2013-12-15
シュタゲのオリジナル小説最終刊「無限遠点のアルタイル」をようやく読了しました。500ページという分厚さに腰が引けていたんですが、なんとか年内に読めて良かったです。今回もシュタゲなので深刻なネタバレ無しレビューです。
既刊感想はこちら(どちらも深刻なネタバレなし)。
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無限遠点のアルタイル
著者:たきもとまさし
価格:4200円(税込)
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レビュー
最終作にふさわしい話でした。涙でページがシワシワです。
序盤はオカリンがフブキとフラグを立てたり、真帆から「ひとりに…しないで…」なんて言われちゃったり、まゆりと新婚生活したり、とキャッキャウフフしていたせいで、本当に最終巻なのか…?ここから風呂敷どう畳むんだ…?と思いながら読み進めていましたけど、オカリンが最後に覚醒してからの怒濤の展開は、本当に涙無しには読めませんでした。ゲーム本編では、最後にチラッとしか出てこない「β世界線上のオカリン」がどれほどの辛酸をなめ、どれほどの熱い思いで計画を実行したのか、そしてその原動力になったのは何だったのか、骨の髄まで思い知りましたよ。これはもう原作ファンみんなが読むべき。そしてサブタイトル「無限遠点のアルタイル」と、ドラマCDβ「無限遠点のアークライト」の繋がりを見届けるべき。
そしてそれを取り巻くラボメンたちも今回は名セリフ多いです。ダル、まゆり、真帆、そして「紅莉栖」。いつかこの話も、ドラマCD化してくれるといいなぁ。
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>これはもう原作ファンみんなが読むべき
いやマッタク、シュタゲの外伝としてパーフェクトと言っていい出来。オカリンのあれほどの苦悩と苦闘を描いている時点でフェノグラムを超えてると感じる(ギャグ要素もちゃんとあるのでご心配なさらず)。
>ドラマCD化してくれるといいなぁ
その場合、意外な正体を持っていたあのキャラの声を誰が演じるかが問題になるような。娘と同じ声にするのはおかしいはず。
2013.12.16 01:11 | by Ivan
一応あの人のCVは既に決まっている(というより既に声つきで登場している)んじゃなかったでしたっけ…
それはそうと今回の鳳凰院は、フェノグラム第1話の鳳凰院に並ぶかっこよさでしたね、はい。
2013.12.17 00:43 | by yukkun20
今巻の名台詞。
「いいか、椎名まゆり!貴様は永遠に俺の人質なのだ!この程度の事で逃げられると思うなよ!時空の果てであろうとどこまでも追いかけてやるから、そのつもりでいるがいい!フゥーハハハハハ!」
鳳凰院、惚れてまうやないかい。
2013.12.16 21:03 | by Ivan
>一応あの人のCVは既に決まっている(というより既に声つきで登場している)んじゃなかったでしたっけ…
これ以上語ると作品の核心に触れてしまうのでメールで。
2013.12.17 01:35 | by Ivan