2018-07-08
【ゲーム】ペルソナ5 ダンシング・スターナイト レビュー
なんで双子には専用着せ替え衣装がないんだよー!
ペルソナ5 ダンシング・スターナイト
プラットフォーム | PlayStation®Vita/PlayStation 4 | |
ジャンル | サウンドアクション | |
価格 | 【PS4版】7,480円(税込) 【PSV版】6,980円(税込) |
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公式 | P5D – ペルソナ5 ダンシング・スターナイト | 公式サイト | |
プレイ時間 | 1周目:16時間 |
ストーリー
- 久々に登場した双子に、ベルベットルームに集められた心の怪盗団の面々。双子達は、姉と雌雄を決するため、ステージでダンスを披露しろと頼んでくるのだが―
- 今作はP4Dと異なり、明確なメインストーリーはありません。一応ベルベットルームの姉妹喧嘩に付き合わされているという体ではありますが、勝負の行方について詳しく語られることなく、ひたすらフリーモードでダンスを披露する形式になっています。
- 代わりに、各キャラとのコミュイベントが8つずつ用意されています。P5でいうとエンディング後の時間軸をベースにしているらしく、仲間たちの絆は強固になっていて、キャラクターたちの掛け合いも基本的にノリノリです。ちなみにエンディング後なのになんであのキャラが…?と思うかもしれませんが、そこはご都合主義の言い訳が一応用意はされています。
システム
- フリーモードは全25曲。P3と同じですが、今回はyukkun20も少なく感じました。というのも、25曲の内、アレンジ曲が8曲を占めているので、純粋な曲数は17しかないからです。もちろんP5で人気のある曲はほぼ含まれていて、選曲自体に不満はないのですが…とはいえ、お気に入りの”Life Will Change”はもちろん、”Last Surprise””Rivers In the Desert”などのバトル曲もお洒落な曲でプレイしていて楽しかったですね。本作のOP”GROOVY”もP5らしい曲でしたが、EDの”One Nightbreak”はペルソナらしからぬ爽やかな曲でちょっと驚きました。でもいい。
- フリーモードは難易度をEASY/NORMAL/HARD/ALL NIGHTから選択可能です。個人的にはプレイになれてきたからか、P3Dより簡単に感じました。今回もサポート無しに全曲HARDでBRILLIANT以上を取ってます。
- EASY…初見でもほぼKING CRAZYが取れる
- NORMAL…初見でもほぼmissはなくクリア出来る
- HARD…初見でも大体BRILLIANTが取れるが中には数回挑戦が必要な曲もある
- ALL NIGHT…クリア出来る気がしない
- といっても、難易度を低下させるカスタムが豊富にあり、クリア(そしてトロコン)だけなら初心者や音ゲー苦手でも全く問題ないです。あとはやり込みの域ですので、音ゲーになじみがないと言うだけで敬遠する必要はなさそうです。
- フリーダンスでは、キャラの衣装やアクセサリーを変更することができます。衣装バリエーションもそこそこありますし、DLCも豊富に用意されているので、気に入る衣装は見つかるでしょう。ランダム選択機能もあるので、運任せで決めてもOK。
- COMMUでは、主人公と各キャラとの会話イベントを楽しめます。といっても1対1ばかりではなく、他のキャラが会話に加わることもあり、仲間同士の関係が良好なのがよく分かります。ペルソナもやはり主人公ありきの人間関係ですが、他のキャラ同士も仲がいいのがよく分かる作りになっています。若干P3や4とのコラボもあります。
- あと人間関係が深まると、各キャラの私室を探索することができます。双子が隠したカードを探すのが目的。難易度は低く、おまけ要素という感じが強いですけど、P3と違いみんな別々に生活しているので、部屋のバリエーションも多くて面白かったですね。つーか寮のP3に比べて部屋に物が多すぎで探索には苦労しました。PSVRにも対応してますが、まあおまけですね。
- あと、キャラクターの着せ替えを堪能出来るCOLLECTIONモードもあります。こっちもPSVRに対応していて、キャラの動きを至近距離で眺めることもできます。自分のためにあのキャラがダンスを…と思うとなかなか楽しめますよ。
- ただ、P4Dではあった、各曲のライナーノートがなくなったのは非常に残念。
キャラクター
- PCとして選択出来るのは、心の怪盗団の8人+双子+隠しキャラ2人の11人。さらにDLCで6人追加することが可能です。
- 今回もダンスモーションの出来が非常にいいです。各キャラごとの動きのバリエーションが豊富というか、連はスタイリッシュ、杏はセクシー、祐介はジョジョっぽく双葉は元気な感じなど、P3や4の各キャラとも異なるモーションで、見ていて飽きません。ただ真のダンスは武術の要素が強すぎて最後まで慣れませんでしたが…
- しかしP5はP3やP4ほど愛するキャラがおらず、今回はちょっと残念…と思いきや、最後の最後で参戦した双子がとにかく可愛すぎるー!なんでこの曲しか参戦しないのだグギギ…
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バトル
- 中央から周辺に向けて飛んでくるノートに合わせて、ボタンをリズムよく押すというアクションゲームです。使うボタンは△○×↑←↓の6ボタンにR/Lスティック(またはR1/L1)。
- ノートはシングル、同時押し、長押し、スクラッチの4種類があり、タイミングによってPERFECT、GREAT、GOOD、MISSの4段階で評価されます。GOOD以上で評価が上がり、MISSで評価が低下します。評価が一定以上で曲を終えるとクリア、途中で評価が下がりすぎると中断されて失敗となります。曲を終えても評価が低いと失敗です。
- 「ノートが飛んできていないボタンを押しても減点されない」「GOOD評価が取れるタイミングはかなり広い」というあたりで難易度は抑えられています。
- ただ、長押しの音が鳴るタイミングが打鍵時とずれている曲がある、というけっこうな問題点が未だに改善されていないのは残念。
- 曲には、P4Dと同じようなダンス風、OPムービー風、MV風などいろいろなパターンがあります。個人的にはダンス風が見ていて面白いのですが、今回はMVもよく出来ていました。
- ゲームで登場した懐かしい風景が、最新の3Dモデルで見られるのは嬉しかったですね。
総評
- プレイ体験はP4DやP3Dと同じなので、すべてプレイするつもりでなければ、好きなキャラが登場する作品をプレイすればいいと思います。とはいえ、他作品とはキャラクターイベントの毛色がだいぶ違うので、飽きることはありませんでした。
- プレイに慣れたのか、メインストーリーがなかったからなのか、全曲HARD以下ですべてBRILLIANT評価を達成しましたが、プレイ時間は16時間ほどとP3Dよりさらに短くなりました。フルプライスのゲームでこれはちょっと薄めかも。もっとも、いくらでもプレイ出来ますので音ゲー好きなら問題無いのかもしれません。ALL NIGHTは相当歯ごたえありそうですし。DLCも充実してますし。
- 他方、ストーリーや楽曲はあくまでP5あってのものなので、P5を知らない人がこのゲームから入るのはおすすめしません。あくまでペルソナシリーズファン向けのアイテムだと思います。他方、P5が好きな方は、アニメから入った方でもこのゲームは十分楽しめると思います。
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