2012-02-15
「学園キノ」3巻のレビューです。今回から1巻まるまるを使った長編スタイルにシフトしています。新キャラも出て来ますけど今作はゲストキャラクターですね。
新キャラ「イーニッド」はキノの旅3巻「終わってしまった話」に出て来た海賊の少女ですね。正直忘れていました。こんなキャラだったかなぁ。3巻とか読んだの何年前なんだよ。
ちなみに1巻/2巻のレビューもしています。
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- 5.5話「チャコズ・レポート」
いきなり実在の政治家がほぼフルネームで出てくるんですけど、よくこれ通ったな…
話自体は6話のプロローグです。正義の味方が地球外生命体と好き勝手戦っていても、政治家はそれをスルーするわけにいかないという悲しい世界の理が描かれた問題作。
- 6話
ここからは6章を使って1つのストーリーが展開します。
アメリカからやってきたちょっとアニメオタクの転校生、イーニッド。茶子先生は次のすぐやる部の活動として、イーニッドに日本のいいところを紹介する、という活動を提案。乗り気でなかったキノも、部費で各地の名物を食べまくれるという話を聞いて快く参加。秋葉原を観光する一同を、影から見つめるあやしい男たち。彼らはイーニッドを狙う一団だったが、罠にはまり魔物化。いつもの3人は変身して迎撃に向かうが、今回の魔物は妙に賢く苦戦してしまう。しかし戦いに巻き込まれたイーニッドの勇気ある活躍と、三者三様の全力バトルで見事に勝利。彼女は幼い頃から命を狙われており、それから逃れるために日本に来たのだった。無事犯人を捕まえ問題が解決したことで、イーニッドは学園を立つ。キノたちは空港に駆けつけ、たくさんのプレゼントを渡してイーニッドに別れを告げたのだった。
今回はサモエド仮面かっこよかったなぁ。ティーが出てくるまでの間に限られますけど。ティーでオチを付けるためだけに必要以上にかっこいいシーンが多かったんだなきっと。あと入浴シーンがあるんですけど、挿絵の1枚もないにも拘わらず「不自然な湯気」が文章中にちりばめられているのに笑いました。「DVDにおいて全て外れます」って書いてあるけど、DVDいつ出るんだよ!
- その他
あとがき30ページ。この人どうなってるんだ。あと武器の描写についての作者ならではのこだわりが描かれています。確かに「アリソン」とかでも指や手の動きを細かく描写してたもんなぁ。
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