2020-09-22
【ゲーム】アンリアルライフ レビュー
以前から気になっていた謎解きゲーだったので連休を使って一気にクリア。ネタバレが致命的なゲームなので、ほぼネタバレ無しレビューにしてます。
アンリアルライフ
プラットフォーム | Nintendo Switch™ | |
ジャンル | アドベンチャー/パズル | |
価格 | 2,400円 | |
公式 | アンリアルライフ | |
プレイ時間 | 本編:6時間 |
ストーリー
- 過去の記憶を失った少女は、夜の街で目を覚ます。彼女を安全に送り届けることが自分の役割という、人工知能を持った信号機・195と出会った少女は、自分の過去を探して街をさまよい始める―
- ということで唐突にプレイした短編ADVです。記憶喪失の少女が、断片的に記憶を取り戻しながら、自分の過去に何があったのかを探っていくというまあよくあるタイプのゲームと言えばそれまでなんですが(あまりプレイしていませんけど、yukkun20は最後の謎解きが爽快なこういうゲームも好きです。古くはパレットとか)、設定が奇抜で面白いですね。
- ヨカゼというレーベルから発売されたインディーズゲームです。以前よそのゲームレビューサイトで見て以来気になっていたのですが、公式ウェブサイトに「影響を受けた作品一覧」というページがあり、その中にシュタゲの名前があったので、思い切ってプレイしてみることにしました。
- ストーリーは終始シリアスですし、最後に明らかになった主人公の過去はなかなかに考えさせるものでしたが、それでも納得のいく一つの答えがきちんと出されていて、プレイ後は爽やかな気持ちに包まれました。たまにはこういう真面目な話もいいものです。何を言ってもネタバレになるのでストーリーについてはこの辺で。とりあえず雰囲気を知りたい人はPVどうぞ。
- 本作はマルチエンディングになっています。
システム
- ADVというくくりですが、ゲームとしてはパズルゲーム(脱出ゲーム)に近いです。主人公は、物体に宿る記憶を読み取るサイコメトラーで、その能力を使って過去を探り、そこから過去に起きた事件や、ギミックを解くヒントなどを得ていくことになります。
- ギミックの難易度はあまり高くはなく、謎解きで長時間詰まることはほぼないと思います。また主人公は、かつて読み取った過去の情報をいつでも見返したり、あるいは自分自身で謎解きのヒントを考えたりできますし、相棒の信号機もなかなか出来るヤツなので、気持ちよく話を進めていけます。主人公がこのような能力を持っていること自体も、うまく世界設定の中に落とし込まれているので、没入感は大きいですね、
- 作中のグラフィックは全てドット絵で描かれています(スチル絵も何枚かありますが、いずれもドット絵です)。また夜の街をテーマにしており、全体的に青の雰囲気で統一されて、特徴のある幻想的な雰囲気を醸し出しています。雰囲気ゲーというヤツですね。
- フォントですらドット文字にすることが出来るというこだわりぶり。
キャラクター
- 主人公の少女ハルは、心優しく、それでいてどこか影のある魅力的な女の子でした。進めていくうちに彼女は…と思ったんですけど、いい意味で予想を裏切られてよかったです。
- また相棒の信号機195も、相棒感バリバリです。初っぱないきなりボケをかまして、「これはポンコツ相棒枠か…」と思ったんですが(主人公もそう思ってたから仕方ないよな)、中盤以降の活躍はたまらないものがありましたね。信号機がどうやって活躍するのかはぜひプレイして確かめてみてください。
- そのほかにも、マリモのシェフ・マリーさんや、ペンギンの電車運転手・カセリさんなど、特徴的なキャラクターが多数登場します(なぜこんなキャラクターばかりなのかもきちんと理由が用意されています)。特にカセリさんが作中で一つの約束をするんですが、それを守るために身体を張るシーンはぐっときましたね。
バトル
- ありません。
総評
- 硬派な謎解きはありませんが、しっとりとした雰囲気の中、不思議な世界をさまよいつつ過去を探すというシチュエーションが刺さる方には十分おすすめできます。あとドット絵好きの方にも。
- 迷っている方は、前述の「影響を受けた作品一覧」をぜひご覧ください。
これは雰囲気のあるゲームですね
ストーリーについてはプレイするしかないですが
こういうのは意外にシナリオの完成度が高かったりする
グラフィックですけどこのレトロなドット絵で光と影の
表現が凄いですね・・音楽もいいよ!
2020.09.22 21:14 | by sasa
たまにこういう雰囲気のあるゲームをプレイしたくなりますね。大体タイムリープがらみですが。
シナリオは現代っぽいテーマで、扱うのが難しい食材をうまく調理してきた感じがありました。興味があればぜひプレイを。自分はセンスがないので触れてませんが、ピアノソロのBGMもめっちゃ雰囲気ありますよ。
2020.09.22 22:28 | by yukkun20
最近と僕とyuukun20さんのレビューを見て思うんですけど
言葉の引き出しがお互い少ないような気がする・・
IVANさんはどうやってあんな長文を書けるですかね
2020.09.22 21:19 | by sasa
やっぱり推敲にかけてる時間がIvanさんは桁違いにでかいというところが最大の違いですかね(もちろん推敲すれば誰でもいい文章が書けるわけではないので、Ivanさんのセンスも大きいと思いますけど)。自分も部分部分で長時間練っている文章はあり、その部分は自分でも出来に満足するんですが、それ以外の所はなかなか上手い文章で埋められず、結果ワンパターンになりがちなところはあると思います。…なんか仕事で書く文章もそうなんだよな。自分で書いた文章って、10年前に書いた物でもすぐ分かるもんな。
2020.09.22 22:26 | by yukkun20
褒められてると、受け取っていい?wありがと。
2020.09.22 21:30 | by Ivan
自由時間が多いこと、いいことと考えて、持ち味として活かさなければ、バチが当たると、思っています。
2020.09.22 23:09 | by Ivan
もしかしたら私はyukkun20さんより このブログを見ている時間が長いかもしれません
2020.09.23 18:21 | by sasa
sasaさん時々すごく古い記事にもコメントつけてくださいますもんね。ありがとうございます。
2020.09.24 00:05 | by yukkun20
漫画 TOZ瞳にうつるもの 感想
https://hinoasuno.hatenablog.com/entry/2020/09/23/214517
2020.09.23 21:48 | by sasa
おお、マンガ出ていたんですね。マンガオリジナルの内容もあるみたいですし、機会があったら読んでみようと思います。というかアリーシャとスレイに良い結末が用意されていたようで安心しました。しかしTOZは色々ありましたけど、あのアリーシャエピソードは非常にうまくまとまっていたと思うんですよね(まあロゼは相変わらず感情移入しづらかったですけど)。ルナールのことは…忘れるか。
2020.09.24 00:08 | by yukkun20