2016-02-26
【コミック】決してマネしないでください 3 レビュー
僕が電子書籍のレビューを各きっかけになったこの作品も、今回で最終回。
決してマネしないでください 3
著者:蛇蔵
レーベル:モーニングKC
価格:605円(電子書籍版は540円)
レビュー
モーニングで連載されていた「科学史マンガ」の第3巻(最終刊)です。相変わらず最高の頭脳を駆使したバカ実験が目白押しです。
今回も日常に微妙に役立つような役立たないような実験が絶好調。
ねじ穴がつぶれたねじを回す方法。ちなみに彼らが外そうとしているのは校舎の排水パイプで、なんのために外しているかというとそれを使ってジャガイモバズーカを作成し、屋上にジャガイモを届けるためです。
ニュートリノの大きさって?という問いに対する答え。ちなみにそもそもニュートリノって何?何に使えるの?という疑問にも答えてくれます。
キュリー夫人ネタ。こういうのってこういう時代からあったんですね。ちなみになんでこんなスキャンダルが現代にはあまり伝わっていないのかも、漫画を読めばわかりますよ。
「さよなら絶望先生」でも、「日陰者」の代表としてキュリー(夫)が上げられてましたね。「ノーベル賞取ったって日陰者は日陰者なんです!」ってひどすぎるだろ。僕は子供の頃キュリー夫人の伝記読んだから、ちゃんとファーストネームも知ってますよ(ピエール)。
まだまだ科学史について学びたかったなー。もう終わってしまうのは非常に残念です。しかし蛇蔵先生の漫画は相変わらずためになるな(「日本人の知らない日本語」も大好きです)。
それにしてもヒロインの飯島さんはいいキャラだった。
かわえええええー!ところで飯島さんは、1巻では推定23~24歳という事になっていましたが、おまけページの「10年前」マンガの時点で高校生ということはつまり…ゴクリ
もし面白そうだと思って頂けたら、是非立ち読みしてみて下さい。下記のサイトで第1話と第7話と第17話が立ち読み出来ます(各話は独立したエピソードです)。
マリー・キュリーの不倫ネタはTVで見た覚えあります。今では歴史に残った偉人の黒歴史、テレビやネットでバラされています(例えばアインシュタインはひどい面やしょうもないところがあったそう)。
2016.02.27 01:41 | by Ivan
キュリー夫妻についてウィキペディア読みましたが、マリーは科学界の女性蔑視風潮と必死に戦った人だったのですね。そのこともあってマスコミと対立し続けたと。
被曝で亡くなったとはまあ常識ですが、彼女の論文などが未だ汚染されたままだと思ってなかった。
2016.02.27 19:44 | by Ivan
このマンガによると、そのような中で彼女が科学で身を立てることが出来たのは、ポーランドの優秀な教育システムがあったからだそうです(そのため、彼女は発見した新元素に「ポロニウム」と名づけた)。やっぱり教育って大事なんですねー。
2016.02.28 00:50 | by yukkun20
愛国心が強い人だったらしいですね。
2016.02.28 08:32 | by Ivan