2024-02-03
【ゲーム】世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯 HD REMASTER レビュー
定期的にDRPG分を補充したくなります。
世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯 HD REMASTER
プラットフォーム | Steam / Nintendo Switch | |
ジャンル | 3DダンジョンRPG | |
価格 | 8,980円(税込) ※I/II/IIIのセット |
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公式 | 世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER | |
プレイ時間 | 35時間(本編クリア) +15時間(裏ボス撃破) |
ストーリー
- 大陸の遙か北方に位置するハイ・ラガード公国。ここでは世界樹と呼ばれる巨木が神木として崇められていた。国を治める大公より、樹の中に広がる謎の迷宮を踏破し、その上空にあると言う空飛ぶ城を発見したものには賞金と地位が約束されるというお触れが出された。君も迷宮を踏破し、富と栄誉を得ようとする冒険者の一人である。さあ、仲間達と共に迷宮の奥へ向かいたまえ!
- DRPGなのでいつもどおりストーリーは軽めですが、探索自体が目的だった前作とは異なり、はっきりした目的を持って探索を行うのは面白かったですね。今回は割ときれいなハッピーエンドでした。
システム
- 2008年に発売されたオリジナル版のリマスターですが、システムは最新作準拠になっています。詳しくは↓の動画をご覧ください。
- 基本的には迷宮に潜って探索し、拠点に戻って回復する、の繰り返しです。
- パーティにユニークキャラはおらず、全員キャラメイクをしていくことになります。キャラは「名前」「ビジュアル」「職業」を自由に設定することが出来ます。ビジュアルは決められたイラストから選択する方式です。オリジナル版では職業ごとに4つのビジュアルが準備されているだけでしたが、今作では5つになり、かつ職業とビジュアルの組み合わせも自由になりましたのでかなり自由に設定することが可能です。どのキャラもかわいいしな。また前作と比較しても職業が3つ追加されているので、前作のパーティを再現するも良し、新たなパーティを組むも良しです。
- 職業ごとに設定されたスキルツリーがあり、レベルアップごとにもらえるスキルポイントを割り振ってキャラにスキルを覚えさせていくことになります。転職は出来ませんが、休養してレベルを下げることでスキルポイントを振り直すことが出来ます。また既存のキャラを引退させることで、パラメータなどにボーナスの乗った新しいキャラを作成することも可能です。オリジナル版はキャラの育成もかなり手間だったのですが、今作は難易度調整が可能になり、難易度を下げることでサクサクレベル上げも出来るようになったので、よりキャラメイクを自由にしやすくなったのではないでしょうか。yukkun20も今作では休養や引退を使わせて貰いました。
- 本シリーズの特徴として、ダンジョンマップを自分でマッピングしていくという楽しみがあります。方眼紙にマップを書き込んだあの日々が思い出されますね(40歳以上の人向けのコメント)。床や壁まで手で書き込んでいけば、迷宮を自力で探索している気持ちになれること請け合いです。またyukkun20のようにものぐさな人向けに、オートマッピングもあり、床と壁を自動で書き込んでもらうことも出来ます(その場合もオブジェクトやしかけなどは自分で記録する必要がある)。
- オリジナル版では、上画面がダンジョン画面、下画面がマップになっていましたが、今作では一画面に収まっています。最初は窮屈だな…と思って、全体マップは非表示で進めていたのですが、最終的には一画面にマップがある状態に慣れて快適にプレイすることが出来ました。
- マップの書き方ですが、NSWの携帯モードなら、タッチペンを使って直感的に書き込んでいけます。NSWのTVモードではコントローラーで書き込みますが、操作はかなりクセがあるので慣れるまで結構時間がかかりました。オートマッピングで書き込みの頻度が低かったのでどうにかなりましたが、オートマッピングを使わない場合は携帯モードの方が楽しめるかもしれません。あとかなり複雑なワープゾーンがあって、アイコンだけでは対応できずメモを使う必要があるため、キーボードが使えるとさらに快適かも(yukkun20は使ってないのであくまで予測です)。
- 前作も難易度はなかなかでしたが、今作は前作をクリアした人が対象になっているのかさらにマップの複雑さが増していてかなり苦労しました。隠し通路なども発見しづらく、自力でクリアするのはかなり大変なのではないでしょうか。
- ダンジョン中でも自由にセーブをすることが出来ます。中断セーブという名前ですが、実は再開してもセーブデータは消えないので、こまめに中断セーブをしておけば事故死しても安心ですよ。強敵のドロップ吟味にも使えて助かります。
キャラクター
- PC以外の登場人物は少なく、固有グラがあるのは10名ほどですけど、迷宮の探索に応じてセリフパターンが用意されている(しかも前作では5フロアごとに更新だったが今作は1フロア踏破ごとに更新)ので賑やかさがありました。ゲームクリア後にみんなが祝福してくれるのはやっぱり結構嬉しい。
戦闘
- 戦闘は基本的にランダムエンカウントです。エンカウント率はそこそこで、エンカウントを軽減するスキルやアイテムもありますし、逃走成功率もそこまで低くはないので、イライラさせられることはありませんでした。ステータスが高い敵、状態異常をばらまく敵、特定の属性に弱い敵、変則的な行動をしてくる敵など種類も豊富です。最高難易度(オリジナルと同じ難易度)だと雑魚的でもかなり歯ごたえがあり、的確な行動を取らないとすぐやられてしまいます。一方難易度を2段階まで下げることが出来、最低難易度ともなればオートバトルでも瞬殺なので、初級者から上級者まで満遍なく楽しめるようになっていました(難易度変更は拠点であれば自由に出来る)。yukkun20は最高難易度でプレイしていましたが、アイテム集めやレベル上げの時だけ難易度を下げてストレスフリーで冒険していました。
- また、迷宮内にはF.O.E.というモンスターシンボルが徘徊していて、接触すると戦闘になります。F.O.E.は出現するフロアの雑魚的と比べて異常に戦闘力が高いことが多く、新しいフロアに入って浮き足立っているプレイヤーを瞬殺してくれます。基本的によけて進むべき相手ではありますので、行動パターンを読み切ってぶつからないように進んでいきましょう。今作は行動先読みだけでは避けられないFOEも多いので、足止めできるアイテムやスキルは必携です。
- 戦闘はいわゆるターン制のコマンドバトルで、敵味方素早さの高い順に1回ずつ行動します。素早さはステータスや装備、使用スキルなどに依存しています。通常攻撃、スキル、防御、アイテム、逃走などからコマンドを選択するオーソドックスなバトルですね。
- モンスターが落としたアイテムをお店に持っていくと、新しい装備やアイテムが購入できるようになります。一度作れるようになるとほとんどのアイテムは無限に購入できるのもありがたい仕様(最強/準最強武器などは例外)。
総評
- Ⅰはバランスが荒削りなところもあって特定の職業が強すぎたりしたのですが、今作ではバランス調整が行われています。そのおかげでパーティの自由度も上がったんですが、救済措置だった強すぎる職業がなくなったことにより全体的な難易度も上昇しており、Ⅰを先にプレイするのがおすすめですね。Ⅲは大きくシステムが変更されているようなので、そちらもまた近いうちにプレイしようと思います。
- 「ぼくのかんがえたさいきょうのぱーてぃ」は明日にでも紹介します。
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