2017-06-07
【ゲーム】デモンゲイズ2 レビュー
DRPGのストーリーなんて飾りです。
デモンゲイズ2
プラットフォーム | PSV | |
ジャンル | ファンタジー・ダンジョンRPG | |
価格 | 【パッケージ版】6300円 【ダウンロード版】5800円 |
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公式 | デモンゲイズ2|デモンゲイズ2|公式サイト | |
プレイ時間 | 1周目:32時間(プラチナ) DLC:+19時間 |
ストーリー
- 邪眼を持つ少年・シグナは、幼馴染みのミュゼ・プリムと共に、アステリアの街を牛耳る独裁者・マグナスター打倒を掲げる革命軍の一員。しかしあるとき政府軍に拉致され、すべての記憶を失うと共に魔眼を植え付けられてしまう。なんとか城から脱出したシグナは、その力を使ってマグナスターを守るデモンたちを調伏し、さらなる戦いに身を投じていく―
- 今回メインストーリーはあまり出来がいいとは言えません。主人公は記憶を失うという結構ショッキングな体験をしているのに、序盤以降その設定には誰も(本人すら)も触れず、最後まで記憶が蘇ることもありません。また革命軍は、市民の協力を募るためにラジオ放送をしているんですけど、顔出しで公開放送したりして全然潜んでる感がありません。なのに敵ボスは戦力を逐次投入してボコられるという感じで、正直ストーリーはガバガバでした。
- とはいえ、終盤の熱い展開や、数が少ないながらもキャラが立っている登場人物達の賑やかな(主にギャグ中心の)展開は僕好みで、決して駄作というわけではありません。そもそもDRPGにおいてメインストーリーなんて飾りですよ飾り。
システム
- 1と同様、オーソドックスな3DDRPG+ハクスラということで、現代のWizという感じです。宿屋を起点にダンジョンに潜り、お宝集めて次のステージへ、という繰り返しです。ダンジョンには謎解きやギミックもそれなりにありますが、あまり複雑なものはなく、誘導に乗っかれば処理できるようになっていますので、探索ものとしての難易度は低目です。
- 難易度は5段階で調節できます。僕は2~3でプレイしましたが、ザコは概ねオートバトルで勝てる程度(ただし時々事故死あり)、ボスはきちんと集中して戦略を練れば倒せる程度でちょうど良い感じでした。難易度はストーリーにもトロフィーにも影響しないので、好きなように楽しめばいいと思います。最高難易度はかなり歯ごたえがありそうですし。
- 1の不満点の一つだったオートパイロットがかなり改善されています。固定モンスターを回避する、回転床に乗っても中断しないなど、使い勝手が大きく上昇してます。
- 1と大きく違うところは、やはりキャラクターメイキングでしょう。1は基本的に主人公以外のパーティキャラは全てキャラメイクが可能でしたが、今回はユニークキャラの中から選択するようになっています。スキルや神器、ステ振りなどで個性を出すことはできますが、そういう意味では自由度が下がってしまいました。好きなキャラだけでパーティ組みたいのに、役割がかぶっているから泣く泣くリストラ…とか、ビジュアルは好みなのに戦闘能力が低い…などの理由でパーティ制限がかかったのは残念。
- 以前述べましたが、音楽も(これも人を選ぶとは言え)名曲揃いでした。今回はボーカルをオプションでOFFにできるようになったので、ボーカロイドが苦手でも安心です。(→[関連記事]【CD】BEST SELECTION DEMON GAZE MUSIC レビュー | Y.A.S.)
- プラチナ獲得の難易度は低いです。基本的にサブイベント(仲間加入のもの3つと、特定のアイテム集め2種類)だけこなせば、あとはストーリーで手に入るため、トロコン派には優しい作りです。
キャラクター
- 今回も舞台はステラ座という狭い世界ですが、登場人物はみな個性的で、掛け合いも面白かったです。
- 仲間になるデモン達は相変わらずメインストーリーへの関わりが薄く残念でした。最初に仲間になるペガサスと、ストーリー上重要なポジションにいる審問官の3人くらいじゃないですかね、曲がりなりにも出番があったのは。
- 今回、デモン達のご機嫌を取り、好感度を上げることで主人公やデモンのステータスなどが強化されていくというミニゲームが搭載されています。キャラクターの身体をタッチしていい反応の場所を探すというPSVでは割とおなじみのシステムですけど、毎回正解になる箇所が変わるのに、そのミニゲームをプレイするためのアイテムが割と希少なのもあり、セーブ&ロードが欠かせません。ちょっと面倒くさい。でも好感度を上げると楽しめるデートイベントは、どのキャラもなかなか考えさせられる内容になっていて良かったです。欲を言えば攻めてエンディングにはスチル絵も欲しかったところ。
- ただ、デモンは普段人間の姿をしていて、戦闘時などは真の姿を解放することが出来るのですが、真の姿はどのキャラもあまりに可愛くないです。戦闘中だけなら我慢もするのですが(どうせ画面下に表情アイコンが出るだけですからね)、問題なのは上述のミニゲーム中も真の姿になっていると言うこと。たとえば…
僕のお気に入りのキャラの一人「キグナス」ですけど、ミニゲーム中は
こんな姿である。ちなみにキグナスは真の姿のデモンたちの中でもかわいい部類なので、他のキャラは推して知るべし。しかもデモンって女の子ばかりじゃないからね。男もおっさんもいるからね!
戦闘
- ランダムエンカウント+固定シンボルエンカウント方式です。要所要所には固定シンボルモンスター(特に強いわけではなく,一般のザコ敵と同じ)がいて、そこに接触すると戦闘になります。また迷宮内を歩いているときにもランダムで戦闘になることがあります。しかし固定モンスターは一度倒せば、こちらが撤退するまでは再出現しませんし、通常エンカウント率も低いので、あまりイラつくことはありませんでした。
- 「サークル」という独特なシステムがあります。これは、敵から拾えるジェムをセットし、登場する敵を倒すとそのジェムに対応する種類のアイテムが必ず手に入るというシステム。ただこれがこのゲームの面白いところなんですから、もっとバンバンジェムが手に入った方が良かったかも。結構節約しながら進まないと、途中でジェム不足になかされます。
- ハクスラを重視しているだけあって、戦闘も非常にスピーディーです。前作もそうでしたが、△ボタンを押すだけで、前のターンに取った行動を繰り返してくれるショートカット機能はありがたいです。ただこれも前作から(という過去の開発チームのお約束みたいなものですが)、「隠れる」コマンドを習得していると、ショートカットがうまく働きません。そのせいで「隠れる」を自前で覚えるキャラは著しく使い勝手が落ちるのは問題。いい加減修正お願いします。
- ショートカット戦闘をしていると、いきなりキャラが死んで「え?なんで死んだの???」になることもあるんですけど、戦闘ログがすぐ見返せるようになっていたのは良かったです。
- あと、本編クリアまでならどういうパーティ組んでもどうとでもなると思いますが、DLCまでクリアしようとすると、魔法型は火力でどうやっても物理型に勝てません。最終的には物理火力を上昇するアビリティを持つキャラで固めるのが一番ということになり、益々パーティの選択の幅が狭くなってます。しかも術士の方が可愛い子が多い…(評価には個人差があります。
- クリア後まで戦闘不能者を復活させる手段がごく限られている上に、5人パーティから1人抜けるだけで戦術がガタガタになるので、事故でも一人死亡したら即撤退が基本です。しかし戦闘不能になると蘇生してもらわなければいけない(※失敗することはありません)のですが、その料金が微妙に高く、常に財布を圧迫しています。なるべく死なないように進みたいところですが、ウサギとかが平気で首刎ねに来るんだよ!(涙)
総評
- そんなわけで、メインストーリーがいまいちだったにもかかわらず、全体的な評価は割と高いです。もし3が発売されるのであれば、また予約して買うと思います。でもキャラメイクは1仕様に戻してほしいなぁ。
- 同じDRPGであるルフ地下と比べても遜色ない出来だと思います。あちらの方がキャラメイクは楽しいですけど、ストーリーは人を選ぶと思います。こちらは万人受けしそうなストーリーでした。
- 1を楽しんだ方やDRPG好きには問題なくおすすめできる内容でした。
>DRPGのストーリーなんて飾りです
メガテンのストーリーは飾りじゃありません。yukkun20さんにはそれがわからんのですよw。
2017.06.08 05:38 | by Ivan
メガテンってDRPGじゃなくない…?
2017.06.09 01:50 | by yukkun20
画面観たことない人の言葉よ?w
2017.06.09 02:04 | by Ivan