2012-03-17
Yukkun20's Association Secrète
2012-03-17
「ガンパレード・マーチ2K 新大陸編①」を購入してきました。
今回の表紙は速水と萌、それに士魂号複座型です。あっちゃんの顔が無表情でちょっと怖いです。初版の帯には「5121小隊海を渡る。招待客としてアメリカを訪れた5121小隊。しかしそこは、悪夢のような場所だった―」のアオリが。それから裏表紙のイラストはなくなってます。なにゆえ。
あと作者あとがきやきむら先生のラフイラストも今回はありません。なにゆえ。
以下ネタバレあり。
あらすじ
北海道の動乱より2ヶ月。ようやく国内は平穏を取り戻しつつあり、5121小隊の面々も平和なひとときを楽しんでいた。そんな折、アメリカは人型戦車の技術を得るため、日本政府に5121を軍事顧問として派遣するよう要請する。先の戦争でアメリカから資金援助を受けていた政府はこれを断ることが出来なかった。5121小隊とその護衛役の箕田小隊は、ワシントン近くのフォレストウッド空軍基地へ送られるが、そこにいた米兵たちは5121に対しあからさまな敵意を見せ、政府間の協定を無視して人型戦車の引き渡しを求める。それに反発した5121は格納庫を占拠し抵抗。膠着状態を嫌った基地司令官のブラックストーンは、基地からの退去を認める代わりに、国境を越えて侵入してきた幻獣に襲われたレイクサイドヒルから住民を避難させるための作戦への参加を求める。5121はフェルナンデス大隊の指揮下に入り、レイクサイドヒルへ向かうが、それは小隊を弱体化させ人型戦車を奪おうとするブラックストーンの罠だった。
一方、仕事でレイクサイドヒルに来ていた浅井は、幻獣の襲撃によりホテルに閉じ込められていた。警察に情報提供しながら市民の救出を図るが、共生派の魔の手はすぐ側まで迫っていた。
感想
半年ぶりに刊行された2Kシリーズの最新作です。時間軸的には「北海道独立」から2ヶ月、「5121暗殺」から1ヶ月後と言うことになります。ストーリー的には導入部分ですし、5121はもともと参戦する予定はなかったので、戦闘シーンも割と控えめです。
渡米したことで、5121以外のほとんどのキャラは登場しません。人間関係もスッキリしていますので、ここから読み始めても良いのではないかと思います。浅井さんは元々、落合という名の自衛軍の軍人でしたが、陰謀に巻き込まれて重傷を負い、死んだ事にされて今は芝村のエージェント的なことをしているという事だけ理解していれば大丈夫でしょう。
今回は派手なアクションよりも、腹の探り合いというか陰々滅々としたやり取りが中心になっています。あっちゃんはいつもの病気が出てしまっていますけど。そしてまたもや森が不幸な目に…。善行さんは居残り組なのであまり出番はないですが、5121に任務を告げる場面で、いかに小隊を信頼しているかがはっきり示されており、ちょっと感動しました。
次巻の予定は特に記載されていませんでしたが、いつもどおりなら来月かな。
23:04 | レビュー > 小説 > 榊ガンパレ | ガンパレード・マーチ | (0)
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