2013-06-21
【アニメグッズ】記憶補完のモノグラフ レビュー
唐突に、1年半前に購入し、1ヶ月前に読み終わったこの本のレビューを。
シュタゲアニメの解説本です。
TVAnime STEINS;GATE OFFICIAL GUIDEBOOK 記憶補完のモノグラフ
発行:角川書店
価格:1600円(税別)
- 第1章「シュタインズ・ゲートの選択」ストーリー解説 パート1
#01~#16までのストーリー解説。
1話につき1ページ(#01のみ2ページ)。割と詳し目のあらすじ、25枚のスクリーンショットの他に、用語やセリフ、元ネタを解説した「動点追跡(ワーズアナリシス)」、伏線を解説した「定点観測」(ストーリーアナリシス)があります。#01だと例えばこんな感じ。
【022】「綺麗なターンテーブルだろ? 普段と違って逆回転してるんだぜ、それ」
ダルのセリフ。綺麗な……だろ ……だぜ、それ」という言い回しは、某有名野球ラブコメマンガの名セリフから引用されている。
※9ページから引用
合間のページに、キャラクター紹介(名セリフから見る人物紹介が面白い)、舞台紹介(設定画が豊富)、アニメの監督二人のインタビューなどもあります。
- 第2章「未来ガジェット研究所所属研究員」キャラクター&キャストインタビュー
ラボメン8人のキャラ紹介と中の人のインタビュー。
キャラ紹介は2ページで、簡単なプロフィールに、表情集や衣装設定などの人物設定画、関係するアイテム(岡部ならラボメンバッジとか携帯電話とか)の設定画を収録。
キャストインタビューも2ページ。全員真面目にキャラクターやストーリーについて語っています。それ以外に、それぞれの方に「シュタインズ・ゲートの魅力は」「過去にメールを送れるとしたら、どんな文面にしますか」「タイムマシンが作れるとしたら、どんな時代へ行きたいですか」という3つの質問がされていますが、みんなの答えが8人8様で、しかもキャラクターらしさが出ていて面白かったです。
- 第3章「シュタインズ・ゲートの選択」ストーリー解説 パート2
#17~#24のストーリー解説。#19、#20以外は1ページ、それ以外は2ページ。
合間には、岡部以外のラボメン視点で見たストーリーの流れが「○○の物語」として解説されています。
末尾にはストーリー中における世界線の移動の一覧表も収録。
- 第4章 スタッフインタビュー
「坂井久太(アニメのキャラデザ)×huke(ゲームのキャラデザ)イラストコメント」「佐藤監督インタビュー」「浜崎監督インタビュー」「花田(アニメシリーズ構成)×林(ゲーム脚本) 脚本対談」「プロデューサー5人の座談会」「志倉千代丸原作インタビュー」の6本立て。
志倉:実際、メールにはタイムラグがあるじゃないですか。ここから僕がメールを送っても、ちょっとだけ未来に届く。5秒ぐらいのタイムラグがあるんです。そのタイムラグをどんどん縮めていって、いつしか逆転するだけの簡単なお仕事なので。」
※125ページより引用
- その他
袋とじ付録として、浜崎監督がごく初期に描いたイメージボード集がついています。
シュタゲらしく、アニメの解説本とは思えないテキストの多さでした。今さら言われても困ると思いますけど、アニメを楽しめた人にはお勧めです。25話の情報が入っていないのだけが残念です。
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23:35 | レビュー > アニメ/ゲームグッズ | STEINS;GATE | (2)
面白かったですけど…。今更これの記事を書きますか!(笑)
いまめくりながら書いてますが、相当の文章量で読み応えがあったのを思い出しました。
2013.06.21 23:56 | by Ivan
昨日は久々に更新する時間が多めに取れたので、「読み終わったのでレビュー待ち」棚をあさったのです。その一番底にあった本がこれだったわけで。
なおロボノとフェノグラムの設定資料集もそこに突っ込まれてます。
2013.06.23 00:56 | by yukkun20