2012-07-24
アーシャのアトリエ 感想
アーシャのアトリエの1週目をクリアしました。
トロフィー制覇するまでもう1週はするつもりですが、攻略本とアップデート待ちなのでひとまずこのタイミングで感想を。
ストーリー
緩やかに滅亡に向かう、黄昏の世界。アーシャは遺跡に出かけたまま行方不明になってしまったニオを心配していた。ある日、ニオの幻を見たアーシャは、その場に居合わせたキースグリフから、ニオがどこかで生きているかもしれないと告げられる。アーシャはニオの手がかりを求めて旅立つのだった。
…っていう感じ。基本的にこれが全てです。一応ラスボスらしき存在も居ますが、それが何なのか、そもそもこの世界はなぜ衰退しているのか、これからどうなるのかと言ったことについての伏線は回収されません。これは続編をにらんだ仕様とのこと。
でもその辺のことは気になりません。それは多分、ニオを救い出すという大きな目標が全く揺らぐことなく、常にプレイヤーの目の前に提示され続けるからだと思います。だから苦労してニオを救出することで、その他のことは気にならなくなってしまうのかと。そんなわけで、シナリオは薄いのに魅力がある、という、なんとも形容しがたいストーリーでした。
PCはアーシャを含め7人、NPCは人物図鑑に載るのが10人と比較的少ないですが、特に気になりませんでした。アトリエシリーズだけあってみんないい人で、裏切りとか、恋愛のどろどろとか、そういうのは全くありません。本当のんびりまったりと進められます。困ったときにはお互い助け合い、うれしいときには分かち合う。そんなほっこりライフを楽しめます。
特にウィルベルさんのかわいさといったらないですね。ちょっとおしゃまな年下の魔女っ娘というテンプレ属性なのに、それがアトリエ色に染まるだけでどうしてこうもかわいくなるのやら。
あとリンカさん(→)もいいよね。大きい剣を引きずりながら走るシーンに萌える。
システム
アトリエと言えば調合システムなワケですけど、過去作に比べるとずいぶん難易度が下がっているようです(最近の過去作を知らないので伝聞ですが…)。確かに調合は失敗しませんし、1回の調合で複数個のアイテムが作れますし、初めてアトリエシリーズに触れる初心者でもスムースに入れると思います。反面強力な武器を作ろうとするといろいろな材料を上手に組み合わせたりする必要があり、奥深さもあります。ただ強力な武器を作ってもそれをぶつける相手はいませんけど。
戦闘は位置取りの要素を含んだコマンドバトルです。概ね素早さに従って待機時間が決まり、待機時間が0になったキャラから行動できるようになるというオーソドックスなシステムを採用しています。各キャラの必殺技をうまく使って戦闘を有利に運びましょう。アーシャは火力は低いので、アイテム係として運用するのがベスト。その時点での最強の爆弾は常に持ち歩き、惜しみなく投入しましょう。
ストーリーは上に言ったとおり大きな流れがあるだけですが、その時点で成すべきことについてはノートの形できちんと記録されるので、攻略情報とかなくてものんびり楽しめますよ。
音楽
いうことないです。どの曲も雰囲気になっていました。ウィルベルさんマジパヤパヤ。あと一度クリアすると読めるスタッフの曲解説で、その大部分がプリキュアネタだったのに笑った。
総評
というわけで、かなりの良ゲーでした。今年プレイした中では一番かな(プレイ中のロボノは除く)。
- ライトファンタジーが好き
- アイテム収集に燃える
- 攻略とかにあまり煩わされず気の向くまま楽しみたい
といった方にはしっかりオススメさせてもらいます。アトリエ?ギャルゲーでしょ、と言わず、ぜひ一度手に取ってみてください。アーランド3部作もいつかプレイしてみたいなぁ。
トラックバック URL
コメント & トラックバック
コメントフィード
コメント