2024-05-19
【ゲーム】カエルの為に鐘は鳴る レビュー
今でも色褪せないゲームボーイRPGでの名作。
カエルの為に鐘は鳴る
プラットフォーム | ゲームボーイ Nintendo Switch Online | |
ジャンル | アクションRPG | |
価格 | 無料 | |
公式 | カエルの為に鐘は鳴る|Nintendo Switchであそぶ|任天堂 | |
プレイ時間 | 1周目:6時間 |
ストーリー
- サブレ王国の王子である主人公とカスタード王国の王子リチャードは良いライバル同士。しかし剣の腕だけは主人公はリチャードに勝てなかった。そんなある日、ミルフィーユ王国がデラーリン率いる敵に襲われて王城は奪われ、絶世の美女と名高いティラミス姫も行方不明になってしまったという。彼女を助けに向かうリチャードに負けじと、主人公はミルフィーユ王国での冒険に乗り出すのだった…
- 今でも語り継がれるGBの名作RPGです。やはり特筆すべきはストーリーの面白さですね。長さはさほどありませんが、ギャグあり、友情あり、涙ありで飽きさせないストーリーが一気にエンディングまで導いてくれます。
- 細かい演出もストーリーの良さに一役買っています。
- GBなのに、めっちゃデカいフォントで目立ってみたり
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- ストーリーの進行が各町に貼ってある壁新聞や主人公の日記で読めるようになっていたり
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- 時々めっちゃリアルな顔グラフィック出してみたり
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- 今の(当時でも)子どもには分からないギャグを挟んでみたり…と茶目っ気がいっぱいでした。
- またオチがいいんですよね。これはネタバレなのでここでは語りませんが、序盤から張られていた伏線を回収しつつきれいなエンディングを迎えたかと思いきや、最後の最後で大爆発をぶち込んでくるそのオチは必見です。
システム
- フィールドでは上方からの視点、ダンジョンでは横からの視点でキャラクターを操作して進んでいきます。感覚としてはゼルダの伝説に近い感じですね。
- 古いゲームにありがちな操作性の悪さもなく、主人公がのびのびとフィールド上を動いているのを感じます。ちゃんと1ドットずつ動けますし(マス目制ではない)、ジャンプ中の左右移動とかもキビキビです。時に繊細な操作を要求されることもありますが、操作性の悪さでイライラすることはありませんでした。
- 主人公は途中から、とある事情でカエルやヘビに変身出来るようになります。
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- 人間形態は一番戦闘力が高く、様々な道具を使ったり、重い岩を押したり出来ます。
- カエル形態は、水中を移動することが出来ます。また人間形態の2倍の高さまでジャンプしたり、虫系の敵を食べて消滅させる事ができます。反面戦闘力は低いです
- ヘビ形態は、狭い通路を移動したり、弱い敵に噛みついてブロックに変えたり出来ます。ジャンプは出来ず、戦闘力もやや低いですが、特定のアイテムがあればいつでも変身することが出来ます。
- この姿を切り替えながら進んでいきます。どうやって変身するか、変身して何をするかなどを考えるパズルゲーム的な要素もあり、RPG、パズル、アクションの3つがうまく融合していると感じました。
キャラクター
- やはり主人公ですね。経済大国の王子らしく、序盤は無限の資金を持ち、そのお金を使ってバンバン物事を解決していく姿はいやらしいというよりここまで来るとかっこいいです。しかもお金の使い方が私欲ではなく、世のため人のため、また自分に親切にしてくれた人の恩に報いるためとなかなか男らしいんですよね。そんなところも魅力です。
- しかしそんな主人公も途中で一文無しになり、またささいな誤解からリチャードとも仲違いしてしまいます。それでも決してやさぐれず、時に危険な敵に立ち向かい、時に知らぬ事とは言え自分の生で発生した悲劇の責任を取り、時に友のために奔走するその姿は主人公としてとても魅力的でした。
- またライバルもいい。当初はちょっと嫌みっぽいな…と思ったリチャード王子も、心の底では主人公のことを大切な友人だと思っていて、ラスボス戦では男を見せるんですよ。そしてエンディングでの主人公との決闘の結果は…!とライバルとしても友人としてもキャラが立っていました。
- その他サブキャラも個性的で、記憶に残るキャラが多かったです。みんな気持ちよくて一生懸命で、見ていて不愉快になるキャラがいなかったのも良かったです。
戦闘
- 戦闘はシンボルエンカウントになっていますが、戦闘自体はオートバトルです。敵に接触すると自動的に戦闘に入り、双方の攻撃力・防御力を参照しながらお互いのハートを削っていき、先に相手のハートを0にしたほうが勝ちです。敵の強さは固定、主人公の強さも持っているアイテムで完全に固定されているので、勝てる敵には必ず勝てますし、負ける敵には必ず負けます。ですから戦闘というより、これも敵を倒す強さを手に入れるためにはどうすればいいかというパズル的な側面が強かったです。一応戦闘中にHPを回復するアイテムとか、敵を動けなくするアイテムとかもあるんですけど、それがあって初めて勝てるという敵はいません(せいぜいこちらのダメージが減る程度)。
- そうするとボスもイベントかと言われるとそんなこともなくて、そのシステムをうまく使った演出が用意されているので、ボス戦が退屈になることもなかったです。このあたりもさすが。
総評
- yukkun20がプレイしたのは30年近く前で、ストーリーもうろ覚えでしたけど、プレイしていくうちに当時の感動がよみがってきました。
- UIやアクション性もよく出来ていて、古いゲームですが古さでイライラすることはありません。アクションの難しさもNSOでプレイすれば巻き戻しが出来て問題無いです。プレイ時間も6~10時間程度なので、未プレイの方にはぜひこの機会にプレイしてください。
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23:22 | レビュー > ゲーム > その他のゲーム | カエルの為に鐘は鳴る | (4)
この作品は知らなかったのですが
ゲームボーイ初期?の作品にしては凝った内容になってますね
>>変身して何をするかなどを考えるパズルゲーム的な要素もあり、RPG、パズル、アクションの3つがうまく融合していると感じました。
これは面白そうだなと思いました
当時としては色々挑戦的な作品だったのでしょうか
2024.05.20 23:22 | by sasa
yukkun20はGBでパズルゲームやアクションゲームはプレイしていましたが、こういうRPGは初めてだったので色々衝撃的でしたね。さっくりプレイ出来るので是非一度手に取ってみてください。
2024.05.21 01:27 | by yukkun20
このゲーム、パロディ多いですよね。ナンテンドウとかカザンオールスターズとか・・。埋蔵金堀のコピーライターなんて当時じゃないと分からないですよ。中でも赤ずきんのお仕置きの話は流石にまずいと思いました。
でもそんなノリも魅力な名作。あとじんべえの店で放置してるとけけソングが聞けるのを知ったのはつい最近のことです。
2024.05.21 05:24 | by tuki
> 埋蔵金堀のコピーライターなんて当時じゃないと分からないですよ
当時はしょっちゅうテレビでやってましたよねw
> 赤ずきんのお仕置きの話は流石にまずいと思いました。
まあ色々想像させられますよね。
ところであの親方っていつから何のためにあそこに乗り込んでたのかな…ミルフィーユ王国に敵が来てから1ヶ月も経ってないはずなのに街に結構なじんでたし…
> じんべえの店で放置してるとけけソング
けけソングという存在を今知りました。そんな隠し要素があったとは。
2024.05.22 01:23 | by yukkun20