2018-12-02
【ドラマCD】悠久無限のハシダコンチェルト レビュー
橋田家のその後を描くドラマCD3部作の第二弾です。これでようやく第三弾聞けるわ。
悠久無限のハシダコンチェルト
あらすじ
- 偏袒扼腕のハシダドーター
時に西暦2024年。ダルと由季は7歳になった娘の七五三を済ませてきたところだった。明日は鈴羽も楽しみにしている参観日。ダルと由季もそろって参加してくれることになりはしゃぐ鈴羽。
帰宅後。ダルが宅配ボックスを確認すると、フブキとカエデから荷物が届いていた。中に入っていたのはアニメキャラが描かれた千歳飴(フィギュアつき)。これは父親として頑張っている自分へのご褒美に違いない!とペロペロチュッチュしてしまうダルだが、もちろんそれは鈴羽への七五三のプレゼントだった。しかし時既に遅く。飴はダルのお腹の中、フィギュアはあわてたダルの背中に押し潰されて台無しに。鈴羽は「父さんなんか絶交なんだから!」と泣いて部屋に閉じこもってしまった。
ちなみに「偏袒扼腕」とは、激しく怒ったり悔やんだりすることです。
- 桃李成蹊のハシダファーザー
部屋に籠った鈴羽は、慰めに来た由季に父親のどこが良かったのかと問いただす。由季は、至はピュアで一途な人だからと言うが、やはり鈴羽は納得いかない。一方ダルは同じ商品を手に入れようと伝をたどっていたが、予約限定だったため手に入れる宛ては見つからなかった。しかもそうこうしている間に仕事の呼び出しの電話がかかってきたため、出かけることになってしまった。
深夜。帰ってきたダルは、徹夜で代わりのぬいぐるみを作り始める。由季は裁縫が苦手なダルをそっと手伝うのだった。
翌日。ダルは早朝の仕事に出かけたきり連絡が取れなくなり、由季は授業参観に一人で来ていた。授業は「家族についての作文」。鈴羽の作文は父親に関するものだった。鈴羽は昨晩の父の様子を見ており、本当は父が家族を愛してくれていることに気づいたのだった。作文の中で鈴羽は素直に父に謝ることが出来た。
それを教室の外でこっそり聞いていた至は感極まって教室に飛び込み、恥も外聞もなく泣きながら鈴羽を抱きしめたのだった。
「桃李成蹊」とは、「桃李言わざれども下自ずから蹊を成す」、つまり本当に優れた人のもとには自然と人が集まる、ということ。
レビュー
いくら何でも千歳飴を娘より先にペロペロとはうっかりのレベル超えてるだろ…
しかし由季は、夫のひどいミスを厳しく責めるのでもなく(でも娘にエロゲをプレイしているのを見られたことについてはもう少しキレてもいいと思う)、娘に代替案を示しつつ父親のこともフォローするなどいい妻、いい母親過ぎる。
そしてダルも自分を責めるだけでなく、逆ギレするでもなく、娘にきちんと向き合えるように出来る限りのフォローを誠実にしていたのはさすがですね。特に
僕…鈴羽を傷つけちゃったからさ。許してもらえるかどうかはわかんないけど、せめてお詫びのために何かしなくちゃって思って。でないと、鈴羽にとっての七五三の思い出が辛いものになっちゃうから。
※トラック2より引用
という台詞はじんときましたね。時間が解決してくれるからと安易に考えず、きちんと子供の心の傷を癒やそうとしているところは親の鑑です。しかしその同じ口で
今はまだ小さいからいいけど、これが中学生高校生の思春期になった時、ゴミでも見るような目で「近寄るなデブ親父!」とか言うような娘に育ったら…それはそれでありかも。
※トラック1より引用
これだからな。
しかし相変わらずダルのやるオカリンのモノマネのクオリティはヒドかった。オカリンの厨二病こんなにひどくないよ(笑)
ところで、7歳児ってこんな起承転結がしっかりした文章を書けるものなの?あと教室で父親が泣きながらチュッチュとか、今後学校で虐められなければいいのですが(台無し
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そんな父親になったダルが登場してくれるゲームが先月発売されるはずだったんですよ!
延期がなければな!!
2018.12.03 21:49 | by sasa