2018-09-30
【ゲーム】戦場のヴァルキュリア4 レビュー
これでようやくシュタゲエリート開始出来る。
戦場のヴァルキュリア4
プラットフォーム | PlayStation®4/Nintendo Switch™ | |
ジャンル | アクティブ・シミュレーションRPG | |
価格 | 7,990円(PS4版) 7,490円(NS版)(予定) |
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公式 | 戦場のヴァルキュリア4 | TOP | SEGA公式サイト | |
プレイ時間 | 1周目:53時間(エンディングまで) プラチナ:83時間 |
ストーリー
- 時に征暦1935年。ヨーロッパ大陸は、共和制を奉じる「連邦」と、専制君主制を敷く「帝国」とが、エネルギー資源「ラグナイト」を巡って二分され、ついに第二次ヨーロッパ大戦が始まった。物量に勝る帝国に苦戦を強いられた連邦は、一気に敵陣深く侵攻し、首都を吸収することで起死回生の一手とする「ノーザンクロス作戦」を発動する。連邦軍E小隊を率いる中尉クロード・ウォレスは、軍の精鋭部隊として、泥沼の戦闘に身を投じていく―
- ストーリー的にはいわゆる架空戦記物です。戦略レベルのストーリーは今回もわりとあっさりしています。ていうか何か電撃的に首都を攻撃する手段があるのならともかく、劣勢の軍が数ヶ月かけて、大陸深くにある帝都を目指すってそれ作戦でもなんでもないよ。しかもめっちゃ堅固な大要塞をあっさり攻略した時はいくら何でも…と思ってしまいました。もっとも後半のストーリーはそれほどヘンテコではなかったです。
- 面白いのは1同様、戦術レベルのストーリーですね。今回も戦術目標は大規模会戦はもちろん、局地戦、敵地侵入、施設の破壊など、様々なシチュエーションが用意されており、それぞれ戦う理由がきちんとストーリーで説明されているので、最後まで話がだれることはありませんでした。
- 今回も戦争らしく人死にや大量破壊兵器、非人道的な研究などについても扱っていますが、メインキャラたちは軍人としてきちんと一本筋の通った考え方を持っており、どうしようもないことで延々悩み続けることもなかったので、個人的には良かったです(yukkun20はうじうじするキャラが苦手です)。エンディングもハッピーエンドで良かった。でもあの人死ななくても良かったんじゃないかな(ストーリー的な必然性はない)と思ってしまいます。まあそれをすると戦争のリアリティがある程度損なわれるので善し悪しだと思いますが。
- また、今回もメインキャラ以外のモブキャラたちにも、きちんとした設定が準備されています。1ではフレーバーテキストの域を出ませんでしたが、今回は「隊員断章」と言って、モブキャラたちのスピンオフストーリーを楽しむことができるようになっています。それを見ると、戦闘中にボソッとつぶやく一言の背景を感じ取れたりして、キャラクターたちに深みを持たせることに成功していたのではないかと思います。ただし隊員断章を解放するまでのハードルが意外と高く、終盤にならないと見られない物も多かったのが少し残念でした。
システム
- 戦闘以外の部分は割とオーソドックスなADVになっていいます。
- 戦闘・ストーリーは全て、CANVASという独特な技法で描かれた3Dフィールドの中で行われます。水彩画を立体に起こしたような独特な雰囲気を醸し出しています。それが牧歌的な雰囲気を漂わせ、必要以上に世界観が殺伐としないようにしていました。
-
イベントはほぼフルボイスです。見たイベントはクロードの手記に記載されているという設定なので、いつでも自由に見直すことが可能です。またボタンひとつで完全にスキップすることも可能なので、ストーリー重視の人もそうでない人も納得だと思います。
- ユニットはいずれかの兵科に所属しており、ユニットの強化は経験値を使って兵科レベルを上げることで行います。なので同じ兵科に属するユニットは大体同レベルの強さがありますので、使用するユニットを随時入れ替えても戦力には影響ありません。それでいてユニットたちはそれぞれ固有の能力を持っているので、差別化もできています(もっとも、能力のほとんどは戦局に直接影響するほどではないので、趣味の範囲でしょう)。その他、装備の開発強化でもユニット性能を上げることが出来ます。
キャラクター
- メインの登場人物は多くないですが、その分人間関係が濃く描かれています。1では義勇兵部隊だったのでまだ隊員達に若さが抜けていませんでしたが、今回は過酷な訓練を耐え抜いた正規兵部隊なので、個を犠牲にして全を生かすという考え方がきちんと浸透していた感じがします。
- ただ、今回はメインヒロインのレイリィがいまいち刺さりませんでした(彼女がダメヒロインというわけではなく、好みの問題です)。彼女は当初クロードのことを恨んでいて、後に和解をするんですけど、そのあと関係を深める描写が少ないんですよね。その頃には戦局が超悪化しており、前作のヒロインであるアリシアが戦局の中心人物だったのに対し、今回のレイリィはあくまで一兵卒にすぎず、士官のクロードと同じ悩みを持つことが難しかったのも一つの要因かもしれません。
- その分、サブのカップルの二人がいい味出してましたね。あのエピソードは涙なくしては見られませんわ…
- 主人公のクロードはきちんと大局が見えている指揮官で、場合によっては目的のために手段を選ばず、かといって敵の非道を見過ごさず、指揮官としての魅力に溢れるキャラクターになっていました。
バトル
- ほぼ1のシステムを踏襲しています。詳しくはPVをどうぞ。
- 分類としては、敵軍と味方が交互に行動するターン制SRPGです。ターン後との行動数(AP)は自軍内では共通で、それをどのユニットにどう割り振るかは自由です。たとえば10APある場合、10ユニットを1回ずつ動かしてもいいですし、1ユニットを10回動かしても構いません。ただし、1ユニットを何度も動かすと、移動可能距離がどんどん減っていきますし、1ターンに使える弾丸にも限りがあるので、強いキャラだけを動かしていても勝てません。しかし全員をまんべんなく動かすにはAPが足りないし…というジレンマをうまく演出しています。
- 各ユニットは、移動と攻撃の2つを行うことができます。攻撃は1回しか行えませんが、移動は攻撃の前後を問わず、一定距離まで何度でも移動できます。フィールドはマス目ではなく、自由にフィールドを動けるようになっています(TPSのようなものと思ってください)。動いている間も敵は普通に攻撃してくるため、敵の死角に回り込んで攻撃する、敵がリロードしている間に接近する、ジグザグに走って被弾しないようにするなどのアクションが可能です。通常のSRPGと異なり、敵がどこにいるかは、味方の視界内にいる場合しか分からないため、戦闘開始時にはほとんどの敵ユニットの数も配置もわかりません。そのため偵察兵で敵の戦力を探り、対戦車兵や突撃兵を突っ込ませて邪魔なユニットを排除し、戦車で陣地を蹂躙していく、といった連携が重要になります。
- ユニット的には味方の方が優れていますし、先手もとれるため、ターン数をかければクリア自体は難しくありません。しかし少ないターン数でクリアすることで、経験値や大金にボーナスがつくので、やり込み派にも安心です。
- 今回は新しい兵科「擲弾兵」(曲射で範囲攻撃が出来るユニット。反面移動力も防御力も低い)が追加されたのと、1の偵察兵無双を反省したのか兵科ごとの差を縮める調整が入ったくらいで、プレイ感は1とほとんど変わっていません。これをマンネリととってもいいですけど、個人的には1の時点で完成したシステムを下手にいじらなくてよかったと思いますね。完成したシステムを下手にいじったせいで、シリーズそのものの存続が怪しくなったSRPGがあるでしょ!?
- 今回はDLCを含めると戦闘マップは全部で86あります。さすがにだれるかと思いましたが、フィールド、ギミック、敵ユニット、戦術目標などが非常に多彩に用意されていて、同じことをどのマップでも繰り返している…という感じはほとんど受けませんでした。この辺は全てのSRPGに見習ってほしいところ。とはいえこのゲームは1面が長い上に、途中で詰まることもあるので、さすがにクリアには時間がかかりました。せめて待機中のユニットは装備を自由に変更出来るようにしてほしかったですね。それがあるだけで詰まりはほぼ解消出来たはず。
- それから難易度調整も上手いです。EASYもあるのでクリアするだけなら全然問題無いですし、DLCで追加出来る高難易度戦闘は本当に高難易度でこちらの心をへし折りに来ます。マス目式のSRPGみたいに完全に他人の攻略をコピーすることはできないので、そういう意味でも模索の余地があって楽しいですね。今回も敵ヴァルキュリアが異常な強さなので、存分に揉んでもらいましょう。
総評
- 1をプレイした時ほどの衝撃まではありませんでしたが、名作をうまくフラッシュアップしていて、模範的な続編に仕上がっていたと思います(2と3のことは知りませんが)。DLC以外、1との繋がりもありませんので、こちらからプレイしても全然OKです。
- また次回作があればぜひプレイさせてもらいたいです。SRPG好きなら一度はプレイしておくことを強くおすすめしますよ。
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20:13 | レビュー > ゲーム > その他のゲーム | 戦場のヴァルキュリア4 | (6)
実はスイッチ、PS4両方で体験版落としてます。プレイはまだですが、多分PS4をやります。セガは気になる会社ですし、戦ヴァルはサクラ大戦の後継作らしいので。…またやるやる詐欺だろう?って思いますよね(-_-;)、なるべく早くプレイします。
2018.09.30 22:49 | by Ivan |
せめて体験版だけでもプレイしてみてくださいね!
> 戦ヴァルはサクラ大戦の後継作らしい
こっちはギャルゲ要素もファンタジー要素もないのであんまり後継作っていうイメージはないですね。そういえばサクラ大戦最新作の話どうなった!?
2018.10.01 00:50 | by yukkun20 |
体験版遊びました。まだ終わってませんが、紛れもなく「サクラ」の後継作と感じました。まだまだセガはスゴい会社なのだ。
2018.10.02 18:14 | by Ivan |
うむうむ。セガは早く十三機兵防衛圏もだしてくれー!
2018.10.03 00:42 | by yukkun20 |
体験版クリアしました。面白かった!もう少しやるつもりです。20世紀前半が舞台の戦争物としては、女性の立場があるゲームだよ?人数多いし。しばらくセガゲの体験版プレイします。
2018.10.03 17:04 | by Ivan |
タイトルからしてどう考えても女性が主役。
2018.10.04 00:53 | by yukkun20 |