2018-02-11
【ゲーム】星の欠片の物語、ひとかけら版 レビュー
唐突にゲームレビュー。なんで急にプレイして急にレビュー記事を書いているのか、1つ目の理由は最後までこの記事読んでくれたらわかります。2つ目の理由はこのゲームをプレイすればわかる…と思う。
星の欠片の物語、ひとかけら版
プラットフォーム | PlayStation VR | |
ジャンル | VR専用コミュニケーション謎解きアドベンチャーゲーム | |
価格 | 2,800円(税込) | |
公式 | 『星の欠片の物語、ひとかけら版』 | |
プレイ時間 | 1周目:5時間 |
ストーリー
- 砕けた星の核に一人取り残されてしまった少女は、「他の世界を覗き見る事が出来る装置」を使うプレイヤーと運命の出逢いを果たす。二人は協力して、少女がこの星から脱出するための方法を模索し始める。―という感じです。
- みなさんは「脱出ゲーム」というジャンルをご存じでしょうか。主にウェブブラウザでプレイする、昔からあるゲームの一つです。部屋の中にあるアイテムを手に入れたり組み合わせたり、暗号を解いたりしながら、密室からの脱出を目指す(それ以外の目標が設定されていることもありますけど)というゲームですね。yukkun20はこれが大好きです。
- 本作はPSVRを使った脱出ゲームになっています。「ひとかけら版」というサブタイトルの通り、ストーリーの序盤?を切り出したものとなっていますが、ストーリー的にはきちんと完結していますし、「ひとかけら版」であることを逆手に取ったエンディングも用意されているので、ぜひプレイしてください。
- プロローグはこちら。
システム
- PSVRの特性を上手にゲームに転化されたシステムが用意されています。
- ヒロインである少女は、星が砕けた際に知識や経験をすべて持って行かれてしまったので、基本的に謎解きの戦力にはなりません。プレイヤー頼みです。一方プレイヤーは、VRでこの世界をのぞき見ているだけで、実際に存在しているわけではないので、あちらに干渉することは出来ません(設定上、歩き回るのも無理)。よって、プレイヤーの仕事は、状況から次に取るべき行動を考え、それを少女に指示することです。
- 指示すると言っても、干渉力がない以上声も届きません。幸い少女は、プレイヤーがどこを見ているのかはわかるので、プレイヤーは干渉したいものを見て、それから少女を見ることで、少女に動いてもらうことが出来ます。と言っても少女は思考力がないので、動くと言っても、「持ち運べるものであればプレイヤーのもとに持ってくる」「スイッチがあれば押す」「動きそうなところを動かす」くらいのことしか出来ません。
- そのためプレイヤーは時々もどかしく思うのですが、「このシステム××だな」ではなく、「少女のちょっとおつむが足りないところカワ(・∀・)イイ!!」の方向へうまく誘導されています。試行錯誤が多くなるゲームなのでもどかしさを感じないわけではありませんが、最近のアプデなどの対応もあり、イライラするようなレベルではありませんでした。
- そのほか、「ものを触れない」「会話できない」「動き回れない」というVRの弱点を演出に昇華しているところはすばらしいと思いました。勇なまVRでも思いましたが、VRゲーはやはり第四の壁を破ってなんぼですね。
- 謎解きも理不尽なものはなく、脱出ゲームとしても楽しめました(リリース時はかなり理不尽な謎もあったようですが、アプデで一部難易度緩和がされたみたいです)。
- ただし作中でいくつか文章を読むことがあるのですが、解像度の都合で極めて読みづらいです(相当努力してなんとか…というレベル)。これはオブジェクトの大きさを大きくすれば解決する問題だと思いますので、どうにかしてほしいですね。
- あと視点の問題でかなり難解な謎がありました(具体的に言うと、箱の裏の件)。ここは攻略サイトに頼ってしまった…。
キャラクター
- 登場するキャラは、スクショに登場している少女だけです(一応)。ツインテ、のじゃロリ(と言っても厳密に言うとのじゃ口調ではない。わしっ娘)、巨乳、チラリズム、エルフ耳と要素てんこ盛りですけど、あまりあざとくなりすぎているわけではなく、好感が持てました。
- なにより、一緒に謎を解くことで、不思議と愛着や連帯感が生まれてくるようになっています。プレイヤーとのプライベートな会話があるわけでもないのに、この演出は素直にうまいなーと思いましたね。それだけにエンディングも結構インパクトありました。
- でも、向こうからこちらは見えていないという設定上、こっちがぶつかるくらい近づいても、何のリアクションもないんですよね。演出上仕方ないんですけど、それはちょっと寂しい気がしました。製品版ではキャッキャウフフできるんでしょうか。
戦闘
- ないよ。
総評
- 勇なまVR以来PSVRをほとんど使っていなかったんですが、僕が好きなゲームサイト(で取り上げられていたのがきっかけで、プレイしてみることにしました。
- メーカーの「自転車創業」さんは、自分は存じ上げなかったのですが、その筋では結構有名なメーカーさんみたいですね。しかしこれほどのクオリティのVRゲームをいきなり繰り出してくるとは…末恐ろしい。
- とにかく、一度プレイすると、他の人にお勧めせざるを得ない出来になっていましたので(いろんな意味で)、うちのブログでも取り上げさせて頂きました。ゲームの値段はちょっとお高めですけど、VRの可能性を堪能できるいいゲームだと思いますので、脱出ゲーム好き、のじゃロリ好き、VR好きの方はプロローグだけでも見て、雰囲気を感じてみてください。
- トロフィーは4つあり(プラチナなし)、エンディングに到達すれば全部取得できます。
- ちなみに、2/12までに購入すると、アバター、テーマ、サントラ、台本、設定資料集などが特典としてついてきますので、急いで本日取り上げさせてもらいました。
プレイしてるのは知ってましたが、お値段高いのでスルーしてました。しかし、動画観て興味湧きました。VRでおっぱいは大事ですね!(またかw)それはともかく、VRってメタゲームに向いてるかも。覚えておきます。
>ラフィール殿下っぽさもある
言うと思ったw。
2018.02.11 20:26 | by Ivan
> 言うと思ったw。
宇宙、エルフ耳、偉そうな物言い、で思いつかない方が難しいw
2018.02.12 00:45 | by yukkun20
ええ、個人製作!?スゴいな…。しかもコレの売れ行きで本編配信するか決まる…。うーん。
2018.02.11 20:40 | by Ivan
ファミ通のクロレビに評価載ってるけど、オール6と、厳しいですね。
2018.02.12 00:06 | by Ivan
ゲームの評価としてみればまあそんなものかも。VRゲーとしてみれば7~8点はあげていいと思いますが。
2018.02.12 00:47 | by yukkun20
クリア、しました!ファミ通やようつべの低評価が信じられない程の、良ゲーでした!続きを期待したいです!
VRゲームでおっぱいが大きいの、非常に重要w。最高の視線誘導だし、ヒロインについ近づいてしまいますし、アングルも変えたくなる。男子限定ですけど、上手い仕組みですよ!(なに言うとるかIvan)それはともかく、VRゲームってプレイヤー、一人称の様で実は三人称、なんですよね。
2018.08.20 18:44 | by Ivan
続編楽しみですね!こうやってあれを購入してくださる方がいるのはありがたいです。僕がレビューをさっさと書いた理由、ご理解頂けましたでしょうか。
> VRゲームってプレイヤー、一人称の様で実は三人称、なんですよね。
そうなのですか?
2018.08.21 00:45 | by yukkun20
>そうなのですか?
プレイヤーのポジションが主人公のようだけどむしろ神様、簡単に言うと主観じゃなく客観。そう思いません?
2018.08.21 00:50 | by Ivan
待てよ、プレイヤーがキャラクターの相方するゲームも多いから、二人称な気もするな。
2018.08.21 00:59 | by Ivan