2013-02-06

【小説】Steins;Gate 永劫回帰のパンドラ レビュー

購入してからだいぶ立ちましたが、ようやく読了したのでレビュー。核心に迫るネタバレはないように書いていますが(あらすじも書いていません)、気になる人は読んでからどうぞ。

初回限定版同梱のドラマCD「人工械機のパンデミア」の感想はまたいずれ。→3/15追加しました

前巻「閉時曲線のエピグラフ」の感想はこちら

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>現在残っている大きな伏線として○○○の行方がありますね
 「この人が○○○かな?」と何人か疑ってみましたが考えるほど既存のキャラに該当者が居ない。彼女が経歴に大ウソをついているのでない限りですが、容貌もそれらしい人少ないですもんね。

 今回感動したのは、
 「少なくともまゆりは、”子を持つ”という女性の喜びのひとつを手にしていた――その事実は、倫太郎にとってある種の救いだった」
 おおおお――オカリンは極めて真剣に、まゆりの未来を案じていたのですね…。個人的にはまゆりの子が実の子ではないのがむしろいいです。
 そこはオカリンとの子の方がいい?いや、この世界線のオカリンは紅莉栖にえらい負い目を感じているのでそれは無理だったんだろうなと思います。

 今後のオカリンが辿る厳しい未来を思うとそれを悪魔のように喜んでる自分に気が引けるが…。ラボメンが平和にギャグを飛ばしまくる路線もいいけど、やはりシュタゲはオカリンが神様と闘うお話でなければ。

僕もそこは感動しました。彼は自分の幸せ、それに自分がまゆりを幸せにしてあげることについては諦めているようですが、まゆりが幸せになることについては諦めていなかったのだな、と。それでこそオカリン。

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