2013-11-27
【小説】星界の断章「岐路」 レビュー
S-Fマガジン 2014年1月号に掲載された森岡浩之先生の最新作、星界の断章のレビューです。大いにネタバレあり(若干戦旗5の話も含みます)。
そしてうれしいお知らせも。「たぶん来年は『星界の断章』の新刊をお届け出来るのではないかと考えております」という編集部コメントが!
著者:森岡浩之
価格:895円(税別。S-Fマガジン本体)
Yukkun20's Association Secrète
2013-11-27
S-Fマガジン 2014年1月号に掲載された森岡浩之先生の最新作、星界の断章のレビューです。大いにネタバレあり(若干戦旗5の話も含みます)。
そしてうれしいお知らせも。「たぶん来年は『星界の断章』の新刊をお届け出来るのではないかと考えております」という編集部コメントが!
著者:森岡浩之
価格:895円(税別。S-Fマガジン本体)
敵艦隊が迫るラクファカール。エクリュア(ノール)の遺伝子提供者でもあるコリュア・ウェフ=ボーザク・コンサ千翔長は、独立戦隊の司令官として、民間人をソトリュール鎮守府へ避難させようとしていた。その下に集められた近隣軌道館の責任者達―その中に、コンサのかつての想人エクリュア・ウェフ=トリュズ・ナースの姿もあった。しばしナースとの思い出に浸るコンサ。コンサは民間人を避難させ、残されたコリュア館を要塞に改装しようとしてたが、ナースはエクリュア館を要塞に改造してほしいと提案する。そこにはコンサには思いもよらない意図があって―
感想
エクリュアたんキタ――(゚∀゚)――!!と思ったらエクリュアパパの話だった件について。しかし表紙のイラストにはバッチリノールたんのイラストもあったので無問題。登場人物は少ないですが、設定にまつわる記述も多かったので、読み応えもありました。
時間軸は戦旗5と同じということになります。主人公はエクリュアパパとママ。パパは存在だけは示されていましたが、分かっているのは子供と猫を連れて宇宙をさすらうというかなり変わった人物だということと音痴だということだけで、生死すら判明していませんでした。今回そこら辺が描かれたのは良かったですね。まぁこの親にしてこの子あり…という気もしますけど。しかしノールの生い立ちは結構ドラマチックだったのだな。
そして今回登場した巡察艦「トルークビルジュ」。巡察艦は「~ビュルシュ」と「~ビルシュ」の二大勢力が存在していたんですけど、ここに「~ビルジュ」が参戦!ってこれ誤植だろ!
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>来年は『星界の断章』の新刊をお届け出来るのではないか
>ノールの生い立ちは結構ドラマチックだったのだな
この二言にわくわく。
エクリュアパパはナースさんの方ですよね?ママに当たるコンサさんが帝都陥落戦を生き延びたか駄目だったのかがすげー気になりますが、それは断章3に収録されるのを期待して待ってます。
2013.11.28 01:40 | by Ivan
ちょっと表現が良くなかった部分を修正しました。コンサさんとナースさんが帝都戦でどうなったかもきちんと描かれていますのでご安心を。
2013.11.29 00:43 | by yukkun20