2012-10-18
テイルズ オブ イノセンス R レビュー
半年間の長きにわたりプレイしていたTOIRですが、この度!
トロフィーコンプできました~。周回プレイは3週、プレイ時間は85時間でした(100時間プレイのトロフィーの取得のため15時間ほど放置しています)。周回数は多かったけどプレイ時間はそれほどでもないですね…やっぱり携帯機でRPGを長時間プレイするのは厳しいなぁとしみじみ。
というわけで、とりあえずレビューです。
良かった点
- リメイク前のストーリーを極力残しつつ、新しいエピソードやスキットを追加することで、オリジナルにあったキャラやストーリーの唐突さはほぼ解消された。新しいオープニングムービーを作るなどスタッフのイノセンス愛が感じられる。
- 新キャラが2名追加されたが、その扱いがよく、オリジナル版からいたかのように馴染んでいた。
- グラフィックは携帯機としては十分美しい。PS2以上なのは間違いない。
- 闘技場での歴代キャラ対戦、水着称号などのお約束要素の復活。
- 戦闘もスピーディで迫力のあるアクションが可能になった。秘奥義演出も◎。AIも十分に賢く、作戦を適切に設定すればいちいち指示を出す必要はほとんど無かった。
- 主人公ルカの操作性が改善され、もっさり感がなくなった。
- トロフィーも理不尽なものはなく、普通に努力すればコンプリートできる難易度。
- DLCのお行儀がさほど悪くない
気になった点
- 料理コンプや絆値MAXまでが長すぎる。特に料理レベルは上がってもメリットが非常に薄い上に、レベルがカンストしてもそれからMAXにするまで数時間かかったのでダレた。
- セーブロードがタッチパネルのみ(※これは本体アップデートで修正された)
- TP不足の状態がかなり長い間続くため、節約戦闘になりがち
キャラクター雑感
- ルカ…オリジナル版ほど卑屈ではなくなり、感情移入しやすい主人公になった。周りのキャラに慕われる理由もイベントが補充されて納得できるようになった。戦闘でも早々に二軍落ちしたオリジナル版とは異なり、高火力で手数も多く、最後までエースだった。
- イリア…最近の外伝にありがちな破天荒な側面が強調されたキャラ立てでなく、きちんとヒロインしていたので好印象。戦闘では回復の要で、2週目までは常にスタメンだった。
- スパーダ…こちらも頼れる兄貴的な側面が強くなった。あとスケベ大魔王イベントも充実。戦闘面でも操作すると楽しいが、CPU操作だとあっという間にTPが枯渇してしまい、装甲も薄いため足を止めてしまってやられる、というパターンが多かった。
- アンジュ…オリジナル版とあまり変わらずのちゃっかりぶり。戦闘では回復担当なのだが、回復を始めるのが遅いためイリアの方が優秀。激しく動き回る技が多く、意外と前衛でも行ける。
- リカルド…20代だがおっさん担当。今回も裏切った理由が微妙なのは変わらず。戦闘では見た目に似合わず術担当だが、さりげない回復術でピンチを救ってくれることも多かった。ただしイリアやコンウェイなどの特化キャラにはかなわない印象。
- エルマーナ…ようやくローバーアイテムが付いて一安心。サーチガルドも付いて良かったと思うが。あいにく本編では影が薄い役回り。戦闘ではものすごい手数の多さを見せつけるが、やはりTP不足が悩みの種。
- コンウェイ…術キャラだがさりげなく通常攻撃も優秀。敵の術を受けるとコピーできるという仕様のため、ほぼスタメンに起用していた。覚える術も有用なものが多い。
- キュキュ…こちらは派手な戦闘が楽しめる前衛キャラだが、ルカと役割がかぶっているのであまり使わず。1週目と2週目でキャラクターの印象が大きく変わるので、ぜひ2週はプレイして欲しい。
そんなわけで、PSVのRPGとしても、テイルズ作品全体としても、十分良作と言える出来だったのではないかと思います。オリジナル版には75点を付けましたが、今作は85点くらいはいけるかな。
テンペストとイノセンスもリメイクされるようなので、そちらにも期待しています。ハーツ兄弟の3Dモデルが登場したということはハーツの方が先にリメイクされるのかも。
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