2025-04-12
【ゲーム】世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER レビュー
やっぱり世界樹の迷宮シリーズは偉大。
世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER レビュー
プラットフォーム | Steam / Nintendo Switch | ![]() |
ジャンル | 3DダンジョンRPG | |
価格 | 8,980円(税込) ※I/II/IIIのセット |
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公式 | 世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER | |
プレイ時間 | 49時間(1周目クリア) +7時間(2周目クリア) +9時間(3周目クリア) +20時間(裏ボス撃破+ギルドカード完成) |
ストーリー
- 大陸の遙か南、海に囲まれ海都と呼ばれる都市アーモロード。海底に広がる遺跡の先には、古代技術によって栄えながらも100年前に突如海底に沈んだ都市がある―そんな噂に惹きつけられた冒険者が今日も遺跡の攻略に挑んでいた。君も迷宮を踏破し、富と栄誉を得ようとする冒険者の一人である。さあ、仲間達と共に迷宮の奥へ向かいたまえ!
- DRPGなのでいつもどおりストーリーは軽めですが、ⅠやⅡに比べると深くい話が準備されており、3種類(正確には4種類)のマルチエンディングともなっています。実質2つのバッドと1つのトゥルーエンドですが、普通に進めるとバッドエンドに流れ着くようになっているので、頑張って世界の謎を解いて流れに抗い、みんなが幸せになる世界を目指せるのは面白かったです。
システム
- 2008年に発売されたオリジナル版のリマスターですが、システムは最新作準拠になっています。詳しくは↓の動画をご覧ください。
- 基本的には迷宮に潜って探索し、拠点に戻って回復する、の繰り返しです。
- パーティにユニークキャラはおらず、全員キャラメイクをしていくことになります。キャラは「名前」「ビジュアル」「職業」を自由に設定することが出来ます。ビジュアルは決められたイラストから選択する方式です。オリジナル版では職業ごとに4つのビジュアルが準備されているだけでしたが、今作では5つ(それぞれアナザーカラーもあるので10種)になり、かつ職業とビジュアルの組み合わせも自由になりましたのでかなり自由に設定することが可能です。
- 職業もⅠⅡとは総入れ替えになりましたので、熟練の冒険者も新たな気持ちで楽しむことが出来ます。さらにサブクラスも導入され、1キャラが2つの職業を持てるようになりましたので、シナジーを考えてくむもよし、ウォリアーとショーグンで暴れん坊将軍を気取るもよし、キャラメイクがさらに楽しくなりましたね、
- 職業ごとに設定されたスキルツリーがあり、レベルアップごとにもらえるスキルポイントを割り振ってキャラにスキルを覚えさせていくことになります。転職は出来ませんが、休養してレベルを下げることでスキルポイントを振り直すことが出来ます。また既存のキャラを引退させることで、パラメータなどにボーナスの乗った新しいキャラを作成することも可能です。オリジナル版はキャラの育成もかなり手間だったのですが、今作は難易度調整が可能になり、難易度を下げることでサクサクレベル上げも出来るようになったので、よりキャラメイクを自由にしやすくなったのではないでしょうか。yukkun20も今作では休養や引退を使わせて貰いました。
- 本シリーズの特徴として、ダンジョンマップを自分でマッピングしていくという楽しみがあります。方眼紙にマップを書き込んだあの日々が思い出されますね(40歳以上の人向けのコメント)。床や壁まで手で書き込んでいけば、迷宮を自力で探索している気持ちになれること請け合いです。またyukkun20のようにものぐさな人向けに、オートマッピングもあり、床と壁を自動で書き込んでもらうことも出来ます(その場合もオブジェクトやしかけなどは自分で記録する必要がある)。
- オリジナル版では、上画面がダンジョン画面、下画面がマップになっていましたが、今作では一画面に収まっています。最初は窮屈だな…と思って、全体マップは非表示で進めていたのですが、最終的には一画面にマップがある状態に慣れて快適にプレイすることが出来ました。
- マップの書き方ですが、NSWの携帯モードなら、タッチペンを使って直感的に書き込んでいけます。NSWのTVモードではコントローラーで書き込みますが、操作はかなりクセがあるので慣れるまで結構時間がかかりました。オートマッピングで書き込みの頻度が低かったのでどうにかなりましたが、オートマッピングを使わない場合は携帯モードの方が楽しめるかもしれません。あとかなり複雑なワープゾーンがあって、アイコンだけでは対応できずメモを使う必要があるため、キーボードが使えるとさらに快適かも(yukkun20は使ってないのであくまで予測です)。
- 今作も難易度は結構高めですが、理不尽な通路や仕掛けなどはありませんでした。職業やサブクラスが増加したためかバランス調整にもかなり気を使われているように感じました。
- ダンジョン中でも自由にセーブをすることが出来ます。中断セーブという名前ですが、実は再開してもセーブデータは消えないので、こまめに中断セーブをしておけば事故死しても安心ですよ。
- また迷宮探索以外に、今作は町周辺の海域の探索も行えるようになっています。こちらはDRPGというよりパズルゲームに近いノリですが、有用なアイテムや制限バトルが楽しめるボスなど盛りだくさん。そういうわけでボリュームも最大級です。
キャラクター
- PC以外の登場人物は少なく、固有グラがあるのは15名ほどですけど、町の住民には迷宮の探索に応じてセリフパターンが用意されているので賑やかさがありました。今回は割とストレートに、人々のために戦うという目的が周知されており、ゲームクリア後にみんなが祝福してくれるのは結構嬉しかったです。
戦闘
- 戦闘は基本的にランダムエンカウントです。エンカウント率はそこそこで、エンカウントを軽減するスキルやアイテムもありますし、逃走成功率もそこまで低くはないので、イライラさせられることはありませんでした。ステータスが高い敵、状態異常をばらまく敵、特定の属性に弱い敵、変則的な行動をしてくる敵など種類も豊富です。最高難易度(オリジナルと同じ難易度)だと雑魚的でもかなり歯ごたえがあり、的確な行動を取らないとすぐやられてしまいます。一方難易度を2段階まで下げることが出来、最低難易度ともなればオートバトルでも瞬殺なので、初級者から上級者まで満遍なく楽しめるようになっていました(難易度変更は拠点であれば自由に出来る)。yukkun20は最高難易度でプレイしていましたが、アイテム集めやレベル上げの時だけ難易度を下げてストレスフリーで冒険していました。
- また、迷宮内にはF.O.E.というモンスターシンボルが徘徊していて、接触すると戦闘になります。F.O.E.は出現するフロアの雑魚的と比べて異常に戦闘力が高いことが多く、新しいフロアに入って浮き足立っているプレイヤーを瞬殺してくれます。基本的によけて進むべき相手ではありますので、行動パターンを読み切ってぶつからないように進んでいきましょう。
- 戦闘はいわゆるターン制のコマンドバトルで、敵味方素早さの高い順に1回ずつ行動します。素早さはステータスや装備、使用スキルなどに依存しています。通常攻撃、スキル、防御、アイテム、逃走などからコマンドを選択するオーソドックスなバトルですね。
- モンスターが落としたアイテムをお店に持っていくと、新しい装備やアイテムが購入できるようになります。一度作れるようになるとほとんどのアイテムは無限に購入できるのもありがたい仕様(最強/準最強武器などは例外)。
総評
- Ⅲは職業の自由度が高いので、パーティを決めるまでにかなり時間がかかりました。でもスキルのシナジーとかがうまくは待って強敵を圧倒できたりすると本当に楽しかったです。バランス調整も3作目だけあって優れており、アトラスの高難易度ゲーが好きな人から、DRPG初めての人まで、このシリーズは安心しておすすめできます。
- 「ぼくのかんがえたさいきょうのぱーてぃ」は明日にでも紹介します。
スイッチの一画面構成に最初は窮屈さを感じたって話、分かりますよ
上下画面で分かれてた方が視覚的に切り替えやすいですもんね
「さいきょうのぱーてぃ」記事楽しみにしています
ポケモン構築記事とかyukkun20さんのこだわり編成は読んでいて楽しいので
2025.04.12 20:11 | by sasa |