2013-07-16
【コミック】銀の匙 Vol.8 レビュー
今回は限定版ではなく通常版を購入しました。ホルスタイン部のタオルとかどこで使えばいいというのか。こういうバカ企画は個人的には好きなのですが。
著者:荒川弘
レーベル:少年サンデーコミックス
価格:419円(税別)
Yukkun20's Association Secrète
2013-07-16
今回は限定版ではなく通常版を購入しました。ホルスタイン部のタオルとかどこで使えばいいというのか。こういうバカ企画は個人的には好きなのですが。
著者:荒川弘
レーベル:少年サンデーコミックス
価格:419円(税別)
あらすじ
野球部の敗戦から数日後。駒場の実家である牧場は倒産し、駒場は高校を中退して働きに出ることになった。夢であった野球をあきらめる駒場や、その保証人となっているため経営が苦しくなる御影牧場のことで悩む八軒だが、どうすることもできない。牧場の動物たちに最後の別れを告げる駒場の手伝いをした八軒は、落ち込む御影に、夢を目指すよう励ます。八軒の言葉に力を得た御影は両親に、実家の牧場を継ぐつもりはなく、馬に関わる仕事をしたいと打ち明ける。そのためには大学に進学することが望ましいが、御影の学力はそこまで達していなかった。八軒は御影を励ました行きがかり上、御影が大学に進学出来るよう勉強のサポートをすることになるのだった。
感想
今回は前巻よりもさらに重い話しですね。借金前提で事業を始めて、売り上げでどうにか返して転がしていく。異常気象や設備投資の失敗、政策や流行の変更などが直撃すれば、あっという間に倒産してしまうという農業の難しさをここまでストレートに描いてくるとは。
もちろん一介の高校生である主人公達には何も出来ないんですけど(こういう少年漫画っぽくないリアルなところが好きです)、そんな中で、それぞれがそれぞれの立場で今できることを模索して、なんとかして前進していこうとする姿には胸が熱くなりました。
でもメインストーリーがこれだけシリアスなのに、コミカルなシーンをあちこちで挟んでくるところはさすが荒川先生。まぁ一番面白かったのは、巻末4コマだったんですけどね。小学館漫画賞の会場で息子が行方不明になったと思ったら、藤田和日郎先生と高橋留美子先生とあだち充先生のテーブルで飯食ってたっていう話で一度吹いて、サブタイトルの「スーパーサ●ヤ人3人と農民の巻」を見て2度吹いた。
御影父「俺にできるのは学費を捻出してやる事だけだ。お前の夢が本気ならやってみろ。夢が叶うにしろ叶わないにしろ、おまえの本気を支えてくれる友達を裏切るようなマネだけはするな。」
※161ページより引用
当サイトはリンクフリーです。相互リンクご希望の方はコメント等でご連絡ください。
Y.A.S. 2000-2025 All rights reserved.since 2000-10-10
トラックバック URL
コメント & トラックバック
コメントフィード
コメント