2014-07-06
【小説】ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊帰還 レビュー
帯に「アメリカ編完結!」の文字といっしょに「「榊ガンパレ」終結に向け9・10、新シリーズ始動!!」の文字が。おお、ついに10年以上やっているこの作品も完結なのか…感慨深いものがあるなぁ。まぁ9月完結じゃなくて9月に終結に向けた新シリーズが始まるだけですから、どう転んでも1年以上は大丈夫そう。
ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊帰還
Yukkun20's Association Secrète
2014-07-06
帯に「アメリカ編完結!」の文字といっしょに「「榊ガンパレ」終結に向け9・10、新シリーズ始動!!」の文字が。おお、ついに10年以上やっているこの作品も完結なのか…感慨深いものがあるなぁ。まぁ9月完結じゃなくて9月に終結に向けた新シリーズが始まるだけですから、どう転んでも1年以上は大丈夫そう。
ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊帰還
あらすじ
継戦を主張する小隊の戦闘班と、帰国を主張する整備班との対立は深刻になり、善行は折衷案として、シアトルのオルレイ代表が幻獣による精神汚染を受けていないかをハッキリさせるまでアメリカにとどまることを決め、そのために日本政府を通じて野間集落の鈴原医師の派遣を要請した。
ところが、これまで幻獣汚染の調査団受け入れを拒否していたオルレイは突如態度を一変させ、受け入れを歓迎する旨を表明。鈴原医師の診断でも精神汚染の兆候は見られなかった。偶然から小隊に協力的な副代表のドナヒューが精神汚染を受け、時が来ればテロを起こすよう催眠を仕込まれていたことが判明したが、こちらも鈴原の治療により回復。事件がひとまず片付いた善行は帰国を考えるようになるが、突如ドナヒューが拉致されてしまう。ドナヒューの救出に向かった小隊だったが、それは招待を亡き者にしようと企む銀狼師団と、その糸を引くオルレイの仕掛けた罠だった。数で勝る銀狼師団は小隊を包囲し、民間人を人質にとって降伏を迫るが、小隊はどうにか脱出。オルレイの所行をマスコミを通じてさらすと共に、オルレイの退陣を求めるドナヒュー副代表と第一軍のジャクソン大将と協力して、何とか内戦を避けようと銀狼師団を引きつけながら逃走、新政府の樹立に成功した。
5121小隊の旅は終わりを告げ、大原首相から暴走についての嫌みを受けながらも帰国の途に就くことになった。しかしその頃、北米の幻獣を操る女王ハニエルは、次なる戦いの舞台を日本に定めていた―
感想
前巻の感想で、「次回どういう風に収拾を付けるのかに注目」って書きましたけど、まさか風呂敷をたたもうとするんじゃなくてそのままの路線で押し切ってしまうとは夢にも思いませんでした。これ民主主義国家でクーデターに外国の正規軍が力を貸したってことになるので相当まずいんじゃないのかな…と思いましたけど、別に現実世界でも普通にありますよね。米の国とか露の国とか。
とはいえ、最終的には火力で…ではなく、戦火を交えることなく事件が終結してよかったです。北海道での事件もそうでしたけど、小隊は決して人類には銃口を向けない、というポリシーを大事にしているので、どうにかこうにかお説教だけで大原首相も納めてくれたんでしょう。ただ(永続する効果は無いとはいえ)バイオ攻撃までしておいてその言いぐさはいいのかという気もしますが(もっとも文字通り一切攻撃することなく生き延びることは不可能だったでしょうから、自衛のため…と考えれば許されるか)。
そしてついにラスボスっぽいキャラが出てきましたね。ハニエル対カーミラの行方にも注目です。9月が本当に楽しみ。
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