2012-02-08
Yukkun20's Association Secrète
2012-02-08
紅莉栖主観のシュタゲ小説がついに完結です。今回も軽いネタバレあります。サブタイがReverseからRebirthになっているのは気づきましたか?
紅莉栖のデレぶりが素晴らしいこの小説もついに最終刊です。…って分厚っ!1~2巻が約270ページだったのに、3巻だけ400ページ超とか予想外すぎる。
前回の続きでオカリンによる事情説明から入ります。さすがに転換点になる鈴羽のエピソードはしっかり語られていましたけど、その他のヒロインの話はざっくりカットされていました。まぁコレは仕方ない。それ全部書いちゃったら何のための紅莉栖視点か分からないですから。その代わりに「ドラマCDα 哀心迷図のバベル」がほぼ丸ごと織り込まれていました。この話はドクター中鉢とフェイリスパパ、鈴羽の繋がりを描いた重要度の高いエピソードなので良かったと思います。
原作では救われなかった紅莉栖と中鉢との関係も、少し希望を残す形で終わっています。
しかしそれよりも大事な点として、シュタインズ・ゲートの紅莉栖がどうして他の世界線の記憶を持っていたのかについて、かなり大胆なオリジナルの理論構成がなされています。ある意味非常にシュタゲらしいストーリーではあるのですが、その反面、理論的な裏付けを与えてしまうと、想像の余地(端的に言えば「愛の奇跡」のことだが)が少なくなってしまうのでここは難しいところですね。ぜひご自身で読んで、その結末を確かめてください。個人的には好きですよこういうの。
23:55 | レビュー > 小説 > その他の小説 | STEINS;GATE | (0)
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