラットで暮らしている。 キールの解呪に立ち会った。
  エドス リィンバウム出身の人間。以前は養護院フラットにいたが、現在は結婚し、3人の子供と共に暮らしている。  
  ローカス リィンバウム出身の人間。サイジェントの裏社会の顔役。元革命家。幼い頃スカーレルに師事しており、彼の死を看取って埋葬した。 スカーレルの墓参に来たレックスたちを案内した。
  アカネ シルターン出身の女忍者。フィズの師匠的存在。主に遊軍伝令として、ハヤトと仲間達の連絡係をしている。 ハヤトたちとソルたちの戦いに参戦。ハヤト出奔後は、その行方を捜している。その後サイジェントに帰還し、キールの解呪に立ち会った。
  モーリン リィンバウム出身の人間。  
 
レルムの村
  説明 聖王国・レルムの開拓村の住人たち。村は傀儡戦争の際に壊滅したが、はぐれ召喚獣の移住先として再生した。
  目的 村の防衛。
メンバー
  アグラバイン リィンバウム出身の人間。レルム村長。かつてはデグレアの獅子将軍として名を馳せた軍人だが、アメルをアルミネスの森で保護した際に仲間を殺害され、レルムの村に身を寄せていた。アメルの育ての父。 ソルたちが村を殲滅するため襲撃してきた際には、前線に立ちトウヤと交戦、釘付けにした。
  カムラン・マーン リィンバウム出身の人間。キムランの弟で、サプレスの召喚師。学校の運営管理という天職に出会い、召喚獣のための学校の学園長を務めている。 ソルたちが村を襲撃した際には、ソルと交戦した。
  モナティ メイトルパ出身の垂耳兎型亜人レビット。召喚師と死に別れ、サーカスで生活していたが、カムランに売られようとしているのをハヤトに助けられた。それ以来彼をマスターと呼んで慕っている。現在は保育士として、様々な種族の子供達の面倒を見ている。 ソルたちが村を襲撃した際に、生徒たちを守って避難した。
  エルカ メイトルパ出身の羊角型亜人メトラル。対象を麻痺させる魔眼を持つ。召喚師を倒して彷徨っていたところを、ハヤトに保護された。モナティとは性格は正反対だが良い相棒。 ソルたちが村を襲撃した際に、生徒たちを守って避難した。
  ガウム メイトルパ出身の軟獣精ディング。召喚師から脱走し、モナティと同じサーカスで働いていた。モナティ同様ハヤトに保護された。  
ロッカ レルムの自警団長で、アメルの義兄。リューグの双子の兄。かつてマグナと共に戦った仲間の一人で、ハヤトとも面識がある。正規の自由騎士団員ではないが、有事における協力者として、身分と行動を保証する免状をもらい受けている。 村を襲撃したソルと紅き手袋を相手に戦った。
 
ウルゴーラ
  説明 帝国・帝都ウルゴーラの住人たち。
  目的 特になし。
メンバー
  ミュランス 帝都きっての老舗「レルトロ・メニエ」の元料理長。ライの料理の師匠でもあり、ミルリーフのことも孫のようにかわいがっている。  
  リシェル リィンバウム出身の人間。金の派閥所属のロレイラルの召喚師。ルシアンの姉。ブロンクス家の跡取り娘で、ライの幼なじみ。現在は帝都にある母の実家で生活している。 ライの留守中、トレイユで忘れじの面影亭の手伝いをしていた。
 
海賊船
  説明 リィンバウムの海賊たち。
  目的 特になし。
メンバー
  カイル 海賊カイル一家の船長。  
  ソノラ カイル一家の砲撃手。  
  グラート カイル一家の先代の船長。家で中のカイルに海賊流儀をたたき込んだ人物。カイル達を逃がして海軍に捕まった後、軍の管理下に置かれていた。旧王国の港で偶然オウレンを保護し、スカーレルの紹介で忘れられた島に連れてきた。  
  バリウス グラート一家の老船医。カイルに武術の手ほどきをした。  
  ハイアット グラート一家の乗組員。片目。ソノラに銃の使い方を教えた。  
  ゴルドー グラート一家の乗組員。怪力で知られる。  
 
レイ一行
  説明 レイを中心とする一行。
  目的 エルゴの王の後継者として、救世の英雄【響融者アストレイザー】になること。
メンバー
レイ カイロスとシャリマの血肉を基礎素材に、制練石を宿すための素材として合成された【制錬者ストレイジャー】。またその肉体の一部に、前真聖皇帝の血肉も用いられている。左手に、亡魂を核として、世界の記憶から自由なアレンジを加えて肉体を再構築して下僕とする再誕の制練石を持ち、再誕の制錬者を自称する。オルドレイクから献上された魔剣・覇王の剣を振るう。 ミコトと同時期に制練石の素体として合成され、ミコトの暴走に巻き込まれる形で誕生。界の狭間を漂って、名も無きエルゴのもとへ流れ着く。自身の能力を使いこなし、新たなエルゴの王となるために活動を開始。また勇者たちを成長させ、来たるべき界のエルゴとの戦いの戦力にするため、その宿敵を再誕させる。
ハヤトたちとソルたちの戦いに介入。怒りに燃えるハヤトを倒し、撤退。ケンタロウたちの前に現れ、トライゼルドを破壊し、グランバルド・セクターと交戦し、ケンタロウを捕獲する。
その後、帝国でクーデターを起こし帝位を簒奪、救世皇帝を名乗り、全世界に宣戦を布告する。ラウスブルグでカイロスを拘束したシャリマの元に現れ、カイロス、そしてミコトと再会。ミコトと戦いになるが、長時間の戦闘に耐えられず、撤退。回復後、軍勢を率いて旧王国と聖王国へ侵攻。自身も聖王国侵攻軍に加わり、出陣したスフォルトを一騎打ちの末に破ったが、その直後界のエルゴが侵攻してきたため、共闘の道を選ぶ。
無色の派閥
  説明 召喚師の組織(その中でも特にセルボルト家)。かつて無色の乱を引き起こした。
  目的 ゼノビスの志を継ぎ、新しい世界を築くこと。そのためにレイに従っている。
メンバー
オルドレイク・セルボルト リィンバウム出身の人間。無色の派閥の名門セルボルト家の召喚師で派閥の総帥。2度に渡り魔王(餓竜の悪魔王)降臨の儀式を行ったが、失敗し、2度目の儀式の過程で死亡した。サプレスの召喚師。 レイの手により往年の活力と若さを取り戻して復活。世界の王となるべき者のために用意された魔剣・覇王の剣をレイが使いこなしたのを見て、忠誠を誓っている。
ハヤトたちとソルたちの戦いに介入し、キールに狂骨の呪いをかけて撤退。その後はレイの命でクーデターに参加し、帝国上層部を制圧。レルムの村襲撃に失敗したソルたちを回収する。界のエルゴの顕現時には、バノッサと共にレイの脇を固めている。
バノッサ サイジェント北スラムを根城とする不良集団オプテュスのリーダー。オルドレイクの息子だが、虚弱児だったため幼い頃に捨てられ、自身の出自は知らない。無色の乱の頃、サイジェント領主の城を乗っ取る騒動を起こした。2度目の魔王降臨の依り代にされ、オルドレイクと差し違える形で死亡した。凶剣士と呼ばれる二刀流の使い手。 レイの手により復活し、オルドレイクにより魔人形とされてハヤトと戦うが、怒りに燃えたハヤトの攻撃を受け、崖下に転落。その後回収され、ソルに従っている。界のエルゴの顕現時には、オルドレイクと共にレイの脇を固めている。
ソル リィンバウム出身の人間。オルドレイクの長子でキールの異母兄(クラレットの異母弟)。かつてキールと後継者の座を争ったほどの実力を持つ、サプレスとロレイラルの召喚師。 キールに宝鍵の返却と次期当主の座の辞退を迫り、キール・ハヤトと交戦。その後もオルドレイクに従っており、正式に次期当主に指名される。その後、オルドレイクの命でレルムの村を襲撃。バノッサ、トウヤ、紅き手袋と共に戦ったがレックスやルヴァイドたちの介入で劣勢になり、オルドレイクと共に撤退。開戦後は聖王国侵攻軍に同行。義勇兵団と戦っていたが、スフォルトの参戦で一時後退した。
  トウヤ
(深崎藤矢)
レゾンデウム出身の人間。ハヤトの同級生。父親はミコトにアドバイスをしていた小児科医と思われる。
烈霜焦炎という呪われた魔剣を振るう。
ソルの護衛獣たる魔人形ディアマータ(大悪魔を降臨・憑依させた依り代)としてレゾンデウムから召喚され、ソルに従っている。
カシス リィンバウム出身の人間。オルドレイクの娘で、ソルの実妹でクラレットとキールの異母妹。サプレスとメイトルパの召喚師。オルドレイクに対する思慕が強く、父の死を知って以降、精神が不安定。 キールに宝鍵の返却と次期当主の座の辞退を迫り、キール・ハヤトと交戦。その後もオルドレイクに従っている。ソルと共にレルムの村を襲撃する予定だったが、出奔したクラレットの討伐任務に就き、任務にかこつけてクラレットを殺害しようとしたが、キムランの介入で撤退。父親の期待に応えようと、メルギトスから譲り受けた魔玉を持って、聖王国侵攻軍に同行。界のエルゴの顕現時に魔玉の暴走に巻き込まれるが、アヤと駆けつけたキールたちにより救出された。
アヤ
(樋口綾)
レゾンデウム出身の人間。ハヤトのクラスメイト。 カシスの護衛獣たる魔人形としてレゾンデウムから召喚され、カシスと行動を共にしている。界のエルゴが顕現した際に、魔玉の暴走に飲み込まれそうになったカシスを身を挺して助けた。
 
シャリマ一行
  説明 シャリマを中心とする一行。
  目的 レイとミコトを使って研究を完成させること。
メンバー
シャリマ
(シャマード・リッツァー)
帝国の地方の町外れにある診療院の院長。サプレスの召喚師。ミコトにリィンバウムでの常識を教えた。
界の意志に成り代わる存在を模索して、核識についての研究を開始。帝国軍の強化兵実験施設局に所属し、霊界部門の研究主任を務める。魔王召喚の儀式で砕けたサプレスのエルゴの欠片を制練石に加工し、直弟子であったカイロスを籠絡してミコトとレイを作り出した。十数年前にバルレルを召喚し、その魔眼を奪い取った張本人でもある。
霊界に咲く魔性の花を品種改良して身体に寄生させており、その吸精根を用いて他者の体液や魔力を吸い取ることで若さを保っている。
無届で召喚術医療を行っていたため、帝国の異端召喚師審問会懲罰部隊に拘束・連行されたが、部隊を壊滅させ脱走。ミコトに接触し、彼が制錬者であることを教えた。ミコトが逃げ出してからはハヤトに近づき、ハヤトにミコトの情報を教えてミコトを狙わせている。その後、メルギトスを通じて、レイへ接触。メルギトスの協力を得て召喚兵器を復活させ、マグナたちとトリスたちの戦いに介入。ミコトをとらえようとデュウをけしかけ、その能力を見極めて撤退。再誕の制錬者にレイという名を与える。
新生帝国成立後は、軍事技術総監の地位を与えられ、ラウスブルグ接収のため、召喚兵器と共に隠れ里を襲撃。カイロスを一時捕獲するが、ミコトとライの反撃に遭い、レイと共に撤退。ミコトが造反したことで、彼を利用することは断念し、制練石のみ回収しようとしている。開戦後も召喚兵器を率いて旧王国侵攻軍に参加。聖王国侵攻軍にも遠隔操作の召喚兵器を派遣している。ケンタロウを取り戻しに来たライ達と戦うも敗北。ケンタロウは奪還されたものの自らは逃れ、レゾンデウムのエルゴに接触している。
 
メルギトス一行
  説明 メルギトスを中心とする一行。
  目的 不明。
メンバー
レイム・メルギトス サプレス出身の、奸計と虚言を司る悪魔王。かつてリィンバウムに侵攻した際にアルミネにより封印されていたが、封印から抜け出し、旧王国を操り傀儡戦争を引き起こした。マグナとその仲間達により倒されたが、その際に生き物を堕落させる源罪を世界にまき散らした。 レイの力で復活。再誕の際の受肉により、サプレスにいる時と遜色ないレベルの能力を取り戻している。トリスと共にマグナたちの前に現れ、その出生の秘密を明かして動揺を誘い、撤退した。
新生帝国成立後は、異端召喚師審問会最高執行責任者兼帝国の顧問召喚師を名乗り、浮遊城事件の関係者を探すという名目でトレイユを襲撃。エニシアを拘束しようとするが、コーラルの介入で撤退した。開戦後は聖王国侵攻軍に加わっているが、戦争そのものには興味がなく、何事かを企んでいる。
トリス・メルギトス リィンバウム出身の人造生命体。最後のクレスメント一族の血肉からメルギトスが魔術的に培養し、マグナとは異なり完全な形で覚醒している。メルギトスからは娘と呼ばれている。血のように赤い刃の不気味な短剣・奈落の血刃アヴィスを持つ。 マグナたちを2度に渡って襲撃。ネスティと共に去る。レイムの指示でシャリマに同行し、ラウスブルグを襲撃したが、失敗に終わり離脱。帰還後、メルギトスに拒絶され、失意に沈んでいる。
レシィ メイトルパ出身のメトラル。トリスの護衛獣。魔力を含むありとあらゆるエネルギーの流れを断絶する審眼を使用するが、その飽和した魔力のせいで角が壊疽し、切断されている。トリスが愛情に飢えていることを敏感に察知し、ひそかに心配している。 マグナたちを2度に渡って襲撃。2度目の襲撃の際にネスティに捕縛され、トリスがメルギトスに従っている理由を説明。共にトリスに合流し撤退した。その後はトリスに同行し、ラウスブルグを襲撃したが、失敗に終わり離脱。
ネスティ・ライル リィンバウム出身の融機人。マグナの兄弟子。ライル一族最後の生き残り。現在はエクスの勅命を受けて行動しているが、過去の記憶を継承できる融機人の特性上、蒼の派閥に対する怨恨を消し去る事が出来ず、自己嫌悪を感じている。またトリスに対しても、かつての自分の姿を重ねて同情している。 近くの街に買い出しに行ったところ、レオルドに襲撃され、マグナと合流してトリスたちを撃退。その後はマグナと共にゼラムへ向かっているところ、トリスたちに再び襲撃される。レシィからトリスの現状を聞かされ、マグナの元から離れてトリスと行動を共にしているが、その真意はトリスをメルギトスの元から解放することにある。レイムの命でシャリマに同行し、ラウスブルグを襲撃したが、失敗に終わり離脱。聖王国侵攻軍で召喚兵器の指揮を執る予定だったが、ラウスブルグ襲撃失敗についてメルギトスから受けた罰のため消耗し、休養中。
 
シルターン
  説明 鬼妖界シルターンの住人たち。
  目的 忘れられた島の完全破壊。
メンバー
ホクト シルターンの鬼道十二門筆頭・七剣の現当主。宮司の白装束を纏った偉丈夫。合鬼という武術の達人。ケイナとカイナの兄。 鬼神龍神の命により、忘れられた島の完全破壊のため、四界の軍勢を引き連れて島を襲撃。セイロンの言葉に一度は兵を引いたが、その後再侵攻し、レックスたちと交戦中。
 
エルゴとその関係者
  説明 世界を支える存在とその関係者。
  目的 世界の安定。
メンバー
始原のエルゴ 無限の力を持つ集合意識。この世界全てを創世した存在。現在はリィンバウムの界のエルゴとして世界を見守る。世界に溢れる魂がその輝きを高め、自分と同じ高みにたどり着き、友として語り合う日を夢見ている。
異世界による侵攻、送還術と送還術の濫用などにより共界線が界のエルゴの許容量を突破。事態を収拾するために選んだエルゴの王と共に、狂気に侵された界のエルゴと戦い、護りの結界を設置した。
 
機界のエルゴ 始原のエルゴが機界ロレイラルを委ねた自身の分身。
かつての異世界侵攻時に共界線が許容量を超えてしまい、悪意が循環の末増大したことで次第に狂気に侵される。リィンバウムを失敗作と断定し、破壊させるためエルゴの王を操ろうとしたが、護りの結界によりリィンバウムとの干渉を断ち切られる。
聖王国と帝国との戦争中、直接リィンバウムに顕現し、殺戮兵器群や機械兵士を使って無差別破壊を行っている。
鬼妖界のエルゴ 始原のエルゴが鬼妖界シルターンを委ねた自身の分身。
かつての異世界侵攻時に共界線が許容量を超えてしまい、悪意が循環の末増大したことで次第に狂気に侵される。リィンバウムを失敗作と断定し、破壊させるためエルゴの王を操ろうとしたが、護りの結界によりリィンバウムとの干渉を断ち切られる。
聖王国と帝国との戦争中、直接リィンバウムに顕現し、龍神・鬼神やその眷属、百鬼夜行を使って無差別破壊を行っている。
霊界のエルゴ 始原のエルゴが霊界サプレスを委ねた自身の分身。
かつての異世界侵攻時に共界線が許容量を超えてしまい、悪意が循環の末増大したことで次第に狂気に侵される。リィンバウムを失敗作と断定し、破壊させるためエルゴの王を操ろうとしたが、護りの結界によりリィンバウムとの干渉を断ち切られる。その欠片が無色の派閥による魔王召喚の儀式に用いられ、その結果一部はハヤトに宿り、一部はシャリマにより制練石の素材として利用されている。
聖王国と帝国との戦争中、直接リィンバウムに顕現し、天使の軍勢や悪魔の群れを使って無差別破壊を行っている。
幻獣界のエルゴ 始原のエルゴが幻獣界メイトルパを委ねた自身の分身。
かつての異世界侵攻時に共界線が許容量を超えてしまい、悪意が循環の末増大したことで次第に狂気に侵される。リィンバウムを失敗作と断定し、破壊させるためエルゴの王を操ろうとしたが、護りの結界によりリィンバウムとの干渉を断ち切られる。
聖王国と帝国との戦争中、直接リィンバウムに顕現し、幻獣や亜人を使って無差別破壊を行っている。
  レゾンデウムのエルゴ
(名も無きエルゴ)
界の狭間にいる、6番目の界の意思。 界の狭間に流れ着いたレイに、世界についての知識を与えた。
エスガルド ロレイラル出身の機械兵士。現在のロレイラルのエルゴの守護者。 世界を旅して、世界を危険にさらす状況を発見したときはハヤトに伝えている。
  エルジン リィンバウム出身の人間。ロレイラルの召喚師。エスガルドのサポート役。 世界を旅して、世界を危険にさらす状況を発見したときはハヤトに伝えている。
カイナ シルターン出身の人間。鬼道の巫女。現在のシルターンのエルゴの守護者。ホクトとケイナの妹。 世界を旅して、世界を危険にさらす状況を発見したときはハヤトに伝えている。
 
エルゴの王一行
  説明 初代誓約者を中心とする一行。
  目的 始原のエルゴが描いた楽土を形にすること。
メンバー
エルゴの王 レゾンデウム出身の人間。異世界のリィンバウムに対する侵攻と召喚術の濫用により生じた事態を収拾するため、始原のエルゴに選ばれ、赤ん坊の頃にリィンバウムに召喚された。界のエルゴと誓約を結び、その力の欠片を託されて初代誓約者となった。至源の剣という神秘の武器を持つ。
当初は異世界による侵攻、送還術と送還術の濫用などによる混乱の収束を目指して活動していたが、狂った界のエルゴからリィンバウムを守るため、リィンバウムに結界を張ることで戦争を終結した。のちに請われて王国を設立したが、死後その王国は崩壊した。
故人。
ゼノビス・アドベック 召喚師。エルゴの王の参謀役で、その軍勢の指揮者。王の死後、権力争いを続ける宮中に失望。旧王国の独立の責任を問われて摂政を辞し、下野。無色の派閥の創設者となった。その著書「エルゴ碑文」は、世界の真理にあまりに深く触れたゆえに禁書とされ、今では断片的にしか残されていないとされる。 故人。
メイメイ
(瞑命)
鬼妖界最古の龍神の一柱である時量師神ときはかしのかみ。極辰星拳という技を習得し、お転婆姫と揶揄されている。かつてリィンバウムを守るためシルターンからやってきてすさんだ生活をしていたが、エルゴの王に諭されて以来、その護衛役を務めている。
死に逝くエルゴの王に代わり、始原のエルゴと誓約して結界を受け継ぎ、王の理想を受け継ぐ者の出現を願いながら観測者として永劫の時を生きている。リィンバウムのエルゴの守護者であり、また界のエルゴに対抗する力となり得る始原のエルゴの欠片を引き渡すに足る人物を探している。普段は酔いどれ占い師の姿をしており、勇者たちに助言や助力をしている。シャオメイは彼女が魔力を失い小さくなっていた時の自称。
4人の勇者とミコトを呼び出し、この世界の秘密について説明。観測者として真実を伝え、始原のエルゴの力を用いて界のエルゴと戦うか、選択を促す。
ルチル 強欲の貴婦人(強欲を司る女悪魔)に使える7人の悪魔商人の一人。界の狭間を自在に渡る能力を持つ。メイメイの友人。 メイメイの頼みで、ゼラムにいたマグナを異界へ連行した。
ゼル 初代ロレイラルのエルゴの守護者。エルゴの王と共に最後まで戦い、メイメイの要請で守護者となった。その技術を用いて機械仕掛けの城塞と防衛兵器を作り上げた。 故人。その城塞も老朽化のため、今はそのほとんどが遺跡となっている。
タイゼン 鬼神老君とも呼ばれる、初代シルターンのエルゴの守護者。エルゴの王と共に最後まで戦い、メイメイの要請で守護者となった。率いる道の者たちに守護役の任を命じ、自らはシルターンに戻った。 乱世の人々を今も正しく導くことで、シルターンのエルゴに正気を取り戻そうとしている。
ウルキエル 法の天使長である、初代サプレスのエルゴの守護者。エルゴの王と共に最後まで戦い、メイメイの要請で守護者となった。程なく行方不明となったが、彼の残した積層結界はオルドレイクの襲撃時まで役目を果たしていた。 行方不明。
ゲルニカ
(剣竜)
メイトルパ出身の至竜。かつて侵略のためリィンバウムに来たが、堕竜になりかけたところをエルゴの王に救われ、以後力を貸す。エルゴの王と共に最後まで戦い、メイメイの要請でメイトルパのエルゴの守護者となった。 王の志を継ぐ英雄の出現を願い、現在でも魔の山に住む剣竜として、欠片を護りながら勇者たちを試し続けている。
 
帝国
  説明 リィンバウム・帝国の関係者。
  目的 特になし。
メンバー
  マリアス 帝国の皇帝。前皇帝が皇帝親征により横死し、数年の混乱期を経て、10年あまり前に即位した。幼いため、実際の政治は摂政たちが仕切っている。 クーデターの際に皇位を剥奪された。
  アレッガ 帝国の摂政。 クーデターの際、レイにより一族郎党処刑された。
 
帝国軍
  説明 リィンバウム・帝国軍の関係者。
  目的 特になし。
メンバー
  アズリア・レヴィノス リィンバウム出身の人間。名門レヴィノス家の跡継ぎ。帝国軍陸戦隊所属・独立国境警備部隊「紫電」の初代隊長。傀儡戦争における国境死守の軍功により、帝国初の女性将軍になった。  
  ギャレオ リィンバウム出身の人間。アズリアの部下で、現在は紫電の二代目隊長。 国境付近で出会ったライとミルリーフをアズリアの元まで案内する。
  アリーゼ リィンバウム出身の人間。ベルフラウの軍学校時代の同級生。召喚術を併用した医療技術を修め、卒業後は憧れの巡回医の助手として働いている。  
  ナップ・マルティーニ リィンバウム出身の人間。ベルフラウの軍学校時代の同級生で従弟。忘れられた島にとどまったベルフラウに代わり、マルティーニ家の総領になった。  
 
那岐宮中央高校
  説明 レゾンデウム・那岐宮市にある高等学校の関係者。
  目的 特になし。
メンバー
  エミ
(日比野絵美)
レゾンデウム出身の人間。那岐宮中央高校の二年生。ミコトのクラスメイト。 1年前に行方不明になったハヤトの行方を捜している。
  カツヤ
(西郷克也)
レゾンデウム出身の人間。那岐宮中央高校の二年生。エミの幼なじみ。  

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