2012-04-03
三国志魂 上/下 感想
鋼の錬金術師や銀の匙でおなじみの荒川弘先生の描き下ろし四コマが大量に読める三国志本です。全120話の三国志演義を、1話に付き2ページを割いてキッチリと追っています。
各話は、1ページがあらすじ、ストーリーに対する荒川先生と漫画家の杜康潤先生のフリートークとその話に関連する登場人物1名の紹介、1ページが4コマ2本という構成になっています。ちなみに4コマは、いわゆる「マンガで分かる三国志演義」ではなく、各話の印象的なエピソードを元にした完全なギャグ4コマです。
僕は三国志自体についてはまったく知識がなく、かろうじて劉備とか孔明とかの超有名な人物とか、「泣いて馬謖を斬る」「死せる孔明、生ける仲達を走らす」とかの超有名エピソードを知っている程度でしたけど、この本で一通りのストーリーは理解することが出来ました。入門書としては良いのではないかと思います。
4コマも上記の通りギャグなのですが、各キャラの正確を極端にデフォルメしたネタが多いので、登場人物のイメージを掴むのには役立ちました。もちろん荒川先生の4コマが好きな人にも楽しめると思います。多分三国志を知っていればもっと楽しめるはずです。
欲を言えば、もう少し各場面場面での地図や勢力図を付けてほしかったなぁ。
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