2011-12-21
銀の匙 Vol.2 感想
以前紹介した「銀の匙」の2巻が出ました。来年2月には同じ荒川先生の農業マンガ「百姓貴族」の2巻も出るし、楽しみですね。今回も簡易な感想を。
最新刊には春の巻の最終エピソードと、夏の巻の前半部分が収録されています。
春の巻の方は、僕がこれまでのエピソードの中でいちばん好きな「ピザ編」です。主人公が偶然ゴミの中から見つけてきた石窯を使って、友人たちの協力のもとピザを焼く、というエピソードなんですけど、このピザがまた旨そうなんだ。農業高校だけあって生地の小麦も上に載せるベーコンもトマトソースもアスパラガスもチーズも自作、それも採れたて作りたてでうまくないわけがないよな~。
夏の巻の方は、となりの工業高校との交流で行われる体育祭のエピソードを軽く挟みつつ、主人公の夏休みのバイトが描かれます。バイトって言ってももちろん農家のお手伝いなんですけどね。隣の家に行こうとしたらそれが8キロ先だったとか、北海道のスケールのでかさを感じる話が満載です。ヒロインのキャラも少しずつ掘り下げられてきてます。今のところこの子立ち位置がよく分からないからなぁ。ヒロインなのに。
ちなみに個人的には吉野(ピザ用チーズを調達してきたそばかす少女)のキャラが好きです。ちゃっかりしすぎてて。
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