2012-05-22
ガンパレード・マーチ2K 新大陸編② 感想
榊ガンパレの最新刊が2ヶ月ぶりに来たよー。超待った。読みかけだった「リリアとトレイズ」を中断して読み始めた「STEINS;GATE 六分儀のイディオム」を中断して読み始めるくらい待ってた。
※既刊の感想はこちらから。
表紙ほか
表紙は原さんと茜。この2人が肩を組んでるのはものっすごい違和感があるな…。なんでこの2人にしたのかはよく分かりませんけど、作中では茜は相変わらず原さんにひどい目に遭ってます。今回は見せ場があったからマシだけど。しかしこうやってみると原さん若いな。
帯は「戦闘への参加を許された5121小隊 しかし、敵は幻獣だけではない―友軍は海兵隊(USMC) アメリカ(USA)は敵」になってます。
巻頭付録は1巻同様戦局図と、新キャラが4名。マリア・サザーランド、中西健児、ラモン・フェルナンデス、デイヴィッド・プラッターと味方キャラが多めです。戦局図の「5121小隊進路→」の矢印の先がアパラチア山脈の印になっているのは誤植だろうなぁ。指さなきゃいけないのは左側にある青の矢印だろ。
あとがきやきむら先生のコメントは今回もありません。
あらすじ
レイクサイドヒル救出に向かうフェルナンデス大隊は、5121小隊のスタイルと衝突しながらも、次第にその活躍を認め、関係は改善していく。5121の活躍もあり、レイクサイドヒル手前のコートランド奪還に成功する。しかし、ブラックストーンとその上層組織である「五芒星」、そして国防長官は、誤爆を装って人型戦車を回収する作戦を進めていた。またコートランドを越えたところで幻獣共生派のテロが活発化し、大隊はやむなく迂回して進撃することに。五芒星からの攻撃も何とかかわし、レイクサイドビル直前のオーバーン到達に成功した。
一方その頃、レイクサイドヒルでのエンターポイント研究所では、産業スパイによるクーデターが発生。機密情報の囮として研究所を脱出したジョディは、町に潜伏していた浅井と行動を共にしていた。浅井は町の警官隊と合流するが、ジョディを追ってきた産業スパイの一団と戦闘になってしまう。幻獣を交えた三つ巴の戦いになるが、どうにかスパイを倒し、窮地を脱することが出来た。
しかしその裏では、五芒星の1人である幻獣王クリームヒルトにより、5121抹殺計画が進行していたのだった。
感想
今回はいろいろ暗躍する人たちが出てきますが、まだ顔見せで戦争そのものは順調に進行しています。異端で邪魔者扱いされている5121が、その実力を持って信頼を勝ち得ていくというのはこの作品の王道パターンですよね。今回は森がひどい目に遭うこともあっちゃんの病気が出ることもなく、安心して読めました。
そして巻末は戦争から一時開放された5121の面々によるくすぐり大王がキタ――(゚∀゚)――!!せっかくコスプレメインのイベントなんだからもっと挿絵は多くてもいいと思うのよ。今回の挿絵は萌×ナースだけでした。萌も好きだからいいけど。
あと今回は茜がかなり参謀らしい活躍をしているんですけど、最後の最後で小隊の大ピンチを回避したのが、茜の作戦ではなく速水の推理だったというところに彼の限界を感じる。「絶望した!すごいのに陰に隠れてしまう社会に絶望した!」
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