2016-03-07

【コミック】信長の忍び外伝 尾張統一記② レビュー

4月には真田魂が出るよ!

信長の忍び外伝 尾張統一記②

著者:重野なおき
レーベル:ジェッツコミックス
価格:571円(税別)

あらすじ

時に西暦1551年。織田家の家督を継いだ信長だったが、その地位や支配圏はまだまだ脆弱だった。上役や兄弟すら敵に回さざるをえないこの時代、信長はついに下克上の狼煙を上げた。次々に立ちふさがる敵達との戦いの中で、ついに二人の英雄が出会う―

というわけで、「信長の忍び」の外伝に当たる作品です。前日譚というポジションですが、2巻の終わりは本編1巻と時代的にはかぶってきており、本編主人公の千鳥もちょっとだけ登場しています。しかし斎藤道三に援軍を出したときには、まだ尾張の内情もがたがただったんですね…よくこんな状態から天下取り寸前まで行けたものです。世が世なら少年漫画の主人公やっててもいいくらいだ。

感想

今作はやはり織田家のボケ筆頭、秀吉の登場がポイントですね。つーか信長にサル呼ばわりされていたのは知ってましたが、その人相が縁で織田家に仕官したとは知りませんでした。人生何が吉と出るかわからないものだ。まあ結局はパシリ要員として採用されたことにされちゃいましたがw

逸材来たぁ!!

秀吉(これが信長様…)

信長(なんだこのサルは…)

秀吉「特技は体が丈夫なことと…」

信長(ふん…)

秀吉「足の速さと値引き交渉と木を登って柿を取る事と…」

信長「(!!パシリとして使える!!)採用だ!!」

※100ページより引用

それから平手政秀の死も大きいですね。昔は信長を諫めるために腹を切ったというのが通説だったような気がしますが、重野マンガでは息子の裏切りの責任を取って、という事になっていました。最近読んだ別の歴史漫画でも同じような解釈がなされていましたが、今はそういう説が有力なんですかねぇ。どっちにしろ美談っぽい感じです。

あとそれから、「信長の忍び」、2016年アニメ化決定おめでとうございます!これは見るしかないわ。

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