2013-06-12
Yukkun20's Association Secrète
2013-06-12
榊ガンパレも早く読みたい!のですが先にこちらを。だんだん話が面白くなってきました。
著者:支倉凍砂
レーベル:電撃文庫
価格:619円
紆余曲折を経てカザンの町への入植団にへの同行を許されたクースラたちは、ともに街を出る予定のイリーネと共に、グルベッティを離れる準備をしていた。旅慣れているフェネシスは、初めてクースラにものを教える立場になったことに少し浮かれる。しかしそんな中、ウェランドは女遊びが祟り、街の権力者の罠にはまってしまう。このままでは入植団には加われず、それを免れるにはウェランドが錬金術士であることを証明するしかない。クースラは自業自得だとあっさり見捨てて旅立とうとするが、フェネシスの「仲間を大事にしたい」という熱意に打たれて、ウェランドを見事に助けだす。しかしクースラがウェランドを助けたことを知らないフェネシスは、その後もクースラに冷たくあたるのだが―
感想
1巻と2巻は世界観説明にかなりの紙幅を裂いていた上に登場人物もみんな尖っていたので、ちょっと退屈に感じる部分もあったのですが、今回はかなり面白かったですねー。支倉先生らしい言葉遊びと、登場人物達の複雑に入り組んだ思惑が最後に一気に解けていくところは見物でした。やっぱりヒロインは守られるだけじゃなくて、こういうしたたかなところも見せて欲しいです。今回でようやくヒロインと主人公が対等な目線で話せるようになったのではないかな。新キャラのイリーネも加わり、これからどんどん面白くなってきそうです。そして主人公も、決して私利私欲の打算だけで生きているわけではない(もちろん決して善人ではないのですが)ところを見せてくれて、男が上がったように思います。
次巻も大きな事件が起きることが既に呈示されています。次の発売日が待ち遠しいです。
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