2012-11-08
Yukkun20's Association Secrète
2012-11-08
今年もキノの旅のシーズンがやってきましたね。毎年こうやってコンスタントに作品が出せるのはすごいなぁ。
今回も若干のネタバレ感想です。
今回はいつにもまして風刺的な話が多かったですね。一番面白かったのは,国を捨てた男性が故郷に向けて送った恋文を巡る騒動を描いた「恋文の国」でした。最近ネットでもこういう話を見るけど,結局一番恐ろしいのは死んだ人じゃなくて今生きている人だということですね。
あと「死人達の国」は話自体が結構ホラーだったけど,むしろエルメスの方が怖かった。そういえばあまりに異常すぎて逆にスルーしてたんですけど,エルメスっていったい何者なんでしょうか。なんでモトラドなのにしゃべれるのか,確かなんの説明もされてないですよね?
それからまさか再登場すると思わなかったフォトの話。「見えない真実」は時雨沢先生らしい話でよかった。登場人物達がみんな他の人のことを大事に考えていて,お互いが幸福になろうと懸命に努力していて,そして奇跡は起きなかったけどみんなが少し幸せにになれた,そんな話。「残されたもの」もストレートに写真の持つ力を描いたいい話でした。思い出を形にすべき時というのはあるんですよね。
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