2021-05-16
【ゲーム】ポケットモンスター ソード レビュー
約7年ぶりのポケモンですが、長く愛されている理由が分かるような気がしました。なおyukkun20は第7世代(SM/USUM)は未プレイなので、「それ前作からの仕様なんだけど…」というツッコミは勘弁してください。
ポケットモンスター ソード
プラットフォーム | Nintendo Switch™ | |
ジャンル | RPG | |
価格 |
|
|
公式 | トップページ|『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト | |
プレイ時間 | 1周目:73時間(本編+DLCクリア) |
ストーリー
- ポケモンバトルが一番人気のエンターテインメントとして楽しまれているガラル地方。新米トレーナーである主人公は、ポケモンリーグが主催するトーナメントに参加し、ポケモンチャンピオンを目指す旅に出る。―というストーリーです。要するにいつものです。
- 各地のジムを回ってジムリーダーを倒してチャンピオンを目指すというのは、初代の頃からお馴染みのストーリーラインです。今回はポケモンバトルがエンターテイメント化した世界ということで、ジムリーダー戦は満員のスタジアムで観客からの大声援を受けながら戦うことになります。BGMもテンション高く、これだけで特別なバトルとしての気分を盛り上げてくれましたね。
- また社会構造がいまいちどうなっているかわからないポケモン世界ですが、今回は難しいことはきちんと大人達がこなしていて、子供達は純粋にポケモンバトルを楽しめるようにいろんな人達が気を配っている、ということが分かる演出が多くて、それなりに現実感がありました。悪役はいつもに比べると存在感が薄かったですが、現実寄りの世界観には合っていたと思います(ただ黒幕の目的はあまり理解出来ないものでしたが…)。
システム
- 街から街へ移動しながら、イベントをこなしていくオーソドックスなタイプのRPGです。
- フィールドは本当にきれいになりましたね。草原、雪原、砂地、洞窟など全てが美しく描かれています。必ずしもリアルっぽいという意味ではなく、ポケモンらしいファンタジックな雰囲気も損なわれていませんでした。街や道ばたにはポケモンたちがリアルに生活に溶け込んでいて、ふらふらと歩き回っているだけでも癒やされます。街の広さや人の密度、キャラクターの移動速度も適切です。
- ポケモンと言えばやはりポケモン収集でしょうか。ポケモンは今作で89体が追加され、シリーズ通算で約900匹の大所帯になっていますが、そのうち剣盾に登場するのは600体強となっています。過去作に登場したものの今作には登場しないポケモンも多数おり、その点には賛否がありましたけど、これだけのポケモンの3Dモデルを作ってきちんと動かすのは並大抵の苦労ではないと思いますので、正直仕方のないところだと思います。おそらくこの点はこの先徐々に解消されていくでしょうから、それを待ちましょう。
- さて、初代ポケモンが151体だったことを考えるとその4倍のポケモンが出てくるわけですが、ポケモン収集は以下のように大分楽になり、無理なく達成出来る難易度になっているのではないかと思います。yukkun20も大分雑にプレイしていますが、ガラル図鑑はシールドにのみ登場するポケモンを除けばほぼ完成しているレベルです。
- ポケモン図鑑で、捕まえられる環境にあるがまだ捕まえていないポケモンの名前と生息地を教えてくれる
- 進化後のポケモンもほとんどが野生で登場する
- 捕獲クリティカルが発生するようになり、ポケモンがボールから飛び出ることが少なくなった
- シンボルエンカウントがあるので、探しているポケモンが草むらから飛び出してくるまで延々ランダムエンカウントを繰り返す必要が無い
- インターネットを通じて交換が可能(これまで通りローカルネットワークでの交換もできる)
- また、「ワイルドエリア」という、フィールド全体にポケモンが歩き回っているエリアがあります。天気によって様々なポケモンが姿を見せてくれるので、通りかかる度に初めて見るポケモンに出会えてストーリーの進行に支障を来すぐらいでした。ただワイルドエリアはアクセスポイントが4カ所しかないのがちょっと不便でした。まあシステム上少なくしている趣旨は分かるのですが。
- また過去作では、移動に特化したポケモンを連れ歩くのが鉄板でしたが、今作では「そらをとぶ」「なみのり」「あなをほる」といった移動技は全てシステムの方に統合され、ポケモンに依存しなくなりましたので、パーティの幅も広がった気がします。特に「なみのり」は、自転車に乗って水に入れば自動的に水上バイクに早変わりするようになり、いちいち確認ダイアログも出なくなったので快適になりました。
- そのほか、ポケモンの預け入れ/引き出しがパソコンの前でなくても出来るようになっていたり、ポケモンの改名や技忘れ・技思い出し、ショップなどの機能がポケモンセンターに集約されていたり、ポケモンボールをボタン一つで投げられるようになっていたり、プレイを快適にするようどんどん改善されているんだな…と感心しきりでした。
キャラクター
- 主人公かわいすぎ問題。
- 先日ネタにもしましたが、主人公がかわいすぎます。デフォルトの衣装ももちろんかわいいのですが、好きなコーデを着せてあげれば、愛着もひとしおでしょう。ポケモンのおしゃれは、キャラクターの顔自体をいじることは出来ず、変更出来るのは腹蔵、髪型、カラコン、化粧辺りなのですが、あくまで現実のおしゃれの範囲にとどめられているのは優しい設定だなぁと思いました。それでもコーデによって、小学生っぽくも、高校生っぽくもなるオリジナルのデザインは、本当に優れていますね。
- 主人公のライバルキャラも、わんぱく少年のポップ、ひねくれボーイのビート、ロック少女のマリィと三者三様でしたが、みんな真っ直ぐにチャンピオンを目指していて青春だなーと感じました。マリィは初登場時はあまりいい印象無かったんですけど(髪型が…)、付き合っていくうちにそのかわいさに惚れ込んでしまいました。博多弁サイコー。
- ジムリーダーたちも相変わらず濃い面々でした。バトル開始時や終了時のセリフやアクションがキャラらしさ満載で、出番はあまり多くはないのですが、それぞれ強く印象に残るキャラでした。
戦闘
- 戦闘は大きく分けると、トレーナーとのイベント戦闘と、野生ポケモンとの戦闘があります。
- ポケモンの戦闘は昔と同じです。それぞれのポケモンが4つの技を覚えて、それを交互に繰り出すターン制バトルです。ポケモンには1つか2つのタイプを持っています。技にもタイプがあり、ポケモンのステータス、タイプ相性、ポケモンが持っている特性などから与えるダメージが決まります。ポケモンは6体まで連れ歩けて、バトル中に交代させることも出来ます。1体で誰にでも勝てるポケモンはいないため、6体でバランスのとれる構成にするのがいいでしょう。経験値は控えにも平等に入りますし、レベルの低いポケモンには多めに入るので、ピンポイントで輝くポケモンも連れ歩きやすかったですね。
- トレーナーとのイベント戦闘は、お互いが1~6体のポケモンを持ち、どちらかのポケモンが全員戦闘不能になるまで戦います(よく考えたら結構ひどいルールだな…ちなみにポケモンの戦闘不能時のステータス名称は、初代から変わらず「ひんし」です。瀕死になるまで戦わせるとは…)。特定のバトルでは、ポケモンを「ダイマックス」、つまり巨大化させることができます。ダイマックスするとHPは2倍になりますし、ダイマックスわざという強力な技も使えるようになりますが、戦闘中に1回、それも3ターンしか使えないので、戦略的にもかなり重要になります(もちろん敵トレーナーも使ってくる)。なにより、ダイマックスしたポケモン同士の怪獣大決戦みたいなビジュアルは、見ているだけでテンション上がりましたね(安全面は大丈夫なのか気になるところ)
- 野生ポケモンとのエンカウントは、シンボルエンカウントとランダムエンカウントが併用されています。シンボルエンカウントの場合、エンカウントするポケモンは事前に分かっています。ランダムエンカウントは分かりませんが、シンボルエンカウントでは出会えないポケモンに出会うことも出来ます。いいとこ取りですね。前述のワイルドエリアを除けば、ポケモンたちは草むらにしかいないので、草むらを避けていればエンカウントもせずに済みます。ただ小さなポケモンは、草むらの草に隠れてほとんど視認出来ず、不意にエンカウントしてしまうことがありました。またエンカウントしなくなる虫除けスプレーですが、シンボルエンカウントは抑制出来ないのでいまいち使い勝手が悪かったです。この辺は次回修正してほしいところ。
- 野生ポケモンとの戦闘は一対一で、相手を倒すか捕まえるかすれば終了です。今作は捕獲しても経験値が入るので、これまで以上に気軽に捕獲に挑めるようになった気がします。またこちらは特定の場所で、「ダイマックスバトル」に挑戦することも出来ます。これは野生のポケモンが常にダイマックスした状態で、自分と3人のトレーナーの計4人で戦うバトルです。手持ちポケモンは1体しか使えず、他のトレーナー(インターネットでマッチングした他のプレイヤーか、またはNPC)との意思疎通も無理なので、結構難易度が高いですが、捕まえたポケモンはステータス(いわゆる個体値)が高く設定されているので、挑戦する価値は十二分にあります。既に発売から一年以上経っているこのソフトですが、今でもマッチングに困ることはありませんでした。ただしダイマックスアドベンチャー(自分のポケモンは使用出来ず、CPUが用意したポケモンを使って4回連続でダイマックスバトルを行うモード。味方全員で4回戦闘不能になると失敗するが、自分以外の3人のポケモンもランダムで行動も適当とは言いがたいことが多い)は本当に高難易度ですが…
- もちろん、プレイヤー同士のバトルもあります。これまでのようなインターネットを介した通信対戦も出来ます。またネット上では公式の大会も開催されていて、自分が全世界でどのくらいの強さなのかを知ることが出来るようになっています。強いポケモンや戦術が流行ると、それをメタる戦術やポケモンが流行するなど、対戦環境はめまぐるしく変化しているようです(yukkun20はやったことがないので伝聞ですが)
- また対戦用のポケモンの育成も楽になりました。昔は育成と言えば大量の卵を持って自転車に乗って走り回るのが一般的でした。(知らない人は「廃人ロード」でググって)でも今は孵化厳選や捕獲厳選もアイテムや仕様が変更されてずいぶん楽になりましたし、後天的にステータスや性格、特性などを変化させるアイテムも出てきて、対戦の敷居はぐっと下がった感じがしますね。今の子供達はうらやましい。もう伝説のポケモンを一体捕まえるのに何日もボール投げ続けなくていいんですね…
総評
- ポケモンをプレイしなくなったのは、厳選に疲れたのと、あまりにやれることが多すぎて何をすればいいか分からなくなったのが原因でした。でもyukkun20が離れていた間に環境は激変していたんですね。むかしポケモンが好きだった人にこそお勧めしたい一本だと思います。600体もいたらタイプ相性すら把握出来ない…と思うかも知れませんが、今は技が相手にどの程度効くのかきちんと表示されますし、適当にプレイしてもどうにでもなる感じでした。
- ストーリーは短めですけど、DLCにもそれなりのボリュームがあるシナリオが追加されていたので、全体としてみれば十分だったと思います。話は全体的にノリも明るく、どのキャラもきちんとした目的を持ってそれぞれ頑張っているので、不快になるシーンは全くありませんでした。
- とはいえ、ポケモンらしさは微塵も失われていませんでした。本当に昔の続きをプレイしているような感じでしたし、新しいポケモンとの出会いはわくわくしました。対戦も収集も楽しめますし、どちらかしかやらなくても全然いいと思います。yukkun20ももうちょっとプレイしてから、シールドも購入してガラル図鑑の完成を目指そうと思います。
私もしばらくポケモンから離れてましたが ここまで進化して遊びやすくなってるとは思いませんでした
あと本当にキャラクターが可愛いですよね
>>シールドも購入してガラル図鑑の完成を目指そうと思います
さすがですね・・昔はポケモン図鑑は友達と協力して完成させるキッズが多かったですが 私にはそこまで図鑑を完成させる
モチベーションはなかったです
>>リアルに巨大化してるんですよね?
うんたぶん・・ただこの使用のためにメガ進化が廃止されたのはちょっと残念です
>>今の子供達はうらやましい。もう伝説のポケモンを一体捕まえるのに何日もボール投げ続けなくていいんですね…
本当にそれ 金銀のエンティ・ライコウ・スイクンなんて会うこと自体 確率が低いんだよ・・
毎日 ポケモンホームを起動していたので ポケモンの管理を頑張っていたのでしょうか
2021.05.16 18:59 | by sasa
> 私にはそこまで図鑑を完成させるモチベーションはなかったです
yukkun20は第一・第二世代の図鑑を完成させていますが、全て自力で達成してますwww
> ただこの使用のためにメガ進化が廃止されたのはちょっと残念
yukkun20はメガシンカのことは全然知らない(ポケモンXはそこまで行かず中断したため)のですが、サーナイトからメガシンカを奪って弱体化させたのは絶許。
> 金銀のエンティ・ライコウ・スイクンなんて会うこと自体 確率が低いんだよ・・
高レベルのポケモンを先頭にしてスプレー使ったり、くろいまなざしで足止めしたり色々大変な時代でしたね。
> ポケモンの管理を頑張っていたのでしょうか
捕まえたポケモンを番号順に並べる愉悦。
2021.05.16 21:55 | by yukkun20
ポケモンプレイされたんですね!
ダンデさんについて服装のセンスが~って書かれてますけど、あれ正規のユニフォームにチャンピオン用のマント羽織ってるだけ(背中にゴテゴテついてるのはスポンサーロゴ)なので、本人のせいではない気が…w
ちなみにダンデさんの正装(?)はバトルタワーで見れたりします
あと、今作は今までに増してキャラクターの人気がすごい気がしますね
私の周囲だとキバナさんが大人気です
2021.05.16 19:40 | by かずき
> あれ正規のユニフォームにチャンピオン用のマント羽織ってるだけ
確かにそんなこと言ってたようなw でもダンデさん全然まんざらでもない感じですよね。あのマント、ダンテの要望で作ったのではなかろうか。
> ダンデさんの正装(?)はバトルタワーで見れたりします
バトルタワー適当に流してたから全然見てなかったわー
> 私の周囲だとキバナさんが大人気です
キバナさんも自撮り大好きだったりダンデの自称ライバルだったりして色々濃かったですね。
2021.05.16 21:57 | by yukkun20
初めて スイッチをフルスクリーンで起動して ポケモンをやってみたのですが
大画面でのポケモンが新鮮で感動しました
2021.05.17 12:12 | by sasa
やっぱり大画面プレイだよな!…まあyuukun20は携帯モードでプレイすることがないので、どのくらい違うのかは正直分かりませんが…。
2021.05.18 01:26 | by yukkun20
30インチ程度で、「大画面」とはおこがましいw。ハイダイナミックレンジ、使えてますか?( ̄▽ ̄)(環境が手に入った途端に、この態度w)
2021.05.18 11:47 | by Ivan
令和になってようやく4Kの魅力に気付いた人に言われてもwww
まあ正直HDRにはモニタが対応してないです。買ったの2017年だし格安モデルなので許して。次買い替える時は性能にもこだわりたいですね。
> 30インチ程度
えーだってでかい画面だと、せっかく4Kなのに肉眼でドットが見えるんでしょー?その点小さいモニタならドットは肉眼では識別出来ないっていう利点もあるしぃ。
(うらやましいうらやましいうらやましい
2021.05.18 14:24 | by yukkun20
実は今作は 最初に選べるポケモンのみだがバッジを持っていないと 言う事を聞かなくなるという「制限」がない
最初のワイルドエリアなどで時間をかければ レベルをカンストさせることが可能なのである
嘘ではない実際に最初のジムでレベル100で旅を始めた配信者がいる
2021.08.17 17:22 | by sasa
どういうこと…?ポケモンは第1世代から今まで、自分で捕獲したポケモンは(御三家でなくても)レベルに関係なく言うこと聞くし、最初のフィールドでレベルカンストまで育てることも(理論上は)可能だったはず…
2021.08.18 00:20 | by yukkun20